JPS5929081B2 - 焼結合金製弁座用圧粉体の成形方法 - Google Patents

焼結合金製弁座用圧粉体の成形方法

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JPS5929081B2
JPS5929081B2 JP11559677A JP11559677A JPS5929081B2 JP S5929081 B2 JPS5929081 B2 JP S5929081B2 JP 11559677 A JP11559677 A JP 11559677A JP 11559677 A JP11559677 A JP 11559677A JP S5929081 B2 JPS5929081 B2 JP S5929081B2
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JP
Japan
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metal powder
cavity
valve seat
powder
punch
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JP11559677A
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JPS5449905A (en
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文夫 清田
毅至 本多
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Riken Corp
Original Assignee
Riken Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、内燃機関等に使用される焼結合金製弁座用
の圧粉体成形方法に関する。
内燃機関においては、第1図に示すような弁座1が使用
されており、この種の弁座はその端部内周の傾斜面2が
相手弁と対接摺動するために耐摩耗性に優れた材料で作
られている。
ところで、この種の弁座において相手弁と対接摺動する
傾斜面2の部分は特に耐摩耗性並びに緻密性に優れてい
ることが必要であるが、その他の部分は耐摩耗性に関し
ては実際上差程問題にならないものである。
したがって、この種の弁座を粉末冶金の方法により焼結
合金で製造する場合、第2図に示す如く弁座の端部内周
側の傾斜面2の部分を構成する部分のみに耐摩耗特性の
良好な焼結合金用の金属粉末3を局部的に配置させ他の
部分には金属粉末3とは異なる構成の金属粉末4を配置
させるように原料粉を金型キャビティ内に充填し圧縮成
形する弁座用圧粉体の成形方法が提案されている。
しかしながら、従来の圧粉体成形方法においては第1の
金属粉末3と第2の金属粉末4は、その底面が同一平面
をなす状態で金型キャビティ内に充填されており、更に
第1の金属粉末3としては一般に黒鉛粉、カーボニルニ
ッケル粉、電解銅、モリブデンやその他の合金元素粉末
を多く含んでいて、第2の金属粉末4に比べて充填され
た状態での見掛は密度が小さく、圧縮成形性に劣る金属
粉末が使用されるために、圧縮成形された圧粉体5(第
3図参照)の第1の金属粉末3で構成される端部内周側
角部附近6の圧粉体密度が他の部分7のそれより小さい
ものにならざるを得す、耐摩耗性及び緻密性を附与する
ために特に高密度に形成されることが望ましい部分6が
低密度に形成されるという欠点があった。
この発明は、上記の従来の弁座用圧粉体成形方法におけ
る欠点を除去した成形方法を提供することを目的として
なされたもので、本発明においては、中心コア、外側ダ
イ、内外下パンチ及び上部圧縮部材を有する成形装置を
用い、中心コア、外側ダイ及び外側下パンチの各上面が
同一平面上に位置する状態にし、内側下パンチの上面を
前記平面より下方に位置する如くすることにより構成さ
れる第1キヤビテイに耐摩耗性の良好な焼結金属を与え
る成分の金属粉末を充填する第1工程、内外下パンチを
中心コアと外側ダイとに対して所定距離だけ下方に同時
に相対移動させることにより前記第1キヤビテイの上方
に構成される第2キヤビテイに第1キヤビテイ内の金属
粉末とは成分を異にする金属粉末を充填する第2工程、
第1及び第2キヤビテイに充填された金属粉末を上部圧
縮部材と内外下パンチとの間で、内外下パンチを上昇さ
せるとともに内外下パンチの各上面が同一平面をなすよ
うにして圧縮する第3工程及び上部圧縮部材を取り去り
続いて内外下パンチを中心コアと外側ダイとに対して相
対的に上昇させることにより圧粉体を取り出す第4工程
より成る焼結合金製弁座用圧粉体の成形方法が提供され
る。
以下に図示の実施例につき本発明の詳細な説明する。
第4図を参照する。
外側ダイ8の中央部には中心コア9が位置していて該外
側ダイ8と中心コア9との間には外側下パンチ10と内
側下パンチ11とが設けられている。
ここで、各部材の相対的位置関係を外側ダイ8、中心コ
ア9及び外側下パンチ10の各上端面が同一平面上の位
置にあり、内側下パンチ11の上端面が前記同一平面の
位置より所定距離tだけ下方に位置する如くすることに
