JPS593227B2 - プラスチツク基材への皮膜形成方法 - Google Patents
プラスチツク基材への皮膜形成方法Info
- Publication number
- JPS593227B2 JPS593227B2 JP50061072A JP6107275A JPS593227B2 JP S593227 B2 JPS593227 B2 JP S593227B2 JP 50061072 A JP50061072 A JP 50061072A JP 6107275 A JP6107275 A JP 6107275A JP S593227 B2 JPS593227 B2 JP S593227B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- vinyl
- coating composition
- vinyl acetate
- forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はプラスチック基材上への皮膜形成方法・。
に関し、さらに詳細には特定のビニル系重合体をバイン
ダー成分とする被覆用組成物の皮膜を形成せしめる方法
において、該組成物に特定の分子内金属キレート化合物
を密着性改良成分として添加せしめること、並びに皮膜
形成後において紫外線を照射せしめることから成る、プ
ラスチック基材5 に対する該被覆用組成物皮膜の密着
性を改良せしめうる皮膜形成方法に関するものである。
この方法において、上記「プラスチック基材」とは、紫
外線照射によつて何んらの熱変形をも伴なうおそれのな
い、たとえばポリエステル、アセ10 テート、セロフ
ァン、硬質塩化ビニル又はポリスチレンなどから製せら
れたフィルムないしはシートなどの如き成形物を相称す
るものであるが、さらにはたとえば活性化処理の施され
たポリエチレンもしくはポリプロピレン又はナイロンな
どの如15き熱変形の生じ易い成形物をも包含すること
を妨げない。
ダー成分とする被覆用組成物の皮膜を形成せしめる方法
において、該組成物に特定の分子内金属キレート化合物
を密着性改良成分として添加せしめること、並びに皮膜
形成後において紫外線を照射せしめることから成る、プ
ラスチック基材5 に対する該被覆用組成物皮膜の密着
性を改良せしめうる皮膜形成方法に関するものである。
この方法において、上記「プラスチック基材」とは、紫
外線照射によつて何んらの熱変形をも伴なうおそれのな
い、たとえばポリエステル、アセ10 テート、セロフ
ァン、硬質塩化ビニル又はポリスチレンなどから製せら
れたフィルムないしはシートなどの如き成形物を相称す
るものであるが、さらにはたとえば活性化処理の施され
たポリエチレンもしくはポリプロピレン又はナイロンな
どの如15き熱変形の生じ易い成形物をも包含すること
を妨げない。
また、本発明方法においてバインダー成分として使用さ
れる上記「ビニル系重合体」とは、酢酸ビニル含有率が
10〜40重量%の範囲内であるク0 塩化ビニル・酢
酸ビニルニ元共重合体;ビニルイソブチルエーテル含有
率が約25重量%である塩化ビニル・ビニルイソブチル
エーテルニ元共重合体:酢酸ビニル含有率が30〜80
重量弊であるエチレン・酢酸ビニルニ元共重合体:アク
リル酸フ5 もしくはメタクリル酸の炭素数1〜4なる
アルキルエステルの単独重合体或いはこれらの適宜の組
み合わせになる共重合体;又は酢酸ビニル単独重合体の
如き皮膜形成性物質を相称する。
れる上記「ビニル系重合体」とは、酢酸ビニル含有率が
10〜40重量%の範囲内であるク0 塩化ビニル・酢
酸ビニルニ元共重合体;ビニルイソブチルエーテル含有
率が約25重量%である塩化ビニル・ビニルイソブチル
エーテルニ元共重合体:酢酸ビニル含有率が30〜80
重量弊であるエチレン・酢酸ビニルニ元共重合体:アク
リル酸フ5 もしくはメタクリル酸の炭素数1〜4なる
アルキルエステルの単独重合体或いはこれらの適宜の組
み合わせになる共重合体;又は酢酸ビニル単独重合体の
如き皮膜形成性物質を相称する。
さらに、本発明方法の実施にあたり使用される10上記
「分子内金属キレート化合物」とは、金属アルコキシド
類にその金属の配位数の全部或いは一部を満足せしめる
当量数のβ−ジケトン類又はβ位にカルボニル基もしく
は水酸基を含有するカルボン酸エステル類のキレート化
剤を反応させて得15られるものと定義することができ
、この分子内金属キレート化合物の中心金属となりうる
元素としてはTi、Al、Zr、Mn、Be、Mg、C
a、Br、Ba、Zn,Cd,Se,V,Cr,Fe,
CO,Ni又はCuなどが挙げられる。
「分子内金属キレート化合物」とは、金属アルコキシド
類にその金属の配位数の全部或いは一部を満足せしめる
当量数のβ−ジケトン類又はβ位にカルボニル基もしく
