JPH067213Y2 - 歯車変速機の異音防止装置 - Google Patents

歯車変速機の異音防止装置

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JPH067213Y2
JPH067213Y2 JP4312087U JP4312087U JPH067213Y2 JP H067213 Y2 JPH067213 Y2 JP H067213Y2 JP 4312087 U JP4312087 U JP 4312087U JP 4312087 U JP4312087 U JP 4312087U JP H067213 Y2 JPH067213 Y2 JP H067213Y2
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shift
lever
shaft
select
speed
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JP4312087U
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JPS63150141U (ja
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秀昭 古賀
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Toyota Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、シフトレバーの操作をシフトアンドセレクト
レバーシャフトによって各フォークシャフトに伝える形
式の歯車変速機の異音防止装置に関するものである。
(従来の技術) 一般的な歯車変速機においてはシフトレバーのセレクト
操作によってその先端あるいはシフトアンドセレクトレ
バーの先端を、各フォークシャフトのシフトヘッドに対
して選択的に係合させたのち、その選択されたフォーク
シャフトをシフトレバーのシフト操作によってスライド
操作するように構成されている(例えば実開昭58−6
1949号公報あるいは実開昭58−28332号公報
参照)。
また、歯車変速機のニュートラル状態において回転する
シャフト(カウンタシャフト)に対し、シンクロメッシ
ュ装置の回転同期作用によって制動力を与え、これによ
って例えばアイドリング時に歯車変速機内のギヤ対の噛
合い回転に伴う異音発生を防止する構成のものが本出願
人によってもすでに提供されている(実願昭58−02
7480号参照)。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したように歯車変速機のニュートラル状態で回転す
るシャフトに制動力を与えるように構成したものでは、
シフトレバーのシフト操作時にはシャフトに対する制動
力を解除し、駆動力の伝達効率の低下を避けている。そ
して、このシャフトに対する制動力を解除するための手
段としては、シフトレバーのセレクト操作によって選択
されたフォークシャフトが、これに続くシフトレバーの
シフト操作によって軸方向にスライド動作することを利
用している。しかし、この構成では制動力を解除するた
めの構造が複雑となり、かつフォークシャフトによって
は上記の制動力を解除するための適正な機能が果せない
場合も生じる。
本考案は、このような問題点の解決をその目的とするも
のである。
(問題点を解決するための手段) 上記の問題点を解決するために本考案は次のように構成
している。
例えば第1図〜第3図においてシンクロメッシュ装置2
2は、シフト操作の初期段階での回転同期作用によって
制動力を発揮する。そして、シンクロメッシュ装置22
のシフトフォーク11に対しては、このシンクロメッシ
ュ装置22に上記の回転同期作用を発揮させるようにス
プリング15の力を付与している。
一方、シフトレバー3のシフトあるいはセレクト操作に
連動して軸方向へのスライドあるいは軸芯回りの回動動
作がなされるシフトアンドセレクトレバーシャフト4に
は一対の解除突起7,8が形成されている。これら解除
突起7,8のうちの一方は、シフトアンドセレクトレバ
ーシャフト4が前記シンクロメッシュ装置22のシフト
フォーク11に作用しているスプリング15の作用方向
と逆方向にスライド操作されたときに同シフトフォーク
