JPH0533806Y2 - - Google Patents

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JPH0533806Y2
JPH0533806Y2 JP1985144573U JP14457385U JPH0533806Y2 JP H0533806 Y2 JPH0533806 Y2 JP H0533806Y2 JP 1985144573 U JP1985144573 U JP 1985144573U JP 14457385 U JP14457385 U JP 14457385U JP H0533806 Y2 JPH0533806 Y2 JP H0533806Y2
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transmission
shaft
gear
shift
hub sleeve
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、変速機がニユートラル状態でかつク
ラツチを接続したいわゆるアイドリング時におい
て、エンジンからのトルク伝達を受けて変速機ケ
ース内で回転するシヤフトに制動力を付与するよ
うに構成した歯車変速機の異音防止装置に関する
ものである。
(従来の技術) この種の異音防止装置としては本出願人によつ
てもすでに種々の構成のものが提案されている
(例えば実開昭60−59853号公報参照)。この先願
技術の概要を簡単に説明すると、変速機のニユー
トラル状態で回転するシヤフト(カウンタシヤフ
ト)の軸上に5th用のシンクロメツシユ装置を備
えた変速機において、このシンクロメツシユ装置
にシフト力を与えるシフトフオークをそのフオー
クシヤフトに対し、シフト操作方向へ相対的にス
ライド可能に設け、かつこのフオークシヤフトの
軸上には変速機ケース内の油温が一定値以上にな
ると変形する形状記憶合金製スプリング(以下
「SMEA製スプリング」と略称する)を配置して
いる。これにより、変速機ケース内の油温が一定
値以上になると上記SMEA製スプリングの変形
によつてシンクロメツシユ装置にシフト力を付与
し、このシンクロメツシユ装置の回転同期作用を
利用して上記のシヤフト(カウンタシヤフト)に
制動力を与える構成となつている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように構成した異音防止装置において、
シンクロメツシユ装置のシフトフオークをそのフ
オークシヤフトの操作によつてシフト位置(5th
シフト位置)から中立位置へ戻したとき、このシ
フトフオークとフオークシヤフトとは上述したよ
うに相対的にスライド可能に構成されているた
め、この相対的なスライド許容ストロークが影響
してシフトフオーク(シンクロメツシユ装置のハ
ブスリーブ)が正規の中立位置までも戻り切らな
い場合がある。この場合にシンクロメツシユ装置
のシンクロナイザリングが上記ハブスリーブに噛
合つたままになると、その後ハブスリーブを再び
シフト方向へスライド操作してもこれによつてシ
ンクロナイザリングを軸方向へ押付けることが不
能となり、シンクロメツシユ装置の同期作用が適
正に果されないこととなる。この結果は、上記
SMEA製スプリングの作用によつてシヤフトに
制動力を与えることが不能となり、またシンクロ
メツシユ装置の5thへのシフトも困難となる。
なお、このような事態に対処するためには上記
シンクロメツシユ装置の操作系を構成する各種部
材相互間の寸法公差のばらつきを押え、シフトフ
オークのスライドストロークを正確に決定すれば
よいのであるが、上記の異音防止装置を兼ねた多
数の関連部材よりなるシフト操作系の寸法公差の
ばらつきを厳しく管理することは極めて困難であ
る。
(問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するために、本考案におけ
る歯車変速機の異音防止装置は次のように構成さ
れている。
すなわち変速機がニユートラルの状態でエンジ
ンからのトルク伝達を受けて回転するシヤフトの
