JPS5933964Y2 - 積層型蒸発器 - Google Patents

積層型蒸発器

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JPS5933964Y2
JPS5933964Y2 JP16360781U JP16360781U JPS5933964Y2 JP S5933964 Y2 JPS5933964 Y2 JP S5933964Y2 JP 16360781 U JP16360781 U JP 16360781U JP 16360781 U JP16360781 U JP 16360781U JP S5933964 Y2 JPS5933964 Y2 JP S5933964Y2
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JP
Japan
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passage
air
evaporator
refrigerant
condensed water
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JP16360781U
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English (en)
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JPS5867282U (ja
Inventor
俊夫 小島
孝 嘉斉
Original Assignee
株式会社ボッシュオートモーティブ システム
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、特に自動車用空調装置に用いられる積層型
蒸発器に関するものである。
この種の積層型蒸発器は、両側のタンクとこれらを連絡
する冷媒通路を構成する成形プレートが多数段積層され
、隣り合うタンクが連結されていると共に、隣り合う冷
媒通路間にフィンが介在されて冷媒通路と直交する空気
通路が形成されている。
そして、自動車用空調装置にあっては、蒸発器ケース内
に収納され、冷媒通路を通って蒸発する冷媒が送風機か
ら蒸発器ケース内に送り込まれて前記空気通路を通る空
気と熱交換し、その空気を冷却して後流側へ送るもので
ある。
このように空気が熱交換される間に空気中に含まれてい
る水分が凝縮して凝縮水となるので、蒸発器ケースの下
部に水溜り室を設け、この水溜り室に凝縮水を導いて一
時溜め、さらにドレンホースを介して車外へ排出するよ
うにしている。
上記凝縮水は積層型蒸発器の前方に取付けられた膨張弁
又は積層型蒸発器のフィン部において発生するので、そ
の発生した凝縮水を前記水溜り室に導く手段が必要とな
る。
ところで、積層型蒸発器の設置方式として従来において
は、自動車の設置スペース等に対応させるために、両側
のタンクが水平面に対して上下に位置するように設置す
る縦置き形と両側のタンクを結ぶ冷媒通路の方向が水平
面と平行になる横置き形のものとがある。
縦置き形にあっては、例えば実公昭55−40487号
公報に示されているように、空気通路が水平面に対して
垂直であるため、この空気通路を通過する空気の圧力と
重力により蒸発器後部下方に凝縮水を導き、そこから蒸
発器ケースの底面を利用して水溜り室に至らしめること
ができる。
しかしながら横置き形の場合には、空気通路が水平面と
平行であるから、凝縮水は空気通路を通過する空気の圧
力によりタンク側(両側)に押出されるだけでそのまま
では蒸発器下方に導くことができず、風量が多いと車室
側に飛水する恐れがある。
そのため、従来においては、積層型蒸発器と蒸発器ケー
スとの間に介在されるシール部材を透水性とし、このシ
ール部材を介して凝縮水を下方に導くようにしているが
、これでは凝縮水がシール部材を介して蒸発器ケースの
内壁に達し、さらに蒸発器ケースのバーテングライン(
分割線)部分を介して外部(車外)へ漏れる恐れがあっ
た。
この考案は、上述のように横置き形の積層型蒸発器に基
づ(凝縮水の排水の困難性を克服することをその技術的
課題としている。
この技術的課題を達成するため、この考案においては、
冷媒通路の方向が水平面に対して角度αなる傾斜を有す
るように設置すると共に、傾斜下方に位置するタンク側
の成形プレート端縁積層方向に沿ってシール部材を設け
、このシール部材はその側端縁が空気通路側にわずかな
幅Hだげ出てタンク周囲に設けられた空気吹抜は路の入
口側開放部を囲み、さらに該シール部材と成形プレート
の端縁との間に帯状のガイド部材を介在して凝縮水を下
方に導く凝縮水通路を形成した構成をもっている。
したがって、フィン等に発生した凝縮水は、まずフィン
あるいは成形プレートを伝わって重力の作用により傾斜
下方のタンク側の空気吹抜は路に至り、続いて凝縮水通
路を滴下して蒸発器ケースの水溜り室に導びかれるよう
になり、上記技術的課題が達成されるものである。
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