は水酸基を含有するカルボン酸エステル類のキレート化
剤を反応させて得15られるものと定義することができ
、この分子内金属キレート化合物の中心金属となりうる
元素としてはTi、Al、Zr、Mn、Be、Mg、C
a、Br、Ba、Zn,Cd,Se,V,Cr,Fe,
CO,Ni又はCuなどが挙げられる。
他方、上記キレート化剤のうち「β−ジケトン類」とは
、たとえばアセチルアセトン、ペンタン一2,4−ジオ
ン、ヘキサン−2,4−ジオン、6−メチルヘプタン−
2,4−ジオン、フエニル・ブタン−2,4−ジオン又
は1,3−ジフエニル・ブタン−1,3−ジオンなどを
指称するものであり、[β位にカルボニル基もしくは水
酸基を含有するカルボン酸エステル類」とは、たとえば
アセト酢酸エステル、ベンゾイン酢酸エステル、2−カ
ルボアルコキシ・シクロヘキサノン又はサリチル酸エス
テルなど公知慣用のものを指称する。
、たとえばアセチルアセトン、ペンタン一2,4−ジオ
ン、ヘキサン−2,4−ジオン、6−メチルヘプタン−
2,4−ジオン、フエニル・ブタン−2,4−ジオン又
は1,3−ジフエニル・ブタン−1,3−ジオンなどを
指称するものであり、[β位にカルボニル基もしくは水
酸基を含有するカルボン酸エステル類」とは、たとえば
アセト酢酸エステル、ベンゾイン酢酸エステル、2−カ
ルボアルコキシ・シクロヘキサノン又はサリチル酸エス
テルなど公知慣用のものを指称する。
従来より、この種のビニル系重合体はすぐれた強靭性、
耐化学薬品性、溶解性などの性質を有するために塗料や
印刷インキなどの如き各種の皮膜形成材料として広く利
用されてはいるけれども、他面において上記したような
プラスチツク基材に対する密着性が極めて悪いことから
、単独ではプラスチツク基材に対する被覆用組成物のバ
インダー成分として利用することはできず、その利用へ
の門戸開放が切望されていた。本発明者らは、先に、β
−ジケトン類又はβ位にカルボニル基もしくは水酸基を
含有するカルボン酸エステル類をキレート化剤とする分
子内金属キレート化合物を密着性改良剤として含有せし
めて成る上記ビニル系単量体をバインダー成分とする被
覆用組成物がそれをプラスチツク基材上に被覆したのち
に、100℃で10分間〜150℃で数秒間程度の加熱
処理を施すことにより、プラスチツク基材に対してすぐ
れた密着性を有する被覆を形成するものであることを知
見して、かかる技術について既に出願している(特願昭
50−24054号)。
耐化学薬品性、溶解性などの性質を有するために塗料や
印刷インキなどの如き各種の皮膜形成材料として広く利
用されてはいるけれども、他面において上記したような
プラスチツク基材に対する密着性が極めて悪いことから
、単独ではプラスチツク基材に対する被覆用組成物のバ
インダー成分として利用することはできず、その利用へ
の門戸開放が切望されていた。本発明者らは、先に、β
−ジケトン類又はβ位にカルボニル基もしくは水酸基を
含有するカルボン酸エステル類をキレート化剤とする分
子内金属キレート化合物を密着性改良剤として含有せし
めて成る上記ビニル系単量体をバインダー成分とする被
覆用組成物がそれをプラスチツク基材上に被覆したのち
に、100℃で10分間〜150℃で数秒間程度の加熱
処理を施すことにより、プラスチツク基材に対してすぐ
れた密着性を有する被覆を形成するものであることを知
見して、かかる技術について既に出願している(特願昭
50−24054号)。
ところが、この技術について強いて難をいえば、上記加
熱処理条件がこの種の被覆用組成物に通常使用されてい
る塗装機械などの仕様に充分マツチしないことであり、
またかように加熱条件がきびしいためにその対象となる
基材の面での制約のあることである。
熱処理条件がこの種の被覆用組成物に通常使用されてい
る塗装機械などの仕様に充分マツチしないことであり、
またかように加熱条件がきびしいためにその対象となる
基材の面での制約のあることである。
しかるに、本発明者らはこれらの難点を克服するために
、他のエネルギーの利用を求めて鋭意研究を重ねた結果
、紫外領域の照射エネルギーを利用すれば、短時間の照
射で以てすぐれた密着性が得られること、と同時に、遠
赤外エネルギーの利用(遠赤外ランプ)によつた場合に
は密着性の向上に関して全く効果が認められないことを
見出した。
、他のエネルギーの利用を求めて鋭意研究を重ねた結果
、紫外領域の照射エネルギーを利用すれば、短時間の照
射で以てすぐれた密着性が得られること、と同時に、遠
赤外エネルギーの利用(遠赤外ランプ)によつた場合に
は密着性の向上に関して全く効果が認められないことを
見出した。
加熱条件としては、遥かに遠赤外の方が適しているにも
拘らず、密着性に関してその効果が悪かつたことを敷行