軸上に、シンクロメツシユ装置とこのシヤフトに
対して相対回転可能な変速ギヤとが配設され、変
速機ケース内の油温が一定値以上になると変形す
る形状記憶合金製スプリングによつて前記シンク
ロメツシユ装置のシフトフオークをそのフオーク
シヤフトに沿わせて中立位置からシフト方向へ相
対的にスライドさせ、これに伴うシンクロメツシ
ユ装置のハブスリーブのスライドによりシフテイ
ングキーを通じてシンクロナイザリングの内テー
パーコーン面を前記変速ギヤの外テーパーコーン
面に押付けることでシンクロメツシユ装置に回転
同期作用を果たさせ、これによつて前記シヤフト
に制動力を与えるように構成した歯車変速機の異
音防止装置であつて、前記シンクロメツシユ装置
のシフト方向に関して前記シフテイングキーを前
記シンクロナイザリング側に向けて付勢する弾性
部材を備えている。
(作用) この構成によれば、シンクロメツシユ装置のハ
ブスリーブをそのシフト位置から中立位置へ戻す
べく前記フオークシヤフトが操作されたとき、前
記シンクロナイザリングは前記弾性部材の付勢力
を受けているシフテイングキーによりハブスリー
ブ側から前記変速ギヤ側へ押し離される。したが
つて前記フオークシヤフトとシフトフオークとの
相対的なスライドによつて前記ハブスリーブが正
規の中立位置まで戻り切らない場合でも、このハ
ブスリーブと前記シンクロナイザリングとの噛合
は必ず外されることとなる。これにより、その後
のシンクロメツシユ装置による回転同期作用は正
常に果たされる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。
歯車変速機内の一部を断面で表わした第2図及
び第2図の−線断面図を表わした第3図にお
いて、変速機ケース(トランスアクスルケース)
1の内部にはカウンタシヤフト2及びアウトプツ
トシヤフト3が回転可能に軸支されている。カウ
ンタシヤフト2は変速機がニユートラルでクラツ
チ(図示しない)を接続したアイドリング時にお
いてもエンジン(図示しない)からのトルク伝達
を受けて回転する。このカウンタシヤフト2の軸
上において回転可能に支持された5th用の変速ギ
ヤ4は、前記アウトプツトシヤフト3の軸上にお
いてこのシヤフト3と共に回転する5th用の小径
ギヤ5と常時噛合つている。また、5th用のシン
クロメツシユ装置6は同じくカウンタシヤフト2
の軸上で前記5th用の変速ギヤ4と隣接して配置
されている。
上記のシンクロメツシユ装置6は、周知のよう
にそのクラツチハブ7がカウンタシヤフト2に対
して一体的に回転するように支持されており、こ
のハブ7の外周にはハブスリーブ8が軸方向へス
ライド操作可能にスプライン滑合されている。こ
のハブスリーブ8の外周に形成されているフオー
ク係合溝8aには第3図で示す形状の5th用シフ
トフオーク14が係合している。
ここで、上記シンクロメツシユ装置6の機能
を、第2図及び第2図の一部を拡大して表わした
第1図によつて説明すると、5thへのシフト操作
によつて上記のシフトフオーク14を通じてシン
クロメツシユ装置6のハブスリーブ8が第1図及
び第2図で示す中立位置から前記の変速ギヤ4に
向けてシフト操作される。これに伴い、ハブスリ
ーブ8と共に移動するシフテイングキー9を通じ
てシンクロナイザリング10の内テーパーコーン
面10aが上記変速ギヤ4の外テーパーコーン面
4aに押し付けられる。ハブスリーブ8がさらに
スライド操作されると、このハブスリーブ8の内
スプライン歯8bのチヤンフアとシンクロナイザ
リング10の外スプライン歯10bのチヤンフア
との圧接によつてシンクロナイザリング10の内
テーパーコーン面10aは変速ギヤ4の外テーパ
ーコーン面4aにさらに強力に押し付けられる。
この結果、シンクロナイザリング10と変速ギヤ
4との相互のテーパーコーン面10a,4aの間
で摩擦トルクが生じ、これに基づいてカウンタシ
ヤフト2とその軸上の変速ギヤ4との間で回転同
期作用が果される。なお、同期作用の後はハブス
リーブ8がさらにスライド操作されることによ
り、その内スプライン歯8bが第5図で示すよう
に変速ギヤ4と一体に形成されたスプライン歯4