第1図乃至第3図において、積層型蒸発器1は、両側の
タンク2,2と該タンク2,2間を連絡する冷媒通路3
とが2枚の成形プレート4,4を互に対向する面で接合
して構成され、該成形プレート4,4が多数段積層され
ている。
両側のタンク2.2はそれぞれ隣り合う他のタンク2に
連結され、また、隣り合う冷媒通路3,3間にはコルゲ
ート状のフィン5が介在されて空気通路6が形成され、
該空気通路6は、冷媒通路3に対して直交している。
さらに積層方向両側には端板7,7が設けられている。
このような積層型蒸発器1は、2つのケース部材8 a
、8 bをパーティングライン9で結合して構成され
た蒸発器ケース8内に収納され、さらにこの蒸発器ケー
ス8と共に、ファイア−ボード10を介して車外A(エ
ンジンルーム)から区画された車内Bの凹所部分に、冷
媒通路3の方向が水平面に対して角度αなる傾斜を有す
るように設置されている。
蒸発器ケース8は、送風機が収納された送風機ケースに
接続される空気人口11が該蒸発器ケース8の前面に形
成されていると共に、その後面にはヒータコア等が収納
のヒータケースに接続される空気出口12が形成されて
おり、冷却すべき空気を空気人口11かも取入れ、冷却
後ヒータコア側に送るよう構成されている。
また、この蒸発器ケース8の下部には水溜り室13が形
成され、この水溜り部13にドレンバイブ14を介して
ドレンホース15が接続され、このドレンホース15は
ファイア−ボード10を貫いて車外Bへ突出し、水溜り
部13に一時溜られた凝縮水を車外Bに排出するように
なされている。
冷媒入口バイブ16と冷媒出口バイブ17は、その一端
が両側の連結されたタンク2,2の上端に接続されてい
ると共に、その他端が蒸発器ケース8及びファイア−ボ
ード10を通り抜けて車外Bに突出され、所定の冷房回
路に挿入接続される。
冷媒入口バイブ16の途中には膨張弁18が挿入されて
おり、この膨張弁18は外部物 式の感熱膨張弁で、冷
媒出口バイブ17に取付けられた感温筒18aと冷媒出
口バイブ17に接続された均圧管18bとを有し、積層
型蒸発器1の前面に取付けられて、蒸発器ケース8の空
気人口11から取入れられた空気が当るようになされて
いる。
前記積層型蒸発器1のタンク2,2の周囲には、第3図
に示すように、隣り合う成形プレート4゜40間で空気
吹抜は路19,19が形成され、該空気吹抜げ路19,
19は、空気通路6と連通し、また、その入口側開放部
19a、19aが下記するシール部材20a、20bに
囲まれて閉鎖されている。
7一ル部材20 a 、20 bは、発泡プラスチック
、スポンジゴム等の断熱性のある弾性材から収り、成形
プレート4の端部積層方向に沿って設けられ、反収形プ
レート側の面が蒸発器ケース8に密着し、またその側端
縁が空気通路6側にわずかな幅Hだげせり出して、前記
空気吹抜は路19゜19の入口側開放部19a、19a
を囲んでいる。
傾斜下方に位置するタンク2側(第3図左側)のシール
部材20aは、さらに空気吹抜は路19の後端付近まで
延長され、該シール部材20aと成形プレート4の端縁
との間には、シール部材20a。
20bと同じく発泡プラスチック、スポンジゴム等から
成る帯状のガイド部材21が介在されている。
したがって、このガイド部材210両側には、シール部
材20aとガイド部材21とに囲まれた凝縮水通路22
,22が形成されている。
該凝縮水通路22,22は、空気吹抜は路19と前記蒸
発器ケース8の水溜り室13とを連通しており、そのた
め該凝縮水通路22,22を介して空気吹抜は路19か
もの凝縮水が水溜り室13に導かれるものである。
上記構成において、冷媒入口バイブ16から傾斜下方の
タンク2に入いった冷媒が冷媒通路3を流れると共に、
空気人口11かも蒸発器ケース8に取入れられた空気が
空気通路6を通過すると、冷媒が蒸発する一方、空気が
冷却されて熱交換作用が行なわれる。
そのため送風空気中に含まれている水分が膨張弁18、
成形プレート4、フィン5等に凝縮して凝縮水となる。
この凝縮水は、冷媒通路3の方向が水平方向に対して角
度αだげ傾斜しているので、重力の作用により成形プレ
ート4とフィン5とを伝わって下方の空気吹抜は路19
に至って集合される。
この空気吹抜は路19においては、その入口側開放部1
9aがシール部材20aに囲まれているので、空気通路
6の空気入口11側からバイパスしようとする空気はシ
ール部材20aに邪魔されてその流速が極めて小さく制
限されている。
このため、この空気吹抜は路19に集合された凝縮水は
、送風空気の影響を受けずにそのまま凝縮水通路22,
22に導かれ、該凝縮水通路22.22を滴下して蒸発
器ケース8の水溜り室13に至るものである。
尚、上記実施例においては、傾斜上方に位置するタンク
側にもシール部材20bを設げたが、このシール部材2
0bは凝縮水排出手段とは関係ないので設けなくとも本
願の技術的課題は達成される。
また、上記実施例においては、シール部材20a。
20b及びガイド部材21を発泡プラスチック等から構
成したが全(吸湿性のない弾性材を用いることもできる
