JPS5934468Y2

JPS5934468Y2 - 洗濯機の制御装置

Info

Publication number: JPS5934468Y2
Application number: JP16845877U
Authority: JP
Inventors: 啓二曳野
Original assignee: 株式会社日立製作所
Priority date: 1977-12-16
Filing date: 1977-12-16
Publication date: 1984-09-25
Also published as: JPS5392968U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、洗濯物の汚れ等に応じ洗濯すＳぎ等の時間を
短縮出来るようにし、た全自動式の洗濯機の制御装置に
関するものである。

全自動洗濯機に釦いては、洗濯、す＼ぎ、脱水等の一連
のサイクルを自動的に時限装置により制御している。

そしてこの一連のサイクルのプログラムは、汚れの多い
衣類の洗濯時を対象としたものであり、汚れの少ないも
のや、布地のいたみ易いものはその工程の一部を省略し
たり、時間を短縮することが行われて釦り、その操作方
式は大別して、ダイヤルセット式と押釦セット式の２方
式がある。

この中、ダイヤルセット式は、ダイヤルを洗濯す＼ぎ、
脱水等のサイクルの任意の位置にセット出来るので、時
間の選択など自由に出来、制御方式は簡単で安価である
利点を有するが、ダイヤルを目盛りに合わせるとき、合
わせに＜”Ｘｆたダイヤルがタイマのカム軸に直結され
ているため、カムの切替時の切替音がダイヤルを通して
手に伝わり不快感を感じるなどの欠点を持っている。

押釦セット式は、押釦を選択しセットするだけでよいか
ら操作が簡単である反面、押釦によるプログラムは限定
されるため予め定められたプログラム以外選択出来ない
。

會た、例えば洗濯のみ、脱水のみなどの単一サイクルで
構成されるプログラムを選択する場合、ホームポジショ
ンからそのサイクルに達する普でに所定の時間を要する
。

この時間を短縮するために、タイマには通常の速さでプ
ログラムを進行するタイマモータ以外に、このタイマモ
ータの速さの数十傍位の速さで送る早送り用のタイマモ
ータを別に要する。

このためにワンモータでギア比を変え変速する方式のも
のもある。

しかし、何れの場合においても、構成上、この早送りす
る場合の時間は、最も長いプログラムを進行する場合で
も１分程度が限度であり、上記のような単一サイクルで
構成されるプログラムを選択する場合、押釦をセットし
てから単一サイクルの選択プログラムに達する昔でに最
長１分に近い待時間を必要とする。

この待ち時間は、洗濯機の前で待っていなければならぬ
ので、使用者にとっては非常に長く感じる欠点がある。

また、この早送り用のタイマモータは、通常の速さのタ
イマモータの数十倍のトルクを要し高価になる。

ワンモータでスピードを切替えるようＶこしても、ダイ
ヤルセット式に比してタイマモータそのものが高価にな
る上に、タイマそのものも複雑になるなどの欠点がある
。

本考案は上記欠点を解消するようにしたものであり、通
常のスピードで送るタイマモータのみを駆動源としてカ
ムを駆動し、全サイクルで組合わせられる標準プログラ
ムと、この標準プログラムの中、洗濯時間を短縮しある
いばすＳぎの回数を減少するなどにより、その時間の短
縮あるいは回数の減少の間の時間はタイマモータのみが
回転し洗濯やすＳぎの作業は行われないようにした殆ん
ど全サイクルに近い状態で組合わされた節約プログラム
とを切替スイッチの押釦を選択し押すことにより行い、
すＳぎのみ、脱水のみなどの単一サイクルで構成される
プログラムを選択する場合は、カム軸に歯車を介し取付
けたダイヤル摘みを回動してセットするようになし、早
送りのタイマモータを備えないで押釦を押すことにより
直ちに給水洗濯等の作業が始めらへ安価に製作出来るよ
うにしたものである。

以下本考案を図示の実施例により説明する。

第１図ないし第３図において、１はタイマで、カム軸２
にカム３とギア１０を固定している。

５は可動接片で一端を絶縁板４に固定され、他端に接点
６を有し、摺動片２１を介しカム３に接触し、カム３が
矢印の方向に回転することにより移動し、接点６を絶縁
板７に固定した固定接片８ａ、８ｂの接点９ａ、９ｂに
接離し接点を開閉する。

１３はダイヤル摘み１５のダイヤル摘み軸で、ダイヤル
摘み軸１３に固定したギア１２はギア１１を介しギア１
０に噛合している。

１４は指針でカム軸２に固定され、第２図に示す如く、
パネル表示部において、ダイヤル摘み１５を回動するこ
とにより洗濯、す＼ぎ、脱水、切にカム３の位置を指向
し、またタイマ１によって制御されるプログラムの進行
状況を指示する。

