JPS5933716B2 - 人工皮革の揉軟化方法 - Google Patents
人工皮革の揉軟化方法Info
- Publication number
- JPS5933716B2 JPS5933716B2 JP15808676A JP15808676A JPS5933716B2 JP S5933716 B2 JPS5933716 B2 JP S5933716B2 JP 15808676 A JP15808676 A JP 15808676A JP 15808676 A JP15808676 A JP 15808676A JP S5933716 B2 JPS5933716 B2 JP S5933716B2
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- JP
- Japan
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- artificial leather
- angle
- grain
- knife
- leather
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
- Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、外観、風合いの良好な人工皮革を得るための
揉軟化方法に関する。
揉軟化方法に関する。
人工皮革は、繊維組織体からなる基布表面に各種樹脂を
塗布して製造されるため、表面は全く平滑で、フィルム
状であるがために、用途lこよっては、天然皮革の如き
外観の皺と、天然皮革の如き風合いの揉軟性を人工的に
付与せしめる必要がある。
塗布して製造されるため、表面は全く平滑で、フィルム
状であるがために、用途lこよっては、天然皮革の如き
外観の皺と、天然皮革の如き風合いの揉軟性を人工的に
付与せしめる必要がある。
従来、人工皮革の揉軟化方法としては、特公昭45−1
6353号や特公昭47−45481号に示されている
如きステーキング型もみ機や、特公昭47−51585
号や特公昭48−5884号に示されている如き把持型
もみ機fこよる方法があるが、これらの方法で人工皮革
をもみ加工した場合には、もみ跡が幅広い形の条跡とし
て人工皮革の銀面上に残留して商品外観を著しく損なう
などの共通した欠点の他に、風合いの改良が不充分であ
ったり銀面上の光沢感が悪化したりする欠点があった。
6353号や特公昭47−45481号に示されている
如きステーキング型もみ機や、特公昭47−51585
号や特公昭48−5884号に示されている如き把持型
もみ機fこよる方法があるが、これらの方法で人工皮革
をもみ加工した場合には、もみ跡が幅広い形の条跡とし
て人工皮革の銀面上に残留して商品外観を著しく損なう
などの共通した欠点の他に、風合いの改良が不充分であ
ったり銀面上の光沢感が悪化したりする欠点があった。
例えば、特公昭45−16353号に示されている如き
素材Iこ対して垂直方向に一連の突き棒でつつくことに
よって素材tこ曲げ応力を与える機構をもったステーキ
ング型もみ機で、銀面層を有する人工皮革をもみ加工し
た場合、銀面上のしぼ、光沢に効果的な改良がなされ得
ないのみならず、紳士靴甲革や婦人靴甲革や種々の運動
靴などの甲革用人工皮革に関しても、文種々の袋物や鞄
などの鞄類用人工皮革に関してもその風合いを著しく改
良するtこは到らないばかりかかえって銀面上Iこ突き
棒で繰り返しつつかれることによってもたらされる幅広
い条跡を発生せしめ、商品外観をはなはだしく損なう。
素材Iこ対して垂直方向に一連の突き棒でつつくことに
よって素材tこ曲げ応力を与える機構をもったステーキ
ング型もみ機で、銀面層を有する人工皮革をもみ加工し
た場合、銀面上のしぼ、光沢に効果的な改良がなされ得
ないのみならず、紳士靴甲革や婦人靴甲革や種々の運動
靴などの甲革用人工皮革に関しても、文種々の袋物や鞄
などの鞄類用人工皮革に関してもその風合いを著しく改
良するtこは到らないばかりかかえって銀面上Iこ突き
棒で繰り返しつつかれることによってもたらされる幅広
い条跡を発生せしめ、商品外観をはなはだしく損なう。
また、特公昭47−51585号で示されている如き、
波状で且つ互に噛み合う表面を有する一対のゴムローラ
ー間fこ素材を通過させつつ、同時に別の波状で、且つ
互にゆるくはさみ合う表面を有する一対のゴム性把持体
