JPS5913534Y2 - ガスクツキングテ−ブル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は天板の窓孔にコンロ用ガスバーナを組込んだガ
スクツキングテーブルに関し、窓孔々縁の過熱による焦
付きあるいは変色などを防止したものである。

一般にガスクツキングテーブルの天板は長方形状のもの
が多く、この天板形状と関連して窓孔も長方形状とする
のが普通である。

コンロ用ガスバーナは窓孔の中央に設けられるが、その
形状が長方形であるため、短辺側孔縁に比し長辺側孔縁
がガスバーナに近くなり、よって、特に長片側孔縁がガ
スバーナの燃焼ガスにて強く加熱され焦付きあるいは変
色を生起する欠点があった。

本考案はこのような従来の欠点を解消したもので、以下
その実施例を添附図面とともに説明する。

第１〜５図において、１は四隅に脚体２を有する長方形
状の天板、３はその中央部に穿設した同じく長方形状の
窓孔で、コンロ４が組込まれている。

上記コンロ４はケース５、汁受皿６、五徳７および窓孔
３の中央部にバーナヘッド部を臨ませたガスバーナ８と
からなる周知の構成となっている。

９はガスコック、１０はその操作つまみである。

上記五徳７は枠体１１の対角線方向に支持爪１２を形成
したものであり、またその枠体１１の対向片、すなわち
、窓孔３の長辺側孔縁３ａと対応する部分には上方への
凸条形状の排気邪魔壁１３がそれぞれ突設しである。

この排気邪魔壁１３は支持爪１２よりも若干低く、シか
もそのガスバーナ８側の面は上側へ広がる傾斜状に設定
しである。

１４は調理用の鍋を示す。

上記の構成において、ガスバーナ８の燃焼ガスは五徳７
と鍋１４との間を通り四方へ流れるが、窓孔３の長辺側
孔縁３ａへ向う燃焼ガスは途中排気邪魔壁１３でその流
れが規制され、規制手段のない短辺側孔縁３ｂへ方向転
換されるものである。

したがって、燃焼ガスの流動分布は窓孔３の形状に沿っ
たものとなり、上記長辺側孔縁３ａが特に熱的影響を強
く受けることがない。

また排気邪魔壁１３で規制を受けても長辺側孔縁３ａ方
向に燃焼ガスが流れる。

しかし、上記排気邪魔壁１３の内側が傾斜面となってい
るため、その燃焼ガスの流れはスムーズに行われ、ガス
バーナ８の燃焼性が低下することはないものである。

次に第６図は分割天板１ａ、ｌｂを採用して調理時の天
板面積を拡大するようにしたもので、この場合は天板１
ａ、ｌｂ間の間隙が窓孔３′となる。

この窓孔３′は短辺側が開放されこかたちにあるが、長
片側孔縁に相当する天板１ａ、ｌｂの内縁と対応して排
気邪魔壁１３を位置させることで第１〜５図と同等の効
果が期待できる。

なお、上記実施例では五徳に排気邪魔壁を設けたが、形
成部分は必らずしも五徳に限定されるものでなく、例え
ば汁受皿より突設することも考えられる。

このように本考案は、燃焼ガスの流量分布を長方形窓孔
の長手方向に高くして、特にガスバーナと近い長辺側孔
縁の過熱を確実に防止したもので、これより天板の焦付
きおよび変色をなくシ、体裁のよいクツキングテーブル
を提供し得るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例におけるガスクツキングテーブ
ルの斜視図、第２図は正断面図、第３図は上面図、第４
図は要部側断面図、第５図は五徳の斜視図、第６図は他
実施例におけるガスクツキングテーブルの斜視図である
。 １．１ ａ、１ ｂ・・・・・・天板、３．３′・・・
・・・窓孔、３ａ・・・・・・長辺側孔縁、８・・・・
・・ガスバーナ、１３・・・・・・排気邪魔壁。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）中央にガスバーナを臨ませた天板の窓孔を長方形
   状に設定したものにおいて、上記窓孔の長辺側孔縁とガ
   スバーナとの間に排気邪魔壁を設けてなるガスクツキン
   グテーブル。
2. （２）排気邪魔壁のガスバーナ側を傾斜面に形成してな
   る実用新案登録請求の範囲第１項記載のガスクツキング
   テーブル。