JP2004114782A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Yasunari Tanaka
田中 康也
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Abstract

【課題】エバポレータがエアコンユニットのケース内に略鉛直に配置され、送風ファンの風流れに対してエバポレータの入口面、出口面が略垂直に配置されている車両用空調装置において、エバポレータからの凝縮水の排出性を向上し、水飛びや凝縮水のフロスト発生を防止し、エバポレータの冷却性能を向上する。
【解決手段】車両用空調装置を、車両用空調装置のエアコンユニットのケース内に略鉛直に配置され送風ファンからの横向きの風流れと略垂直な入口面と出口面を有するエバポレータを備え、エバポレータ下方のケースに凝縮水を排出するための凝縮水受けを形成した車両用空調装置において、凝縮水受けに、エバポレータの幅方向に上端部がエバポレータの下端部に接するリブを配置すると共に、リブに1つ以上の開口部を形成してなるように構成したの。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、凝縮水の排出性の良い構造の車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図13から図16に基づき従来の車両用空調装置につき説明する。図13は従来の車両用空調装置のエアコンユニットの横断面部分図、図14は図13中A−A矢視による下部を図示省略したエバポレータの外観正面図、図15は図14中B部を拡大したエバポレータのコルゲートフィン部断面詳細図、図16は図15中C−C矢視によるコルゲートフィンのルーバ部拡大断面図であり、コルゲートフィン表面への凝縮水溜りの説明図である。
【0003】
図13から図16において、エアコンユニット1は、エバポレータ3を略鉛直に収納したケース2、ケース2の一端側に接続され電動モータ5aと一体になった送風ファン5と内外気切換え用のダンパ6を有する送風ユニット4、及びケース2の他端部に接続した図示を省略したヒータユニットで構成されている。
【0004】
送風ファン5によってエアコンユニット1内に導入された外気又は車室内循環空気は横向きにエバポレータ3に圧送され、風流れと略垂直なエバポレータ3の入口面3aから出口面3bへコルゲートフィン32部を通過するが、エバポレータ3の冷媒チューブ31に密着ロー付けされた多数のコルゲートフィン32の各ルーバ33を通過する過程で、冷媒と熱交換して冷却され、冷風となって上記ヒータユニットに送風される。
【0005】
エバポレータ3は送風方向aに平行且つ縦方向に配向した積層型の冷媒チューブ31を複数配列してなり、冷媒チューブ31の間には送風方向aに平行な面を形成しつつ屈曲させたコルゲートフィン32が取り付けられている。また、コルゲートフィン32面には図16に示すようにルーバ33部が形成されている。
【0006】
この導入空気の冷却過程においてエバポレータ3で発生する凝縮水は、略鉛直に配置され送風ファン5からの横向きの風流れaに対して入口面3a、出口面3bが略垂直に配置されたエバポレータ3においては、エバポレータ3の出口面3bからケース2の凝縮水受け21に落下して、凝縮水受け21に設けた凝縮水排出穴22から排出される。
【0007】
以上の構成において、エバポレータ3が、略鉛直に配置され、送風ファン5の風流れaに対して入口面3a、出口面3bは略垂直に配置されていることにより、エバポレータ3上部からの凝縮水34がエバポレータ3下部に溜まり込むため、図16に示すように、矢印aで示す風方向の風下側部分のコルゲートフィン32のルーバ33部に凝縮水34が滞留するようになり、凝縮水34の排水性が悪化する。
【0008】
その結果、エバポレータ3からの水飛びや凝縮水34のフロスト発生の原因となり易い問題があった。
【0009】
更に、上記のようにコルゲートフィン32の表面に凝縮水34が溜まることによって、コルゲートフィン32の熱交換効率が悪化してエバポレータ3の冷却性能が低下するという問題があった。
【0010】
従来、自動車用空調装置におけるエバポレータ凝縮水の排出性向上については、略水平に配置され風流れが上下方向に通過するエバポレータの場合、エバポレータを送風方向前方に向けて微小角傾斜させ、エバポレータの傾斜前進端の下方部位に凝縮水案内プレートを配置したものが公表されているが(特許文献1、特許文献2)、本発明のように略鉛直に配置されたエバポレータ3においては、適用困難である。
【0011】
【特許文献1】
特開平8−104129号公報(6頁、図9)
【特許文献2】
