JPH01221583A - 皺付着色加工した繊維シート状物 - Google Patents

皺付着色加工した繊維シート状物

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JPH01221583A
JPH01221583A JP63043929A JP4392988A JPH01221583A JP H01221583 A JPH01221583 A JP H01221583A JP 63043929 A JP63043929 A JP 63043929A JP 4392988 A JP4392988 A JP 4392988A JP H01221583 A JPH01221583 A JP H01221583A
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JP
Japan
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resin
sheet
coloring
creased
wrinkled
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JP63043929A
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Yoshimitsu Saito
斉藤 由光
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Decoration Of Textiles (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Coloring (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 衣料、袋物、かばん、靴、履物、インチリヤ等に用いら
れる素材に関する。
(ロ) 従来の技術 繊維シート類に、ぼかし模様の筋目をつけたり、霜降模
様の着色加工したものは、従来は、グラビヤ印刷やスク
リーン捺染等の加工によって成されていた。
0→ 発明が解決しようとする問題点 繊維シート類に形成された模様が不定形柄であっても、
その柄の筋や着色模様は、表面的かつ画−的で滲み、ぼ
かし、着色むら(斑)がなく美麗ではあっても、自然感
や立体感に欠け、風合(感触)的にも均質なものであっ
た。
に) 問題点を解決するための手段 繊維シート類を樹脂加工して、あたかも糊付し、アイロ
ンがけした如くして密度を高め、伸縮性や弾性を小さく
シ、剛性を付与して、コンディショニング(処理条件)
を整えて強制的に屈曲、折曲げ、押圧、絞り、揉み等の
加工を行い、繊維や繊維組織、あるいは加工した樹脂分
を含めて、折損、損傷、施緩さし、あるいは部分離脱さ
し、染料や顔料液によって浸漬染色、あるいは塗工等に
よって着色加工を行うものである。
なお、樹脂分等の可溶成分は溶出する場合もある。
(ホ)  作     用 繊維シート類を単に強制歪を与えようとしても、コンデ
ィショニングだけでは容易に歪を形成しない。たとえ、
歪を形成しても、そのものの弾性や伸縮性から原形に復
し易い。
繊維シート類を樹脂加工することにより伸縮性や弾性を
小さくし、剛性を付与して歪の形成や損傷を容易にし、
強制歪を付与する時点で、場合により樹脂に対する溶媒
を付加し、あるいは加熱、冷却等のコンディショニング
を行って、強制歪付与の加工を効果的なものとする。
かくして得られた強制歪やその損傷、施緩等物理的変化
した所え着色液を付与して行くことにより、着色液の滲
み、ぼかしや着色むらを自然的に生ずる。
また、樹脂分を物理的にランダムに部分離脱さし、ある
いは溶出することにより、繊維と樹脂分の着色度差を生
じ、樹脂分の離脱や溶出により着色にむらを生じ、霜降
状を呈したりする。
これらの着色は、歪が繊維シート類の厚み全般に及んで
いるので、当然立体的であり深みのある濃淡を現出する
ことになる。
また、樹脂分や可溶成分の部分的除去により風合にもむ
らを生じ、強制歪の形成により全般的には柔軟で、ドレ
ープ性がよくなり風合に変化を与えるものとなる。
(へ)  実  施  例 ケン化度98%と88%の部分ケフ化したポバールを5
0対50混合し、10%溶液とし、これに厚さ約0・9
mmの綿を主としたダック(キャンノ;ス)を浸漬して
樹脂含浸し、ピックアップ80%とし、乾燥し、カレン
ダー加工して厚さ約0・75〜0・80mmとする。
これを2箇所の把持ロールで把持して、その間隔を狭め
、またはその間隔間に樹脂加工済繊維シートを送って弛
みをもたせ、把持ロールを揺動しあるいは正、逆に回動
して揉み、皺付加工を行う。
次に直接染料スカイブルー15.2%、炭酸ソーダ−1
%、ボウ硝10%、浴比1対20の中へ皺付加工体を浸
漬し、80=85°Cで約40分間処理する。これを絞
って乾燥する。
この場合、樹脂のポバールのうち、部分ケフ化した方は
大部分溶出され、残留したポバールと繊維には着色の濃
淡ができるとともに、皺の筋目は、繊維組織が弛緩し、
繊維束はほぐれ、一部損傷し濃色に染色される。
模様としては、くずれ亀甲か鹿の予約なものとなり自然
な濃淡と風合い(感触)をもった繊維シート状物となる
繊維シート類を樹脂加工した樹脂の除去については、皺
付加工時に機械的に一部除去し、また、皺付加工後溶出