で、素材を軽く挟みながら、ゴム性把持体の6対が互に
相反する方向に僅かlこ摺動すること1こよって、素材
に伸長の応力と曲げの応力とを同時lこ与える機構をも
った把持型もみ機で、銀面層を有する人工皮革をもみ加
工した場合、銀面上にしぼを発生せしめるとともに光沢
感および風合いもある程度改良されるが、波状の噛合い
ローラー及び把持体lこよってもたらされる深く且つ巾
広い条跡が商品の外観とは程遠い程度Eこ残留する。
波状で且つ互に噛み合う表面を有する一対のゴムローラ
ー間fこ素材を通過させつつ、同時に別の波状で、且つ
互にゆるくはさみ合う表面を有する一対のゴム性把持体
で、素材を軽く挟みながら、ゴム性把持体の6対が互に
相反する方向に僅かlこ摺動すること1こよって、素材
に伸長の応力と曲げの応力とを同時lこ与える機構をも
った把持型もみ機で、銀面層を有する人工皮革をもみ加
工した場合、銀面上にしぼを発生せしめるとともに光沢
感および風合いもある程度改良されるが、波状の噛合い
ローラー及び把持体lこよってもたらされる深く且つ巾
広い条跡が商品の外観とは程遠い程度Eこ残留する。
その上把持型もみ機のいま一つの欠点は処理速度が遅く
広く工業的fこ実用される上で、大きな障害となってい
る。
広く工業的fこ実用される上で、大きな障害となってい
る。
また、実開昭51−77388号で示されている如きド
クター・エッヂ上で素材をしごくことによって素材に曲
げ応力を与える機構を有するしごき型もみ機で、銀面層
を有する人工皮革をもみ加工した場合、実開昭51−7
7388号の実用新案登録請求の範囲lこ記載されてい
る如き方法では、以下の理由により商品外観上の著しい
欠点をもたらす。
クター・エッヂ上で素材をしごくことによって素材に曲
げ応力を与える機構を有するしごき型もみ機で、銀面層
を有する人工皮革をもみ加工した場合、実開昭51−7
7388号の実用新案登録請求の範囲lこ記載されてい
る如き方法では、以下の理由により商品外観上の著しい
欠点をもたらす。
即ち先づ第一(こ、実開昭51−77388号に記載さ
れているドクター・エッチの走行布の走行方向1こ対す
る角度(本発明(こおいては、後で述べるように、これ
をしごき角度と定義している)を略45°に固定して、
かようなドクターエッヂ上で人工皮革の銀面側又は裏面
側をしごき処理すれば、他の条件をいかように変えよう
とも人工皮革の銀面上に発現するしばば、その方向が全
く一方向に限定されるため皮革の代替素材として要求さ
れている商品の外観とはおよそかけ離れたものとなる。
れているドクター・エッチの走行布の走行方向1こ対す
る角度(本発明(こおいては、後で述べるように、これ
をしごき角度と定義している)を略45°に固定して、
かようなドクターエッヂ上で人工皮革の銀面側又は裏面
側をしごき処理すれば、他の条件をいかように変えよう
とも人工皮革の銀面上に発現するしばば、その方向が全
く一方向に限定されるため皮革の代替素材として要求さ
れている商品の外観とはおよそかけ離れたものとなる。
更に実開昭51−77388号の目的とする布帛のチョ
ークマークと風合いの修正においては、しごくための刃
の面と素材の面とのなす角度(本発明においては、後で
述べるようにこれを引取り角度と定義している)は、布
帛面の毛羽光を一定方向に寝かせてくせづけする為(こ
は、大きな要因とはなり得ないの1こ反し、銀面層を有
する人工皮革のしぼと風合いとの改良(こおいては、引
取り角度は繊細なしぼをあらゆる方向に発生させる為1
こは大きな要因となる。
ークマークと風合いの修正においては、しごくための刃
の面と素材の面とのなす角度(本発明においては、後で
述べるようにこれを引取り角度と定義している)は、布
帛面の毛羽光を一定方向に寝かせてくせづけする為(こ
は、大きな要因とはなり得ないの1こ反し、銀面層を有
する人工皮革のしぼと風合いとの改良(こおいては、引
取り角度は繊細なしぼをあらゆる方向に発生させる為1
こは大きな要因となる。
したがって実開昭51−77388号の如く、引取り角
度を特定しない場合には、揉軟性の充分な人工皮革は得
られない。
度を特定しない場合には、揉軟性の充分な人工皮革は得
られない。
そこで、前記欠点のない人工皮革の揉軟化方法を提供す
べく鋭意研究の結果、人工皮革の銀面側及び/又は裏面
側をナイフの刃先に押し当ててしごく1こ際し、特定の
曲率半径を有するナイフを2段以上設けて、特定の条件