特開平9−216511号公報(5頁、図6)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような従来の、エバポレータがエアコンユニットのケース内に略鉛直に配置され、送風ファンの風流れに対して入口面、出口面が略垂直に配置されている車両用空調装置における問題点を解消して、エバポレータからの凝縮水の排出性が向上し、水飛びや凝縮水のフロスト発生が防止され、エバポレータの冷却性能が向上する車両用空調装置を提供することを課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり。その第1の手段として、車両用空調装置のエアコンユニットのケース内に略鉛直に配置され送風ファンからの横向きの風流れと略垂直な入口面と出口面を有するエバポレータを備え、同エバポレータ下方の前記ケースに凝縮水を排出するための凝縮水受けを形成した車両用空調装置において、同凝縮水受けに、前記エバポレータの幅方向に上端部が同エバポレータの下端部に接するリブを配置すると共に、同リブに1つ以上の開口部を形成してなることを特徴とする車両用空調装置を提供する。
【0014】
第1の手段によれば、上記の構成により、エバポレータの下部側に流れてきた凝縮水は、その表面張力によりリブの上端部との間でブリッジを形成してリブに伝わり、凝縮水受けに流れ易くなり滞留することなく排出され、リブの風上側に落下した凝縮水は、リブに形成した開口部を通り排出される。そのため、エバポレータに発生する凝縮水の排水性が向上し、水飛び及びエバポレータのフロストを防止することができ、エバポレータを構成するコルゲートフィン表面の凝縮水の溜まり込みがなくなる。
【0015】
(2)第2の手段としては、第1の手段の車両用空調装置において、前記リブの上端部が前記エバポレータの下端部風下側のR形状端部に接するように配置されてなることを特徴とする車両用空調装置を提供する。
【0016】
第2の手段によれば、風下側にあって多く流れるR形状端部の凝縮水は、R形状端部と接するリブとの間で表面張力によるブリッジが更に形成し易くなり、エバポレータからリブを伝わっての凝縮水の落下が更に容易になって、凝縮水は連続して凝縮水受けに落下する。そのため、第1の手段の作用を奏するとともに、更にその作用を高めることができる。
【0017】
(3)また、第3の手段として、第1の手段または第2の手段の車両用空調装置において、前記リブが前記風流れに前後して複数本配置されてなることを特徴とする車両用空調装置を提供する。
【0018】
第3の手段によれば、エバポレータの下端部に流れた凝縮水はこれら複数のリブとの間でそれぞれブリッジを形成し、リブを伝わって凝縮水受けに落下するので、凝縮水はエバポレータの広い範囲から複数のリブを伝わって凝縮水受けに落下するようになり、排水性が向上し凝縮水の滞留量が低減して、第1の手段または第2の手段の作用を奏するとともに、更にその作用を高めることができる。
【0019】
(4)第4の手段として、第1の手段または第2の手段の車両用空調装置において、前記リブが前記ケースに一体に成形されてなることを特徴とする車両用空調装置を提供する。
【0020】
第4の手段によれば、第1の手段または第2の手段の作用を奏するとともに、リブがケースに一体に成形されているので、リブの追加部材が不要である。
【0021】
(5)第5の手段として、第1の手段または第2の手段の車両用空調装置において、前記リブが前記ケース内に備えられた断熱材で形成されてなることを特徴とする車両用空調装置を提供する。
【0022】
第5の手段によれば、第1の手段または第2の手段の作用を奏するとともに、更に、リブは従前より取付けられた断熱材に一体に形成されているので、リブの追加部材が不要である。
【0023】
(6)第6の手段として、第1の手段または第2の手段の車両用空調装置において、前記リブは前記凝縮水受けに配置されることに代えて、前記エバポレータに取り付けられたシール材に形成され、同リブは上端部が前記エバポレータの下端部に接することに代えて、同リブの下端部が前記凝縮水受けに接してなることを特徴とする車両用空調装置を提供する。
【0024】
第6の手段によれば、第1の手段または第2の手段と同等の作用を奏するとともに、更に、リブは従前から備えられているエバポレータのシール材に一体に成形されているので、リブの追加部材が不要である。
【0025】
(7)第7の手段として、車両用空調装置のエアコンユニットのケース内に略鉛直に配置され送風ファンからの横向きの風流れと略垂直な入口面と出口面を有するエバポレータを備え、同エバポレータ下方の前記ケースに凝縮水を排出するための凝縮水受けを形成した車両用空調装置において、前記エバポレータの出口面に面する前記ケースの後面部分に、同エバポレータの幅方向に同エバポレータの出口面の下端部に接する突出し部を一体に成形すると共に、同突出し部に前記凝縮水受けと前記エバポレータの出口面側とを連通する開口部を1つ以上形成してなることを特徴とする車両用空調装置を提供する。
【0026】
第7の手段によれば、エバポレータの凝縮水は突出し部に伝わり、その開口部からケースの凝縮水受けに連続して落下するので、第1の手段または第2の手段と同等の作用を奏するとともに、更に、突出し部はケースに一体に成形されているので、リブの追加部材が不要である。