しておいてもよく、染色と同時に本実施例のように溶出
除去してもよく、染色後適正条件下で溶出除去してもよ
い。
使用する原材料については、繊維シート類としては、紙
類、織布、不織布、編布及びそれらの起毛品等である。
樹脂加工用樹脂としては、水可溶性のもの、−部水可溶
性のもの、非水可溶性のものなどいずれの系統のもので
もよい。非水可溶性のものであっても、機械的に一部除
去は可能であり、除去しない場合は濃度ないし粘度調整
して、含浸あるいは塗工すれば加工の付着むらができる
からである。
使用し得る樹脂類は、水溶性のものでは、例えば、メチ
ル、エチルセルローズ類、ポバール、ポリビニルピロリ
ドン、ポリアクリルアミド、デンプン、カゼイン、その
他天然加工品、エマルションとしては、ビニル系、アク
リル、ポリウレタンナイロン、ブチルメラミン、エポキ
シ等熱可塑性や反応硬化性のもの及びそれらの溶剤タイ
プのようなもの等である。
着色剤については、染料及び顔料液が用し・られる。そ
して着色加工は、液への浸漬染色、塗工着色をするもの
である。
加工に関しては、強制的歪を形成さす前後の処理、また
は同時にそれらの加工を併用することについては、主と
して使用する樹脂に変化を与えるためである。
通常、熱可塑性樹脂の場合は室温または冷却して、その
樹脂のガラス転移温度以下會こして、できるだけ柔軟性
を小さくし歪を付与し易いようにし加熱する場合は、熱
硬化性あるいは反応硬化性の樹脂の場合、損傷を越えて
破壊に至るような場合は、軟化さすためである。
また、使用樹脂に対する溶媒(例えば水あるいは各種溶
剤)を供給または付加するのは、強制力を加えた場合に
繊維シート状物から樹脂分が離脱し過ぎるのを防止した
り、加工時における部分的溶解やゲル化を助長したり、
凝集してむらをつくり易くするためである。また繊維シ
ート状物自体の調湿をも兼ねるものである。
強制的歪を付与する前の押圧加工は、一種のカレ レンダ−加工であって、÷−ティングまたはブレーティ
ングで歪が入り易いようにするためである。
本発明の着色むらのある模様の繊維シート状物とするた
めには、強制的歪をつくって、物理的に損傷や付着物を
離脱さしてから着色する方法、強制歪をつくったのち、
樹脂の一部を溶出し、または溶出と同時に染色加工をす
る方法、さらには強制歪をつくり、着色加工を施した後
に樹脂等の可溶成分を溶出する方法等がとられる。
紙類は、そのままでも強制歪は形成されるが、織布、不
織、編布及びそれらの加工品(印刷、着色、樹脂加工、
起毛、サンディング、バッフィング等加工したもの)は
、歪が入っても回復し易いので樹脂加工を施して、セツ
ティングと着色むらと風合の変化を与えるものである。
製品の多様化については、本発明の繊維シート状物を基
体として、補強、保護、装飾性のために同質、異種の繊
維シート類、プラスチックフィルムやシート類を積層し
、あるいは塗工して、2層または多層構造体としてもよ
い。
(ト) 発明の効果 強制的に歪を形成した部分は他の部分より着色液の浸透
が多く、滲みを生じ、樹脂分の存在により、素材繊維と
異った着色になり、むらを生じ深みのある色調と立体感
を与え、風合的にもむらがある中に全体としてはドレー
プ性の良い独特の模様をもった皺付着色加工した繊維シ
ート状物となる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 紙類、織布、不織布、編布あるいはそれらの加工品
    等の繊維シート類を樹脂含浸し、あるいは塗工等によつ
    て樹脂加工を行つて伸びを小さくし、剛性をもたせ、そ
    のまま又は押圧加工を施し密度を高め、樹脂に対する溶
    媒を付加し、または付加せずに、室温または加熱あるい
    は冷却して屈曲、折曲げ、押圧、絞り、揉み等の加工を
    行つて強制的歪をつくつて皺付し、歪形成部の一部分の
    繊維や樹脂部分に折損、損傷、施緩あるいは離脱をさし
    、樹脂に対する溶媒を付加し、または付加せずに、染顔
    料液で着色加工を行い、濃淡または着色むらのある模様
    状を形成することを特徴とする皺付着色加工した繊維シ
    ート状物。2 樹脂加工した繊維シート類を皺付加工し
    、樹脂の一部を溶出して染色加工し、または染色加工と
    同時に樹脂の一部を溶出して加工し、風合むら及び染色
    むらをより明瞭にしたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の皺付着色加工した繊維シート状物。 3 樹脂加工した繊維シート類を皺付加工したのち、染
    顔料液によつて着色加工を行い、樹脂等の可溶成分を溶
    出して、風合むら及び着色むらをより明瞭にしたことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の皺付着色加工し
    た繊維シート状物。
JP63043929A 1988-02-25 1988-02-25 皺付着色加工した繊維シート状物 Pending JPH01221583A (ja)

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JPH01221583A true JPH01221583A (ja) 1989-09-05

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