11を中立位置へ押し戻すように作用する。また、解除
突起7,8のうちの他方はシフトアンドセレクトレバー
シャフト4が前記スプリング15の作用方向と同方向へ
スライド操作されたときに反転レバー30を通じてシフ
トフォーク11を中立位置へ押し戻すように作用する。
(作用) 上記の構成によれば、歯車変速機のニュートラル状態で
は前記スプリング15の作用によってシンクロメッシュ
装置22は回転同期作用を発揮している。この回転同期
作用により、変速機のニュートラル時に回転するギヤ等
に制動力を与え、変速機内におけるギヤ対の噛合い回転
による異音(ギヤノイズ)の発生を防止する。
前記シフトレバー3のシフト操作により、シフトアンド
セレクトレバーシャフト4が前記スプリング15の作用
方向と逆方向へスライド操作されたときには、前記一対
の解除突起7,8のうちの一方がシンクロメッシュ装置
22のシフトフォーク11を中立位置へ押し戻す。ま
た、シフトアンドセレクトレバーシャフト4がスプリン
グ15の作用方向と同方向へスライド操作されたときに
は、前記の反転レバー30を通じて同じくシフトフォー
ク11を中立位置へ押し戻す。
これにより、歯車変速機のシフト時においては上記スプ
リング15の弾力によるシンクロメッシュ装置22の回
転同期作用が解除され、もって上記の制動力も解除され
る。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面によって説明する。
歯車変速機の主要部を断面で表わした第1図及び第2
図、第2図の左側断面を表わした第3図において、変速
機ケース1の上面開口部を覆うようにこの変速機ケース
1に固定されたシフトレバーリテーナ2には、フロアシ
フトタイプのシフトレバー3における大球部3aがシフ
ト操作及びセレクト操作可能に球面支持されている。ま
た、変速機ケース1の内部にはシフトアンドセレクトレ
バーシャフト4がその軸線方向へのスライド動作あるい
は軸芯回りの回動可能に組込まれている。
上記シフトアンドセレクトレバーシャフト4の軸上には
シフトレバーハウジング5が第2図で示すようにボルト
6によって固定されている。このシフトレバーハウジン
グ5には、第3図から明らかなように前記シフトレバー
3の下端に形成された小球部3bが嵌合されている。つ
まり、シフトレバー3の下端とシフトレバーハウジング
5とは球面結合されている。この構成により、シフトレ
バー3が第2図の矢印A1−A2方向へシフト操作され
ると、シフトアンドセレクトレバーシャフト4はその軸
線方向へスライド操作され、シフトレバー3が第3図の
矢印B1−B2方向へセレクト操作されると、シフトア
ンドセレクトレバーシャフト4はその軸芯回りに回動操
作される。
なお、シフトアンドセレクトレバーシャフト4はシフト
レバー3のセレクト操作に伴う軸芯回りの回動により、
これに固定されているシフトアンドセレクトレバー(図
示しない)が後述する5速用フォークシャフト10を含
む他のフォークシャフト(図示しない)のシフトヘッド
に対して選択的に係合する。そして、シフトレバー3の
シフト操作に伴うシフトアンドセレクトレバーシャフト
4のスライド動作により、セレクト操作で選択された一
つのフォークシャフトをスライド操作させるのである。
上記シフトレバーリテーナ2の内壁面には、第1図ある
いは第3図から明らかなように反転レバー30が軸31
によって回動可能に組付けられている。この反転レバー
30の上下両端部にはそれぞれピン32,33が固定さ
れている。また、シフトレバーリテーナ2にはその外部
から内部に貫通する孔2aが形成されていて、この孔2
a内には反転レバー30のカム面37に接触するボール
34とスプリング35とが組込まれ、かつ孔2aの外側
開口部はプラグ36によって塞がれている。この構造に
より、反転レバー30が外力を受けて上記の軸31回り
に回転した場合でも、その外力が解除されれば図面で示
す元の状態に復帰することとなる。
上記シフトアンドセレクトレバーシャフト4のシフトレ
バーハウジング5には上下一対の解除突起7,8が一体
に形成されている。そして、一方の解除突起7は前記反
転レバー30のピン32に対して接触可能に位置してい
る。ただし、上記のシフトレバー3を第3図で示す矢印
B2方向(5速,リバースセレクト方向)へセレクト操