ことは勿論である。
冷媒通路3の方向が水平面に対して角度αなる傾斜を有
するよう設置されて(・るので、成形プレート4、フィ
ン5等凝縮した凝縮水は、重力の作用により成形プレー
ト4とフィン5を伝って下方の空気吹抜は路19に至っ
て集合され、その入口開放部19aがシール部材20a
に囲まれ、且つシール部材20aの側端縁が前記空気通
路6側にわずかな幅Hだげ出ているので、空気通路6か
らバイパスしようとする空気の流速が極めて小さく制限
され、このため、空気吹抜は路19に集合した凝縮水が
送風空気の影響を受けずにそのまま凝縮水通路22を通
って排水され、その排水性が良好で、風量が多くても飛
水を生じるのを防止することができる。
また、凝縮水通路22がシール部材20aを介して蒸発
器ケース8かも遮断されているので、凝縮水通路22を
滴下する凝縮水が蒸発器ケース8の内面に達することが
なく、例えばパーティングラインから蒸発器ケース8の
外部へ凝縮水が漏れるのを防止することができる。
また、シール部材20aとガイド部材21とは弾性材か
ら収り、蒸発器ケース8にて圧縮されるようになるので
、蒸発器ケース8、シール部材20a及びガイド部材2
1がそれぞれ密着し、空気のシール性が向上する。
さらに、シール部材20 a &U新熱性があるので、
成形プレート4と蒸発器ケース8との間を断熱すること
ができる等の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の積層型蒸発器を蒸発器ケースに収納
した状態を示す正面図、第2図は同上の積層型蒸発器を
示す一部切欠きの正面図、第3図は第2図のI−I線断
面図である。 1・・・・・・積層型蒸発器、2・・・・・・タンク、
3・・・・・・冷媒通路、4・・・・・・成形プレート
、5・・・・・・フィン、6・・・・・・空気通路、8
・・・・・・蒸発器ケース、19・・・・・・空気吹抜
は路、19a・・・・・・入口側開放部、20a。 20b・・・・・・シール部材、21・・・・・・ガイ
ド部材、22・・・・・・凝縮水通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両側のタンク2,2とこれらタンク2,2間を連絡する
    冷媒通路3とを構成する成形プレート4が多数段積層さ
    れ、隣り合うタンク2,2が互に連結されて〜・るζ共
    に、隣り合う冷媒通路3,3間にはフィン5が介在され
    て該冷媒通路3と直交する空気通路6が形成され、該空
    気通路6と連通する空気吹抜げ路19が前記タンク2の
    周囲で成形プレート4,4間に形成された積層型蒸発器
    にお(・て、前記冷媒通路3の方向が水平面に対して角
    度αなる傾斜を有するよう設置すると共に、傾斜下方に
    位置するタンク2側の成形プレート4の端縁積層方向に
    沿ってシール部材20aを設け、このシール部材20a
    Gffl析熱性がある弾性材から収り、その側端縁が前
    記空気通路6側にわずかな幅Hだげ出て少な(とも前記
    空気吹抜は路19の入口側開放部19aを囲み、さらに
    該シール部材20aと成形プレート4の端縁との間に弾
    性材から収る帯状のガイド部材21を介在して、シール
    部材20aとガイド部材21とに囲まれた凝縮水通路2
    2を構成し、前記シール部材20aとガイド部材21と
    が積層型蒸発器を囲む蒸発器ケース8にて圧縮されるよ
    うにしたことを特徴とする積層型蒸発器。
JP16360781U 1981-10-30 1981-10-30 積層型蒸発器 Expired JPS5933964Y2 (ja)

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JP16360781U JPS5933964Y2 (ja) 1981-10-30 1981-10-30 積層型蒸発器

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JP16360781U JPS5933964Y2 (ja) 1981-10-30 1981-10-30 積層型蒸発器

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JPS5867282U JPS5867282U (ja) 1983-05-07
JPS5933964Y2 true JPS5933964Y2 (ja) 1984-09-20

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JP16360781U Expired JPS5933964Y2 (ja) 1981-10-30 1981-10-30 積層型蒸発器

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JPS5867282U (ja) 1983-05-07

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