bに噛合つて5thへのシフトが完了する。
上記変速機ケース1内には第3図及び第3図の
−線断面を表わした第4図から明らかなよう
に、1st−2nd用フオークシヤフト11、3rd−4th
用フオークシヤフト12ならびに5th−リバース
用フオークシヤフト13が互いに平行で、かつそ
れぞれに対するシフト操作によつて軸方向へスラ
イド可能に組付けられている。5th−リバース用
フオークシヤフト13の軸上には、第4図から明
らかなように両端に鍔を備えた鍔付きブツシユ1
5が固定され、このブツシユ15の外周には上記
5th用シフトフオーク14のボス部14aが軸方
向に関して一定のストロークでスライドできるよ
うに組付けられている。そして、鍔付きブツシュ
15の左端部の鍔部とシフトフオーク14のボス
部14aとの間には通常のコイルスプリング16
が組付けられ、かつ右端部の鍔部とシフトフオー
ク14のボス部14aとの間にはSMEA製スプ
リング17が組付けられている。
上記のSMEA製スプリング17は、変速機ケ
ース1内の潤滑油の温度が予め設定された値に達
しないかぎり、図面で示す最も収縮した状態にあ
る。この状態にあるとき、上記のシフトフオーク
14は通常のコイルスプリング16の弾力によつ
て図面で示す中立位置に保持されている。そこ
で、潤滑油の温度が上昇して設定値以上になると
SMEA製スプリング17が伸び、シフトフオー
ク14はそのフオークシヤフト13に沿つて通常
のコイルスプリング16の力に打ち勝つて5thの
シフト方向へ一定のストロークでスライドするこ
ととなる。この結果、上述した5thへのシフト時
と同様にシンクロメツシユ装置6のシンクロナイ
ザリング10と変速ギヤ4との互いのテーパーコ
ーン面10a,4aの間で摩擦トルクが生じ、こ
れによつてカウンタシヤフト2とその軸上の変速
ギヤ4との間で回転同期作用が果される。したが
つて、これがアイドリング時であればその状態に
おいて回転しているカウンタシヤフト2に対し、
上記の回転同期作用によつて制動力が付与される
のである。
上記のシンクロメツシユ装置6において、シン
クロナイザリング10が位置している側の反対側
には、シフテイングキー9の飛び出しを防止する
ためのリテーナ21がクラツチハブ7に固定した
状態で組付けられている。このリテーナ21の外
周において、上記のシフテイングキー9(通常は
円周方向に沿つて三個組付けられている)と対応
する部分は第1図及び第5図から明らかなよう
に、シフテイングキー9をシンクロナイザリング
10側へ押すように機能する弾性部材の一例とし
て弾性爪部22が形成されている。この弾性爪部
22とシフテイングキー9とにより、上記のハブ
スリーブ8を5thのシフト位置(第5図参照)か
ら第1図で示す中立位置へ戻すべくスライド操作
したときに、このハブスリーブ8の内スプライン
歯8bと上記シンクロナイザリング10の外スプ
ライン歯10bとの噛合いを積極的に外すように
機能する。
上記の構成において、いまアイドリング状態で
かつ変速機ケース1内の油温が一定値以上に上昇
したものとすると、前記SMEA製スプリング1
7が伸び、これによつてすでに述べたようにシフ
トフオーク14がそのフオークシヤフト13に沿
つてシフト方向へ一定のストロークでスライド操
作され、この結果は前記シンクロメツシユ装置6
の回転同期作用によつてカウンタシヤフト2の回
転に制動力が付与される。これにより、アイドリ
ング時におけるエンジンの回転変動が吸収され、
変速機ケース1内における各種ギヤのバツクラツ
シユによる異音が抑制される。
なお、このようにカウンタシヤフト2に対して
制動力が付与されている状態において、前記の
1st−2nd用フオークシヤフト11あるいは3rd−
4th用フオークシヤフト12のいずれかが、第4
図の右方向(2ndあるいは4thへのシフト方向)
へ操作されると、フオークシヤフト11あるいは
12の端面でシフトフオーク14が同方向へ押さ
れる。このため、シフトフオーク14はSMEA
製スプリング17の弾力に抗して中立位置へ押し
戻され、カウンタシヤフト2に対する制動力が解
除される。また、1st−2nd用フオークシヤフトあ