【0027】
(8)第8の手段として、第1の手段ないし第7の手段のいずれかの車両用空調装置において、前記開口部の幅が3mm以上30mm以下であることを特徴とする車両用空調装置を提供する。
【0028】
第8の手段によれば、第1の手段ないし第7の手段の作用に加え、開口部1つ当たりの凝縮水の排水量が最大となり、それに伴い、エバポレータの冷房能力も最大となる。
【0029】
(9)第9の手段として、車両用空調装置のエアコンユニットのケース内に略鉛直に配置され送風ファンからの横向きの風流れと略垂直な入口面と出口面を有するエバポレータを備え、同エバポレータ下方の前記ケースに凝縮水を排出するための凝縮水受けを形成した車両用空調装置において、前記エバポレータの下端部に同エバポレータのコルゲートフィン部と接触して下方に向けて延在するリブを同エバポレータの幅方向に同エバポレータと一体に形成してなることを特徴とする車両用空調装置を提供する。
【0030】
第9の手段によれば、凝縮水はコルゲートフィンからリブに伝わって流れ、ケースの凝縮水受けに落下してコルゲートフィン内に滞留することがなく、第1の手段または第2の手段と同様に排水性が向上するともに、リブを複数個設けた場合は第3の手段と同様に排水性が向上する。
【0031】
【発明の実施の形態】
図1、図2に基づき、本発明の実施の第1形態に係る車両用空調装置につき説明する。図1は本実施の形態の車両用空調装置のエアコンユニットの要部横断面図、図2は図1中D−D矢視図である。なお、前述の従来装置と同じ部分は、繰り返しの説明を省略し、説明において従来装置と同じ部分には同じ符号を付し本実施の形態の特徴部分を主に説明する。このことは、後述の他の実施の形態において同様とする。
【0032】
図1及び図2において、エアコンユニット101のケース2内には、エバポレータ3が略鉛直に配置され、横向きの風流れ方向aに対して略垂直に入口面3a、出口面3bが配置されており、凝縮水を排出するためにエバポレータ3下方のケース2の底面に形成された凝縮水受け21には、エバポレータ3の幅方向に、その上端部がエバポレータ3の下端部3cに接するようにリブ123が配置されている。そして、リブ123の一部には凝縮水排出穴22近傍に幅Wの開口部124が形成されている。
【0033】
なお、本実施の形態において、リブ123はエバポレータ3の下端部3cに完全に接する必要は無く、「接する」とは、凝縮水の液膜と接するように配置すればよい。このことは、後述の他の実施の形態(実施の第6形態を含む)において同様であるが、繰り返し述べることは省略する。すなわち、本明細書においては「リブ」、「突出し部」に関し「接する」とは、完全に接することだけでなく、凝縮水の液膜と接することも含めて意味することとする。
【0034】
上記のような本実施の形態の車両用空調装置においては、図1、図2に示すように、略鉛直に配置され、横向きの風流れ方向aに対して略垂直に入口面3a、出口面3bが配置されたエバポレータ3の幅方向に、かつその上端部がエバポレータ3の下端部3cに接するようなリブ123がケース2の凝縮水受け21に配置されているので、エバポレータ3の下部側のコルゲートフィン32部に流れてきた凝縮水は、その表面張力によりリブ123の上端部との間でブリッジを形成してリブ123に伝わり、凝縮水受け21に流れ易くなる。その結果、凝縮水はリブ123を伝わって連続して凝縮水受け21に落下して行き、コルゲートフィン32部に滞留することがない。
【0035】
凝縮水受け21に落下した凝縮水は、凝縮水排出穴22から排出され、リブ123の風上側に落下した凝縮水は、リブ123に形成した開口部124を通り凝縮水排出穴22へ流れて排出される。
【0036】
以上により、本実施の形態の車両用空調装置によれば、エバポレータ3に発生する凝縮水の排水性が向上し、水飛び及びエバポレータ3のフロストを防止することができ、コルゲートフィン32表面の凝縮水の溜まり込みがなくなるので、コルゲートフィン32の熱交換効率の低下がなくなり、エバポレータ3の冷却性能を向上することが出来る。
【0037】
実験によれば、本実施の形態の車両用空調装置のエバポレータ3の冷却性能は、風量500m3 /hの条件で200W向上することが確認された。
【0038】
なお、リブ123はエバポレータ3の下端部3cに完全に接していなくても、凝縮水の液膜と接していれば、ほぼ同様の効果が得られた。
【0039】
図3に基づき、本発明の実施の第2形態に係る車両用空調装置につき説明する。図3は本実施の形態の車両用空調装置のエアコンユニットの要部横断面図である。
【0040】
エバポレータ3は冷媒チューブ31への冷媒入口、出口を形成するため、図3に示すように横断面上の4隅に曲線断面形状部(以下「R形状端部」という)3rが形成されるが、本実施の形態においては図3に示すように、エアコンユニット201のケース2の底面に形成された凝縮水受け21に、前述の実施の第1形態と同様形状のリブ223が、その上端部がエバポレータ3の下端部3cの風下側のR形状端部3r近傍に接するように配置されている。また、リブ223には実施の第1形態と同様形状の開口部224が設けられている。