すれば、未だに原因は不明であるが、紫外線の波長のエ
ネルギーがこの種の基材のための処理条件によく適して
いるためであると考えられる。
拘らず、密着性に関してその効果が悪かつたことを敷行
すれば、未だに原因は不明であるが、紫外線の波長のエ
ネルギーがこの種の基材のための処理条件によく適して
いるためであると考えられる。
因みに、紫外線を照射してすぐれた密着性を得る条件で
の試料表面附近の温度は高々70℃位といつたところで
ある。
の試料表面附近の温度は高々70℃位といつたところで
ある。
本発明はかかる知見に基いてなされたものであつて、前
記ビニル系重合体をバインダー成分とする被覆用組成物
を用いてこの皮膜を形成せしめるに当り、この組成物に
前記した分子内金属キレート化合物を添加せしめること
、並びにこの皮膜形成後において紫外線を該皮膜面に照
射せしめることを内容とし、而して本発明は従来におい
ては果しえなかつたこの種のプラスチツク基材への被覆
材料を始めて利用可能なものにし、しかも該基材に対し
てすぐれた密着性を具現することのできる新規にして有
用なる皮膜形成方法を提供せんとするものである。
記ビニル系重合体をバインダー成分とする被覆用組成物
を用いてこの皮膜を形成せしめるに当り、この組成物に
前記した分子内金属キレート化合物を添加せしめること
、並びにこの皮膜形成後において紫外線を該皮膜面に照
射せしめることを内容とし、而して本発明は従来におい
ては果しえなかつたこの種のプラスチツク基材への被覆
材料を始めて利用可能なものにし、しかも該基材に対し
てすぐれた密着性を具現することのできる新規にして有
用なる皮膜形成方法を提供せんとするものである。
本発明方法は、前掲した各種のプラスチツク基材に適用
することができるが、就中、紫外線照射によつて何んら
熱変形することのないポリエステル、アセテート、セロ
フアン、硬質塩化ビニル又はポリスチレンなどから製せ
られたフイルムないしはシートなどの如き基材において
好適である。
することができるが、就中、紫外線照射によつて何んら
熱変形することのないポリエステル、アセテート、セロ
フアン、硬質塩化ビニル又はポリスチレンなどから製せ
られたフイルムないしはシートなどの如き基材において
好適である。
しかしながら、未処理ポリオレフインには適用しえない
。また、本発明方法は前掲したビニル系重合体のうち、
重合度が100〜800の塩化ビニル・酢酸ビニルニ元
共重合体、重合度が約200近辺の塩化ビニル・ビニル
イソブチルエーテルニ元共重合体、重合度が1,000
〜4,000のエチレン・酢酸ビニルニ元共重合体、重
合度が100〜700の(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルの単独重合体もしくは共重合体又は重合度が50
0〜800の酢酸ビニル単独重合体などがとくに好適で
ある。
。また、本発明方法は前掲したビニル系重合体のうち、
重合度が100〜800の塩化ビニル・酢酸ビニルニ元
共重合体、重合度が約200近辺の塩化ビニル・ビニル
イソブチルエーテルニ元共重合体、重合度が1,000
〜4,000のエチレン・酢酸ビニルニ元共重合体、重
合度が100〜700の(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルの単独重合体もしくは共重合体又は重合度が50
0〜800の酢酸ビニル単独重合体などがとくに好適で
ある。
さらに、本発明方法を実施するに当つて添加されるべき
分子内金属キレート化合物としては前掲した如き各種の
化合物が適用できるが、このうちTi,Al,Zr又は
Mnを中心金属とし、アセト酢酸エチルエステル又はア
セチルアセトンをキレート化剤とするものがとくに好適
である。本発明方法において使用される前記被覆用組成
物は、分子内金属キレート化合物と混合されても長時間
に亘り安定に貯蔵することができ、またこの組成物はプ
ラスチツク基材への皮膜形成材料として広く利用され、
塗料として、印刷インキのバインダー成分として、さら
には本来プラスチツクに対して良好な密着性を有しない
印刷インキの下地塗料用バインダー成分として使用しう
るものであり、本発明方法はかかる皮膜形成手段として
極めて有効な手段となるものである。
分子内金属キレート化合物としては前掲した如き各種の
化合物が適用できるが、このうちTi,Al,Zr又は
Mnを中心金属とし、アセト酢酸エチルエステル又はア
セチルアセトンをキレート化剤とするものがとくに好適
である。本発明方法において使用される前記被覆用組成
物は、分子内金属キレート化合物と混合されても長時間
に亘り安定に貯蔵することができ、またこの組成物はプ
ラスチツク基材への皮膜形成材料として広く利用され、
塗料として、印刷インキのバインダー成分として、さら
