JPS5930321Y2 - ガスクツキングテ−ブル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は調理プレートを用いてのホットケーキ、お好み
焼などの焼成調理時に、前記調理プレートの温度を検知
してガスバーナの火力を自動的にコントロールするよう
にしたガスクツキングテーブルに関するものである。

ホットケーキ、お好み焼などの焼成調理物を調理プレー
トを用いて焼成する場合、各種焼成調理物に適した調理
プレートの温度設定をしなければならない。

例えばホットケーキの焼成にあっては調理プレートの温
度が一定に保たれ＼ば保たれるほど、その焼成仕上りを
良好にできるものである。

しかしながら従来のガスクツキングテーブルにあって、
調理プレートの温度を一定に保つには調理プレートの温
度に注視して、その都度ガスバーナの火力調節を手動で
行わればならなかった。

すなわち、従来のガスクツキングテーブルにおける調理
プレートの温度設定は人の感に頼ったものであり、よほ
どの熟練者でないと的確なる温度設定ができなかった。

本考案は前記の点に着目して行ったものであり、簡単に
何人も調理物焼成を良好に仕上げることができるととも
に、加えて調理プレートの温度を検知する温度センサの
損傷防止をはかったガスクツキングテーブルを提供しよ
うとするもので、以下その実施例を添付図面とともに説
明する。

図において、１はテーブル２の窓孔３下方に設けられた
加熱器、４は加熱器１内の上方に設けられた汁受皿で、
支持部６上に載置されている。

６は加熱器１の汁受皿４土に着脱自在に設けられたテー
ブル用蓋板で、汁受皿４の周囲に形成された受は部７に
載置されている。

８は汁受皿４の中央孔９より炎孔部１０を臨ませたガス
バーナで、このガスバーナ８に至るガス路１１には自動
点火ガスコック１２と流動制御ガス弁１３とが上流側よ
り順に接続しである。

１４は熱膨張係数の大なる液体を封入したパイプ１６を
介して流量制御ガス弁１３に接続した温度センサで、そ
の上端部は汁受皿４の上面に突き出して設けられている
。

１６は温度センサ１４を汁受皿４上に突設させるための
孔、１７はパイプ１５の支持具である。

１８は加熱器１の汁受皿４上にテーブル用蓋板６に代え
てセットされる調理プレートで、セット状態において調
理プレート１８は温度センサ１４上面に当接するもので
ある。

前記当接のため温度センサ１４上端部は汁受皿４上に突
設されているものであるが、この突設寸法１１は第２図
に示すようにテーブル用蓋板６の受は部７寸法１２より
も小さく設定されている。

つまり温度センサ１４の上面レベルＬ１は受は部Ｉの上
端レベルＬ２よりも低く設定されているもので、この理
由は受は部７上にテーブル用蓋板６が確実に載置される
ようにすることと、温度センサ１４の損傷防止をはかる
ためである。

すなわち、レベルＬ１がレベレＬ２よりも高く設定され
た場合、テーブル用蓋板６は温度センサ１４上に載って
傾斜した状態で載置されてしまうとともに、前記温度セ
ンサ１４上にテーブル用蓋板６が載ることによって、テ
ーブル用蓋板６で温度センサ１４が損傷を受けるからで
ある。

前記のようにレベルＬ１はレベルＬ２よりも低く設定さ
れているが、しかし互いのレベルＬ１．Ｌ２は近接した
位置にある。

つまりレベルＬ１．Ｌ２間を遠去けるにはレベルＬ１を
下げるか、もしくはレベルＬ２を上げるかであるが、前
者のようにした場合には調理プレート１８と汁受皿４上
面間にごくわずかの寸法しかとれなくなるために、ガス
バーナ８の燃焼排気が良好に行われないという問題が生
じ、後者のようにした場合にはテーブル用蓋板６の板厚
がかなり薄いものとなって、その強度保障ができないと
いう問題が生ずる。

このような事からレベルＬ１． Ｌ２を近接せざるを得
ないわけであるが、近接させた場合には製作上の寸法バ
ラツキによって第１図に示すようにレベルＬ１がレベル
Ｌ２よりも上位になって製品が仕上がってしまうことが
ある。

このような事態が生じた場合、前述したテーブル用蓋板
６の確実載置および温度センサ１４の損傷防止がなされ
なくなるので、第１図に示すように温度センサ１４と相
対するテーブル用蓋板６裏面には凹所１９，１９’を設
けている。

この凹所１９ 、１９’を設けることによって、例えレ
ベルＬ１がレベルＬ２よりも上位になったとしても温度
センサ１４は凹所１９ 、１９’内に臨むため、テーブ
ル用蓋板６は受は部７に確実に載置されるとともに、こ
の載置状態において温度センサ１４ヘテーブル用蓋板６
が触れないので温度センサ１４は損傷されないものであ
る。

前記のように凹所１９ 、１９’内に温度センサ１４が
臨むが、この時凹所１９ 、１９’の内壁及びその近辺
に温度センサ１４が誤って当り、損傷を受けることがあ
るので、凹所１９ 、１９’内壁及びその近辺には軟質
ゴム等からなる緩衝体２０゜２０′が設けられている。

これによっても温度センサ１４はテーブル用蓋板６によ
る損傷から防止されるものである。

前記構成において焼成調理をするには、第２図に示すよ
うに加熱器１の汁受皿４上に調理プレート１８をセット
してガスバーナ８を燃焼させる。

この時調理プレート１８裏面に対し温度センサ１４の上
面部が当接するので、調理プレート１８の温度は温度セ
ンサ１４で検知され、その検知信号は流量制御ガス弁１
３に伝えられてガスバーナ８の火カコントローレが自動
的に行なわれるもので、これにより調理プレート１８の
温度は一定に保たれるものである。

以上述べたように本考案によれば調理プレートの温度変
化にともなってガスバーナの火カカ咄動的に制御される
ので、何人も簡単に調理物焼成を行えることは勿論のこ
と、温度センサと相対するテーブル用蓋板裏面には凹所
を設けると−どもに凹所の内壁には緩衝体を設けている
ので、確実なテーブル用蓋板の載置及び温度センサの損
傷防止をなしえるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示し、第１図は加熱器上にテーブ
ル用蓋板を載置した状態のクツキングテーブル断面図、
第２図は加熱器上に調理プレートを載置した状態のクツ
キングテーブル断面図、第３図はテーブル用蓋体を裏面
から見た斜視図である。 １・・・・・・加熱器、２・・・・・・テーブル、４・
・・・・・汁受皿、６・・・・・・テーブル用蓋板、１
・・・・・・受は部、８・・・・・・ガスバーナ、１４
・・・・・・温度センサ、１８・・・・・・調理プレー
ト、１９・・・・・・保護体、２０・・・・・・緩衝体
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上方に汁受皿を有し、かつテーブルに組込んだ加熱器と
   、この加熱器上に着脱自在に設けられるテーブル用蓋板
   および調理プレートと、調理プレートの温度を検知して
   加熱器のガスバーナの火力を制御するごとく汁受皿上面
   に突設された温度センサと、温度センサの上面レベルに
   近接する位置に設定されたテーブル用蓋板の受は部とよ
   りなり、前記テーブル用蓋板裏面には、温度センサと相
   対する部分に凹所を設けるとと、も１こ、この凹所の内
   壁部には緩衝体を設けてなるガスクツキングテーブル。