【0041】
本実施の形態においては、上記実施の第1形態と同様形状のリブ223がエバポレータ3の下端部3c風下側のアール形状端部3r近傍に接するように配置されているので、風下側にあって多く流れるR形状端部3rの凝縮水は、R形状端部3rと接するリブ223との間で表面張力によるブリッジが更に形成し易くなる。その結果、エバポレータ3からリブ223を伝わっての凝縮水の落下が更に容易になって、凝縮水は連続して凝縮水受け21に落下する。
【0042】
以上により、本実施の形態の車両用空調装置によれば、エバポレータ3への凝縮水の滞留量が低減して、実施例1に記載の効果と同等以上の効果を発揮することが出来る。
【0043】
図4、図5に基づき、本発明の実施の第3形態に係る車両用空調装置につき説明する。図4は本実施の形態の車両用空調装置のエアコンユニットの要部横断面図、図5は図4中E−E矢視図である。
【0044】
図4及び図5に示すように本実施の形態においては、エアコンユニット301のケース2の底面に形成した凝縮水受け21には、上記実施の形態と同様に配置されたエバポレータ3の下端部3cにその上端部が接するように、実施の第1形態または実施の第2形態と同様形状の2本のリブ323a、323bが風流れ方向に前後し、かつエバポレータ3の幅方向に配置されている。
【0045】
そして、リブ323aの一部には開口部324aが、リブ323bには適当な間隔を保って開口部324b及び324cが形成されている。
【0046】
なお、図4及び図5では2本のリブの場合を示したが、本実施の形態は2本以上の複数のリブを配置しそれぞれに同様に開口部を設けるものでもよい。
【0047】
本実施の形態においては、 図4および図5に示すように、上記実施の第1形態または実施の第2形態と同様形状の2本のリブ323a及び323bが、風流れ方向に前後し、かつエバポレータ3の幅方向に配置され、その上端部がエバポレータ3の下端部3cに接するように配置されているので、エバポレータ3の下端部3cに流れた凝縮水はこれら二本のリブ323a及び323bとの間でそれぞれブリッジを形成し、リブ323a及び323bを伝わって凝縮水受け21に落下する。
【0048】
その結果、本実施の形態の車両用空調装置によれば、凝縮水はエバポレータ3の広い範囲からリブ323a及び323bを伝わって凝縮水受け21に落下するようになるので、排水性が向上し凝縮水の滞留量が低減して、実施の第1形態の効果と同等以上の効果を発揮することが出来る。2本以上の複数のリブを配置した場合も同様である。
【0049】
図6に基づき、本発明の実施の第4形態に係る車両用空調装置につき説明する。図6は本実施の形態の車両用空調装置のエアコンユニットの要部横断面図である。
【0050】
本実施の形態の車両用空調装置は、図6に示すように、エアコンユニット401のケース402の底面に形成した凝縮水受け421には、上記実施の形態と同様に略垂直に配置されたエバポレータ3の下端部3cにその上端部が接するように、又はエバポレータ3の下端部3c風下側のR形状端部3rに接するように実施例1又は実施例2と同様のリブ423がケース402に一体に成形され、また、同様の開口部424が形成されている。
【0051】
本実施の形態においては、図6に示すように、ケース402に一体に、実施の第1形態または第2形態と同様のリブ423が形成されているので、実施の第1形態または第2形態と同一の効果が得られると共に、リブ423がケース402に一体に成形されているので、リブ423の追加部材によるコストアップを伴わない利点がある。
【0052】
図7に基づき、本発明の実施の第5形態に係る車両用空調装置につき説明する。図7は本実施の形態の車両用空調装置のエアコンユニットの要部横断面図である。
【0053】
本実施の形態の車両用空調装置は、図7に示すように、エアコンユニット501のケース2の底面に形成した凝縮水受け21部に従前よりエバポレータ3内に備えられた断熱材500に一体に、エバポレータ3の下端部3cに接するように、又はエバポレータ3の下端部3c風下側のR形状端部3rに接するように実施の第1形態あるいは実施の第2形態と同様のリブ523が形成され、また、同様の開口部524が形成され、断熱材500には凝縮水排出穴22に合わせて排出穴526が設けられている。
【0054】
したがって、本実施の形態においては、実施の第1形態あるいは実施の第2形態と同じくエバポレータ3からの凝縮水はリブ523を伝わって連続して凝縮水受け21に落下し、断熱材500の排出穴525を通って凝縮水排出穴22から排出される。
【0055】
以上により、本実施の形態の車両用空調装置によれば、実施の第1形態あるいは実施の第2形態と同等の効果が得られ、更に、リブ523は従前より取付けられた断熱材500に一体に形成されているので、リブ523の追加部材によるコストアップを伴わない利点がある。
