JP2586928Y2 - 車両用空調装置の冷却ユニット - Google Patents

車両用空調装置の冷却ユニット

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JP2586928Y2
JP2586928Y2 JP1992008519U JP851992U JP2586928Y2 JP 2586928 Y2 JP2586928 Y2 JP 2586928Y2 JP 1992008519 U JP1992008519 U JP 1992008519U JP 851992 U JP851992 U JP 851992U JP 2586928 Y2 JP2586928 Y2 JP 2586928Y2
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JP
Japan
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evaporator
cooling unit
water
air conditioner
heat insulating
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JP1992008519U
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JPH0560912U (ja
Inventor
邦彦 西下
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Bosch Corp
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Bosch Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両用空調装置の冷
却ユニット、特にエバポレータ等の表面処理に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来において、車両用空調装置の冷却ユ
ニット内に設けれれているエバポレータ、該エバポレー
タを収納するケースの内壁に設けられた断熱材、及び前
記エバポレータと断熱材との間に配されたシール材は、
全面的に親水処理されていた。
【0003】これは、エバポレータにより、エバポレー
タを通過する空気が冷却されて水玉状に凝縮し、この凝
縮水が、下方に流れる途中で通過する空気により空調装
置の後流側に飛水することを防止するためであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記エ
バポレータの表面に凝縮した凝縮水は、エバポレータの
チューブエレメント等を伝わってエバポレータの下部に
流れ落ち、ドレン水排出口から外部に排出される構造と
なっている。このため、冷却ユニットのケースの下部の
下壁及び断熱材は凹状に窪んでおり、一時的に凝縮水が
溜まる構造となっているので、かかる部分までも親水処
理されると水捌けがかなり悪くなる傾向があった
【0005】従って、エバポレータの下端部等は、悪い
水捌けが原因で、湿度が高くなるため、カビ,バクテリ
ア等が発生しやすくなり悪臭が生ずる原因となってい
【0006】そこで、この考案は、水捌けを良好にして
カビ,バクテリア等の発生を防止し、悪臭を生じさせな
い車両用空調装置の冷却ユニットを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】しかして、この考案に係
る車両用空調装置の冷却ユニットは、冷凍サイクルの一
部を構成するエバポレータと、該エバポレータを収
納するケースと、このケースの内壁に設けられた断
熱材と、前記エバポレータと断熱材との間に配さ
れたシール材とにより構成された車両用空調装置の冷
却ユニットにあって、前記エバポレータ1の下端部1a
を除く部分の表面に親水処理がそして下端部1aの表
面に撥水処理が施されると共に、エバポレータの下方
に位置する断熱材、シール材8の少なくとも何れかに
撥水処理が施されることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】従って、エバポレータ1に凝縮した水滴は、親
水処理したチューブエレメント及びフインを伝わって下
方へ流れ、エバポレータの下端部1aに落ちるが、該下
端部1aは撥水処理が施されているので、付着せずにケ
ース6の下部に落下して排水される。同時に、撥水処理
が施されている断熱材7及びシール材8を持つため、凝
縮水が付着せずにケース6の下部に落下して排水され、
カビ、バクテリア等の発生が防がれる
【0009】
【実施例】以下、この考案の実施例について、図面を用
いて詳細に説明する。
【0010】図1乃至図2において、この考案に係る車
両用空調装置の冷却ユニットの下部におけるエバポレー
タ1を収納した状態の断面図が示されている。
【0011】ここに、車両用空調装置の冷却ユニット
は、少なくとも図示しないヒータコアとその前方に設け
られたエアミックスドアとによりなるヒータユニット
と、少なくとも図示しないブロワによりなる送風機ユニ
ットとの間に配されている。
【0012】かかる冷却ユニットは、これまた図示しな
いコンデンサ、コンプレッサ、膨張弁等と共に冷凍サイ
クルを構成するエバポレータ1と、該エバポレータ
収納するケース6とによりなっている。
【0013】該エバポレータ1は、このエバポレータ1
