JPS593279Y2 - オンスイダンボウキ ノ ノウリヨクセイギヨソウチ - Google Patents

オンスイダンボウキ ノ ノウリヨクセイギヨソウチ

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JPS593279Y2
JPS593279Y2 JP1972128568U JP12856872U JPS593279Y2 JP S593279 Y2 JPS593279 Y2 JP S593279Y2 JP 1972128568 U JP1972128568 U JP 1972128568U JP 12856872 U JP12856872 U JP 12856872U JP S593279 Y2 JPS593279 Y2 JP S593279Y2
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JP
Japan
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hot water
tank
control hole
water flow
flow path
Prior art date
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Application number
JP1972128568U
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JPS4982542U (ja
Inventor
隆 藤原
Original Assignee
株式会社デンソー
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は漬水暖房器の能力制御装置に関するもので、特
に熱交換器のチューブ群を分割して温水制御弁により熱
交換器の温水流通面積および温水流量を変化させる新規
な能力制御装置に関するものであり例えば自動車用とし
て好適なものである。
従来、自動車における温水暖房器の能力制御を行なうに
当っては、一般に温水回路中に流量制御弁を設置し、該
制御弁によって温水流量を調節する方式のものが採用さ
れている。
ところが、暖房器の熱交換器の放熱特性によって温水流
量と放熱量とが一次関数の関係で変化せず、温水流量の
ごく小流量域で放熱量が急激に増加してしまい、温水流
量と放熱量が第2図に示すごとく指数関数的に変化して
しまう。
このため、温水暖房器の能力制御を良好に行なうために
は微少流量を正確に調整し得る流量制御弁が必要となる
が、このような流量制御弁を得ようとすると、弁構造が
極めて煩雑となり、高価となるのが避けられなかった。
第2図において横軸は温水流量Vwを表し、縦軸は放熱
量Qwを表している。
また温水が小流量であると熱交換器の入日付近で冷えて
熱交換器からの吹出空気の温度差が熱交換器の左右にて
極端に大きくなるという大きな欠点をもつ。
そこで、本考案は上記点に鑑み、温水制御弁によって熱
交換器に流入する温水を制御し熱交換器の温水流通面積
および温水流量を変えることによリ、暖房器の能力制御
を行なうことによって、構造の簡単な温水制御弁を用い
て、暖房器の能力制御を良好に行なうことができる新規
な装置を提供することを目的とするもので゛ある。
以下本考案を図に示す実施例について説明する。
第1図においては、1は温水入口で、図示しない温水源
例えば自動車エンジンの温水吐出部に接続しである。
2,3は温水人口1より分岐した第1、第2の温水流通
路で、第1の温水流通路2は熱交換器4の一方のタンク
5を二分割して形成した第1タンク5aに接続しである
ここで、タンク5はその内部に仕切板5Cにより図の上
部に位置する第1タンク5aとの図の下部に位置する第
2タンク5bとに二分割されている。
前記熱交換器4は前記タンク5の他にタンク6、チュー
ブ群7およびフィン8より構成してあり、従ってタンク
5を二分割したことによりチューブ群7が実質的に第1
チューブ群7aと、第2チューブ群7bとに分割された
ことになる。
本例ではチューブ群7が熱交換器の中立位置で二分割さ
れている。
また、第2の温水流通路3はタンク6に接続しである。
9は温水人口1とこれより分岐した温水流通路2,3ど
の分岐点に設けたピストン型の温水制御弁で、前記温水
