JPS5928546B2 - ヒドラゾジカルボンアミドの製造法 - Google Patents

ヒドラゾジカルボンアミドの製造法

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JPS5928546B2
JPS5928546B2 JP52033111A JP3311177A JPS5928546B2 JP S5928546 B2 JPS5928546 B2 JP S5928546B2 JP 52033111 A JP52033111 A JP 52033111A JP 3311177 A JP3311177 A JP 3311177A JP S5928546 B2 JPS5928546 B2 JP S5928546B2
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JP
Japan
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hydrazodicarbonamide
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formula
azine
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JP52033111A
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JPS53119826A (en
Inventor
繁明 大野
俊之 数田
武志 岩田
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Otsuka Kagaku Yakuhin KK
Original Assignee
Otsuka Kagaku Yakuhin KK
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C251/00Compounds containing nitrogen atoms doubly-bound to a carbon skeleton
    • C07C251/72Hydrazones
    • C07C251/88Hydrazones having also the other nitrogen atom doubly-bound to a carbon atom, e.g. azines

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はヒドラゾジカルボンアミドの新規な製造法に関
する。
ヒドラゾジカルボンアミドはゴムまたは樹脂用の有機発
泡剤として有用な性質を有するアゾジカルボンアミドを
合成するための中間原料として有用な化合物である。
従来からヒドラゾジカルボンアミドの製造法として数多
くの方法が開発されている。これらの方法として例えば
(1)非酸化性鉱酸の存在下ヒドラジンヒトラードもし
くはその塩類と尿素とを加熱反応させる方法、(2)ア
ルカリ性水溶液中でヒドラジンヒトラードもしくはその
塩類と尿素とを副生するアンモニアを系外へ取り出しつ
つ加熱反応させる方法(特開昭51−11719号)、
(3)非酸化性鉱酸の存在下アジンと尿素とを加熱反応
させる方法(英国特許第1371119号等)、(4)
アルカリ性水溶液中でアジンと尿素とをアンモニア及び
ケトンとアジンとを分留しつつ加熱反応させる方法(英
国特許第3969466号)等が挙げられる。しかしな
がら之等の製造法は原料を連続的若しくは間歇的に反応
系内に導入するものではなく、該法にはそれぞれ欠点が
ある。即ち(1)の方法には副生するアンモニアの当量
に相当する量以上の非酸化性鉱酸を必要とするだけでな
く、反応残液を工業廃水として排出する場合さらに高度
な処理を施さねばならないという作業性の面での欠点が
ある。(2)の方法は上記(1)の如き欠点はないが、
目的化合物の製造コストの面から見ると未だ満足し得る
ものではない。(3)の方法はアジンからヒドラジンヒ
トラードを経てヒドラゾジカルボンアミドを得る方法で
あり、上記(1)の如き欠点を有するだけでなく目的化
合物の収率も80〜90%と低いものである。また(4
)の方法は鉱酸を使用しない方法であるがアジンからの
ヒドラゾジカルボンアミド収率が低いため他の製造プロ
セスから転換するに十分でない。なんとなればヒドラゾ
ジカルボンアミドの収率が低いことでケトンの縮合等の
副反応が発生しケトン回収率が悪いことになり高価なヒ
ドラジン成分の損失のみならずケトンの損失によるコス
トの土昇も避けられないという欠点を有する。本発明者
らは斯かる現状に鑑み経済的で公害等の問題も生じず作
業性を著しく改善し得、しかも高収率でヒドラゾジカル
