JP2594692Y2 - 屋上設置機器用支持線の係止具 - Google Patents

屋上設置機器用支持線の係止具

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JP2594692Y2
JP2594692Y2 JP1993043897U JP4389793U JP2594692Y2 JP 2594692 Y2 JP2594692 Y2 JP 2594692Y2 JP 1993043897 U JP1993043897 U JP 1993043897U JP 4389793 U JP4389793 U JP 4389793U JP 2594692 Y2 JP2594692 Y2 JP 2594692Y2
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support
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JPH0710161U (ja
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養二 後藤
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、テレビアンテナや太
陽熱温水器等の住宅の屋上に設置される機器を支持する
ための支持線の係止具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】屋根の上にテレビアンテナを設置して支
持する場合、従来、屋根棟を跨って据え付けた据付台よ
り放射状に複数本の支持線を引出し、この支持線の先端
を軒先側の支持部材へ係止して、複数方向からその支持
線を介して引っ張って支持するようにしている。この場
合の、支持線の軒先側への係止方法としては、例えば、
図3のように、軒樋支持金具(31)の先端部分に支持線
(32)を係止するものや、或いは、図4のように、屋根
先端部(33)を、一対の上下の支持部材(34)(35)で
挟み込んでボルト(36)で締め付けることにより、その
先端部分に挾持した状態で取付けて、上部側の支持部材
(34)へ支持線(32)を係止することが行われている。
これらの図において、(37)は軒樋、(38)は軒先水切
を示している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の支持線の係
止方法において、軒樋支持金具(31)の先端へ直接係止
するものでは、図3のように、その支持金具(31)先端
が屋根面より下方にある場合には、支持線(32)が屋根
先端面部分に当接してくの字形に折れ曲がった状態で引
っ張られることとなり、例えば、振動等によって、その
支持線(32)が屋根先端部分で擦り切れたり、或いは、
屋根材先端が損傷するといった不都合がある。
【0004】他方、屋根先端部分へ挾持して支持金具を
取付ける図4のものでは、その上部支持部材(34)と下
部支持部材(35)とを互いにボルト(36)で連結した構
造であるため、構造が複雑で高価となるとともに、軒樋
(37)を取付けた後から施工するには、その軒樋(37)
の上方から差し込んで屋根の先端へ設置することが必要
となる場合があり、作業が極めて困難で、更には、その
軒樋(37)側に突出する軒先水切(38)を避けるような
構造としなければならず、構造が更に複雑となり、その
水切(38)が大きく突出している場合には取付けが困難
となるといった不都合がある。
【0005】この考案は、これら従来の不都合を解消し
て、構造が簡単で、しかも、軒樋の施工後であっても簡
単に取付けできるとともに、支持線が屋根先端部と干渉
することのない支持線の係止具を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この考案では、軒先の軒樋支持金具の先端間に跨っ
て取付けられる取付け台と、その取付け台より上方に突
出して設けられた支持線係止部とからなることを特徴と
する。
【0007】また、上記において、この出願の請求項2
の考案では、取付け台が断面L字形のプレートからな
り、その取付け台の垂直部へ支持線係止部の下端を固着
するとともに、この係止部の上端を建物外方向へ折り曲
げてなることを特徴とする。
【0008】
【作用】軒樋支持金具に取付けて、その上方に係止部を
突出させているので、屋根先端部分と干渉させることな
く支持線を係止することができる。また、軒樋支持金具
先端部に取付けるので、軒樋の施工後であっても容易に
取付けでき、更には、各軒樋支持金具間に跨って取付け
るので、支持強度も増大する。
【0009】
【実施例】図2は、この考案の係止具の全体を示してい
る。図において(1)は、垂直断面L型のプレート材か