【0056】
図8に基づき、本発明の実施の第6形態に係る車両用空調装置につき説明する。図8は本実施の形態の車両用空調装置のエアコンユニットの要部横断面図である。
【0057】
本実施の形態の車両用空調装置は、図8に示すように、実施の第1形態または実施の第2形態のリブ123、223が凝縮水受け21に配置されるのに代えて、略鉛直に配置されたエバポレータ3の出口面3aにエア漏れ防止のため従来より取り付けられているシール材600の下端を延在させて一体にリブ623が形成されている。
【0058】
リブ623は、実施の第1形態または実施の第2形態のリブ123、223の上端部がエバポレータ3の下端部3c又は下端部3c風下側のR形状端部3rに接するのに代えて、エバポレータ3の幅方向に、エバポレータ3の下端部3c、又は下端部3c風下側のR形状端部3rから下方に伸び、エアコンユニット601のケース2の凝縮水受け21の面に接するように配置されていると共に、リブ623にはエバポレータ3の幅方向の一部に、開口部624が設けられている。
【0059】
本実施の形態においては、図8に示すように、リブ623は、エア洩れ防止用等のためエバポレータ3に取付けられているシール材600に一体に形成され、エバポレータ3の下端部3c、又は下端部3c風下側のR形状端部3rから下方に伸び、ケース2の凝縮水受け21の面に接して配置され、そしてエバポレータ3の幅方向の一部には開口部624が設けられているので、エバポレータ3の凝縮水はリブ623を伝わって連続して凝縮水受け21に落下する。また、リブ623の風上側に落下した凝縮水は、リブ623に形成した開口部624を通り凝縮水排出穴22へ流れて排出される。したがって、凝縮水はコルゲートフィン32部に滞留することがない。
【0060】
以上により、本実施の形態の車両用空調装置によれば、実施の第1形態あるいは実施の第2形態と同等の効果が得られ、更に、リブ623は従前から備えられているエバポレータ3のシール材600に一体に成形されているので、リブ623の追加部材によるコストアップを伴わない利点がある。
【0061】
図9に基づき、本発明の実施の第7形態に係る車両用空調装置につき説明する。図9は本実施の形態の車両用空調装置のエアコンユニットの要部横断面図である。
【0062】
本実施の形態の車両用空調装置は、図9に示すように、エバポレータ3の出口面3bに面するエアコンユニット701のケース702の後面部分700に、エバポレータ3の幅方向に、かつエバポレータ3の出口面3bの下端部に接するように突出し部723がケース702に一体に形成されている。
【0063】
そして、突出し部723には、エバポレータ3の幅方向の一部に少なくとも1つ以上の開口部724が設けられ、開口部724はケース702下部の凝縮水受け721とエバポレータ3の出口側(風下側)とを連通している。
【0064】
したがって、本実施の形態においては、エバポレータ3の出口面3bに対応するケース702の後面部分700には、エバポレータ3の幅方向に、かつエバポレータ3の出口面3bの下端部に接するように、突出し部723がケース702に一体に成形され、突出し部723にはエバポレータ3の幅方向の一部に少なくとも1つ以上、ケース702下部の凝縮水受け721とエバポレータ3の出口側とを連通する開口部724が設けられているので、エバポレータ3の凝縮水は突出し部723に伝わり、その開口部724からケース702の凝縮水受け721に連続して落下する。
【0065】
以上により、本実施の形態の車両用空調装置によれば、実施の第1形態あるいは実施の第2形態と同等の効果が得られ、更に、突出し部723はケース702に一体に成形されているので、リブを設けるための追加部材によるコストアップを伴わない利点がある。
【0066】
図10は、上記実施の第1形態ないし第7形態のいずれかの開口部1つ当たりの幅Wと冷房能力Qの関係を示した特性図、図11は開口部1つ当たりの幅Wと排水量Gとの関係を示した特性図である。
【0067】
すなわち図10及び図11は、実施の第1形態ないし第7形態の開口部124、224、324a、324b、324c、424、524、624、724の1つ当たりの幅寸法W(mm)と、凝縮水の排水量G及びエバポレータ3の冷房能力Qの関係を示し、凝縮水の排水量G及びエバポレータ3の冷房能力Qは、共に開口部1つ当たりの幅寸法Wの特定範囲内で最大となる特性があることを示している。
【0068】
開口部の1つ当たりの幅寸法W(mm)を変化させた場合、図11が示すように、凝縮水の排水量GはW=3〜30mmの範囲で最大となることが確認された。それに伴い、エバポレータ3の冷房能力Qも、図10が示すように排水量Gの特性に相関してW=3〜30mmの範囲で最大となる。
【0069】
その結果から、リブ123、223、323a、323b、423、523、623、または突出し部723に設けている開口部の1つ当たりの幅寸法W(mm)は、3〜30mmの範囲に設定することが望ましい。
【0070】
