JPS5934549B2

JPS5934549B2 - 搬送器駆動装置

Info

Publication number: JPS5934549B2
Application number: JP162580A
Authority: JP
Inventors: 典雄大庫
Original assignee: Okura Yusoki KK
Current assignee: Okura Yusoki KK
Priority date: 1980-01-10
Filing date: 1980-01-10
Publication date: 1984-08-23
Also published as: JPS5699110A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、軌道上に搬送器を走行させて被搬送物を搬送
するものにおける搬送器駆動装置に関する。

新聞社において、印刷された新聞を所定部数ごとに包装
し、これを販売店あるいは配送地域などの行先別に自動
的に分配するような場合、たとえば、無端状のレール上
において、無端状に連結した多数の搬送器を循環移動し
、搬入部において各搬送器に新聞束を搬入するとともに
、行先別に設けられた複数の搬出部において各搬送器か
ら新聞束を取出すようなものが用いられている。

そして、新聞の分配作業は迅速性が要求されるので、こ
のような搬送器は新聞束の有無あるいは重量にかかわら
ず高速かつ確実に走行することが要求されている。

本発明は、このような点に鑑みなされたもので、搬送器
を高速かつ確実に走行させる搬送器駆動装置を提供する
ものである。

次に、本発明の一実施例を第１図ないし第５図に基づい
て説明する。

第１図において、１は軌道で、この軌道１は無端状に形
成され、搬入部２が水平状に設定されているとともに、
搬出部３が導入部２より高くかつ外側に向かって下降傾
斜状に設定されている。

そして、前記軌道１上に多数の搬送器としての台車４が
無端状に順次連結され、軌道１に設けられた駆動部５に
おいて駆動されて走行するようになっている。

そして、前記駆動１の搬入部２の外側に搬入装置６が配
設され、走行中の前記多数の台車４のうち空の台車４に
被搬送物を投入するようになっている。

また、前記軌道１の搬出部３の外側に販売店あるいは配
送地域などにより区分された複数個の搬出装置７が配設
され、対応する被搬送物が積載されている台車４から被
搬送物を搬出するようになっている。

前記軌道１は、第２図ないし第５図に示す両側一対の走
行レール１１と、この走行レール１１の間に配置された
両側一対の案内レール１２とで構成されている。

そして、前記台車４は、第４図および第５図に示すよう
に、本体１３の両側下部に一対の走行車輪１４が軸架さ
れ、この走行車輪１４がそれぞれ前記両側の走行レール
１１の上面に配置されて台車４および被搬送物の重量を
支えるようになっている。

また、前記本体１３の中央下部に支枠１５が取付けられ
、との支枠１５に水平車輪１６が軸支されるとともに、
支枠１５の下端部には一対の押え車輪１７が軸架されて
いる。

そして、前記一対の案内レール１２の間に前記水平車輪
１６が配置されて台車４の横方向の振れを規制するよう
になっているとともに、前記一対の押え車輪１７が前記
一対の案内レール１２の下面にそれぞれ配置されて台車
４の浮き上がりを防止するようになっている。

また、前記本体１３の下面両側に摩擦体１８が張設され
ている。

さらに、前記本体１３の前後中央部に連結器１９が取付
けられ、多数の台車４を無端状に連結するようになって
いる。

前記駆動部５は、第２図および第３図に示すように、前
記軌道１の下方において長さ方向に沿って設けられた機
枠２１の両端に支軸２２．２３が回動自在に横架され、
このうち前端一対の支軸２２にそれぞれスプロケット２
４が取付けられるとともに、後端の支軸２３に一対のス
プロケット２５が取付けられ、これらのスプロケット２
４゜２５間に一対の無端体としての無端チェノ２６がそ
れぞれ掛は渡され、これらの無端チェノ２６の外面に多
数の摩擦板２７が連続して取付けられている。

そして、前記各無端チェノ２６は伝導機構２８により前
記機枠２１の一側部に設けられたモータ２９および減速
機３０と連結され、第２図および第３図において各無端
チェノ２６の往路２６ａ側が左から右に進行するように
なっているとともに、ガイド体３１により往路２６ａ側
が上方に導ひかれて前記軌道１の上方に位置するように
なっている。

なお、前記各無端チェノ２６の復路２６ｂ側はガイド
ローラ３２により支持されて床などに接触しないように
なっている。

また、前記駆動部５における両側の案内レール１２はそ
れぞれ第５図に示すように、前記両側の走行レール１１
に基部を回動自在に軸架したブラケット４１に固着され
、この各ブラケット４１と前記機枠２１との間に引き下
げ手段としてのスプリング４２が張設され、前記各案内
レール１２は下方に付勢されている。

