JPS5929860A

JPS5929860A - 自動二輪車用変速機のシフト機構

Info

Publication number: JPS5929860A
Application number: JP13919182A
Authority: JP
Inventors: Yuzo Ooka; 大岡　裕三; Ikuo Koike; 小池　育雄
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1982-08-12
Filing date: 1982-08-12
Publication date: 1984-02-17
Also published as: JPS6334345B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、自動二輪車用変速機のシフト機構、就中、シ
フトスピンドルに固着された揺動アームによるシフトド
ラムの駆動機構に関するものである。

自動二輪車の変速シフト機構では、カムを使用している
。カムとしては、円筒面にカム溝を付したもの、および
平面にカム溝を付したものがあり、前者、すなわちシフ
トドラムが一般的゛に使用されている。このシフトドラ
ムに形成されたノノムによって、スライデイ゛／グギャ
に嵌合しているソフトフォークを動かして変速を行うの
である。

ンフトト°ラムの回転駆動機構としてハ、種々のものが
知られており、その−例として揺動アーム（以下、ソフ
トアームと称する）に付したギヤと、シフトドラムに係
合して回転を伝えるシフターに設けたギヤとを噛合させ
るタイプの回転駆動機構がある。その駆動機構を第１図
に依り説明する。

駆動側は、トランスミツンヨンケースＯＩＫ回転自在に
枢支されると＼もに、シフトペダル２備えたソフト区ピ
ンポル０２と、同シフトスピンドル０２、！ニーにのシ
フトアーム０３とで構成され、シフトアーム０３の先端
にギヤ０４が付設されている。一方の従動側は、ソフト
ドラムの一端部に一体的に結合されたドラムセンター０
７と、同ドラムセンター０７とラチェットボール０５ａ
を介して係合し得ると＼もに、ギヤ０６を備えたシフタ
−０５とで構成されている。シフトアーム０３側のギヤ
０４とシフター０５側のギヤ０６とは、所定ノキヤ比で
噛合されており、シフトペダルの操作によって、ソフト
スピンドル０２が回転し、シフ）７−ム０３が揺動して
、シフター０５が回転され、ラチェットボール０５ａと
ドラムセンター０７との係合関係で、ドラムセンター０
７おＪ：びシフトドラムが回転せしめられるものである
。

ところで、一般に、シフトスピンドルの回転角は、シフ
トペダルによるシフトストローク、およびソフトアーム
長からして、１５°程度が好ましく、一方のシフトドラ
ムは、５〜６段変速の場合、回転角６０°〜７２°を必
要とする。したがって、前記ギヤ０４．０６のギヤ比は
、略ぼ３．５〜４．５程度となる。しかして、ギヤ比は
、略ぼギヤ半径の比であるから、モジュールが決まると
、両ギヤの軸間距離は自ずから限定されてくる。しかも
、モジュールは、ギヤの加工性、強度上の理由から実用
範囲が＠足され、最少歯数に限度があるため、前記シフ
トスピンドル０２と、シフター０５の軸心、すなわちシ
フトドラムの軸心との間隔は、然程自由に接近させるこ
とはできない。この・問題は、装置をコンパクト化する
ための制約となっていた。

本発明は、斯かる事情を考慮し７て創案された従来技術
の改良に係り、ソフトアーム側のギヤをインターナルギ
ヤで形成し、シフター側のギヤと噛合させたもので、そ
の目的とする処は、シフトスピンドルとシフトドラムと
を大幅に接近させル点にある。

以下、本発明の一実施例を第２図ないし第１５図に則し
て説明する。

＝自動二輪車用エンジン１は、クランクケースとトラン
スミツンヨンケース２とが一体に形成ｇｈでおり、クラ
ンク軸３、中間軸４、主軸５、副軸６が配設され、各軸
上のギヤが相互に噛合状態にある。

また、主軸５および副軸６の下方には、シフトドラム１
０が配設され、その円筒面に形成されたカム溝に係合す
ると＼もに、ガイド軸１１上を摺動し得るシフトフォー
ク１２．１３．１４が、夫れ夫れ主軸５、副軸６上のス
ライディングギヤと係合している（以上、第２図、第３
図参照）。

そして、ソフトドラム１０の一端部に、ドラムセンター
　２０が同軸的に結合され、同ドラムセンター側に対し
ては、シフター３０が同軸的に嵌合され、シフター３０
は、ドラムセンター２０に対して一体回転１および相対
回転し得るように構成されている（第３図参照）。