を満足するしごき角度で、且つ特定の引取り角度でしご
くこと1こより良好な風合いを具備し、且つ天然皮革の
しぼに酷似したしぼを有する人工皮革が得られることを
知見し本発明に到達した。
べく鋭意研究の結果、人工皮革の銀面側及び/又は裏面
側をナイフの刃先に押し当ててしごく1こ際し、特定の
曲率半径を有するナイフを2段以上設けて、特定の条件
を満足するしごき角度で、且つ特定の引取り角度でしご
くこと1こより良好な風合いを具備し、且つ天然皮革の
しぼに酷似したしぼを有する人工皮革が得られることを
知見し本発明に到達した。
すなイつち、本発明は人工皮革を揉軟化する装置の込り
込み側の張力調整ロールと引取り側の引張りロールとの
間1こ、ナイフを設けて、人工皮革をしごいて、揉軟化
するlこ際し、刃先厚の曲率半径が0.01mm以上〜
10朋以下であるナイフを少なくとも2段以上設け、し
ごき角度が10〜170゜であって、しごき角度の最大
と最小との差が少なくとも10°以上であり、かつ引取
り角度が60゜以下となるように、人工皮革の銀面側及
び/又は裏面側をナイフにあてて通過せしめることを特
徴とする人工皮革の揉軟化方法である。
込み側の張力調整ロールと引取り側の引張りロールとの
間1こ、ナイフを設けて、人工皮革をしごいて、揉軟化
するlこ際し、刃先厚の曲率半径が0.01mm以上〜
10朋以下であるナイフを少なくとも2段以上設け、し
ごき角度が10〜170゜であって、しごき角度の最大
と最小との差が少なくとも10°以上であり、かつ引取
り角度が60゜以下となるように、人工皮革の銀面側及
び/又は裏面側をナイフにあてて通過せしめることを特
徴とする人工皮革の揉軟化方法である。
本発明を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明における揉軟化方法を実施する際1こ使
用される装置の1例である。
用される装置の1例である。
第2図は本発明1こおいて使用されるナイフの断面図で
ある。
ある。
第1図1こおいて、1,2.3はナイフを示している。
本発明(こおいて使用される人工皮革をしごくナイフは
その刃先厚の曲率半径すなわち第2図の5で示されるも
の0.01〜10mynであることが必要である。
その刃先厚の曲率半径すなわち第2図の5で示されるも
の0.01〜10mynであることが必要である。
好ましくは0.01〜5mmがよい。刃先厚の曲率半径
が0.01〜1101nの範囲外であると、良好なしは
を有し、かつ外観の風合いが良好な人工皮革が得られな
い。
が0.01〜1101nの範囲外であると、良好なしは
を有し、かつ外観の風合いが良好な人工皮革が得られな
い。
又、ナイフの刃先厚の曲率半径は一様である必要はなく
、刃先厚の曲率半径が10mm以下のものが数種混在し
ていてもよい。
、刃先厚の曲率半径が10mm以下のものが数種混在し
ていてもよい。
本発明tこおけるナイフは、走行する人工皮革に対して
、人工皮革の長さ方向に平行する縁のなす線と、ナイフ
の刃先の線とがなす角度のうち、人工皮革におおわれた
ほうの角度(これをしごき角度と定義する)、が10〜
170°の間になるように設置されていなければならな
い。
、人工皮革の長さ方向に平行する縁のなす線と、ナイフ
の刃先の線とがなす角度のうち、人工皮革におおわれた
ほうの角度(これをしごき角度と定義する)、が10〜
170°の間になるように設置されていなければならな
い。
第1図においては、しごき角度とは角ABCで示される
角度のことである。
角度のことである。
しごき角度が10〜1700の範囲外であると、良好な
しはを有し、揉軟性が十分な人工皮革は得られない。
しはを有し、揉軟性が十分な人工皮革は得られない。
上述した条件のもとに設置されたナイフは、少なくとも
2段以上設けられていることが必要であり、かつ設置さ
れたこれらのナイフのしごき角度の最大のものと最小の
ものとの差は少くとも10゜以上でなければならない。
2段以上設けられていることが必要であり、かつ設置さ
れたこれらのナイフのしごき角度の最大のものと最小の
ものとの差は少くとも10゜以上でなければならない。
このよう1こナイフが2個以上多段に設置されかつしご
き角度がある程度の変化を有していないと、人工皮革の
銀面側に天然皮革様のしぼと揉軟さを発現させることが
できない。
き角度がある程度の変化を有していないと、人工皮革の
銀面側に天然皮革様のしぼと揉軟さを発現させることが
できない。
