JPS6026332Y2 - 調理器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は調理器に関する。

調理器に於て底部にメインバーナの臨む開口を有した汁
受皿の周囲立上り部に窓を設け、本体に設けられた点火
バーナの炎を故意を通じてメインバーナに火移りさせて
成る調理器は、該開口より点火バーナの炎をメインバー
ナに達する様にしないので調理器に生ずる煮汁に対して
有利である。

この場合汁受皿を本体に対し着脱自在とすると煮汁の掃
除等に有利であるが、掃除後に窓と点火バーナが合わな
いで装着すると点火バーナ炎が外へ出ないという不都合
が生ずる。

そこでこの考案は上記欠点のない調理器を提供するもの
で、以下図面を参照しながら詳しく説明する。

１は本体で、メインバーナ２と点火バーナ３を有する。

４は本体天板で汁受皿受部５を有している。

この例では本体天板４は本体１と別体であるが一体でも
勿論良い。

６は本体１に対し着脱自在に備えられる汁受皿で、底部
７にメインバーナ用開口８と周囲立上り部９に点火バー
ナ用窓１０を有する。

１１は該汁受皿６の浅部、１２は同じく深部である。

１４は前記汁受皿受部５に囲まれる汁受皿装着空間部１
３に設けられた突出部、１５は該汁受皿装着空間部１３
に何もない非突出部であり、汁受皿６の浅部１１の下に
本体１の突出部１４を収め、深部１２の下には非突出部
１５が位置して汁受皿６は本体１に正しく装着される。

この時点火バーナ３が前記窓１０より臨みメインバーナ
２への着火を可能とする。

ここで突出部１４はバーナ１６を有したグリル１７のケ
ーシングで構成されている。

１８は点火電極、１９は開口８を塞ぐ鍔体である。

尚五徳は図示してない。本案の調理器は以上の様になっ
ていて、点火バーナ３の点火によればその炎は窓１０よ
りメインバーナ２に達してメインバーナ２に着火する。

ここで調理により煮汁が生じても点火バーナの炎は汁受
皿６の底部７の開口８からでなく周囲立上り部９の窓１
０から出るので、窓１０が開口８より高位等のことから
煮汁に対して有利である。

この様にしてメインバーナ２への点火で調理が行なわれ
るが、調理中に生じた煮汁で汁受皿６が汚れた場合汁受
皿６を本体１より外して水洗いする。

次に再び汁受皿６を本体１へ装着する際、本体の汁受皿
装着空間部１３には突出部１４と非突出部１５があり、
又汁受皿６には浅部１１と深部１２が設けであるから、
浅部１１の下に突出部１４が収まる様に汁受皿６を本体
１に装着しないと、第６図の様に汁受皿６の深部１２が
突出部１４に当り汁受皿６が本体１に正しく装着出来ず
、浅部１１の下に突出部１４が収まる様に汁受皿６を本
体１に装着して初めて点火バーナ３が窓１０より臨むこ
とが出来る。

以上の様に本案の調理器はメインバーナと点火バーナを
有した本体に着脱自在に備えられる汁受皿は浅部と深部
が設けられ、又本体の汁受皿装着空間部に突出部と非突
出部を設け、汁受皿がその浅部の下に本体の突出部を収
めて本体に装着された時に点火バーナが窓より臨む様に
したから、点火バーナが窓より臨まない様な汁受皿の本
体への装着では適切な装着とならず前記不都合を除去す
ることか出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案調理器の裁断正面図、第２図は本体の正面
図、第３図は汁受皿の正面図、第４図は第３図ＩＶ−Ｉ
Ｖ断面図、第５図は第１図の要部拡大図、第６図は汁受
皿が不適切に装着された時の要部拡大図。 １・・・・・・本体、２・・・・・・メインバーナ、３
・・・・・・点火バーナ、５・・・・・・汁受皿受部、
５・・・・・・汁受皿、７・・・・・・底部、８・・・
・・・開口、９・・・・・・周囲立上り部、１０・・・
・・・窓、１１・・・・・・浅部、１２・・・・・・深
部、１４・・・・・・突出部、１３・・・・・・汁受皿
装着空間部、１５・・・・・・非突出部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. メインバーナと点火バーナを有した本体に対し着脱自在
   に備えられる汁受皿はその底部にメインバーナ用開口と
   周囲立上り部に点火バーナ用窓を有するものに於て、汁
   受皿受部に囲まれる汁受皿装着空間部に突出部と非突出
   部を設けると共に、該汁受皿に浅部と深部を設け、該汁
   受皿がその浅部の下に本体の突出部を収めて本体に装着
   された時前記点火バーナが前記窓より臨む事を特徴とす
   る調理器。