なお、前記各ブラケット４１の下方にはストッパ４３が
設けられ、前記各案内レール１２が規定範囲を超えて下
方に移動しないようになっている。

次に作用について説明する。

軌道１上の台車４は、駆動部５にさしかかると、それま
での状態、すなわち第４図に示すように両側の走行車輪
１４がそれぞれ走行レール１１上に乗っていた状態から
第５図に示すような状態、すなわち無端チェノ２６に連
設された摩擦板２７によって台車４の摩擦体１８が上方
に押圧され、台車４の各走行車輪１４が軌道１の各走行
レール１１から浮き上がるとともに、各折え車輪１７が
スプリング４２によって下方に付勢された各案内レール
１２の下面に当接した状態となる。

このため摩擦体１８と摩擦板２７は台車４上の被搬送物
の有無あるいは重量、さらには走行中の台車４の振動な
どの影響を受けずに安定した接触圧を保つことができ、
台車４は第２図および第３図において左から右に進行す
る無端チェノ２６によって確実にかつ安定して駆動され
るようになっている。

そして、台車４は無端状に連結されているので、駆動部
５を通過した後は後続の台車４が順次駆動され、走行を
続けるようになっている。

なお、本実施例において、駆動部５は軌道１の１個所に
設けたが複数個所に設けてもよく、また、案内レール１
２を下方に付勢する引き下げ手段としてスプリング４２
を用いたがエアシリンダを用いてもよい。

また、第６図は搬送部３などのように軌道１が横方向に
傾斜している部分に駆動部５を設けた場合の実施例を示
すもので、前述した第１の実施例と基本的な構成につい
ては、はぼ同様であり、異なる所は無端チェノ２６の横
滑り止めとして往路２６ａのガイド体３１の下端となる
一側部に側部ガイド５１を取付けるとともに、復路２６
ｂにも横滑り止めとして側部ガイド５２を設け、無端チ
ェノ２６を規定位置に保つようにしたものである。

本発明によれば、軌道に回行する無端体を設け、この無
端体の外面に摩擦板を設け、この摩擦板と軌道上の搬送
器下面の摩擦体とを接合して搬送器を駆動させ、かつ搬
送器の押え車輪が係合した案内レールを引き下げ手段に
よって下方に付勢したので、搬送器の重量あるいは搬送
器上の被搬送物の有無にかかわらず摩擦板と摩擦体の接
触圧を適正に保つことができ、搬送器を高速でかつ確実
に走行させることができるとともに、搬送器などを破損
することのない搬送器駆動装置を提供することができる
。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示すもので、第１図は本発明の搬
送器駆動装置を用いた搬送システムの全体図、第２図は
搬送器駆動装置の平面図、第３図はその正面図、第４図
は第２図におけるＩＶ−ＩＶ線に沿った断面図、第５図
は同じ＜Ｖ−Ｖ線に沿った断面図、第６図は他の実施例
の要部を示す断面図である。１・・・・・・軌道、４・・・・・・搬送器としての台
車、５・・・・・・駆動部、１１・・・・・・走行レー
ル、１２・・・・・・案内レール、１３・・・・・・本
体、１４・・・・・・走行車輪、１７・・・・・・押え
車輪、１８・・・・・・摩擦体、２６・・・・・・無端
体としての無端チェノ、２７・・・・・・摩擦板、４２
・・・・・・引き下げ手段としてのスプリング。

Claims

【特許請求の範囲】１軌道上の搬送器を軌道に設けられた駆動部において
駆動して走行させるものにおいて、前記軌道は、両側一
対の走行レールと、この走行レール間に配置された案内
レールとを具備し、また、前記搬送器は、本体と、この
本体の下方において前記両側の走行レールの上面に対し
てそれぞれ設けられた一対の走行車輪と、前記本体の下
方において前記案内レールの下面に対して設けられた押
え車輪と、前記本体の下面に設けられた摩擦体とを具備
し、また、前記軌道の駆動部は、軌道の長さ方向に沿って回
行される無端体と、この無端体の外面に設けられ前記搬
送器の摩擦体に当接する摩擦板板と、前記軌道の駆動部
における案内レールを下方に付勢する引き下げ手段とを
具備したことを特徴とする搬送器駆動装置。