には本来プラスチツクに対して良好な密着性を有しない
印刷インキの下地塗料用バインダー成分として使用しう
るものであり、本発明方法はかかる皮膜形成手段として
極めて有効な手段となるものである。
本発明方法を実施するに当つて前記ビニル系重合体を溶
解するために用いる溶媒としては、たとえばメチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン
リトルエン、キシレンリメタノール、エタノール、ブタ
ノール:酢酸エチル、酢酸ブチルなどの低沸点の有機溶
媒が挙げられる。
解するために用いる溶媒としては、たとえばメチルエチ
ルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン
リトルエン、キシレンリメタノール、エタノール、ブタ
ノール:酢酸エチル、酢酸ブチルなどの低沸点の有機溶
媒が挙げられる。
上記有機溶媒に溶解されたビニル系重合体の溶液は、本
発明方法においてはそのままで被覆用組成物のバインダ
ー成分として用いることもできるが、さらにこの溶液に
必要に応じて顔料、染料、可塑剤、滑剤などの如き皮膜
形成材料において慣用されている公知の各種添加剤を添
加して用いることもできる。また、前記ビニル系重合体
に対する前記分子内金属キレート化合物の配合量は、該
キレート化合物を構成する中心金属及びキレート化剤又
はプラスチツク基材のいかんによつて一律には規定しえ
ないが、通常ビニル系重合体の100重量部に対し分子
内金属キレート化合物の1〜10重量部とするのがよい
。
発明方法においてはそのままで被覆用組成物のバインダ
ー成分として用いることもできるが、さらにこの溶液に
必要に応じて顔料、染料、可塑剤、滑剤などの如き皮膜
形成材料において慣用されている公知の各種添加剤を添
加して用いることもできる。また、前記ビニル系重合体
に対する前記分子内金属キレート化合物の配合量は、該
キレート化合物を構成する中心金属及びキレート化剤又
はプラスチツク基材のいかんによつて一律には規定しえ
ないが、通常ビニル系重合体の100重量部に対し分子
内金属キレート化合物の1〜10重量部とするのがよい
。
さらに、前記紫外線としては波長が2,500〜5,5
00A(オングストローム)の範囲内にあるものであれ
ばよい。
00A(オングストローム)の範囲内にあるものであれ
ばよい。
次に、本発明を実施例により具体的に説明するが、以下
に掲げる各実施例中の密着性試験は、バーコータを用い
て試料を基材上に塗布量不揮発分が1〜39/イとなる
ように塗布して得られる乾燥皮膜にセロフアン粘着テー
プを貼り付け、しかるのちこのテープを一気に引き剥が
すことによつて皮膜の剥離程度を肉眼によつて判定した
ものであつて、その評価の基準は次のとおりである。
に掲げる各実施例中の密着性試験は、バーコータを用い
て試料を基材上に塗布量不揮発分が1〜39/イとなる
ように塗布して得られる乾燥皮膜にセロフアン粘着テー
プを貼り付け、しかるのちこのテープを一気に引き剥が
すことによつて皮膜の剥離程度を肉眼によつて判定した
ものであつて、その評価の基準は次のとおりである。
なお、実施例中における「部」はすべて「重量部」を意
味するものとする。
味するものとする。
実施例 1
(1) ビニライトVYHH(米国ユニオン・カーバイ
ド社製、塩化ビニル・酢酸ビ 20部ニル共重合体の商
品名)(2)メチルエチルケトン 4
0部(3) トルエン 3
9部(4) テトラ一(アセト酢酸エチル)−ジルコン
1部上記(1)〜(4)を均一に溶解せしめてこれ
を本発明の被覆用組成物となす一方、(1)〜(3)を
均一に溶解せしめてこれを比較試料とした。
ド社製、塩化ビニル・酢酸ビ 20部ニル共重合体の商
品名)(2)メチルエチルケトン 4
0部(3) トルエン 3
9部(4) テトラ一(アセト酢酸エチル)−ジルコン
1部上記(1)〜(4)を均一に溶解せしめてこれ
を本発明の被覆用組成物となす一方、(1)〜(3)を
均一に溶解せしめてこれを比較試料とした。
次いで、これら両の試料を厚さ20μのポリエステル・
フイルムに被覆せしめた。
フイルムに被覆せしめた。
しかるのち、これら両被覆フイルムに対し、ランプ出力
が80W/(177!である5KW紫外線ランプ(英国
ハノビア社製品を使用)を用いて100ffLの距離を
おいて10秒間照射せしめた。
が80W/(177!である5KW紫外線ランプ(英国
ハノビア社製品を使用)を用いて100ffLの距離を
おいて10秒間照射せしめた。
その結果を、実施例1並びに比較例1として示す。これ
とは別に、上記(1)〜(4)から成る被覆用組成物を
用いて製した被覆フイルムに対して、その一つには10
0℃で10分間の加熱処理を施し、もう一方には400
Wの遠赤外ランプ((株)田村製作所製品を使用)を用