第1図tこ示した装置は、ナイフが3段設けられたもの
であり、ナイフ1,2及び3に対するそれぞれのしごき
角度は角A、 B Cで示される角度、角B C’Cで
示される角度、角C’E Cで示される角度である。
であり、ナイフ1,2及び3に対するそれぞれのしごき
角度は角A、 B Cで示される角度、角B C’Cで
示される角度、角C’E Cで示される角度である。
以上、述べた如き条件のもと1こ、ナイフ1こ人工皮革
を通過せしめて、人工皮革の銀面層及び/又は裏面側を
しごくわけであるが、走行する人工皮革の面と人工皮革
がナイフlこよって折り曲げて出来る而とのなす角度(
これを引取り角度と定義する)は60°以内でなければ
ならない。
を通過せしめて、人工皮革の銀面層及び/又は裏面側を
しごくわけであるが、走行する人工皮革の面と人工皮革
がナイフlこよって折り曲げて出来る而とのなす角度(
これを引取り角度と定義する)は60°以内でなければ
ならない。
第1図においては引取り角度は面ABCDと面BCC’
とのなす角度である。
とのなす角度である。
引取り角度が60°を超えると、得られる人工皮革の風
合いが悪く、しぼの繊細な感じが失なイつれる。
合いが悪く、しぼの繊細な感じが失なイつれる。
更lこ効果的にしごかれる為には引取り角度は20°以
内が好ましく、10°以内であれば更1こ好ましい。
内が好ましく、10°以内であれば更1こ好ましい。
本発明1こおける装置で、人工皮革をしごき処理する場
合、人工皮革の受ける張力は、人工皮革が5係伸長され
るに要する力以内であれば好ましい。
合、人工皮革の受ける張力は、人工皮革が5係伸長され
るに要する力以内であれば好ましい。
人工皮革を通過させる場合のラインスピードとしては、
0.5m/rmin以上25m/min以内が好ましい
。
0.5m/rmin以上25m/min以内が好ましい
。
本発明1こおける人工皮革とは、不織布、織布あるいは
編布又はこれら繊維組織体から任意に選ばれた2種以上
の繊維組織体よりf、fる複合組織体の上1こ、樹脂層
を形成せしめたものか、不織布、織布あるいは編布、又
はこれら繊維組織体よりなる複合組織体1こ、あらかじ
め樹脂を含浸しこの上に樹脂層を形成せしめたものをい
う。
編布又はこれら繊維組織体から任意に選ばれた2種以上
の繊維組織体よりf、fる複合組織体の上1こ、樹脂層
を形成せしめたものか、不織布、織布あるいは編布、又
はこれら繊維組織体よりなる複合組織体1こ、あらかじ
め樹脂を含浸しこの上に樹脂層を形成せしめたものをい
う。
銀面層とは、ここlこ述べた樹脂層をさすが、この銀面
層上に仕上のための着色および/又は透明の樹脂層をも
っていても、又はもっていなくてもよい。
層上に仕上のための着色および/又は透明の樹脂層をも
っていても、又はもっていなくてもよい。
又エンボス処理をしても、しないものでも構イっない。
人工皮革の銀面層1こ用いられる樹脂としては、人工皮
革の銀面層として形成された状態での密度が0.3g/
cyit以上0.8g/ぬ下で、且つこの樹脂の流延法
fこよる充実フィルムの5%伸長時の発生応力が0.1
kg/mt以上0.6kg/ma以下且つ50係伸長時
より回復させて得られる永久歪の伸長以前の長さに対す
る割合が95係以下50係以上のものが好ましく、且つ
銀面層の上に着色および/又は透明の樹脂層をもたせる
場合には着色および/又は透明の樹脂層の5係伸長時の
発生応力が0105kg/mA以上4.0kg/−以下
で、且つ50係伸長時より回復させて得られる永久歪の
伸長以前の長さに対する割合が90%以下20係以上が
好ましい。
革の銀面層として形成された状態での密度が0.3g/
cyit以上0.8g/ぬ下で、且つこの樹脂の流延法
fこよる充実フィルムの5%伸長時の発生応力が0.1
kg/mt以上0.6kg/ma以下且つ50係伸長時
より回復させて得られる永久歪の伸長以前の長さに対す
る割合が95係以下50係以上のものが好ましく、且つ
銀面層の上に着色および/又は透明の樹脂層をもたせる
場合には着色および/又は透明の樹脂層の5係伸長時の
発生応力が0105kg/mA以上4.0kg/−以下
で、且つ50係伸長時より回復させて得られる永久歪の
伸長以前の長さに対する割合が90%以下20係以上が
好ましい。
銀面層に用いられる樹脂が、銀面層上で0.4.9/−
以上0.6 El /crlの密度を有し、且つその流
延法による充実フィルムの5%伸長時の発生応力が0.