内を通過する空気を冷却するためのもので、皿状の成形
プレート2を2枚おたがいに対向して接合して、下
にタンク3、中央に図示しない通路を有するチューブエ
レメント4を構成し、そしてこのチューブエレメント4
とコルゲート状のフィン5とを交互に積層し、ろう付け
することにより製造されるものである。
【0014】エバポレータ1を収納するケース6は、エ
バポレータ1の外側を覆うように形成され、その下部に
凝縮水の排出口9が設けられている。
【0015】また、ケース6の内側には、その内面形状
に合わせて断熱材7が嵌め込まれており、かかる断熱材
は発泡スチロール等の発泡材から形成されている。
【0016】シール材8は、例えばポリプロピレンやナ
イロン等の樹脂を素材として形成された気泡を有する可
撓性のもので、断熱材7に接しつつチューブエレメント
4とチューブエレメント4との隙間10を埋める様にし
て配されている。
【0017】これによって、空気がフィン5とフィン5
との間の通路を通らず、隙間10から空気が逃げること
により、エバポレータの熱交換率が低減することが防止
される。
【0018】そして、エバポレータ1、断熱材7の表面
は、下記する一部の撥水処理の部分を除いて、凝縮水が
車両用空調装置の後流側に飛水するのを防止するため
に、全面的に親水処理が行われている。
【0019】このため、上述のごとく一旦エバポレータ
1の表面の全を親水処理した後に、エバポレータ1の下
端部1aの表面に撥水処理を施すそして、エバポレー
タ1の下に位置する断熱材びシール材8の表面は必
要に応じて撥水処理を行う。
【0020】これによって、凝縮水が溜まりやすいエバ
ポレータの下端部1aでは、凝縮水が弾かれ、断熱材、
シール材に滞留する水が少なくなって、水捌けが良くな
り、カビ,バクテリア等の発生を有効に防止できる。
【0021】かかる撥水処理の方法としては幾つかある
が、その一例として、フッ素樹脂よりも分子量が小さい
ポリテトラルオロエチエレンの素子をメッキ液の中に分
散させておき、これでエバポレータ等の上にメッキする
手法がある。
【0022】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、凝縮
水が溜まりやすい、エバポレータの下端部の表面に撥水
処理がなされ、また、エバポレータの下に位置する断
熱材又はシール材の何れかの表面にも、撥水処理されて
いるため、水捌けがよく乾きが早くなり湿度が高くなら
ず、カビ,バクテリア等の発生を防止し、悪臭を生じさ
せないなどの効果を有するものである
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る車両用空調装置の冷却ユニット
の下部におけるエバポレータを収納した状態の断面図で
ある。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 エバポレータ 1a エバポレータの下端部 6 ケース 7 断熱材 8 シール材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍サイクルの一部を構成するエバポレ
    ータと、該エバポレータを収納するケースと、こ
    のケースの内壁に設けられた断熱材と、前記エバポ
    レータと断熱材との間に配されたシール材とによ
    り構成された車両用空調装置の冷却ユニットにあって、前記エバポレータ1の下端部1aを除く部分の表面に親
    水処理がそして下端部1aの表面に撥水処理が施され
    ると共に、エバポレータの下に位置する断熱材
    シール材8の少なくとも何れかに撥水処理が施される
    とを特徴とする車両用空調装置の冷却ユニット。
JP1992008519U 1992-01-29 1992-01-29 車両用空調装置の冷却ユニット Expired - Lifetime JP2586928Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0560912U JPH0560912U (ja) 1993-08-10
JP2586928Y2 true JP2586928Y2 (ja) 1998-12-14

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JP3864527B2 (ja) * 1998-01-09 2007-01-10 株式会社デンソー 車両用空調装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5758065A (en) * 1980-09-24 1982-04-07 Iseki Agricult Mach Grain particle dryer
JPS6253742A (ja) * 1985-09-02 1987-03-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 触媒フイルタ−
JPH03251693A (ja) * 1990-02-28 1991-11-11 Matsushita Refrig Co Ltd 撥水性コーティング用組成物及び撥水性コーティング用組成物を用いた熱交換器

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JPH0560912U (ja) 1993-08-10

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