作することで、シフトアンドセレクトレバーシャフト4
及びシフトレバーハウジング5が第3図の仮想線で示す
状態に回動したとき、上記の解除突起7は反転レバー3
0のピン32と干渉しない状態となる。
第1図で示すように変速機ケース1の内部には5速用フ
ォークシャフト10が、前記シフトアンドセレクトレバ
ーシャフト4と平行に配置されている。このフォークシ
ャフト10の軸上には5速用のシフトフォーク11がフ
ォークシャフト10に沿って一定の範囲でスライドでき
るように組付けられている。つまり、シフトフォーク1
1におけるボス部11aの左側のフォークシャフト10
上には片側に鍔をもったカラー14がスナップリング1
6によって位置決めされた状態で組付けられており、右
側のフォークシャフト10上には同じくスナップリング
17が固定されている。これにより、シフトフォーク1
1はそのボス部11aの両端面と、上記カラー14及び
スナップリング17との隙間の範囲でスライドし得るの
である。なお、上記カラー14の鍔部とシフトフォーク
11におけるボス部11a端面との間には、シフトフォ
ーク11を上記スライド量の範囲において常に第1図の
右方向へ付勢するスプリング15が組込まれている。
上記シフトフォーク11のボス部11aには第1図及び
第3図で示すように一対の突部12,13が一体に形成
されている。一方の突部12は前記反転レバー30の下
側のピン33と接触可能に位置している。また、他方の
突部13は前記シフトレバーハウジング5の下側の解除
突起8と接触可能な位置関係に設定されている。なお、
解除突起8とシフトフォーク11の突部13とは、シフ
トレバー3のセレクト操作に伴ってシフトレバーハウジ
ング5がいずれの方向に回動しても、常に接触し得る位
置関係となっている(第3図参照)。
変速機ケース1の内部にはアウトプットシャフト20が
第1図で示すように位置している。このアウトプットシ
ャフト20の軸上には各変速ギヤとそれらのシンクロメ
ッシュ装置が配置されているのであるが、第1図には5
速ギヤ21とそのシンクロメッシュ装置22のみを表わ
している。
そこで、この5速用シンクロメッシュ装置22について
簡単に説明すると、本実施例では上記の5速ギヤ21が
アウトプットシャフト20に対して回転自在に組付けら
れており、シンクロメッシュ装置22のハブ23はこの
5速ギヤ21のボス部外周に対して共に回転するように
組付けらている。そして、このハブ23の外周にはハブ
スリーブ24が軸方向へスライド操作可能に組付けられ
ている。また、アウトプットシャフト20の軸上には5
速用のスプライン歯27が共に回転するように設けられ
ており、このスプライン歯27とハブスリーブ24との
間にはシンクロナイザリング26が配置されている。
いま、上記のハブスリーブ24をハブ23の外周に沿っ
て第1図の右方向にスライド操作すると、このハブスリ
ーブ24と共に移動するシフティングキー25により、
上記のシンクロナイザリング26が同じく右方向に押さ
れる。これによってシンクロナイザリング26のテーパ
コーン面26aが上記スプライン歯27のテーパコーン
面27aに押付けられ、相互間に摩擦が生じる。この摩
擦力により、5速ギヤ21と一体関係にあるハブ23及
びハブスリーブ24と、アウトプットシャフト20と一
体関係にあるスプライン歯27との間において回転回転
同期作用が果される。そして、本実施例では変速機のニ
ュートラル時においても上記の5速ギヤ21がカウンタ
ギヤ(図示しない)と噛合って回転しており、この5速
ギヤ21とアウトプットシャフト20との間に回転同期
作用を生じさせることで、図示しないカウンタギヤとこ
れに噛合っているアウトプットシャフト20上の各ギヤ
(5速ギヤ21を含む)とに対して制動力を与えること
ができる。
上記のように構成した歯車変速機の異音防止装置におい
て、変速機が図面で示すニュートラル状態にあるときに
は5速用シフトフォーク11に作用している前記スプリ
ング15の弾力により、5速用シンクロメッシュ装置2
2のハブスリーブ24はシフトフォーク11を通じて第
1図及び第2図の右方向へ押されている。このため、シ
ンクロメッシュ装置22はそのシンクロナイザリング2
6のテーパコーン面26aがスプライン歯27のテーパ
コーン面27aに押付けられた状態にある。これら両テ
ーパコーン面26a,27aの摩擦力により、例えばア
