JPS5931444Y2 - バス等車輛のフレッシュエア−導入装置 - Google Patents

バス等車輛のフレッシュエア−導入装置

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Publication number
JPS5931444Y2
JPS5931444Y2 JP7882880U JP7882880U JPS5931444Y2 JP S5931444 Y2 JPS5931444 Y2 JP S5931444Y2 JP 7882880 U JP7882880 U JP 7882880U JP 7882880 U JP7882880 U JP 7882880U JP S5931444 Y2 JPS5931444 Y2 JP S5931444Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fresh air
duct
ceiling
air
vehicle
Prior art date
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Expired
Application number
JP7882880U
Other languages
English (en)
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JPS573017U (ja
Inventor
賢一 奥村
Original Assignee
川重車体工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 川重車体工業株式会社 filed Critical 川重車体工業株式会社
Priority to JP7882880U priority Critical patent/JPS5931444Y2/ja
Publication of JPS573017U publication Critical patent/JPS573017U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は大型バス車体等の客室換気装置に関するもので
ある。
近時、観光バス等豪華なバス車体にあっては左右の側窓
が固定ガラス窓となり、従ってそこに出来る長大な客室
内の換気には種々の構造的乃至は冷暖房、ニアコンディ
ショニング等、これら装備上の配慮が不可欠である。
而して、従来のこの種問題に対する解決手段としては車
体天井外部に小型の空気取入口即ち天井ベンチレーター
を多数取付け、これから直下に開口する空気吹出口を用
いて客室内に車体走行時の外圧を利用して外部空気を吹
出さしめたり、或いは多少大型の天井ベンチレーターに
電動ファンを組込んだもので外気を客室に圧送する等の
手段がとられて来た。
しかし、これら電動ファンを用いて圧送する手段では、
前述の様にその客室がはg密閉状態にあるものにあって
はその効力が無い。
そこでこの種電動ファンを強馬力、大型化することも考
えられたが、斯くすると客室内に大量の外気が局部的に
圧送されるが一方長犬な客室内の汚れた空気、熱い室内
気温の排出が充分行われず5室内全域の気流温度、清浄
度、通風に不均衡が生じ5しかもそのまS滞溜するとい
う不都合がある外、電動ファンの音が大きくなり、且つ
又消費電力も犬で、その上外部装置の大型化からバス車
体等の天井部の外気後流を乱すので車体後部の泥水、土
砂塵芥の巻き上げが大きく後方窓の視界をさまたげる等
、およそ、この種観光バス車体等には適さないことが多
い。
本考案はかかる問題点を踏えて極めて新らしい手段とし
て完成したものである。
そもそも、車体走行時の室内換気手段としては、その走
行によって負圧となる車体前面部のや\後方より汚れた
室内空気が吸い出されるのを利用して同時にその外気流
が整流となる車体後方よりその客室に新鮮空気を供給し
てやることが基本的に適する手段である。
そこで本考案は新らしい手段としてこの客室左右両側を
縦送するフレッシュエア−ダクトに車体後方天井外部に
あって車体中心から左右に振り分けて取付けられた外部
空気取入口をそれぞれ連通せしめることによってその問
題の解決を計ったものである。
以下図面を用(・てその構造を説明する。
1はバス車体で、2は大型固定窓ガラスを連続して取付
けたその側窓である。
3はこのバス車体1の天井外部で4はその後方に左右に
振り分けて取付けられた、外部空気取入口、5はバス車
体1の客室で、6はこの客室50室内天井を車体の前後
に縦通ずる様取付けられたフレッシュエア−ダクトでそ
の中間部所要位置には計画された間隔に吹出孔Tを有す
る。
8は前記フレッシュエア−ダクト6の後部において外部
空気取入口4の送気口9を接続するための中間ダクトで
、10はこれの流入空気の案内壁である。
又11はこの案内壁10に沿って流入する流入空気12
に混入する雨雪の類を分離排出するための濾過孔で外部
空気取入口4の外板後面に開孔する。
更に前述フレッシュエア−ダクト6は本考案実施の手段
として前後に長(・客室の案内天井隅部にそのまS設置
されるか、又は既設冷房ダクト13等に沿って配置され
る場合や、或いは又第4図々示例の様に荷物棚14の一
部を構成する形状に配置して組立てられる場合等、各種
実施の手段が考えられるが、そのいづれに於いても、そ
の長手方向にはg等間隔に多数の吹出孔7が客室側に向
って開孔されていること前述の通りである。
而して一方、客室5内は前記の通り、車体進行時は前方
に負圧部が得やすいので、これをそのまま利用出来るが
場合によってはバス車体1の前方天井部に排気孔15乃
至は電動ファンを備えた排気装置15′を設けると、そ
の排気作用によってほぼ密閉状態の客室5内の汚れた空
気を客室前方から次第に排出せしめることが出来るから
、この機能に合致する様にフレッシュエア−ダクト6の