るいは3rd−4th用フオークシヤフト12のいずれ
かが第4図の左方向(1stあるいは3rdへのシフト
方向)へシフト操作された場合には、各フオーク
シヤフト11,12に取付けらけている反転アー
ム18のうち、シフト操作されたフオークシヤフ
トの反転アーム18がそのピン19を支点として
第2図の実線で示す状態から仮想線で示す状態に
回動する。このときの反転アーム18の機能によ
り、フオークシヤフト11あるいは12のシフト
操作が反転して上記シフトフオーク14に伝えら
れ、このシフトフオーク14を上記の場合と同様
に中立位置へ押し戻す。したがつて、1stあるい
は3rdへのシフト時においてもカウンタシヤフト
2に対する制動力が解除される。
なお、変速機ケース1内の油温が下がつて所定
値以下になると、上記SMEA製スプリング17
は元の状態に収縮するか、あるいはシフトフオー
ク14に対する押圧荷重が減少することとなる。
いずれにしても、シフトフオーク14は通常のコ
イルスプリング19によつてフオークシヤフト1
3に沿つて図面に示す中立位置に押戻され、もつ
てカウンタシヤフト2に対する制動力は解除され
る。
さて、前述した5thへのシフト操作によつてシ
ンクロメツシユ装置6のハブスリーブ8が第1図
及び第2図で示す中立位置から第5図で示すシフ
ト完了位置までスライド操作されているとき、前
記のシフテイングキー9はそのキースプリング9
aの弾力に抗してカウンタシヤフト2の軸心側へ
押し沈められ、ハブスリーブ8のみがスライドし
てその内スプライン歯8bが前述したように変速
ギヤ4のスプライン歯4bに噛合つている。そこ
で、この第5図で示す5thのシフト完了位置から
フオークシヤフト13及びそのシフトフオーク1
4を実線で示す中立位置へ戻すべく操作したもの
とする。この場合、すでに述べたように上記シン
クロメツシユ装置6のシフトフオーク14は、
SMEA製スプリング17の作用を受けてシンク
ロメツシユ装置6に同期作用を発揮させる目的で
フオークシヤフト13に対して一定のストローク
でスライドできる構成となつている。このため、
フオークシヤフト13に対するシフトフオーク1
4の相対的な許容スライドストロークが影響して
フオークシヤフト13は正規の中立位置まで戻さ
れるものの、シフトフオーク14及びハブスリー
ブ8は正規の中立位置まで戻り切らない場合があ
る。
仮にハブスリーブ8が第6図で示す位置までし
か戻らなかつた場合、前記のシンクロナイザリン
グ10が変速ギヤ4の外テーパーコーン面4a側
に残されている場合は問題ないのであるが、この
シンクロナイザリング10がハブスリーブ8に追
従し、このハブスリーブ8の内スプライン歯8b
とシンクロナイザリング10の外スプライン歯1
0bとが噛合つたままの状態を保持する場合があ
る。この状態にあつては、その後においてハブス
リーブ8を再び5thへのシフト方向へスライド操
作してもシンクロナイザリング10の内テーパー
コーン面10aを変速ギヤ4の外テーパーコーン
面4aに押し付ける力は発生せず、シンクロメツ
シユ装置6の同期作用は全く果せなくなる。
本実施例では、上記シンクロメツシユ装置6の
ハブスリーブ8が第5図で示す5thのシフト位置
から第6図で示す位置まで戻されたとき、本来な
ら第5図の仮想線で示す位置に残されている上記
のシフテイングキー9を、前記リテーナ21の弾
性爪部22の作用により、第6図で示すようにハ
ブスリーブ8に対して正規の位置関係となるよう
に押し動かしている。この結果、シフテイングキ
ー9の端面によつて上記シンクロナイザリング1
0がハブスリーブ8側から変速ギヤ4側へ押し離
され、ハブスリーブ8の内スプライン歯8bとシ
ンクロナイザリング10の外スプライン歯10b
との噛合いが外される。これにより、シンクロメ
ツシユ装置6のハブスリーブ8が正規の中立位置
まで戻り切らない場合であつても、ハブスリーブ
8の内スプライン歯8bとシンクロナイザリング
10の外スプライン歯10bとの噛合いを確実に
外し、その後のシンクロメツシユ装置6のシフト
操作に伴う前記の同期作用を適正に果すことがで
きる。
上記の弾性爪部22によるシフテイングキー9