いて14cfnの距離をおいて15秒間照射せしめた。
とは別に、上記(1)〜(4)から成る被覆用組成物を
用いて製した被覆フイルムに対して、その一つには10
0℃で10分間の加熱処理を施し、もう一方には400
Wの遠赤外ランプ((株)田村製作所製品を使用)を用
いて14cfnの距離をおいて15秒間照射せしめた。
その結果を比較例2(前者)及び3(後者)として示す
。実施例2〜5 (1) ビニライトVYHH (2) トルエン (3) メチルエチルケトン 20部 37部 37部 (4)イソプロピルアルコール 4部(5
)第2表に所載の分子内金属キレート化合物2部上記(
1)〜(5)を均一に溶解せしめたもの並びに上記(1
)〜(4)を均一に溶解せしめたものを調製して、それ
ぞれ本発明の被覆用組成物(4種類)並びに比較試料(
1種類)とした。
。実施例2〜5 (1) ビニライトVYHH (2) トルエン (3) メチルエチルケトン 20部 37部 37部 (4)イソプロピルアルコール 4部(5
)第2表に所載の分子内金属キレート化合物2部上記(
1)〜(5)を均一に溶解せしめたもの並びに上記(1
)〜(4)を均一に溶解せしめたものを調製して、それ
ぞれ本発明の被覆用組成物(4種類)並びに比較試料(
1種類)とした。
次いで、それぞれの試料を用いて実施例1と同様にして
、ポリエステル・フイルムに被覆し、次いで紫外線ラン
プにより7秒間照射を行なつた。
、ポリエステル・フイルムに被覆し、次いで紫外線ラン
プにより7秒間照射を行なつた。
各皮膜についての密着性試験の結果を第2表にまとめて
示す。実施例 6 実施例1において調製した、本発明の被覆用組成物と比
較試料のそれぞれを用いて、これらを第3表に所載の各
種プラスチツク基材に被覆し、次いで実施例1と同様に
紫外線を照射せしめた。
示す。実施例 6 実施例1において調製した、本発明の被覆用組成物と比
較試料のそれぞれを用いて、これらを第3表に所載の各
種プラスチツク基材に被覆し、次いで実施例1と同様に
紫外線を照射せしめた。
その結果を密着性について第3表にまとめる。実施例7
〜10第4表の第1欄に所載の組成から成る本発明の被
覆用組成物並びに比較試料について、これらをそれぞれ
ポリエステノレ・フイルム(厚さ20μ)上に被覆し、
次いでランプ出力80W/CTnの紫外線ランプ(岩崎
電気(4)製品を使用)同表第欄に示す照射条件で照射
せしめた。
〜10第4表の第1欄に所載の組成から成る本発明の被
覆用組成物並びに比較試料について、これらをそれぞれ
ポリエステノレ・フイルム(厚さ20μ)上に被覆し、
次いでランプ出力80W/CTnの紫外線ランプ(岩崎
電気(4)製品を使用)同表第欄に示す照射条件で照射
せしめた。
かくして得られた各皮膜の密着性試験の結果を同表の第
欄に示した。
欄に示した。
Claims (1)
- 1 塩化ビニル・酢酸ビニル二元共重合体、塩化ビニル
・ビニルイソブチルエーテル二元共重合体、エチレン・
酢酸ビニル二元共重合体、(メタ)アクリル酸アルキル
エステルのみからなる重合体又は酢酸ビニル単独重合体
から成るビニル系重合体をバインダー成分とする被覆用
組成物の皮膜をプラスチック基材上に形成せしめるにさ
いし、上記被覆用組成物に、Ti、Al、Zr又はMn
を中心金属とするβ−ジケトン類またはβ位にカルボニ
ル基もしくは水酸基を含有するカルボン酸エステル類の
分子内金属キレート化合物を添加せしめること、並びに
皮膜形成後において紫外線を照射せしめることを特徴と
するプラスチック基材への皮膜形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50061072A JPS593227B2 (ja) | 1975-05-23 | 1975-05-23 | プラスチツク基材への皮膜形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50061072A JPS593227B2 (ja) | 1975-05-23 | 1975-05-23 | プラスチツク基材への皮膜形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51136750A JPS51136750A (en) | 1976-11-26 |
JPS593227B2 true JPS593227B2 (ja) | 1984-01-23 |
Family
