JPS5933080B2

JPS5933080B2 - 無段変速プレスの制御装置

Info

Publication number: JPS5933080B2
Application number: JP8021177A
Authority: JP
Inventors: 真一村井
Original assignee: Komatsu Ltd
Current assignee: Komatsu Ltd
Priority date: 1977-07-04
Filing date: 1977-07-04
Publication date: 1984-08-13
Also published as: JPS5414078A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は無段変速プレスの制御装置に関する。

速度（毎分のストローク数）を無段階に変えることがで
きるプレス機械においては、制御系の時間遅れ或は速度
によってブレーキの効き具合いが異なる等の理由によ択
プレスの停止指令が出てから実際に停止するまでのプレ
スの移行量はプレスの速度によって異なる。

従って、プレスの停止位置を一定に保つためには速度に
応じて停止指令を出すタイミングを変えることが必要で
ある。

また、上述と同様の理由によシブレスのクランク角度に
対して正解に同期するよう制御する必要のある附属装置
に対する起動指令等を出すタイミングも速度に応じて変
える必要がある。

従来、上述のような停止指令、起動指令等のタイミング
を変える方法としては、プレスのクランク軸に対応して
回転するカムによ多動作するロータリカムスイッチを各
用途に応じて複数個ずつ設、け、これらのロータリカム
スイッチを速度に応じて切換えるようにしていた。

そして、かかる方式においては、プレスに設置し得るロ
ータリカムスイッチの数には限度があシ、従って、ある
程度の不正確さく例えば停止位置のばらつきは±１０〜
±１５°程度）は止むを得ないものとしていた。

しかしながら、近年においては生産性の向上のために前
述のような不正確さが許されなくなってきていると共に
可変速範囲の拡大等によシ従来の方法では到底対処しき
れなくなってきている。

本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、プレスの速
度を遂次検出し、この速度が予設定値となったときに指
令指号を出力させるようにした無段変速プレスの制御装
置を提供するものである。

以下本発明を添附図面の一実施例に基いて詳述する。

第１図において、アブソリュート式ロータリエンコーダ
１はプレスのクランク軸（図示せず）に取付けられてお
り、クランク軸の所定の位置に対する回転角すなわち、
プレスの位置に応じたデジタル信号Ｄ１を出力し、制
御装置２の比較器３゜４に加える。

また、このデジタル信号Ｄ１の最下位ピッ）（ＬＳ
Ｂ）信号ＤＬＳＢけナンド回路６に加えられる。

タイミング信号発生回路５は第２図ａ、ｂ、ｃに示すよ
うなタイミングでカウント時間信号ＰＴ。

カウンタリセット信号ＰＲ１ランチ回路のロード信号Ｐ
Ｌを出力−これらの信号ＰＴ、ＰＲ１ＰＬを夫々ナンド
回路６、カウンタ７、ラッチ回路８に加える。

ナンド回路６は信号ＰＴが加えられている一定時間Ｔの
間、前記最下位ビット信号ＤＬＳＢ ”応じて信号１を
出力しカウンタ７に加える。

カウンタ７は入力信号１を順次カウントし、ラッチ回路
８に加える。

ラッチ回路８はロード信号ＰＬによシ一定時間Ｔ毎にカ
ウンタ７の値を記憶し、対応するデジタル信号Ｄ２を出
力する。

従って、この出力信号Ｄ２けそのときのプレスの速度に
比例した値となる。

そして、この信号Ｄ２１ｄアドレスデータとしてメモリ
回路９，１０に加えられる。

また、カウンタ７けリセット信号ＰＲによシリセットさ
れる。

メモリ回路９には例えばプレスの速度に対応したプレス
の停止位置指令データが記憶されている。

そして、アドレスデータ信号Ｄ２に対応した停止指令デ
ータＤ３を出力して比較器３に加える。

メモリ回路１０け例えばプレスの附属装置の起動位置に
対応した起動指令等のデータが記憶されている。

そして、アドレスデータ信号Ｄ２て対応した起動指令デ
ータＤ４を出力して比較器４に加える。

比較器３はロータリエンコーダ１からの入力データＤ１
とメモリ回路９からの入力データＤ３とを比較し、例
えばＤｌ〉Ｄ３となったとき比較信号Ｓ１を出力して
増幅器１１に加える、増幅器１１はこの信号Ｓ１を
増幅し、プレスの停止指令信号として出力する。

また、比較器４はロータリエンコーダ１からの入力デー
タＤ、とメモリ回路１０からの入力データＤ４とを比較
し、例えばＤｌ〉Ｄ４となったときに比較信号Ｓ２を出
力して増幅器１２に加える。

増幅器１２はこの信号Ｓ２を増幅し、附属装置の起動指
令信号として出力する。

従って、これらの停止指令信号Ｓ１、起動指令信号８２
等に基いてプレス機械或は附属装置（図示せず）等を制
御することができる。

また、信号Ｄ１．Ｄ２等は他の附属装置用の信号として
使用することができる。

尚、プレスの停止位置の精度或は附属装置の起動時期の
精度等はメモリ回路の容量及びロータリエンコーダの分
解能を適当に選定することによシ蛇伺なる要求精度をも
満足することができる。

更に、プレスの停止指令或は附属装置の起動指令等はプ
レスの速度指令に対して二次或は一次関数に近似させる
ことができ、従って、第１図に示すメモリ回路の替シに
関数発生器を使用してもよい。

以上説明したように本発明によれば、プレスの停止指令
制御或は附属装置の起動指令制御等を極めて精度よく行
うことができ、しかも、構成が非常に簡単である等の優
れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る無段変速プレスの制御装置の一実
施例を示すブロック図、第２図は第１図に示す装置のタ
イミング信号を示す図である。１・・・・・・口・・・クリエンコーダ、３，４・・・
・・・比較器、５・・・・・・信号発生回路、６・・・
・・・ナンド回路、７・・・・・・カウンタ、８・・・
・・・ラッチ回路、９．１０・・・・・・メモリ回路、
１１，１２１０．１０．増幅器。

Claims

【特許請求の範囲】

１無段変速のプレス機械のクランク軸に配設されたア
ブソリュート式ロークリエンコーダト、一定時間幅のカ
ウント時間信号を繰シ返し出力するとともに、該カウン
ト時間終了毎にラッチ回路のロード信号およびカウンタ
のリセット信号を出力するタイミング信号発生回路と、
前記アブソリュート式ロータリエンコーダの最下位ビッ
トの信号と前記カウント時間信号との論理積をとる論理
回路と、前記タイミング信号発生回路からのリセット信
号によってリセットされ前記論理回路の出力パルスを計
数するカウンタと、前記タイミング信号発生回路からの
ロード信号によって前記カウンタのプレス速度に対応し
た計数値をラッチするラッチ回路と、前記ラッチ回路に
ラッチされた計数値に対応してプレスの停止位置データ
およびプレス付属装置の起動位置データを出力する手段
と、前記アブソリュート式ロータリエンコーダからの現
プレス位置に対応する位置データと前記停止位置データ
および起動位置データをそれぞれ比較し、位置データが
一致したときそれぞれ停止指令および起動指令を出力す
る比較器とを具えた無段変速プレスの制御装置。