に対するばね荷重は、上述したようにハブスリー
ブ8が第6図で示す位置に戻されたときに、この
ハブスリーブ8とシフテイングキー9との位置関
係を正規の状態に戻すためのものであるから、僅
かな荷重で十分機能する。そして、この弾性爪部
22によるシフテイングキー9に対するばね荷重
は、ハブスリーブ8とシフテイングキー9とが前
記キースプリング9aの弾力やその他の構成によ
つて正規の位置に保持されているときのデイテン
ト力よりも当然小さく設定されている。
また、上記リテーナ21の弾性爪部22に代え
て、このリテーナ21とは別体の板ばねあるいは
コイルスプリング等を、シフテイングキー8の端
面とリテーナ21等の部材との間に組込んでもよ
い。
このように本考案は、シンクロメツシユ装置の
ハブスリーブをそのシフト位置から中立位置へ戻
すべく前記フオークシヤフトが操作されたとき、
前記シンクロナイザリングをハブスリーブ側から
変速ギヤ側へ積極的に押し離すことができるの
で、前記フオークシヤフトとシフトフオークとの
相対的なスライドによつてハブスリーブが正規の
中立位置まで戻り切らない場合でも、このハブス
リーブとシンクロナイザリングとが噛合つたまま
になることが回避される。したがつてその後のシ
ンクロメツシユ装置の回転同期作用が適正に果た
されアイドリング時でかつ変速機ケース内の油温
が一定値以上のときにシヤフトに与える制動力発
生機能及び再度のシフト操作が支障なく行われ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は第2図
の一部を拡大して表わした断面図、第2図は歯車
変速内の一部を表わした断面図、第3図は第2図
の−線断面図、第4図は第3図の−線断
面図、第5図及び第6図はシンクロメツシユ装置
の作動状態をそれぞれ第1図の一部と対応させて
表わした断面図である。 1……変速機ケース、2……カウンタシヤフ
ト、4……変速ギヤ、4a……変速ギヤの外テー
パーコーン面、6……シンクロメツシユ装置、8
……ハブスリーブ、8b……ハブスリーブの内ス
プライン歯、10……シンクロナイザリング、1
0a……シンクロナイザリングの内テーパーコー
ン面、10b……シンクロナイザリングの外スプ
ライン歯、13……フオークシヤフト、14……
シフトフオーク、17……形状記憶合金製スプリ
ング(SMEA製スプリング)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 変速機がニユートラルの状態でエンジンからの
    トルク伝達を受けて回転するシヤフトの軸上に、
    シンクロメツシユ装置とこのシヤフトに対して相
    対回転可能な変速ギヤとが配設され、変速機ケー
    ス内の油温が一定値以上になると変形する形状記
    憶合金製スプリングによつて前記シンクロメツシ
    ユ装置のシフトフオークをそのフオークシヤフト
    に沿わせて中立位置からシフト方向へ相対的にス
    ライドさせ、これに伴うシンクロメツシユ装置の
    ハブスリーブのスライドによりシフテイングキー
    を通じてシンクロナイザリングの内テーパーコー
    ン面を前記変速ギヤの外テーパーコーン面に押付
    けることでシンクロメツシユ装置に回転同期作用
    を果たさせ、これによつて前記シヤフトに制動力
    を与えるように構成した歯車変速機の異音防止装
    置であつて、前記シンクロメツシユ装置のシフト
    方向に関して前記シフテイングキーを前記シンク
    ロナイザリング側に向けて付勢する弾性部材を備
    えている歯車変速機の異音防止装置。
JP1985144573U 1985-09-20 1985-09-20 Expired - Lifetime JPH0533806Y2 (ja)

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JPS6252354U JPS6252354U (ja) 1987-04-01
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