JPS591130Y2 - ガスクツキングテ−ブル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は調理プレートを用いてのホットケーキ、お好み
焼等の焼成調理時に、前記調理プレートの温度を検知し
てガスバーナの火力を自動的にコントロールするように
したガスクツキングテーブルに関するものである。

ホットケーキ、お好み焼等の焼成調理物を、調理プレー
トを用いて焼成する場合、各種焼成調理物に適した調理
プレートの温度設定をしなければならない。

例えばホットケーキの焼成にあっては調理プレートの温
度が一定に保たれ・ば保たれるほど、その焼成仕上りを
良好にできるものである。

しかしながら従来のガスクツキングテーブルにあって、
調理プレートの温度を一定に保つには調理プレートの温
度に注視して、その都度ガスバーナの火力調節を手動で
行わねばならなかった。

すなわち従来のガスクツキングテーブルにおける調理プ
レートの温度設定は人の感に頼ったものであり、よほど
の熟練者でないと的確な温度設定ができなかった。

本考案は前記の点に着目して行ったものであり、簡単に
何人も調理物焼成を良好に仕上げることができるととも
に、加えて調理プレートの温度を検知する温度センサの
損傷防止をはがったガスクツキングテーブルを提供しよ
うとするもので、以下その実施例を添附図面とともに説
明する。

図において、１はテーブル２の窓孔３下方に設けられた
加熱器、４は加熱器１内の上方に設けられた汁受皿で、
支持部５上に載置されている。

６は加熱器１の汁受皿４上に着脱自在に設けられたテー
ブル用蓋板で、汁受皿４の周囲に形成された受は部７に
載置されている。

８は汁受皿４の中央孔９より炎孔部１０を臨ませたガス
バーナで、このガスバーナ８に至るガス路１１には自動
点火ガスコック１２と流量制御ガス弁１３とが上流側よ
り順に接続しである。

１４は熱膨張係数の大なる液体を封入したパイプ１５を
介して流量制御ガス弁１３に接続した温度センサで、そ
の上端部は汁受皿４の上面に突き出して設けられている
。

１６は温度センサ１４を汁受皿４上に突設させるための
孔、１７はパイプ１５の支持具である。

１８は加熱器１の汁受皿４上に、テーブル用蓋板６に換
えてセットされた調理プレートで、セット状態において
この調理プレート１８は温度センサ１４上面に当接する
ものである。

前記当接のための温度センサ１４上端部は汁受皿４上に
突設されているものであるが、この突設寸法１１は第２
図に示すようにテーブル用蓋板６の受は部７寸法１２よ
りも小さく設定されている。

つまり温度センサ１４の上面レベルＬ１は受は部７の上
端レベルＬ２よりも低く設定されているもので、この理
由は受は部７上にテーブル用蓋板６が確実に載置される
ようにすることと、温度センサ１４の損傷防止をはかる
ためである。

すなわちレベルＬ１がレベルＬ２よりも高く設定された
場合、テーブル用蓋板６は温度センサ１４上に載って傾
斜した状態で載置されてしまうとともに、前記温度セン
サ１４上にテーブル用蓋板６が載ることによって、テー
ブル用蓋板６で温度センサ１４が損傷するからである。

前記のようにレベルＬ１はレベルＬ２よりも低く設定さ
れているが、しかし互いのレベルト工、Ｌ２は近接した
位置にある。

つまりレベルト１．Ｌ２間を遠ざけるにはレベルＬ１を
下げるか、もしくはレベルＬ２を上げるかであるが、前
者のようにした場合には調理プレー１−１８と汁受皿４
上面間にごくわずかの寸法しかとれなくなるために、ガ
スバーナ８の燃焼排気が良好に行われないという問題が
生じ、後者のようにした場合にはテーブル用蓋板６の板
厚がかなり薄いものとなって、その強度保障ができない
という問題が生ずる。

このような事からレベルＬｌ、Ｌ２を近接せざるを得な
いわけであるが、近接させた場合には、製作上の寸法バ
ラツキによって、第１図に示すようにレベルＬ１か゛レ
ベルト２よりも上位になって製品が仕上がってしまうこ
とがある。

このような事態が生じた場合、前述したテーブル用蓋板
６の確実載置および温度センサ１４の損傷防止がなされ
なくなるので、第１図に示すように温度センサ１４と相
対するテーブル用蓋板６裏面には凹所１９，１９’を設
けている。

この凹所１９．１９’を設けることによって、例えレベ
ルＬ１がレベルＬ２よりも上位になったとしても温度セ
ンサ１４は凹所１９，１９’内に臨むため、テーブル用
蓋板６は受は部７に確実に載置されるとともに、この載
置状態において温度センサ１４ヘテーブル用蓋板６が触
れないので、温度センサ１４は損傷されないものである
。

前記構成において焼成調理をするには、第２図に示すよ
うに加熱器１の汁受皿４上に調理プレート１８をセット
してガスバーナ８を燃焼させる。

この時調理プレート１８裏面に対し温度センサ１４の上
面部が当接するので、調理プレート１８の温度は温度セ
ンサ１４で検知され、その検知信号は流量制御ガス弁１
３に伝えられてガスバーナ８の火力コントロールが自動
的に行なわれるもので、これにより調理プレート１８の
温度は一定に保たれるものである。

以上述べたように本考案によれば調理プレートの温度変
化にともなってガスバーナの火力が自動的に制御される
ので、何人も簡単に調理物焼成を行えることは勿論のこ
と、温度センサと相対するテーブル用蓋板裏面には凹所
を設けているので、確実なテーブル用蓋板の載置および
温度センサの損傷防止をなしえるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示し、第１図は加熱器上にテーブ
ル用蓋板を載置した状態のクツキングテーブル断面図、
第２図は加熱器上に調理プレートを載置した状態のクツ
キングテーブル断面図、第３図はテーブル用蓋体を裏面
から見た斜視図である。 １・・・・・・加熱器、２・・・・・・テーブル、４・
・・・・・汁受皿、６・・・・・・テーブル用蓋板、７
・・・・・・受は部、８・・・・・・ガスバーナ、１４
・・・・・・温度センサ、１８・・・・・・調理プレー
ト、１９・・・・・・凹所。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上方に汁受皿を有し、かつテーブルに組込まれた加熱器
   と、この加熱器上に着脱自在に設けられるテーブル用蓋
   板および調理プレートと、調理プレートの温度を検知し
   て加熱器のガスバーナの火力を制御するごとく汁受皿上
   面に突設された温度センサと、温度センサの上面レベル
   に近接する位置に設定されたテーブル用蓋板の受は部と
   よりなり、前記テーブル用蓋板裏面の温度センサと相月
   する部分に凹所を設けてなるガスクツキングテーブル。