JPS5838166B2 - クツキングテ−ブル - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は調理プレートを用いてホットケーキ、お好み焼
などの焼成調理を行うときに、前記調理プレートの温度
を検知して加熱量を自動的にコントロールするようにし
たクッキングテーブルに関するものである。

ホットケーキ、お好み焼などの焼成調理物を、調理プレ
ートを用いて焼成する場合、各種焼成調理物に適した調
理プレートの温度設定をしなければならない。

例えば、ホットケーキの焼成にあっては調理プレートの
温度が一定に保たれれば保たれるほど、その焼成仕上り
を良好にできるものである。

しかしながら、従来のクッキングテーブルにあって、調
理プレートの温度を一定に保つには、調理プレートの温
度に注視して、その都度加熱源の加熱量調節を手動で行
わねばならなかった。

すなわち、従来のガスクッキングテーブルにおける調理
プレートの温度設定は人の感に頼ったものであり、よほ
どの熟練者でないと調理物の仕上りを良好にする加熱源
の加熱量調節が実質的にできなかった。

本発明は前記点に着目して行ったものであり、簡単に何
人も調理物焼戒を良好に仕上げることができるとともに
、加えてテーブル用蓋板な確実に装着でき、かつ調理プ
レートの温度を検知する感熱部の損傷防止をはかったク
ッキングテーブルを提供しようとするものである。

以下その一実施例を図面とともに設明する。

図において、１はテーブル２の窓孔３へ装設したガスコ
ンロ、４はガスコンロ１内に設けられた汁受皿で、支持
部５上に載置されている。

６はガスコンロ１の汁受皿４上に着脱自在にセットされ
た調理プレートで、四隅に脚６ａが設けられている。

７は調理プレート６を加熱するごとく、汁受皿４の中央
孔８より炎孔部９を臨ませたガスバーナで、このバーナ
７に至るガス路１０には自動点火ガスコツク１１と流量
制御ガス弁１２とが上流側より順に接続してある。

１３は熱膨張係数の犬なる液体を封入したパイプ１３ａ
，１３ｂを介して流量制御ガス弁１２に連通接続した温
度センサで、液体の膨張一収縮により流量制御ガス弁１
２のガス通過面積を可変して一定の設定温度に維持する
ものであり、バーナ７と間隔をおいた汁受皿４の側方上
部にその感熱部１３ｃを位置させている。

なおここで、流量制御ガス弁１２と温度センサー１３と
の組み合わせを温度制御体と呼ぶ。

１４はコンロ１の内壁に固設された前記温度センサ１３
の支持部材で、この支持部材１４の上端部に軸１５を介
して感熱部１３ｃが起倒自在に枢設されている。

１６は感熱部１３ｃを立設方向へ附勢させるごとく軸１
５に介在したバネ、１７は窓孔３を閉蓋するごとくコン
ロ１上に装着されたテーブル用蓋板で、汁受皿４の外周
に形或した蓋受け部１８上に着脱自在に載っている。

前記温度センサ１３の感熱部１３ｃは第１図に示すよう
に起立状態において、その上端面レベルＡが蓋受けレベ
ルＢよりも上方に位置するように設定されている。

またその突設寸法ｔ１ は、汁受皿４上に調理プレート
６をセットしたとき、これと当接するように設定してあ
る。

調理プレート６の脚６ａ寸法ｔ２は、調理プレート６と
汁受皿４間に充分な燃焼排気間隔Ｔが形成されるような
寸法であって、かつ感熱部１３ｃに当接する寸法、つま
り感熱部１３ｃの突出す法ｔ１と等しく設定されている
ものである。

前記構成において焼成調理をするには第１図に示すよう
に汁受皿４上に調理プレート６をセットしてガスバーナ
７を燃焼させる。

この時感熱部１３ｃは起立状態にあるので、その上端面
が調理プレート６に当接する。

この当接により感熱部１３ｃは調理プレート６の温度に
より温度センサー１３内の液体を膨張一収縮し、これに
より流量制御ガス弁１２のガス通過面積が可変されてバ
ーナ７の火力を自動的にコントロールする。