図12に基づき、本発明の実施の第8形態に係る車両用空調装置につき説明する。図12は本実施の形態の車両用空調装置のエアコンユニットの要部横断面図である。
【0071】
本実施の形態の車両用空調装置は、図12に示すように、略鉛直に配置され、横向きの風流れ方向aに対して略垂直に入口面3a、出口面3bが配置されたエバポレータ3の下端部3cに、エバポレータ3の幅方向に、エバポレータ3の下部側のコルゲートフィン32部と接触して、エバポレータ3に一体となったリブ823が形成されている。
【0072】
リブ823は、エバポレータ3の下端部3cから下方に所定の長さ延在し、必要に応じて複数取付けられる。なお、リブ823は、エバポレータ3の下端部3c風下側のR形状端部3rから下方に伸びるものを設けることが望ましい。
【0073】
したがって、本実施の形態においては、エバポレータ3の下端部3cには、エバポレータ3の下部側のコルゲートフィン32部と接触して、エバポレータ3に一体となったリブ823が下方向に所定の長さを持って形成されているので、凝縮水はコルゲートフィン32からリブ823に伝わって流れ、エアコンユニット801のケース2の凝縮水受け21に落下してコルゲートフィン32内に滞留することはない。
【0074】
以上により、本実施の形態の車両用空調装置によれば、実施の第1形態あるいは実施の第2形態と同様にエバポレータ3に発生する凝縮水の排水性が向上する。また、リブ823を複数個設けた場合は実施の第3形態と同様に排水性が向上し、水飛び及びエバポレータ3のフロストを防止することができ、コルゲートフィン32表面の凝縮水の溜まり込みがなくなるので、コルゲートフィン32の熱交換効率の低下がなくなり、エバポレータ3の冷却性能を向上することが出来る。
【0075】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてもよいことは言うまでもない。
【0076】
例えば、本発明を適用するのはエバポレータ3を略鉛直に配置したエアコンユニットであればよく、また、従来例で示した送風ユニット4、エバポレータ3を収納するケース2、及び図示を省略したヒータユニットのいずれか2つ以上を一体とした構造のものであってもよい。
【0077】
【発明の効果】
(1)請求項1の発明によれば、車両用空調装置を、車両用空調装置のエアコンユニットのケース内に略鉛直に配置され送風ファンからの横向きの風流れと略垂直な入口面と出口面を有するエバポレータを備え、同エバポレータ下方の前記ケースに凝縮水を排出するための凝縮水受けを形成した車両用空調装置において、同凝縮水受けに、前記エバポレータの幅方向に上端部が同エバポレータの下端部に接するリブを配置すると共に、同リブに1つ以上の開口部を形成してなるように構成したので、エバポレータの下部側に流れてきた凝縮水は、その表面張力によりリブの上端部との間でブリッジを形成してリブに伝わり、凝縮水受けに流れ易くなり滞留することなく排出され、リブの風上側に落下した凝縮水は、リブに形成した開口部を通り排出される。そのため、エバポレータに発生する凝縮水の排水性が向上し、水飛び及びエバポレータのフロストを防止することができ、エバポレータを構成するコルゲートフィン表面の凝縮水の溜まり込みがなくなるため、コルゲートフィンの熱交換効率の低下がなくなり、エバポレータの冷却性能が向上する。
【0078】
(2)請求項2の発明によれば、請求項1に記載の車両用空調装置において、前記リブの上端部が前記エバポレータの下端部風下側のR形状端部に接するように配置されてなるように構成したので、風下側にあって多く流れるR形状端部の凝縮水は、R形状端部と接するリブとの間で表面張力によるブリッジが更に形成し易くなり、エバポレータからリブを伝わっての凝縮水の落下が更に容易になって、凝縮水は連続して凝縮水受けに落下する。そのため、請求項1の効果を奏するとともに、更にその効果を高めることができる。
【0079】
(3)請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置において、前記リブが前記風流れに前後して複数本配置されてなるように構成したので、エバポレータの下端部に流れた凝縮水はこれら複数のリブとの間でそれぞれブリッジを形成し、リブを伝わって凝縮水受けに落下するため、凝縮水はエバポレータの広い範囲から複数のリブを伝わって凝縮水受けに落下するようになり、排水性が向上し凝縮水の滞留量が低減して、請求項1または請求項2の発明の効果を奏するとともに、更にその効果を高めることができる。
【0080】
(4)請求項4の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置において、前記リブが前記ケースに一体に成形されてなるように構成したので、請求項1または請求項2の発明の効果を奏するとともに、リブがケースに一体に成形されているため、リブの追加部材が不要であり、そのためのコストアップを伴わない。
【0081】
