JPS5930317Y2 - 屋根上固定装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は和瓦の屋根上に設置するルームエアコンの置台や
テレビアンテナの架台を屋根に固定する装置である。

従来から屋根の上にルームエアコンやテレビアンテナを
設置する場合、置台が滑り落ちないように引留めを施し
ているが、その方法として第４図に示す如く針金を反対
側の軒下から弓張って止めるのが通常である。

この軒下に針金を止める作業は非常に面倒であり又危険
な作業である。

又屋根の先端にはとゆかあるため場合によってはとゆを
破損したり、それを防ぐため特殊な金具を用意する必要
も生じてくるものである。

長い針金を引張ることは強度面からも美観的にも好まし
いものではない。

本考案は以上のような欠点、不便を無くするために考案
したものであり、屋根瓦の任意の位置より引留めするこ
とが出来るものである。

本考案の一実施例を図面によって説明すると、第１図の
如く、 （４）適尚数の丸孔１を貫設した平板２の中央部に溝状
の凸面３を設け、その面に丸孔４を貫設する。

（Ｂ） 六角ボルト５を溝側から丸孔４に通し、ボル
ト５にナツト６をねじ込み締着する。

（Ｃ） 次にナツト７をボルト５にねじ込み適当な位
置に配置する。

Ｏ）次に対角部にかき取り部８，９を設け、片側の面に
折曲げ部１０を設けた和瓦の形状をした板１１に貫通し
た丸孔１２をボルト５に通す。

（Ｅ） その上からシールパツキン１３と平ワツシヤ
ー１４を通し、ナツト１５をねじ込み締着する。

本考案は以上の様な構造であるから、これを使用すると
きは本装置を設置したい場所の屋根瓦を取り外し、瓦の
下の野地板を露わす。

次に丸孔４にボルト５を通し、ナツト６をねじ込み締着
し、平板２とボルト５を固定し一体化させて野地板の上
にのせて丸孔１で適当に数ケ所野地板にねじ止めする。

次にボルト５にナツト７をねじ込み瓦の高さの位置に配
設し、平板１１の丸孔１２をボルト５に通し先般取外し
た瓦の状態にはめ込む、丸孔１２とボルト５のすき間か
らの浸水を防ぐため。

平板の上からボルト５にシールパツキン１３を通し、次
いで平ワツシヤー１４で押えてナツト１５にてねじ止め
締着する。

以上の如くであるから本考案は次の様な特長を有する。

（１）局地的に固定できるのでずれる心配がない。

（２）屋根上の作業なので針金を引く方法に比べ作業が
安全である。

（３）任意の位置に設置することができる。

（４）長い針金での方法に対し確実である。

（５）直接に固定することができる。

以上の様な特長を有する便利な屋根上固定装置である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る屋根上固定装置の一実施例を示すも
のである。 第１図・・・・・・一部切欠斜視図、第２図・・・・・
・断面図、第３図・・・・・・屋根上に設置した実施例
、第４図・・・・・・従来の方法を示す側面図、図中の
番号、記号、名称を下記する。 １．４，１２・・・・・・丸孔、２・・・・・・平板、
３・・・・・・凸面、５・・・・・・ボルト、６，７，
１５・・・・・・ナツト、８゜９・・・・・・かき取り
部、１０・・・・・・折曲げ部、１１・・・・・・板、
１３・・・・・・シールパツキン、１４・・・・・・平
ワツシヤー。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 適当数の丸孔１を貫設した平板２の中央部に溝状の凸面
   ３を設け、凸面３に丸孔４を貫設する。 ボルト５を丸孔４に溝側から通し、ナツト６にて締着し
   、適当な位置にナツト７をねじ込み、その上部に対角に
   かき取り部８，９と片側に折曲げ部１０を設けた和瓦の
   形状をした板１１に貫設した丸孔１２を通し、さらにそ
   の上部にシールパツキン１３、と平ワツシヤー１４を通
   し、ナツト１５にて締着する。 以上の如き構造からなる屋根上固定装置。