流通路2,3の開閉を行なうとともに該通路2.3への
温水の流量を連続的に制御するものである。
この温水制御弁9には、上記の温水人口1および通路2
,3を有する弁ケース9aと、この弁ケース9a内に摺
動自在に配設された弁体9bと、この弁体9bに一端が
連結され他端が弁ケース9aの外部へ突出している操作
軸9Cとが備えられている。
操作軸9Cは弁ケース9aに対してOリングを用いたシ
ール部9dにより水密的に摺動するようになっている。
上記弁体9bには、前記温水人口1と連通している温水
入口穴9e、前記第1の温水流通路2と連通可能な位置
に設けられ、かつ前記温水入口穴9eに直結している第
1の制御穴9f、および前記第2の温水流通路3と連通
可能な位置に設けられ、かつ前記温水入口穴9eに直結
している第2の制御穴9gが設けである。
そして、第1の制御穴9fと第2の制御穴9gとの位置
関係は、弁体9bが閉弁位置Aより開弁方向に移動する
とき、最初に第2の制御穴9gが第2の温水流通路3と
連通し、次いで第1の制御穴9fが第1の温水流通路2
と連通ずるように設定しである。
10は熱交換器4の二分割したタンク5の第2タンク5
bに接続した温水出口で、図示しない温水源例えば自動
車エンジンの温水吸入部に接続しである。
上記構成において本考案装置の作動を説明する。
まず、第3図は横軸に温水制御弁9の弁体開度θを表わ
し、縦軸に熱交換器4の放熱量Qを表わした放熱特性図
を示す。
今、制御弁9の弁体開度θが零のときは温水人口1に向
いた弁体9bの端部が第1図に示すAの位置にあって第
1、第2の温水流通路2,3がともに完全に閉じられて
いるので、熱交換器4には全く温水が流入せず、暖房器
は非作動状態となる。
次に、上記A位置から弁体9bを第1図の上方へ移動さ
せると、まず弁体9bの第2の制御穴9gが第2の温水
制御通路3と連通し始め、そして温水人口1に向いた弁
体9bの端部が第1図の実線位置Bまで移動すると、第
2の制御穴9gと第2の温水流通路3とが完全な連通状
態(全開状態)となる。
従って、温水は該通路3を通って熱交換器4のタンク6
に流入し、該タンク6より熱交換器4の第2チューブ群
7bを通って第2タンク5bより温水出口10に温水が
流れる。
この状態では、熱交換器4の全温水流通面積の半分しか
温水が流通しないため、熱交換器4の熱交換有効面積が
半減し、放熱量Qが第3図に示すごとく後述する全能力
時の放熱量Q2の約士のQlとなる。
また、その間すなわち温水制御弁9の弁体開度θをAか
らBに変化させる間は第2の温水流通路3の温水流量が
連続的に変化して、放熱量Qは第3図に実線で示すごと
くその間指数間数的に変化するが、その変化は一点鎖線
で示す従来の暖房器に比べてかなり直線的となる。
ここで、温水流量を少なくした場合従来に、おいては熱
交換器4の入口付近で温水が冷えて吹出空気の温度差が
熱交換器4の左右にて極端に大きくなるが、本考案にお
いては熱交換器4内の温水がその流通断面積が士である
ことから流速が速く、吹出空気の温度差が熱交換器4の
左右にて大きくなることはない。
次に、温水制御弁9の弁体9bをさらに上方へ移動させ
、温水人口1に向いた弁体9bの端部が第1図のCの位
置にくると、第1の制御穴9fと第1の温水流通路2と
が完全な連通状態(全開状態となり、第2の温水流通路
3は閉じる。
これにより、温水が該流通路2より二分割したタンク5
の第1タンク5aに流入し、ここより熱交換器4の第1
チューブ群7bおよび第2タンク5bを通って温水出口
10に流れる。
従って、熱交換器4の全温水流通面積に温水が流れ、そ
の時の熱交換器4の放熱量Qは第2図に示すごと<Q2
となって最大となる。
また、温水制御弁9の弁体開度θがBからCの間におい
ては第1、第2の温水流通路2及び3の温水流量が連続
的に変化して、その時の熱交換器4の放熱量Qは第3図
の実線に示すごとく指数関数的に変化するがその変化は
一点鎖線で示す従来の暖房器に比べて直線的となる。
以上のごとくして、温水制御弁9の弁体開度θをAから
Cに変化させる弁とにより、放熱量Qを零から最大値Q
2までほぼ直線的に制御できる。
以上述べたように本考案によれば、熱交換器の温水流通
面積および温水装置を変化させて、放熱量を零から最大
値までほぼ直線的に制御でき、そのため暖房能力を低温
域から高温域までにわたって自由に調整できるという効
果が大である。
