JPS5931476Y2 - 小型農用車輛の荷造枠 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 従来荷造した小型農用車輌をトラックに積荷して運搬す
る場合、小型農用車輌を荷台上に同一方向にするか又は
背中合せにして積み込んでロープにより締め付けていた
が運搬中に車輌が横ずれして荷くずれを起し、思わぬ事
故を起したり、車輌が損傷するため荷造枠をきわめて強
固に構成しなげればならなかった。

本考案はトラックに積み込んだ場合小型農用車輌を梱包
した荷造枠がその底部で相互に停台状態となして横ずれ
を防止し、以って荷くずれや積み込んだ車輌の損傷を防
止すると工もに構成が簡単で安価に得ることができる小
型農用車輌の荷造枠を提供することを目的とするもので
ある。

以下図面に示す実施例について更に詳細に説明すると、
１は小型耕耘機２の前部を覆う前枠であって、両側板３
，３と複数の横枝４・・・とで平枠状に構成しており、
前記小型耕耘機２の上面を覆う上枠５も両方の側板６，
６と横枝７・・・で平枠状に形成されている。

そして、前記前枠１と上枠５はＬ字状になるようにそれ
らの端部を固定することにより荷造枠Ａに構成してあり
、前枠１の両側板３，３の連結部側の端部は係合片１ａ
、１ａとしてそれぞれ上枠５から突出せしめである。

前記荷造枠Ａを耕耘機２に取付ける場合は、前枠１の一
つの横枝４をポル）７ａとナツト７ｂにて耕耘機２の前
部のヒツチ金２ａに固定し、上枠５はその側板６，６を
それぞれ左右のハンドル杆２ｂ、２ｂにＵ字状のボルト
８ａとナツト８ｂ。

８ｂにて固定する。

而して荷造りした耕耘機２をトラック９又は貨車の荷台
に積み込む時は、第６図に示すように耕耘機２，２が倒
立状となるように前枠１を荷台上に置き、前後の荷造枠
Ａを背中合せとなして接近させると共に第５図に示す如
く前後から突出している係合片ｉａ、ｌａ・・・を互に
重合させてからロープ１０を荷台の両側部のフック１１
，１１・・・と耕耘機２の後部のヒツチ２ｃとに掛けわ
たして締め付ける。

「このように積み込んでおくとトラツク９０走行中に荷
台が揺れて積み荷の一部が積移動せんとすると、それと
他の荷造枠Ａの係合片１ａ・・・が互に組合せ状態に係
合しているので横ずれすることがない。

」また、発送前又は荷受後に荷造りした耕耘機２を整然
と倉庫に収納しておくことができる。

本考案は前述のように小型農用車輌の前面を覆うと共に
積み荷時に荷台上に接する前枠と、前記小型農用車輌の
上面を覆う上枠とをＬ字状に連結して積み荷時に荷造枠
相互の上枠を近接対向させて並列せしめることができる
ように構成し、前記前枠の両側の側枠体を上枠からそれ
ぞれ突出させて係合片に形成し、該係合片を並列させた
他側の前枠の係合片と組合せ可能に構成したので、荷造
りした小型農用車輌をトラック又は貨車等に積み込む時
前枠を下にすると共に直立状となった前後の荷造枠の上
枠を背中合せ状として接近させ、対向する前枠の係合片
を互に重ね合せると、荷台が横振れした時、重ね合され
た係合片が相互に荷造枠の横移動を抑制し合うこと〜な
り荷崩れ及び小型農用車輌の損傷を防止することができ
る。

また、前記のように積み荷の横移動を防止し得るので荷
造枠を必要以上に強固にしなくとも良く安価にかつ軽量
に得ることができ、輸送コストを軽減することができる
。

更に荷受後の解体をきわめて容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本案の一実施例を示すものであって、第１図は側
面図、第２図は正面図、第３図は平面図、第４図は斜視
図、第５図は荷台上の積込み状態を示す平面図、第６図
は同上側面図である。 １・・・・・・前枠、Ｉａ、１ａ・・・・・・係合片、
２・・・・・・小型耕耘機、３，６・・・・・・側板、
Ａ・・・・・・荷造枠。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 小型農用車輌の前面を覆うと共に積み荷時に荷台上に接
   する前枠と、前記小型農用車輌の上面を覆う上梓とをＬ
   字状に連結して積み荷時に荷造枠相互の上枠を近接対向
   させて並列せしめることができるように構成し、前記前
   枠の両側の側枠体を上枠からそれぞれ突出させて係合片
   に形成し、該係合片を並列させた他側の前枠の係合片と
   組合せ可能に構成したことを特徴とする小型農用車輌の
   荷造枠。