(5)請求項5の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置において、前記リブが前記ケース内に備えられた断熱材で形成されてなるように構成したので、請求項1または請求項2の発明の効果を奏するとともに、更に、リブは従前より取付けられた断熱材に一体に形成されているため、リブの追加部材が不要であり、そのためのコストアップを伴わない。
【0082】
(6)請求項6の発明によれば、請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置において、前記リブは前記凝縮水受けに配置されることに代えて、前記エバポレータに取り付けられたシール材に形成され、同リブは上端部が前記エバポレータの下端部に接することに代えて、同リブの下端部が前記凝縮水受けに接してなるように構成したので、請求項1または請求項2の発明と同等の効果を奏するとともに、更に、リブは従前から備えられているエバポレータのシール材に一体に成形されているため、リブの追加部材が不要であり、そのためのコストアップを伴わない。
【0083】
(7)請求項7の発明によれば、車両用空調装置を、車両用空調装置のエアコンユニットのケース内に略鉛直に配置され送風ファンからの横向きの風流れと略垂直な入口面と出口面を有するエバポレータを備え、同エバポレータ下方の前記ケースに凝縮水を排出するための凝縮水受けを形成した車両用空調装置において、前記エバポレータの出口面に面する前記ケースの後面部分に、同エバポレータの幅方向に同エバポレータの出口面の下端部に接する突出し部を一体に成形すると共に、同突出し部に前記凝縮水受けと前記エバポレータの出口面側とを連通する開口部を1つ以上形成してなるように構成したので、エバポレータの凝縮水は突出し部に伝わり、その開口部からケースの凝縮水受けに連続して落下するので、請求項1または請求項2の発明の効果と同等の効果を奏するとともに、更に、突出し部はケースに一体に成形されているので、リブの追加部材が不要であり、そのためのコストアップを伴わない。
【0084】
(8)請求項8の発明によれば、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の車両用空調装置において、前記開口部の幅が3mm以上30mm以下であるように構成したので、請求項1ないし請求項7のいずれかの発明の効果に加え、開口部1つ当たりの凝縮水の排水量が最大となり、それに伴い、エバポレータの冷房能力も最大となる。
【0085】
(9)請求項9の発明によれば、車両用空調装置を、車両用空調装置のエアコンユニットのケース内に略鉛直に配置され送風ファンからの横向きの風流れと略垂直な入口面と出口面を有するエバポレータを備え、同エバポレータ下方の前記ケースに凝縮水を排出するための凝縮水受けを形成した車両用空調装置において、前記エバポレータの下端部に同エバポレータのコルゲートフィン部と接触して下方に向けて延在するリブを同エバポレータの幅方向に同エバポレータと一体に形成してなるように構成したので、凝縮水はコルゲートフィンからリブに伝わって流れ、ケースの凝縮水受けに落下してコルゲートフィン内に滞留することがなく、請求項1または請求項2の発明と同様に排水性が向上するとともに、リブを複数個設けた場合は請求項3の発明と同様に排水性が向上し、水飛び及びエバポレータのフロストを防止することができ、エバポレータを構成するコルゲートフィン表面の凝縮水の溜まり込みがなくなるため、コルゲートフィンの熱交換効率の低下がなくなり、エバポレータの冷却性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る車両用空調装置のエアコンユニットの要部横断面図である。
【図2】図1中D−D矢視図である。
【図3】本発明の実施の第2形態に係る車両用空調装置のエアコンユニットの要部横断面図である。
【図4】本発明の実施の第3形態に係る車両用空調装置のエアコンユニットの要部横断面図である。
【図5】図4中E−E矢視図である。
【図6】本発明の実施の第4形態に係る車両用空調装置のエアコンユニットの要部横断面図である。
【図7】本発明の実施の第5形態に係る車両用空調装置のエアコンユニットの要部横断面図である。
【図8】本発明の実施の第6形態に係る車両用空調装置のエアコンユニットの要部横断面図である。
【図9】本発明の実施の第7形態に係る車両用空調装置のエアコンユニットの要部横断面図である。
【図10】実施の第1形態ないし第7形態のいずれかの開口部1つ当たりの幅Wと冷房能力Qの関係を示した特性図である。
【図11】実施の第1形態ないし第7形態のいずれかの開口部1つ当たりの幅Wと排水量Gとの関係を示した特性図である。
【図12】本発明の実施の第8形態に係る車両用空調装置のエアコンユニットの要部横断面図である。
【図13】従来の車両用空調装置のエアコンユニットの横断面部分図である。
【図14】図13中A−A矢視による下部を図示省略したエバポレータの外観正面図である。
【図15】図14中B部を拡大したエバポレータのコルゲートフィン部断面詳細図である。