イドリング時においても上述したように回転している5
速ギヤ21と、アイドリング時には回転していないアウ
トプットシャフト20との間に摩擦トルクが生じ、結果
的に5速ギヤ21を含む各噛合いギヤに制動力が与えら
れることとなる。この結果、アイドリング時におけるエ
ンジンの回転変動が制限され、上記の5速ギヤ21を含
む変速機ケース1内の各ギヤの噛合い打音等の異音が抑
制される。
次に変速機がシフト操作されたときについて説明する。
まず、シフトレバー3を第3図で示す3速,4速のセレ
クト位置(セレクトリターン位置)において第2図で示
す矢印A1方向(3速シフト方向)へシフト操作する
と、前記のシフトアンドセレクトレバーシャフト4がシ
フトレバーハウジング5と共に第2図の右方向にスライ
ド操作される。これにより、シフトレバーハウジング5
の一方の解除突起7が前記反転レバー30の上方のピン
32を押すこととなり、反転レバー30はその軸31を
支点として第1図の時計回り方向に回転する。この結
果、反転レバー30の下方のピン33が5速用シフトフ
ォーク11の一方の突部12を、シフトアンドセレクト
レバーシャフト4のスライド方向とは逆方向に押す。こ
れによって、シフトフォーク11は前記スプリング15
の弾力に抗して中立位置へ押し戻され、5速用シンクロ
メッシュ装置22の回転同期作用が解除されて上記の制
動力も解除される。
また、シフトレバー3が第3図で示す3速,4速のセレ
クト位置において第2図の矢印A2方向(4速シフト方
向)へシフト操作されると、シフトアンドセレクトレバ
ーシャフト4はシフトレバーハウジング5と共に第2図
の左方向へスライド操作される。これにより、シフトレ
バーハウジング5の解除突起8が5速用シフトフォーク
11の突部13に当って、このシフトフォーク11をス
プリング15の弾力に抗して中立位置へ押し戻す。この
結果は上記の場合と同様にシンクロメッシュ装置22の
回転同期作用が解除され、上述した制動力も解除され
る。
また、シフトレバー3を第3図の矢印B1方向(1速,
2速セレクト方向)へセレクト操作した場合、これに連
動してシフトアンドセレクトレバーシャフト4はシフト
レバーハウジング5と共に第3図の時計回り方向に回動
する。しかし、このセレクト操作状態においてもシフト
レバーハウジング5の解除突起7と反転レバー30の上
部のピン32とは当接可能な位置関係を保っている。ま
た、シフトレバーハウジング5の解除突起8と5速用シ
フトフォーク11の突部13との相互も当接可能な状態
を保っている。したがって、1速,2速のセレクト状態
においてシフトレバー3を第2図の矢印A1−A2方向
へシフト操作すれば、上述した3速,4速へのシフト操
作のときと同様に、5速用シンクロメッシュ装置22の
回転同期作用は解除される。
次にシフトレバー3を第3図の矢印B2方向(5速,リ
バースへのセレクト方向)へセレクト操作したとき、シ
フトアンドセレクトレバーシャフト4はシフトレバーハ
ウジング5と共に第3図の反時計回り方向へ回転する。
この結果、第3図の仮想線から明らかなように前記解除
突起7と反転レバー30の上部のピン32とは当接しな
い位置関係となるが、他方の解除突起8は5速用シフト
フォーク11の突部13と当接可能な位置関係を保って
いる。
そこで、シフトレバー3を第2図の矢印A1方向にシフ
ト操作すると、シフトアンドセレクトレバーシャフト4
は前記の反転レバー30を回動させることなく第2図の
右方向へスライドする。これによって5速用フォークシ
ャフト10が同方向にシフト操作され、シフトフォーク
11を通じて5速用シンクロメッシュ装置22に通常の
シフト操作力が与えらる。この結果は通常よく知られて
いるようにハブスリーブ24が前記のスプライン歯27
に噛合い、5速ギヤ21の回転がアウトプットシャフト
20に伝達されて5速へのシフトが完了する。
また、シフトレバー3を第2図の矢印A2方向(リバー
スシフト方向)へシフト操作した場合には、上述した2
速あるいは4速へのシフト操作の場合と同様にシンクロ
メッシュ装置22の回転同期作用が解除される。
なお、第4図は第1図の主要構成をスケルトン図で表わ
したもので、この第4図において1速あるいは3速への
シフト操作がなされた場合には、シフトアンドセレクト
レバーシャフト4のスライド動作に連動して反転レバー
30のピン33と5速用シフトフォーク11の突部12