１６は切替スイッチで、押釦１７．ｌｄ、１９とスイッ
チＳｌ、Ｓ２．Ｓ３．ＭＳを有し、押釦１７は洗濯、
すＳぎ、脱水等の標準プログラムで行うときに押圧して
スタートする。

押釦１８は節約プログラムを使用するときに押圧してス
タートする。

押釦１９は標準プログラム、節約プログラムまたばすＳ
ぎのみ、脱水のみ、洗濯のみなどの単一サイクルのサイ
クルの途中で洗濯機を停止するときに押圧するスイッチ
で、第５図に示す如く押すことによりスイッチＳｌ、Ｓ
２．Ｓ３の全部を開路する。

押釦１９を押してサイクルの途中で停止した時は、後に
再起動してサイクルの最後の脱水の完了位置１で進行さ
せ、サイクル終了時点で停止させておく。

尚、標準プログラムと節約プログラムとの差異は、第４
図の動作図において、標準プログラムが給水洗濯、排水
、給水すＳぎ、排水、脱水、給水すＸぎ、排水、脱水、
切のとき、その中の洗濯、排水、すＳぎ、脱水ｍ間を短
縮したり、あるいは回数を減少しその時間の短縮あるい
は回数を減少した間の時間はタイマモータＴＭのみが回
転し洗濯などの作業は行われないので標準プログラムの
脱水の終了時間１で進行する。

従って例えば、給水洗濯の時間を半減し、排水、給水す
Ｓぎ、排水、脱水だけの節約プログラムとした場合は、
給水洗濯の時間の１／２はタイマモータのみが回転し光
漏は行われず、次に排水、給水すＳぎ、排水、脱水が行
わへ第４図の動作図の後半の給水す＼ぎ、排水、脱水の
作業は行われずタイマモータＴＭのみが回転しプログラ
ムを終了する。

上記のように節約プログラムは、標準プログラムの作業
の一部を停止し、タイマモータＴＭのみを回転しその時
間を経過させるもので、作業の時間を休止したプログラ
ムをどのようにも、複雑にわたり組むことが出来る。

第３図の制御回路図において、２０は圧力スイッチ、Ｔ
Ｉ、Ｔ２．Ｔ３．Ｔ４．Ｔ５．Ｔ６゜Ｔ７はタイマスイ
ッチである。

タイマ１ば、洗濯時パルセータ（図示せず）を反転スイ
ッチＲ８Ｋよって一定の周期で正逆転させ、脱水時には
洗濯槽（図示せず）を一方向回転させるモータＭ１給水
時、す＼き時、洗濯槽に給水する給水弁ＩＶ。

排水、脱水時に排水弁を開いて排水し、脱水時にクラッ
チ（図示せず）の切替えを行うマグネットＭＧ、洗濯機
の運転時点灯するパイロットランプＰＬ、プログラム終
了時終了を、報知するブザーＢＺおよびタイマスイッチ
Ｔ１、Ｔ２、Ｔ３．Ｔ４゜Ｔ５、Ｔ６、Ｔ７
を制御する。

圧力スイッチ２０ば、洗濯槽に所定量給水が行われると
ＮＣ接点側よりＮｏ接点側に切り換る。

リレーＲＹは通電されると、スイッチＲＹＩ、ＲＹ２の
接点が閉じ、スイッチＲＹ３ばａ接点を開きｂ接点を閉
じる。

押釦１７を押圧するとスイッチＳ１．Ｓ２が閉じスイッ
チＭＳは瞬間的のみ閉じる。

押釦１８を押圧するとスイッチＳ１．Ｓ３が閉路しスイ
ッチＭＳは瞬間的のみ閉じる。

スイッチＳ１は、押釦１７，１８を押してサイクル終了
後も押釦１９を押さない限り閉路してかり、スイッチＳ
１が閉路中に押釦１７を押すとスイッチＳ２が閉じスイ
ッチＭＳは瞬間的に閉路し、また押釦１８を押すとスイ
ッチＳ３が閉じスイッチＭＳが瞬間的に閉路する。