より形成される第1キヤビテイ12にフィーダ13内の
金属粉末14を充填する。
金属粉末14としてl−1特に耐摩耗特性の良好な焼結
合金用の原料粉を採用する。
次に、フィーダ13を水平方向に移動させた後、第5図
に示す如く別のフィーダ15を上方に位置させ内外下パ
ンチ10,11を外側ダイ8と中心コア9とに対し相対
的に下方に移動させることにより前記第1キヤビテイ1
2の上方に形成される第2キヤビテイ16にフィーダ1
5内の金属粉末17を充填する。
ここで、第2キヤビテイ16に充填される金属粉末17
は、第1キヤビテイ内の金属粉末14の如く耐摩耗性焼
結合金用の金属粉末である必要はなく、より安価な原料
粉末が使用される。
上記の如くして、第6図に示すように断面が矩形状をな
す環状の第2キヤビテイ16に金属粉末17が充填され
、第2キヤビテイの下側内周寄りに下方に突出して形成
される第1キヤビテイ12に金属粉末14が充填された
状態となる。
次に、第7図に示す如く、キャビティ上方に上部圧縮部
材18を配置して後、内外下パンチ10゜11を上昇さ
せるとともに内外下パンチ10,11の上端面が同一平
面をなすようにしてキャビティ内の金属粉末を圧縮し圧
粉体19を成形する。
成形された圧粉体19は、上部圧縮部材18を取り去っ
た後、内外下パンチ10,11を外側ダイ8と中心コア
9とに対して相対的に上昇させることにより金型より取
り出される。
なお、第8図に示す如く上部圧縮部材18として上パン
チ18′を用いて上下から圧縮する方法を採用すること
もできる。
本発明においては、弁座の特に耐摩耗性と緻密性とが要
求される部分は、弁座の基体を構成するところの金属粉
末が充填された断面矩形で環状をなす第2キヤビテイの
下側の内周寄りに下方に突出して設けられた第1キヤビ
テイに充填された耐摩耗性焼結合金用の原料金属粉末を
内側下パンチにより圧縮して形成されるものである。
そしてこの第1キヤビテイ内の金属粉末は圧縮過程で弁
座の基体となる金属粉末が充填されている第2キヤビテ
イ内に押し込められ圧縮完了時点で第1キヤビテイは消
失する。
したがって、弁座の特に耐摩耗性と緻密性とが要求され
る部分は、その原料粉末が充填の際の見掛は密度が低く
、しかも成形性の悪い粉末であるにもか5わらず、高密
度に成形することができ、従来の成形方法の欠点が除去
される。
・ 図面の簡単な説明 第1図は内燃機関等に使用される弁座の断面図。
第2図は従来の弁座用圧粉体の成形方法を示す。
第3図は弁座用圧粉体の断面。
第4図、第5図、第6図、第7図及び第8図は本発明の
弁座用圧粉体成形方法を説明する説明図。
図中:1・・・・・・弁座、2・・・・・・弁座の端部
内周傾斜面、3・・・・・・耐摩耗性焼結金属用の金属
粉末、4・・・・・・弁座の基体を構成するための金属
粉末、5・・・・・・弁座用圧粉体、8・・・・・・外
側ダイ、9・・・・・・中心コア、10・・・・・・外
側下パンチ、11・・・・・・内側下ノ幻/チ、12・
・・・・・第1キヤビテイ、13・・・・・・フィーダ
、14・・・・・・第1キヤビテイに充填される金属粉
末、15・・・・・・フィーダ、16・・・・・・第2
キヤビテイ、17・・・・・・第2キヤビテイに充填さ
れる金属粉末、18・・・上部圧縮部材、19・・・・
・・圧粉体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 中心コア9、外側ダイ8及び外側下パンチ10の各
    上面が同一平面上に位置する状態にし、内側下パンチ1
    1の上面が前記平面より下方に位置する如くすることに
    より形成される第1キヤビテイ12に耐摩耗性に優れた
    焼結金属を与える金属粉末14を充填する第1工程、内
    外下パンチ10゜11を中心コア9及び外側ダイ8に対
    して所定距離だけ下方に同時に相対移動させて形成され
    る第2キヤビテイ16に前記金属粉末14とは異なる成
    分構成の金属粉末17を充填する第二工程、第1及び第
    2キヤビテイに充填された金属粉末14゜17を上部圧
    縮体18と内外下パンチio、1iとの間で、内外下パ
    ンチ10.11を上昇させるとともに内外下パンチ10
    ,11の上面が同一平面をなすようにして圧縮する第3
    工程及び上部圧縮体18を取り去り続いて内外下パンチ
    10.11を中心コア9と外側ダイ8とに対して相対的
    に上昇させることにより圧粉体を取り出す第4工程より
    成る焼結合金製弁座用圧粉体の成形方法。 2 前記第3工程において上部圧縮体18が金属粉末を
    圧縮する過程で下降する上パンチ18′である第1項記
    載の焼結合金製弁座用圧粉体の成形方法。
JP11559677A 1977-09-28 1977-09-28 焼結合金製弁座用圧粉体の成形方法 Expired JPS5929081B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5449905A JPS5449905A (en) 1979-04-19
JPS5929081B2 true JPS5929081B2 (ja) 1984-07-18

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