JPS5852354B2 - 電圧変換素子 - Google Patents

電圧変換素子

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Publication number
JPS5852354B2
JPS5852354B2 JP53152642A JP15264278A JPS5852354B2 JP S5852354 B2 JPS5852354 B2 JP S5852354B2 JP 53152642 A JP53152642 A JP 53152642A JP 15264278 A JP15264278 A JP 15264278A JP S5852354 B2 JPS5852354 B2 JP S5852354B2
Authority
JP
Japan
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voltage
pyroelectric
resistor
voltage conversion
conversion element
Prior art date
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Expired
Application number
JP53152642A
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English (en)
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JPS5580379A (en
Inventor
裕基 山崎
豊樹 北山
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP53152642A priority Critical patent/JPS5852354B2/ja
Publication of JPS5580379A publication Critical patent/JPS5580379A/ja
Publication of JPS5852354B2 publication Critical patent/JPS5852354B2/ja
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電圧変換素子に関し、更に詳細には焦電効果を
利用して低電圧電源から高電圧を得る全固体化した電圧
変換素子に関する。
従来交流電圧の電圧変換方法としては、古くより巻線型
の変成器が知られており、この変成器はトランス又は変
圧器と通称され、特定周波数帯の電圧変換方法としては
高効率であり、広く一般に使用されている。
この変成器は基本的には巻線と軟磁性体により構成され
るが、重量及び体積が共に大きく、したがってその小型
化及び広開波数化に適した材料に関する研究が現在にお
いても続けられている。
一方全固体化した小型の電圧変換素子としては圧電体を
応用した圧電トランスが知られている。
これは強誘電体磁器板又は棒を1次側と2次側で異なぬ
方向に分極処理しておき、圧電体の圧電効果、振動の伝
達及びその異方性を利用した素子であり、大型化及び効
率の点では巻線型の変成器には及ばないが、携帯用など
特殊の用途には徐々に実用化されている。
ところで最近赤外線の検出又は赤外線撮像管用ターゲッ
トなどの電磁波の検出素子として焦電性を有する材料の
開発が行なわれ、本発明者等も強誘電体セラミック及び
高分子物質との複合材料について研究(例えば特開昭5
2−155400号公報参照)を進めて来たが、その過
程で焦電効果を利用することにより電力変換効率の面か
らは前記素子には及ばないとしても小型化が可能であり
、しかも可動部分が無く又機械的振動なども発生しない
新しい電圧変換方法を知得し、本発明を完成するに致っ
たものである。
本発明は前記知得に基いてなされたものでその目的は小
型化が可能であり、かつ全固体化された電圧変換素子を
提供することである。
又本発明の他の目的はIC技術及びLSI技術との相容
性を有し、かつ数KVにも及ぶ高電圧の発生が可能な電
圧変換素子を提供することである。
本発明について概説すると、本発明の電圧変換素子は抵
抗体と焦電体により構成され、かつ抵抗体と焦電体とが
熱的に結合されることを特徴とするものである。
次に本発明を図面を参照して詳細に説明する。
添付図面は本発明の電圧変換素子の構成の原理図であり
、1は無電体、2は抵抗体、3は端子、4はリード線で
ある。
そして焦電体1は抵抗体2の表面に密着して熱抵抗の少
ない状態で設けられる。
この電圧変換素子では、下記の実施例に示すように焦電
体の表面に設けた電極により焦電体の出力電圧を取出す
この素子の動作原理は、抵抗体2の両端の端子3の間に
リード線4で電圧を印加することにより抵抗体2を加熱
し、この熱による焦電体1の昇温(電圧を低下した場合
は降温)により、焦電体1に焦電効果により発生する電
圧値が、抵抗体2の加熱に使用する電圧値とは異なる値
をとることを用いて電圧変換を行なうものである。
この時の電圧変換値及び周波数特性は素子を構成する材
料物性及び形状によって与えられる。
今、焦電体の相対する面の間で発生電圧Vを取り出すこ
とを考えれば熱拡散方程式を解くことによって、抵抗体
にVoなる電圧値を加えた場合には、発生電圧の絶対値
は次のようにして求めることができる。
単位面積の無電体の温度を変化させるとき発生する電流
は次のとおりである。
抵抗体(RΩ)に電圧(Vo)を周波数f(ω2πf)
で断続して入力する場合に発生する電力は近似的には次
のとおりである。
この時、Pが全て焦電体を加熱するために使われると仮
定すると、焦電体の熱平衡方程式は但し、H=cpρt
(焦電体の熱容量)B:実効熱放散 である。
この常微分方程式を解けば、熱平衡状態での負荷抵抗R
Lを焦電体の両面(焦電体の電極と抵抗体のリード線)
に接続すると、インピーダンス2は次式で示される。
ここでλ :焦電体の焦電係数 t :焦電体の厚さ Er:焦電体の誘電率 ε0 :真空の誘電率 B :素子全体の熱放散係数 R:抵抗体の抵抗値 。
、:焦電体の比熱p :焦電体の密度 RL:負荷抵抗 である。
上式から明らかなように、この素子は、その出力電圧は
焦電係数、熱容量、熱放散係数、誘電率などの材料定数