【図16】図15中C−C矢視によるコルゲートフィンのルーバ部拡大断面図であり、コルゲートフィン表面への凝縮水溜りの説明図である。
【符号の説明】
1         エアコンユニット
2         ケース
3         エバポレータ
3a        入口面
3b        出口面
3c        下端部
3r        R形状端部
21        凝縮水受け
22        凝縮水排出穴
31        冷媒チューブ
32        コルゲートフィン
33        ルーバ
101       エアコンユニット
123       リブ
124       開口部
201       エアコンユニット
223       リブ
224       開口部
301       エアコンユニット
323a、323b リブ
324a、324b、324c 開口部
401       エアコンユニット
402       ケース
421       凝縮水受け
423       リブ
424       開口部
500       断熱材
501       エアコンユニット
523       リブ
524       開口部
525       排出穴
600       シール材
601       エアコンユニット
623       リブ
624       開口部
700       後面部分
701       エアコンユニット
702       ケース
721       凝縮水受け
722       凝縮水排出穴
723       突出し部
724       開口部
801       エアコンユニット
823       リブ

Claims (9)

  1. 車両用空調装置のエアコンユニットのケース内に略鉛直に配置され送風ファンからの横向きの風流れと略垂直な入口面と出口面を有するエバポレータを備え、同エバポレータ下方の前記ケースに凝縮水を排出するための凝縮水受けを形成した車両用空調装置において、同凝縮水受けに、前記エバポレータの幅方向に上端部が同エバポレータの下端部に接するリブを配置すると共に、同リブに1つ以上の開口部を形成してなることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 請求項1に記載の車両用空調装置において、前記リブの上端部が前記エバポレータの下端部風下側のR形状端部に接するように配置されてなることを特徴とする車両用空調装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置において、前記リブが前記風流れに前後して複数本配置されてなることを特徴とする車両用空調装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置において、前記リブが前記ケースに一体に成形されてなることを特徴とする車両用空調装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置において、前記リブが前記ケース内に備えられた断熱材で形成されてなることを特徴とする車両用空調装置。
  6. 請求項1または請求項2に記載の車両用空調装置において、前記リブは前記凝縮水受けに配置されることに代えて、前記エバポレータに取り付けられたシール材に形成され、同リブは上端部が前記エバポレータの下端部に接することに代えて、同リブの下端部が前記凝縮水受けに接してなることを特徴とする車両用空調装置。
  7. 車両用空調装置のエアコンユニットのケース内に略鉛直に配置され送風ファンからの横向きの風流れと略垂直な入口面と出口面を有するエバポレータを備え、同エバポレータ下方の前記ケースに凝縮水を排出するための凝縮水受けを形成した車両用空調装置において、前記エバポレータの出口面に面する前記ケースの後面部分に、同エバポレータの幅方向に同エバポレータの出口面の下端部に接する突出し部を一体に成形すると共に、同突出し部に前記凝縮水受けと前記エバポレータの出口面側とを連通する開口部を1つ以上形成してなることを特徴とする車両用空調装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の車両用空調装置において、前記開口部の幅が3mm以上30mm以下であることを特徴とする車両用空調装置。
  9. 車両用空調装置のエアコンユニットのケース内に略鉛直に配置され送風ファンからの横向きの風流れと略垂直な入口面と出口面を有するエバポレータを備え、同エバポレータ下方の前記ケースに凝縮水を排出するための凝縮水受けを形成した車両用空調装置において、前記エバポレータの下端部に同エバポレータのコルゲートフィン部と接触して下方に向けて延在するリブを同エバポレータの幅方向に同エバポレータと一体に形成してなることを特徴とする車両用空調装置。
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