らなる取付け台であり、その水平部(2)の両端部分
に、取付け螺子を差し込むための螺子穴(3)(3)を
形成している。垂直部(4)の前記水平部(2)側とそ
の水平部(2)の上面には、その長手方向の中央部分に
おいて、板状の係止プレート(5)が、その下端部分に
おいて溶接して固着されるとともに、この係止部(5)
の上端は、建物外方である前記水平部(2)側に向けて
折曲(6)されている。なお、この折曲部先端(6)と
垂直な本体部との折曲コーナー部分はR形状とされる。
このR形状部分(7)は、図1のように、支持線(19)
を巻き付ける部分であって、その巻き付ける部分に対応
して、各断面のコーナー部分を面取り加工して、その支
持線(19)が擦り切れることがないようにしている。
(8)は、前記係止プレート(5)の左右方向の一方の
端部から水平部(2)の上面に跨って、その係止プレー
ト(5)とは直角に固着した補強リブ材を示している。
【0010】図1は、上記係止具(10)の取付け構造を
示している。図において(11)は軒先の鼻隠しであっ
て、その鼻隠し(11)外側の化粧鉄板(12)の外側に、
合成樹脂材からなる軒樋支持金具(13)が取付けられて
いる。この軒樋支持金具(13)の上面の凹所に、軒樋
(14)が上方から嵌合して設置されている。(15)は、
この軒樋支持金具(13)の下面に跨って取付けた下部化
粧プレート、(16)は、同じく軒樋支持金具(13)の前
面に跨がるようにして水平方向に取付けた正面化粧板を
示している。この正面化粧板(16)の上端は、軒樋支持
金具(13)の先端部上面に重ねられるとともに、更にそ
の上に、前記取付け台(1)の水平部(2)が載置さ
れ、ビス(17)を前記螺子穴(3)から正面化粧カバー
(16)及び軒樋支持金具(13)へねじ込んで、係止具
(10)を固定している。そして、前記係止プレート
(5)は、屋根面(18)の先端部よりも高くなるように
上方に突出し、前記R形状部(7)において支持線(1
9)が係止されている。
【0011】上記において、取付け台(1)は、軒先に
沿って設置される一対の軒樋支持金具(13)の設置間隔
に対応するような長さとされており、図2で示すよう
に、それら互いに間隔をおいて配置された一対の軒樋支
持金具(13)(13)に跨がるようにして取付けられてい
る。なお、図1において、(20)は、前記屋根面(18)
を構成する屋根材(21)の下側から軒樋(14)の上方へ
向けて斜め下向きに突出した軒先水切材を示している。
【0012】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、軒先
の軒樋支持金具へ取付け台を取付けて、その取付け台よ
り上方に突出する係止部へ支持線を係止するようにして
いるので、この支持部を必要な高さにまで突出させるこ
とによって、屋根の先端と干渉させることなく支持線を
係止することができる。また、一対の軒樋支持金具間に
跨って取付け台を固定するので、その支持具の固定構造
が強固となり、取付け強度が増大する。加えて、軒樋支
持金具に軒樋を施工した後であっても、簡単に施工する
ことができるとともに、その軒樋支持金具へ取付けるた
めの取付け台と支持線を係止するための係止部とからな
る一体構造であるため、屋根先端部分へ挾持して設置す
るものと異なって、構造が簡単で安価に製作することが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の支持具の取付け構造を示す軒先部分
の横断面図である。
【図2】この考案の支持具の斜視図である。
【図3】従来の支持線の係止構造を示す軒先部の横断面
図である。
【図4】同じく従来の別の係止構造を示す軒先部の横断
面図である。
【符号の説明】
(1) 取付け台 (4) 垂直部 (5) 支持プレート (6) 支持プレートの先端折り曲げ部 (10) 支持具

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軒先の軒樋支持金具の先端間に跨って取
    付けられる取付け台と、その取付け台より上方に突出し
    て設けられた支持線係止部とからなることを特徴とする
    屋上設置機器用支持線の係止具。
  2. 【請求項2】 取付け台が断面L字形のプレートからな
    り、その取付け台の垂直部へ支持線係止部の下端を固着
    するとともに、この係止部の上端を建物外方向へ折り曲
    げてなることを特徴とする請求項1の屋上設置機器用支
    持線の係止具。
JP1993043897U 1993-07-15 1993-07-15 屋上設置機器用支持線の係止具 Expired - Lifetime JP2594692Y2 (ja)

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