前記ドラムセンター２０の形状は、第５図ないし第８図
に示す通りであり、シフトドラム１０と嵌合する軸筒部
２１と、後記ラチェットボール３４と係・合し得る変速
段数と同数の六つの係合溝おを有するラチェットハウジ
ング２２と、その外周に形成された変速段数と同数の六
つの係合爪２４と、六つの変速位置決め用係合四部２６
および中立位置決め用係合四部２７を備えた変速カム体
すとで形成されている。

また、前記シフタ〒３０の形状は、第９図ないし第１２
図に示しており、ドラムセンター２０の中心軸孔に回転
自在に嵌合する軸筒部３１と、スノ々−ギヤ３２と、ド
ラムセンター２０のラチェットノ蔦つジング２２内に遊
嵌され、かつ一対のラチェットボール３４および同ラチ
ェットボール３４を放射方間に付勢するプランジャー３
５を担持するブロック３３とで形成されている。シフタ
ー加は、ドラムセンター２０に対するセツティング状態
では、トランスミツンヨソケース２に固着されたガイド
ブレー）　５０によってブロック３３の外側を規制され
、かつ、シフター３０が回転した時に、一方のラチェッ
トボール３４の頭がガイドプレート（３）によって抑え
られ、仁のラチェットボール３４と係合溝２３とが係合
しないように構成さ九でいる（第３図、第４図、第１３
図参照）。

一方、シフトドラムＩＱの後方に、同シフトドラム１０
と平行に配設サバ、たシフトスピンドル４０に一体的に
嵌着されたシフトアーム４１の先端部には、インターナ
ルギヤ４２が付設され、同インターナルギヤ４２は、前
記シフター３０のスパーギヤ３２と噛合されている。ま
た、シフトスピンドル４０上ニは、ストッパー４４．４
’５を備えたプレート４３が一体に嵌着されており、シ
フトアーム４１の両方向の揺動銀で、ストッパー４４．
４５の一方が、前記ドラムセンター２０の係合爪に係合
して、シフトドラムｌＯの過回転を防止し得るようにな
されている（第３図、第４図、第１４図、第１５図参照
）。

前記構成に於いて、リターンスプリング７ｏの弾発力に
抗してソフトペダル２操作し、ソフトスピンドル４０２
回転させると、シフトアーム４１が揺動し、インターナ
ルギヤ４２、スパーギヤ３２を介してシフター３０が所
定角度だけ回転される。この時、回転方向に応して、一
対のラチェットボール３４の一方が、ラチェットハウジ
ング２２内の係合溝路と係合してドラムセンター２０が
、シフター３０と一体的に回転する。また、ドラムセン
ター２０の変速カム体乙には、付勢スプリングによって
付勢ぎれたストッパーアーム６０の位置決めローラ６】
が常時当接しており、ドラムセンター２０が所定角度だ
け回転した位置で、対応する変速位置決め用係合四部２
６と位置決めローラ６１とが係合する。

次ニ、シフトペダルに対する操作力を解除すると、リタ
ーンスプリング７００弾性復元力により、シフトアーム
４１が初期位置に復帰する。この間、シフター３０も戻
り回転するが、この回転方向で動作するはずのラチェッ
トボール３４は、ガイドプレート５０によって頭を抑え
られているので、ラチェットハウジング２２の係合溝２
３と係合することなく、ドラムセンター２０は、ストッ
パーアーム６０によって位置決め保持されたままである
。

しかして、ドラムセンター２０が所定角度だけ回転した
時には、ソフトドラム１０も一体的に回転され、ソフト
フォーク１２．１３．１４が変位して、スライディング
ギヤが動かされ、所定ギヤ比に変速される。そして、前
記の如き回転操作を繰り返すことによって、１〜６速の
所望の変速を行うことができる。

本実施例では、前記のように、ンフトアーム４１にイン
ターナルギヤ４２を付設して、同ギヤ４２をシフトドラ
ム１０と同軸上のスパーギヤ３２と噛合させる構造とし
たので所定のモジュールを維持しつ＼、シフトドラム１
０とソフトスピンドル４００間隔を、従来のものに比し
て大幅に接近きせることかでき、その結果、エンジン１
がコンパクト化され、軽量化が達成される。

次に、他の実施例を第１６図につき説明する。

シフトドラム８ｏの一端部には、螺子軸８１によってト
“ラムセンター８２が一体的に付設されており、螺子軸
８１０頭邪にシフター８３が回転自在に枢支されている
。シフター８３は、スパーギヤ８４を備えている他、ラ
チェットボール、プランジャーを備えている点で前実施
例に於けるシフター３０と同様な構造であり、対するド
ラムセンター８２のラチェットハウジング８２　ａの構
造も、前記ドラムセンター２０とＩ＋７１様な構造であ
る。