また、本考案では熱交換器の温水流通面積の変化に加え
て、温水流量の変化を補助的に行なうようにしているか
ら、従来のごとく構造の煩雑な流量制御弁を使用するご
とく製作精度などあまり必要のない構造の簡単な温水制
御弁により良好に暖房器の能力制御を行なうことができ
るという優れた効果がある。
しかも、温水の流量を少なくしても低温域では熱交換器
内における温水の流通断面積が小さいため、その流速が
速く熱交換器の左右にて吹出空気に大きな温度差を生じ
ることを防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一実施例を示す全体構成図、第2
図は従来の温水暖房器の説明に供するもので、熱交換器
の温水流量に対する放熱特性図、第3図は本考案装置に
おける温水制御弁の弁体開度に対する放熱特性図である
。 1・・・・・・温水入口、2,3・・・・・・第1.第
2の温水流通路、4・・・・・・熱交換器、5・・・・
・・タンク、5a・・・・・・第1タンク、5b・・・
・・・第2タンク、6・・・・・・タンク、7・・・・
・・チューブ群、7a・・・・・・第1チューブ群、7
b・・・・・・第2チューブ群、8・・・・・・フィン
、9・・・・・・温水制御弁、9a・・・・・・弁ケー
ス、9b・・・・・・弁体、9C・・・・・・操作軸、
9e・・・・・・温水人口穴、9f・・・・・・第1の
制御穴、9g・・・・・・第2の制御穴、10・・・・
・・温水出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. チューブ群7の両端にそれぞれタンク5,6を設けると
    ともに、この両タンク5,6のうち一方のタンク5を第
    1タンク5aと第2タンク5bの2つの部分に分割した
    熱交換器4を有し、前記第1タンク5aに連通ずる第1
    の温水流通路2、前記両タンク5,6のうち他方のタン
    ク6に連通ずる第2の温水流通路3、および温水源から
    の温水が流入する温水人口1を、温水制御弁9の弁ケー
    ス9aに設け、この弁ケース9a内には、外部より操作
    可能な操作軸9Cに連結された弁体9bを備え、この弁
    体9bには、前記温水人口1と連通している温水入口穴
    9e、前記第1の温水流通路2と連通可能な位置に設け
    られ、かつ前記温水入口穴9eには直結している第1の
    制御穴9f、および前記第2の温水流通路3と連通可能
    な位置に設けられ、かつ前記温水入口穴9eに直結して
    いる第2の制御穴9gを設け、また前記第2タンク5b
    には、温水を温水源に戻す温水出口10を設け、前記弁
    体9bが閉弁位置より開弁方向に移動するとき、最初に
    第2の制御穴9gが第2の温水流通路3と連通し始め、
    前記弁体9bの開弁方向への移動に伴って、前記第2の
    制御穴9gの開度が連続的に増加し、前記第2の制御穴
    9gが略全開状態に達すると、前記第1の制御穴9fが
    前記第1の温水流通路2と連通し始め、次いで前記第2
    の制御穴9gの開度が連続的に減少するとともに、前記
    第1の制御穴9fの開度が連続的に増加するように構成
    したことを特徴とする温水暖房器の能力制御装置。
JP1972128568U 1972-11-07 1972-11-07 オンスイダンボウキ ノ ノウリヨクセイギヨソウチ Expired JPS593279Y2 (ja)

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JPS4982542U JPS4982542U (ja) 1974-07-17
JPS593279Y2 true JPS593279Y2 (ja) 1984-01-28

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4711106U (ja) * 1971-02-26 1972-10-09

Patent Citations (1)

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JPS4711106U (ja) * 1971-02-26 1972-10-09

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