15kg/−以上0.4kg/myi以下で且つ50係
伸長時より回復させて得られる永久歪の伸長以前の長さ
に対する割合が90%以下70%以上であって、この銀
面層の上に着色および/又は透明の樹脂層を与えるtこ
際して着色および/又は透明の樹脂層の中の少くとも一
層についてその5係伸長時)の発生応力が0.6kg/
−以上3.0kg/−以下で且つ50%伸長時より回復
して得られる永久歪の伸長以前の長さに対する割合が7
5%以下35係以上であればより好ましく、これを本発
明の装置lこよってしごき処理すれは、立体感があって
且つ繊細な天然皮革のしほに酷似したしぼを有する外観
、風合いの良好な人工皮革を製造しうる。
以上0.6 El /crlの密度を有し、且つその流
延法による充実フィルムの5%伸長時の発生応力が0.
15kg/−以上0.4kg/myi以下で且つ50係
伸長時より回復させて得られる永久歪の伸長以前の長さ
に対する割合が90%以下70%以上であって、この銀
面層の上に着色および/又は透明の樹脂層を与えるtこ
際して着色および/又は透明の樹脂層の中の少くとも一
層についてその5係伸長時)の発生応力が0.6kg/
−以上3.0kg/−以下で且つ50%伸長時より回復
して得られる永久歪の伸長以前の長さに対する割合が7
5%以下35係以上であればより好ましく、これを本発
明の装置lこよってしごき処理すれは、立体感があって
且つ繊細な天然皮革のしほに酷似したしぼを有する外観
、風合いの良好な人工皮革を製造しうる。
本発明の如く、ナイフの刃でしごくという揉軟化方法を
とれば、得られる人工皮革に巾広い条跡を発生せしめる
ことなく、天然皮革に酷似した、・ しぼと揉軟性を有
する人工皮革が得られる。
とれば、得られる人工皮革に巾広い条跡を発生せしめる
ことなく、天然皮革に酷似した、・ しぼと揉軟性を有
する人工皮革が得られる。
以下本発明を実施例によりさら1こ詳述する。
実施例 1
ポリエステル繊維不織布の不織布層中に、ポリウレタン
樹脂を固型分で不織布重量の55%含浸させて形成した
組成物上1こ、同じ組成のポリウレタン樹脂を固形分で
250 g/ m”の割合でコーティングして多孔質の
銀面層を形成せしめた。
樹脂を固型分で不織布重量の55%含浸させて形成した
組成物上1こ、同じ組成のポリウレタン樹脂を固形分で
250 g/ m”の割合でコーティングして多孔質の
銀面層を形成せしめた。
この上1こ顔料9部、ポリウレタン樹脂41部、TI−
IF/1.4 、I)IOXANE(混合比1:1)5
0部からなる塗料を、固形分の厚さが10μになるよう
に塗布し、ついでポリウレタン樹脂50部、上記と同組
成の溶媒50部からなる塗料を固形分の厚さが3μlこ
なるよう1こ塗布して、ついで毛孔調のエンホスを行な
い、銀面層上1こ仕上のための着色と透明の位・1脂層
をもち、且つ毛孔調の模様を有する人工皮革を形成した
。
IF/1.4 、I)IOXANE(混合比1:1)5
0部からなる塗料を、固形分の厚さが10μになるよう
に塗布し、ついでポリウレタン樹脂50部、上記と同組
成の溶媒50部からなる塗料を固形分の厚さが3μlこ
なるよう1こ塗布して、ついで毛孔調のエンホスを行な
い、銀面層上1こ仕上のための着色と透明の位・1脂層
をもち、且つ毛孔調の模様を有する人工皮革を形成した
。
かくして得られた人工皮革の銀面側を第1表1こ示す条
件(a)でしごき処理し、第2表1こ示す如き良好な結
果を得た。
件(a)でしごき処理し、第2表1こ示す如き良好な結
果を得た。
実施例 2
実施例1で得られた人工皮革を本発明の装置でしごき処
理するに際し、実施例IIこ示したようtこその銀面側
をしごき処理する代りに第1表]こ示す条件(a)で裏
面側をしごき処理し、第2表1こ示す如き良好な結果を
得た。
理するに際し、実施例IIこ示したようtこその銀面側
をしごき処理する代りに第1表]こ示す条件(a)で裏
面側をしごき処理し、第2表1こ示す如き良好な結果を
得た。
比較例 1
実施例1で得られた人工皮革を、スピット社製のステー
キング型もみ機で第1表に示す条件(b)でもみ加工し
、第2表に示す如き不満足な結果を得た。
キング型もみ機で第1表に示す条件(b)でもみ加工し