一方、ソフトスピンドル９ｏ上ニは、シフドアーＡ９］
７）ｆ［１２ｆｉ、ソノ先端部にインターナルギヤ９２
が付設されている。

前記インターナルギヤ９２とスパーギヤ８４とは相互に
噛合し、シフトペダル操作によってシフトアーム９１が
揺動回転すると、その回転はシフター８３に伝達さ九、
ラチェット機構によってドラムセンター８２、およびこ
れと一体のシフトドラム８ｏが回転して、シフトフォー
ク１００が変位せられる。

この実施例に於いても、シフトドラム８ｏとシフトスピ
ンドル９０の間隔が短縮されること（・オ、前実施例と
同様である。

以上、実施例の説明から明らかなように、本発明では、
ンフトアームをンフトドラムの軸心を越えて延出させ、
ンフトアーム側のギヤをインターナルギヤで形成して、
シフター側のギヤと噛合させたのて、シフトドラムとシ
フトスピンドルの間隔が大幅に短縮され、エンジ゛／の
コンパクト化カ達成され、た。

【図面の簡単な説明】

第１図は公知に係るソフト機構の説明図、第２図は本発
明の一実施例に係るソフト機構を備えたエンジンの縦断
側面図、第３図はその展開横断平面図、第４図は第３図
に於けるＩＶ−ＩＶ線矢視図、第５図はドラムセンター
の縦断面図、第６図は第５南に於けるＶｌ　−ＶＩ線矢
視図、第７図は第５図に於けるＷ［−Ｗ線矢視図、第８
図は第７図に於りるＶｌｌｌ　−Ｖｌｌｌ線切断図、第
９図はシフターの側面図、麹１０図は第９図に於けるＸ
−Ｘ線矢視図、第１１図は第９図に於けるＸＩ−ＸＩ線
切断拡大断面１て、第１２図は第９図に於けるＸｌｌ　
−Ｘｌｌ線切断図、第１３図はガイドフレートの平面１
文、第１４図はシフトスピンドル組立体の断面図、第１
５図は第１４図に於けるＷ　−Ｗ線矢視図、第１６図は
他の実施例に係るシフト機構の説明図である。１・・・エンジン、２・・・トランスミッションケース
、３・・・クランク軸、４・・・中間軸、５・・・主軸
、６・・・副軸− ＩＯ・・・シフトドラム、１１・・・ガイド軸、１２．
１３．１４・・・シフトフォーク、２０・・・ドラムセンター、２１・・・軸筒部、２２・
・・ラチェットハウジソグ、２３・・・係合溝、２４・
・・係合爪、５・・・変速カム体、２６・・・変速位置
決め用係合四部、２７・・・中立位置決め用保合四部、３０・・・シフター、３１・・・軸筒部、３２・・・ス
パーギヤ、３３・・・ブロック、３４・・・ラチェット
ボール、３５・・・プランジャー、４０・・・シフトスピンドル、４１・・・シフトアーム
、４２・・・インターナルギヤ、４３・・・プレート、
４４．４５・・・ストッパー、６０・・・ストッパーアーム、６１・・・位置決めロー
ラ、７０・・・リターンスプリング、８０・・・シフトドラム、８１・・・螺子軸、８２・・
・ト°ラムセンター、８２ａ・・・ラチェットノ飄ウジ
゛／り°、８３・・・ンフター、８４・・・スパーギヤ
、９０・・・ソフトスピンドル、９１・・・シフトアーム
、９２・・・インターナルギヤ＋００・・・ソフトフォーク。代理人　弁理士　江　原　　望外１名第４図２厄５図第７図Ｗへ、ｙ■ 帛８図輩１２図軍１３図第１４図范１５図２手続補正書昭和５７年９月路日特許庁長官　若杉和夫殿１、事件の表示昭和　５７年　特　許　願第　１３９１９１　号２、発
明の名称　自動二輪車用変速機のソフト機構３、　補正
をする者事件との関係　特許出願人６、　補正により増加する発明の数　な　　し８、補正
の゛内容別紙の通り図面中出願当初の図面中第１６「ズを別紙添イ」図面に差し換
えます。

Claims

【特許請求の範囲】

シフトスピンドルに固着された揺動アームによりシフタ
ーを作動し、同シフターを介してシフトドラムを駆動す
るタイプのシフト機構に於いて、前記揺動アームを、シ
フトドラムの軸心を越えて延出させると＼もに、同延出
部にインターナルギヤを設け、同インクニナルギャ２、
シフターに設けたギヤと噛合させたことを特徴とする変
速機のシフト機構。