ＬＳは蓋スィッチである。

節約プログラムにおいては、サイクル中の洗濯、す＼ぎ
等の作業休止時間中はタイマスイッチＴ２のｂ接点が閉
じａ接点が開くようにタイマ１が制御する。

次に作用について述べると、タイマ１はホームポジショ
ン（切位置）で停止している。

この位置ではタイムスイッチＴ１はｂ接点、Ｔ２はａ接
点に閉じ、以下は第４図に示すように各タイムスイッチ
は閉じている。

この状態で標準サイクルの場合、切替スイッチ１６の押
釦１７を押圧すると、スイッチＳ１．Ｓ２が閉じ、スイ
ッチＭＳ／／′ｍ４間的に閉じる。

このためリレーＲＹが動作しスイッチＲＹＩ、ＲＹ２が
閉じスイッチＲＹ３はａ接点からｂ接点に切り変わる。

これによりタイマモータＴＭは駆動されカム軸２は回転
を始めるが同時にパイロットランプＰＬが点灯し給水弁
ＩＶが動作して給水を始める。

所定量の給水が行われると圧力スイッチ２０が動作し接
点ＮＣ側より接点Ｎｏ側へ切替り、モータＭが反転スイ
ッチＲ８Ｋより反転されて正逆転しパルセータを正逆回
転駆動される。

このとき、タイマスイッチＴ１がｂ接点からａ接点に切
替っているならば、即ち第４図に示す給水、洗たく工程
に入ったならばリレーＲＹの給電は絶たれ、スイッチＲ
Ｙ１．ＲＹ２は開き、スイッチＲＹ３ばｂ接点を開き、
ａ接点を閉じ、タイマモータＴＭは標準プログラムに沿
って進行する。

若し、１だタイムスイッチＴ１がｂ接点側に閉じている
。

即ちタイマ１が切位置であっても、この時はリレーＲＹ
が動作しているので、スイッチＲＹ３ばｂ接点に閉じた
１ＳでタイマモータＴＭは進行していん即ちタイマスイ
ッチＴ１の切替えの有無にわＳわらず押釦１７がセット
されると、直ちに給水、洗濯の作業が始寸リサイクルを
進行することとなる。

洗濯が終るとタイマスイッチＴ４がａ接点に閉じ、マグ
ネツ）ＭＧが動作し、タイムスイッチＴ６は開いてタイ
マモータＴＭは停止し、排水が始會る。

一定量排水されると圧力スイッチ２０はＮＣ接点に復帰
し、タイマモータＴＭが再起動し、タイマ１を進行させ
、タイムスイッチＴ４がｂ接点に閉じるとマグネットＭ
Ｇを不動作状態にし、給水弁１ｖが動作し、すすき工程
中の給水、すすぎに入るがタイマモータＴＭは停止する
。

一定量給水されると圧力スイッチ２０が接点ＮＣ側より
接点Ｎｏ側に切替り、モータＭが反転スイッチＲ３によ
り反転されて正逆転し、パルセータを正逆転させる。

この時、同時にタイマモータＴＭも駆動される。

圧力スイッチ２０が切替ってもカムスイッチＴ４のｂ接
点が閉じているため給水弁ＩＶは引き続き動作し、いわ
ゆるオーバーフローすすぎが遂行される。

所定時間運転されると、タイムスイッチＴ４のｂ接点が
開きａ接点に閉じ、給水弁ＩＶが閉じ、マグネツ）ＭＧ
が動作し排水が行なわれる。

排水によって圧力スイッチ２０がＮＣ接に復帰、タイマ
モータＴＭによって脱水に移行する。

カムスイッチＴ６や：ｂ接点に切替ると、反転スイッチ
Ｒ８をバイパスし、反転スイッチＲ８Ｋ無関係にモータ
Ｍを一方向に回転させ、そして脱水槽を回転させ、衣類
に含１れた洗たく水を除去する。

タイムスイッチＴ３ｔ−開くのは、脱水運転中ふたを開
けた時、蓋スィッチＬＳが開いてモータＭを停止させる
ための安全性を確保するためのものである。

同様に給水、すすぎ、排水を経て最後の脱水工程に入る
が動作は全く前述した脱水と同様で終了時にブザーＢＺ
がタイムスイッチＴ７のａ接点が閉じることによって吹
鳴し報知して完了する。