ID=13160558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50061072A Expired JPS593227B2 (ja) | 1975-05-23 | 1975-05-23 | プラスチツク基材への皮膜形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS593227B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5767642A (en) * | 1980-10-15 | 1982-04-24 | Adeka Argus Chem Co Ltd | Vinyl ester polymeric composition |
IT1217745B (it) * | 1988-05-31 | 1990-03-30 | Himont Inc | Procedimento per migliorare le caratteristiche di adesione di manufatti poliolefinici |
JP2011162673A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Tosoh Corp | 樹脂組成物 |
JP5493957B2 (ja) * | 2010-02-10 | 2014-05-14 | 東ソー株式会社 | 積層体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4993424A (ja) * | 1972-11-11 | 1974-09-05 |
-
1975
- 1975-05-23 JP JP50061072A patent/JPS593227B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4993424A (ja) * | 1972-11-11 | 1974-09-05 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51136750A (en) | 1976-11-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
FR2518557A1 (fr) | Pellicules de polyolefines thermosoudables et procedes pour leur preparation | |
JPS6033858B2 (ja) | コーテイング用組成物 | |
JPS593227B2 (ja) | プラスチツク基材への皮膜形成方法 | |
JP2957560B2 (ja) | 積層塗膜の形成方法及び積層塗膜 | |
JPH028632B2 (ja) | ||
US6048617A (en) | Surface-coated molded plastic articles having good durability | |
JP2002348488A (ja) | 導電性着色組成物、導電体及びその形成方法 | |
US3412059A (en) | Aqueous dispersion coating containing wax and certain acrylate type polymers | |
JPS617360A (ja) | アルミニウム用コ−テイング組成物 | |
JPS5849574B2 (ja) | ポリプロピレン組成物 | |
JP2002179514A (ja) | 抗菌剤,抗菌剤の製造方法及び抗菌性樹脂組成物 | |
JPH0718016A (ja) | 塩素化シンジオタクチツクポリプロピレンと該塩素化シンジオタクチツクポリプロピレンを使用した接着剤類 | |
JP2799626B2 (ja) | 粉体塗料 | |
JPS6112939B2 (ja) | ||
JP3042016B2 (ja) | ボイル適性を有する水性印刷インキ | |
JP3003814B2 (ja) | 帯電防止能を有する積層体およびその製造方法 | |
GB2037780A (en) | Compositions and Process for Coating Films to be Used in the Packaging and Wrapping Field | |
JPS59202230A (ja) | 下塗り塗料 | |
JPH02170874A (ja) | 塗料組成物 | |
JPS5917731B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
JP3457050B2 (ja) | エチレン‐酢酸ビニル系共重合体ケン化物溶液及びその用途 | |
JPS5828307B2 (ja) | 一液反応性被覆用水性組成物 | |
JPS58138735A (ja) | プラスチツク成型品の表面改質方法 | |
JP2004002864A (ja) | 表面被覆プラスチック成形品 | |
JPS6154046B2 (ja) |