したがって調理プレート６の温度は一定に保たれるもの
である。

テーブル２を普通のテーブルとして使う時には、調理プ
レート６に換えてコンロ１上にテーブル用蓋板１７が装
着される。

この蓋板１７は当然のことながら、その装着時において
テーブル２上面に対し略面一となるよう確実に装着され
なければならないが、前記述べたように感熱部１３ｃの
上端面レベルＡは蓋受けレベルＢよりも上位にあるので
、第１図のように感熱部１３ｃを起立させたままの状態
では、蓋板１７は確実に装着されない。

そこで蓋板１７を確実に装着するには、起立している感
熱部１３ｃを第２図に示すように蓋板１７で倒して、蓋
板１７を装着するものである。

すなわち第３図に示すように、蓋板１７の端部で感熱部
１３ｃの側周面を押しつつ蓋板１７をコンロ１上に装着
するもので、これにより感熱部１３ｃはバネ１６の附勢
力に抗して回動し、傾倒されるものである。

前記蓋板１７の装着時において、感熱部１３ｃはバネ１
６により起立方向へ附勢されているため、蓋板１７に常
時当接した状態にあるが、その当接部分は感熱部１３Ｃ
の角部（第２図イの部分）、もしくは側面であるため、
調理プレート６に当接する面、すなわち感熱部１３ｃの
上端面（第２図口の部分）は、蓋板１７の装着中におけ
る蓋板１７との不要な当接を避けることができるもので
ある。

つまり感熱部１３ｃの上端面口は調理プレート６への密
接度合が温度検知性能を左右するものであるところから
、キズが付き易い状態に置かれることは好ましくないも
のであるが、例えば感熱部１３Ｃを垂直方向に弾発附勢
させた場合には、その上端面は常に蓋板１７と当接する
（キズの付き易い状態にある）状態となるものである。

これを避けるため本実施例においては感熱部１３ｃを起
倒変位させるようにしているものである。

普通のテーブルとして使用している状態（第２図の状態
）から焼或調理を再び行うには、コンロ１上から蓋板１
７を装脱するものであるが、このとき感熱部１３ｃはバ
ネ１６により起立するように附勢されていることから自
動的に起立するものである。

前記のように自動起立させた理由は、感熱部１３ｃの起
立忘れを防止するためである。

なお上記実施例ではガスクッキングテーブルを例として
設明したが、電気、石油をエネルギーとした加熱を有す
るクッキングテーブルに応用しても本発明の効果を達成
するものである。

以上述べたように本発明は調理プレートの温度を検知し
て加熱源の加熱量を自動的にコントロールして調理プレ
ートの温度を焼戒調理物に適した一定のものとすること
ができるものであるから、何人も良好に仕上げることが
できるとともに、温度制御体の感熱部をＳｔｌＪ ＩＭ
在としているもので、テーブル用蓋板の確実な装着を行
えるとともに、感熱部における感熱面の損傷を防止して
的確なる温度コントロールを行うこともできるなど、す
ぐれた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示し、第１図は焼成調理時のガ
スクッキングテーブルの要部断面図、第２図はテーブル
用蓋板装着時の同クッキングテーブルの要部断面図、第
３図は感熱部の斜視図である。 １・・・・・・コンロ（ガスコンロ）、２・・・・・・
テーブル、３・・・・・・窓孔、６・・・・・・調理プ
レート、７・・・・・・加熱源（ガスバーナ）、１２，
１３・・・・・・温度制御体（流量制御ガス弁、温度セ
ンサ）、１３ｃ・・・・・・感熱部、１７・・・・・・
蓋板、１８・・・・・・蓋受け部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 窓孔を穿設したテーブルと、この窓孔を開閉する蓋
   板と、前記窓孔の下部に装設したコンロと、このコンロ
   の加熱源によって加熱される着脱自在な調理プレートと
   、この調理プレートに当接し、その温度を検知して前記
   加熱源の加熱量を制御する温度制御体と、前記蓋板な支
   持する蓋受け部とを備え、前記調理プレート裏面は前記
   蓋受け部より上方に設定され、かつ前記温度制御体の感
   熱部は起倒自在に構成し、前記調理プレートのセット時
   には感熱部が起立して調理プレート裏面に当接し、前記
   蓋板の閉蓋時には感熱部が傾倒して蓋板裏面に当接する
   ようにしてなるクッキングテーブル。 ２ 感熱部を自由状態で起立するように附勢してなる前
   記特許請求の範囲第１項記載のクッキングテーブル。