、第2表に示す如き不満足な結果を得た。
比較例 2
実施例1で得られた人工皮革を、ヤマサ技研社製の把持
型もみ機で第1表に示す条件(c)でもみ加工し、第2
表に示す如き不満足な結果を得た。
型もみ機で第1表に示す条件(c)でもみ加工し、第2
表に示す如き不満足な結果を得た。
第2表1こおいて示された如く、本発明における揉軟化
方法lこよって処理された人工皮革は、しぼ、風合、光
沢窓等において良好な結果を有するものである。
方法lこよって処理された人工皮革は、しぼ、風合、光
沢窓等において良好な結果を有するものである。
第1図は本発明の装置の斜視図である。
1,2゜3は各々しごき角度をかえて設置されたナイフ
。 4は人工皮革であり、矢印はその走行方向を示す。 しごき角度は、例えば角ABCのことであり、引取り角
度とは、例えば面ABCDと面B CC’とのなす角の
内でナイフを内部にかかえ込んだ角度のことである。 第2図は、本発明のナイフの刃先の断面図である。 5はナイフの刃先片の曲率半径を示している。
。 4は人工皮革であり、矢印はその走行方向を示す。 しごき角度は、例えば角ABCのことであり、引取り角
度とは、例えば面ABCDと面B CC’とのなす角の
内でナイフを内部にかかえ込んだ角度のことである。 第2図は、本発明のナイフの刃先の断面図である。 5はナイフの刃先片の曲率半径を示している。
Claims (1)
- 1 人工皮革を揉軟化する装置の送り込み側の張力調整
ロールと引取り側の引張りロールとの間1こ、ナイフを
設けて人工皮革をしごいて揉軟化するlこ際し、刃先厚
の曲率半径がo、oxmmJ!上〜10龍上下10龍以
下フを少なくとも2段以上設け、しごき角度が10〜1
700であってしごさ角度の最大と最小との差が少なく
とも10°以上であり、かつ引取り角度が60°以下と
なるよう1こ、人工皮革の銀面側及び/又は裏面側をナ
イフ1こあてて通過せしめることを特徴とする人工皮革
の揉軟化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15808676A JPS5933716B2 (ja) | 1976-12-29 | 1976-12-29 | 人工皮革の揉軟化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15808676A JPS5933716B2 (ja) | 1976-12-29 | 1976-12-29 | 人工皮革の揉軟化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5386002A JPS5386002A (en) | 1978-07-29 |
JPS5933716B2 true JPS5933716B2 (ja) | 1984-08-17 |
Family
ID=15663983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15808676A Expired JPS5933716B2 (ja) | 1976-12-29 | 1976-12-29 | 人工皮革の揉軟化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5933716B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6311515U (ja) * | 1986-07-09 | 1988-01-26 |
-
1976
- 1976-12-29 JP JP15808676A patent/JPS5933716B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6311515U (ja) * | 1986-07-09 | 1988-01-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5386002A (en) | 1978-07-29 |
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