次に節約プログラムの場合について説明する。

節約プログラムは、標準プログラムの中、前半側の″排
水、給水す＼ぎ”を作業休止したもの＼場合について述
べる。

押釦１８を押すと標準プログラムの押釦１７を押したと
きと同様に起動し給水洗濯からのサイクルが始まる。

そして″給水、洗濯″が終ると次の″排水、給水す＼ぎ
”は休止であるため第４図の動作図に示す如くタイマス
イッチＴ２のａ接点が開きｂ接点が閉じる。

スイッチＳ２は開路しておりスイッチＳ３は閉路してい
るので、リレーＲｙは励磁されてスイッチＲＹ３はｂ接
点に切替えられることになる。

このことはタイマモータＴＭのみが回転し他の電気部品
は動作させないことになり、タイマスイッチＴ２のｂ接
点が閉じている間は作業に休止となる。

また、標準プログラム、節約プログラムを使用の場合は
押釦１７，１８を押すだけのワンタッチ操作で出来るが
、ダイヤル摘み１５を廻してセットすることも出来る。

次に脱水のみとＪｈ、給水す＼ぎ等の単一サイクルで構
成されるプログラムをセットの場合ば゛′切″の押釦１
９を押した後ダイヤル摘み１５を持ってその単一サイク
ルの所に回し押釦１７を押せば待ち時間無しで行うこと
が出来、その場合にダイヤル摘み１５によって自由に時
間短縮の設定を行うことが出来る。

通常ホームポジション（切の位置）からプログラムのス
タートの位置１で普通の速さで送るタイマモータによっ
て進行させると少なくとも１公租度の時間を要する。

その理由は、タイマのカムの構成上、一度′切”にした
タイマスイッチを再び閉じるのには、カム角度で１０度
程度が必要で、６切”位置を含めた全サイクルの所要時
間を３６分とするならば、この１０度は１分に相当する
とと＼なる。

そして現在の機械的のタイマではこれを無くすことは出
来ない。

従って”切″位置で停止したタイマを、押釦を押すこと
によって、次の洗濯開始位置１での時間１分程度を、タ
イマモータの進行に筐かせること、即ち第４図の動作図
でタイマスイッチＴ１のｂ接点からａ接点筐での時間押
釦を押しても直ちに運転が始する訳ではなく、１分権度
経過してから初めて給水のサイクルが始筐ることになる
。

これでは使用者は洗濯機の側に居て待つ必要があり、こ
のため早送りのタイマモータを備えてあれば早送りのタ
イマモータによりこの１分間を縮めることが出来る。

しかし、本考案においては上記のように、早送りのタイ
マモータを備えないで、押釦を押すと直ちに給水のサイ
クルを始めることが出来る。

また、早送りのタイマモータを有する従来の押釦セット
方式は節約プログジムの作業休止時間の部分を早送りし
て時間を短縮するが、上記の節約プログラムのように、
殆んど全サイクルより構成され、そしてこのサイクル中
の作業休止部分がタイマモータのみが回転すめプログラ
ム運転の場合使用者は洗濯機より離れているので、この
間上記のように早送りした場合に比し実質的差異はない
ことになる。

本考案ｍ上記述した如きものであり、１従来の押釦セット方式のように特別に早送りのタイ
マモータを設ける必要がなく、シかも早送りのタイマモ
ータを設けた場合と実質的に同様であり安価に製作出来
る。

２標準プログラム、節約プログラムは押釦によりワン
タッチで操作出来、更にリレーにより主回路のタイマス
イッチと並設のスイッチを閉じるため押釦をセットする
と直ちに運転を始める。

３単一サイクルより構成されるプログラムは、ダイヤ
ル摘みを廻してセット出来るので待ち時間がない。

またダイヤル摘みでカム軸を回転出来るので、時間設定
、プログラムの設定など自由に出来る。

等種々の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示し、本考案の洗濯機の制御
装置のタイマの構造図、第２図は本考案の洗濯機の制御
装置のパネル表示部分概略図、第３図は本考案の制御装
置の制御回路図、第４図は本考案制御装置のタイマスイ
ッチの動作を示し、斜線部がタイマ接点の閉路を表示す
る動作図、第５図は本考案の制御装置の切替スイッチの
動作を示し、斜線部がスイッチの閉路を表示する動作図
である。１・・・・−・タイマ、２・・・・・・カム軸、３−−
−−−−カム、１５・・・・・・ダイヤル摘み、１６・
・・・・・切替スイッチ、Ｍ・・・・・・モータ、ＴＭ
・・・・・・タイマモータ、ＩＶ・・・・・・給水弁。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

モータ、給水弁お・よび排水弁を駆動して洗濯、すすぎ
、脱水の各工程を実行する標準プロカムを、タイマモー
タによって低速回転するカムとこのカムによって開閉す
るカムスイッチとによって運転スルトドもに、前記標準
プログラムの一部作業を休止しその休止短間は前記タイ
マモータのみが回転し進行する節約プログラムを、前記
標準プログラムと同様に前記カムスイッチによって運転
するように構成したものにおいて、前記標準プログラム
と前記節約プログラムのいずれか一方を押釦操作によっ
て選択できる切替スイッチを設けるとともに、前記カム
を手動で回転し少なくとも給水すすぎのみ等の単一サイ
クルを選択できるダイヤル摘みを設けたことを特徴とす
る洗濯機の制御装置。