吹出孔7の位置や形状を定めると乗客にとって極めて効
果的な換気を可能ならしめることが出来る。
即ち、本考案は車体Q進行に合せて客室5の後方からは
多量の流入空気12の動圧がそのま又フレッシュエア−
ダクト6の内を通ってその吹出孔7に常時かかり、ここ
から所要Q新鮮外気を以上の客室5の前方負圧変動に追
随する様に該客室5内に多量に吹出さしめることが出来
るという構造組合せである。
かくて本考案は単に車体天井に排気孔やベンチレーター
を配置するのみのものとは異なり、その車体外形型状に
よって車体走行時発生する各室外負圧を利用し、そのた
め時には必要に応じて車体前方天井にはその走行時負圧
の発生し易い附近近(排気孔や、或いは排気装置の類を
備え、且つ又車体後方天井部には外部空気取入口を設け
ると共にこれに客室内を縦通ずるフレッシュエア−ダク
トを連接したから、従来の構造の様に特に客室内中央部
附近での換気の停滞現象、即ち換気の不充分さを解消出
来て車外新鮮空気の大量導入を可能ならしめる効果は極
めて犬なるものがあるが、更にこれによって車内客室通
気温度、湿度の均等化が出来ると共に、このため乗客の
長時間乗車をも極めて爽快なものとすることが出来る。
又以上の構造から従来の様に強力換気ファンの騒音にな
やまされることなく、しかもこれが作動のための電力を
労費することもない、更に本考案によれば客室内左右に
取付けられるフレッシュエア−ダクトに合せて車体外天
井部に設置される外部空気取入口も天井中央に設置する
ことな(、これを避けて左右縁に設置出来るから車体外
部の空気後流を乱すことなく走行出来るので後部の砂塵
、雨水の巻き上げ等もないという優れた特有の効果を有
する。
なお又、フレッシュエア−ダクトの客室縦通手段も前述
する様に冷房ダクトに沿う様に設置すると客室をこのた
めに大きく設計変更する等の不都合も起きず容易に組み
込み出来ると共に、これを荷部棚の一部を構成する様に
装置すると荷物棚が奥深く利用出来てまことに有利であ
る。
しかもこれらいづれの場合も客室側と外部天井空気取入
口とを中間ダクトで連接したから、この中間ダクトの取
外しによって、ダクト内の塵埃や、付着物の掃除も極め
て簡単に出来る等各種効果の犬なる考案となったもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例を示すバス車体の外観側面図、第
2図は第1図のA−A断面天井部詳細図、第3図は第2
図のB−B断面での天井外部を示す図、第4図は室内天
井部、外気取入状態を示す断面図、第5図は客室内フレ
ッシュエア−ダクト外観の一例図である。 1・・・・・・バス車体、2・・・・・・側窓、4・・
・・・・外部空気取入口、5・・・・・・客室、6・・
・・・・フレッシュエア−ダクト、T・・・・・・吹出
孔、8・・・・・・中間ダクト、12・・・・・・流入
空気、13・・・・・・既設冷房ダクト、15・・・・
・・排気孔、15′・・・・・・排気装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 固定側窓等、はg密閉された客室内円側窓上部天井
    に該客室を縦通し、且つ、所要間隔に噴出口を有する室
    内フレッシュエア−ダクトを取付け、これの後端と車体
    後方天井外部に該車体中心から左右に振り分けて各外部
    空気取入口を取付け、これの送気口と、前記室内フレッ
    シュエア−ダクトの後端とを中間ダクトで連結して構成
    した、バス等車輌のフレッシュエア−導入装置。 2 上記室内フレッシュエア−タクトが天井冷房用ダク
    トに並行して組合されてなる実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のバス等車輌のフレッシュエア−導入装置。 3 上記室内フレッシュエア−ダクトが客室荷物棚の一
    部を構成する位置に組込まれてなる実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のバス等車輌のフレッシュエア−導入装
    置。
JP7882880U 1980-06-05 1980-06-05 バス等車輛のフレッシュエア−導入装置 Expired JPS5931444Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7882880U JPS5931444Y2 (ja) 1980-06-05 1980-06-05 バス等車輛のフレッシュエア−導入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7882880U JPS5931444Y2 (ja) 1980-06-05 1980-06-05 バス等車輛のフレッシュエア−導入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS573017U JPS573017U (ja) 1982-01-08
JPS5931444Y2 true JPS5931444Y2 (ja) 1984-09-06

Family

ID=29441332

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7882880U Expired JPS5931444Y2 (ja) 1980-06-05 1980-06-05 バス等車輛のフレッシュエア−導入装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61167725U (ja) * 1985-04-08 1986-10-17

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JPS573017U (ja) 1982-01-08

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