との隙間δ1を詰めた後に前述した制動力が解除され
る。また、2速,4速あるいはリバースへのシフト操作
がなされた場合には、シフトレバーハウジング5の解除
突起8と5速用シフトフォーク11の突部13との隙間
δ2が詰められた後に制動力が解除される。なお、5速
用フォークシャフト10に対するシフトフォーク11の
スライド量δ3と、上記のδ1あるいはδ2とのそれぞ
れの和がほぼシフトストロークに相当する。
(考案の効果) 以上のように本考案は、シフトアンドセレクトレバーシ
ャフトに形成された一対の解除突起のうちの一方を、シ
フトアンドセレクトレバーシャフトがシンクロメッシュ
装置のシフトフォークに作用しているスプリング力の方
向と逆方向へスライド操作されたときに同シフトフォー
クを中立位置へ押し戻すように作用させ、他方の解除突
起はシフトアンドセレクトレバーシャフトが前記スプリ
ング力の作用方向と同方向へスライド操作されたときに
前記の反転レバーを通じてシフトフォークを中立位置へ
押し戻すように作用する構成としたことにより、歯車変
速機のニュートラル時に回転する部材に制動力を与え、
例えばアイドリング時における歯車変速機内のギヤの噛
合い回転による異音発生を防止でき、かつシフト時には
上記の制動力を解除して歯車変速機における駆動力の伝
達効率の低下や部品の耐久性の低下を回避することがで
きる。
特に本考案は、上記のようにシフトアンドセレクトレバ
ーシャフトの軸上において上記の制動力を解除するため
の機構を配置したので、その構造が簡素化され、かつ組
付性に優れるとともに、歯車変速機の多段化に対しても
解除機構としてはそのまま対応することができるといっ
た利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図及び第2図はそれ
ぞれ歯車変速機の主要部を表わした縦断面図、第3図は
第2図左側断面図、第4図は第1図の主要構造を略示し
たスケルトン図である。 3……シフトレバー 4……シフトアンドセレクトレバーシャフト 7,8……解除突起 11……シフトフォーク 15……スプリング 22……シンクロメッシュ装置 30……反転レバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シフトレバーのシフトあるいはセレクト操
    作に連動して軸線方向へのスライドあるいは軸芯回りの
    回動操作がなされるシフトアンドセレクトレバーシャフ
    トと、シフト操作の初期段階での回転同期作用によって
    制動力を発揮するシンクロメッシュ装置とを備え、この
    シンクロメッシュ装置のシフトフォークに対して前記の
    回転同期作用を発揮させるようにスプリング力を付与し
    てなる歯車変速機であって、前記のシフトアンドセレク
    トレバーシャフトに形成された一対の解除突起と、所定
    の静止部位に設けられた反転レバーとを備え、一対の解
    除突起のうちの一方はシフトアンドセレクトレバーシャ
    フトが前記のシンクロメッシュ装置のシフトフォークに
    作用しているスプリング力の方向と逆方向へスライド操
    作されたときに同シフトフォークを中立位置へ押し戻す
    ように作用し、他方の解除突起はシフトアンドセレクト
    レバーシャフトが前記スプリング力の作用方向と同方向
    へスライド操作されたときに前記の反転レバーを通じて
    シフトフォークを中立位置へ押し戻すように作用する構
    成としたことを特徴とする歯車変速機の異音防止装置。
JP4312087U 1987-03-24 1987-03-24 歯車変速機の異音防止装置 Expired - Lifetime JPH067213Y2 (ja)

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JP4312087U JPH067213Y2 (ja) 1987-03-24 1987-03-24 歯車変速機の異音防止装置

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JPS63150141U JPS63150141U (ja) 1988-10-03
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