と、負荷抵抗RL 、変調周波数ωなどの関数であるが
、基本的には、入力電圧V。
の2乗に比例した出力電圧■が得られる非線形電圧変換
素子であり、焦電係数の大きい程、又素子の熱容量及び
熱放散係数の小さい程電圧変換比の大きな素子が得られ
、低周波の交流電圧の場合に電圧変換比を大きくするこ
とができる。
本発明における抵抗体と焦電体との結合状態は、本発明
の作用が抵抗体加熱用に入力した電圧から焦電体による
焦電効果を利用して高電圧を得る点に存するので、熱的
に結合される。
すなわち抵抗体から焦電体・\の熱の良好な伝達が得ら
れる状態で結合されることが必要である。
このためには添付図面に示すように抵抗体と焦電体とを
直接に積層することができる。
しかしながら両者の間に熱良導性材料の層を設けること
ができる。
この場合、無電体側に電極を形成して入力電圧と出力電
圧とを分離し、出力電圧の安定を図ることができる。
又抵抗体及び焦電体の形状並ひに両者の位置的関係は前
記条件を満たす限り、特に限定されるものでないことは
下記の実施例の記載から明らかであろう。
本発明における抵抗体の材料としては一般の抵抗体に使
用される材料が適宜使用でき、又焦電体材料としては強
誘電体セラミック及びこれと高分子化合物例えばポリフ
ッ化ビニリデンとの複合材料並びにトリグリシジルサル
フエイト等が適宜使用される。
強誘電体セラミックと高分子化合物との複合材料は例え
ばポリフッ化ビニリデンをジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド等の溶媒に溶解した溶液(溶媒100
CCに対して前記重合体約5〜10gの濃度)にpbT
i03粉末を前記重合体:PbTiO3−10: 90
〜30ニア0(重量)の割合で添加した懸濁物として使
用するか又はポリフッ化ビニリデンとPbTiO3との
コンパウンドとして使用してもよい。
次に本発明を実施例について説明するが本発明はこれら
によりなんら限定されるものではない。
実施例 l PbTiO3磁器を用い、長さ1cIrt厚さ0.1
mm巾1はの単位面積の試料の片面に窒化タンタルをス
パッタにより取り付け、100Vで5Wの抵抗体(抵抗
値2にΩ)とした。
次に、対向する面にAtを蒸着し電極として、200℃
で5 KV/mの電界を1時間厚さ方向に印加して分極
処理した。
窒化タンタル抵抗体とAt電極間に100M!Qの負荷
抵抗を接続した後、抵抗体に5■の電圧をIHzの周波
数で断続して入力しながら、負荷抵抗両端の電圧を測定
したところ120■の電圧が得られた。
なお、前記式(1)からみて、周波数をl0Hzと高く
した場合、高々12V程度の出力電圧しか得られないで
あろうし、又負荷抵抗を10MQと低くした場合も12
V程度の出力電圧しか得られないであろうことが類推さ
れる。
このように変調周波数が高い程、又負荷抵抗が小さい程
電圧利得は小さくなる。
実施例 2 トリグリシジルサルフエイト(TGS)結晶を実施例1
と同様の形状に研摩し、表面にカーボンペーストを塗布
し、2Wの抵抗体(抵抗値5にΩ)を形成した後、実施
例1と同様の方法により室温で分極処理を施した。
この素子に一20℃の温度で、5vの電圧を入力し、1
50Vの出力電圧を得ることができた。
以上の説明から明らかなように1本発明の電圧変換素子
は全固体化素子で、しかも小型、軽量の電圧増幅素子と
して有用である。
特にIH2程度の低周波で高い増幅率を示すが、100
Hz以下の周波数では十分に電圧増幅素子として機能す
る。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明の電圧変換素子の原理図である。 1・・・・・・焦電体、2・・・・・・抵抗体、3・・
・・・・端子、4・・・・・・リード線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 抵抗体と焦電体により構成され、かつ抵抗体と焦電
    体とが熱的に結合されることを特徴とする電圧変換素子
JP53152642A 1978-12-12 1978-12-12 電圧変換素子 Expired JPS5852354B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53152642A JPS5852354B2 (ja) 1978-12-12 1978-12-12 電圧変換素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53152642A JPS5852354B2 (ja) 1978-12-12 1978-12-12 電圧変換素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5580379A JPS5580379A (en) 1980-06-17
JPS5852354B2 true JPS5852354B2 (ja) 1983-11-22

Family

ID=15544861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53152642A Expired JPS5852354B2 (ja) 1978-12-12 1978-12-12 電圧変換素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5852354B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6334345B2 (ja) * 1982-08-12 1988-07-08 Honda Motor Co Ltd

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6334345B2 (ja) * 1982-08-12 1988-07-08 Honda Motor Co Ltd

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Publication number Publication date
JPS5580379A (en) 1980-06-17

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