ボンアミドを製造し得る新規な製造法を開発すべく種々
の研究を重ねて来た結果本発明を完成した。
即ち本発明は一般式〔式中R1は水素原子又はアルキル
基を示し、R2はアルキル基又はアリール基を示す。ま
たAは”\C−N−(式中R1は上記と同じ意味を有し
、/R3はアルキル基又はアリール基を示す)又はNH
2−を示す〕で表わされる化合物と尿素とを水性媒体中
加熱反応させてヒドラゾジカルボンアミドを得る方法で
あつて、(イ)上記一般式で表わされる化合物を連続的
若しくは間歇的に反応系内に導入し且つ副生するケトン
及びアンモニアを反応系外に取り出しつつ、(ロ)積極
的に酸を添加せずにPH7〜11の条件下に、(ハ)硫
酸アンモニウムの存在下に 反応させることを特徴とするヒドラゾジカルボンアミド
の製造法に係る。
本発明の製造法に依れば目的とするヒドラゾジカルボン
アミドが極めて高収率で得られる。
しかも本発明方法では副生するアンモニアを系外に取り
出すので鉱酸を必要とすることなく従つて特に高度な処
理を施す必要もなく簡易な装置、簡便な操作だけで公害
等の問題も生じず目的化合物を製造し得る。更に本発明
の方法は多大な熱エネルギーを必要とせずまたケトンを
効率よく回収でき経済的にも好ましい方法である。ヒド
ラゾジカルボンアミドを製造するに当り、原料化合物を
連続的若しくは間歇的に反応系内に導入した例は今日ま
で全くない。本発明で使用される一般式(1)で表わさ
れる化合物としては具体的には一般式〔式中R1、R2
及びR3は上記と同じ意味を有する。
〕で表わされるアジン及び一般式〔式中R1及びR2は
上記と同じ意味を有する。
〕で表わされるヒドラゾンが挙げられる。一般式(I[
)で表わされるアジンとしては公知のものを広く使用で
きる。これらの中でもR1、R2及びR3で小されるア
ルキル基が炭素数1〜4のアルキル基であるのが好まし
い。またR2とR3とが同一の基であるのが好ましい。
一般式(?表わされるヒドラゾンとしては公知のものを
広く使用できる。これらの中でもR1及びR2で示され
るアルキル基が炭素数1〜4のアルキル基であるのが好
ましい。本発明では出発原料として一般式(n)のアジ
ンと一般式(めヒドラゾンとの混合物を使用することも
できる。本発明における他の出発原料である尿素の使用
量は特に限定がなく大過剰量でも差し支えないが、通常
一般式(1)の化合物に対して2〜10倍モル、好まし
くは3〜6倍モルである。
反応に用いられなかつた過剰の尿素は反応母液として回
収され再びヒドラゾジカルボンアミド製造用の原料とし
て用いられる。水性媒体としては水やメタノール、エタ
ノール等のアルコール、ジメチルホルムアミド等の水と
任意の割合で混合し得る溶媒を挙げることができる。
該媒体は界面活性剤等の混入している水溶液であつても
よく、さらには上記一般式(1)の化合物を製造成いは
回収する際に使用される溶媒であつてもよい。本発明に
於いては、反応系内に可溶性塩類を存在せしめるもので
ある。
この際使用される塩としては酸化性を有さず且つ水性媒
体に対する溶解度が0.1重量%以上であるものが使用
され、詳しくは鉱酸の金属塩、鉱酸のアンモニウム塩、
有機酸の金属塩、有機酸のアンモニウム塩等を、より具
体的には硫酸ナトリウム、塩化アンモニウム、硫酸アン
モニウム、酢酸ナトリウム等を挙げることができる。こ
れらは単独であるいは混合して使用される。斯かる可溶
性塩類の使用量は一般式(4)の化合物に対し通常0.
01〜10倍モル、好ましくは0,1〜3倍モルである
。本発明に於ては一般式(1)の化合物を反応系内に連
続的若しくは間歇的に導入する。
この際一般式(1)の化合物は通常溶液の形態で導入さ
れる。スラリー濃度としては特に限定はないが一般に1
0〜45重量%である。本発明に於ける反応温度は尿素
の使用量、可溶性塩類の使用量、反応の進行度等に応じ
適宜選択されるが通常60〜140℃、好ましくは99
〜125℃である。
また反応液のPHは7〜11の範囲となる。即ち反応初
期ではアンモニアの発生が多いためにPHは11程度に
なるが、反応が進むにつれて徐々に低下し、反応が終了
する時にはPHはほぼ7にまで低下する。反応時間は通
常4〜8時間である。上記反応を加圧下で行なうと反応
系内の温度をより一層高くすることができ、反応を能率
的に行なうことができる。本発明では回収されたアンモ
ニア、ケトン等の化合物はヒドラジンの合成、アジンの
生成反応等に再使用される。本発明方法では副生するケ
トンが反応を起こすこともなくケトンを回収し得る。本
発明をより一層明らかにするために以下に実施例及び比
較例を掲げる。
以下単に「%」とあるは「重量%」を示す。実施例 1 62.3%尿素水溶液5307(尿素5.5モル含む)
を撹拌機、温度計、加熱浴及び十分な能力を有する分留
装置を取付けた1.e四ツロフラスコに入れ、さらに触
媒として硫酸アンモニウム1327(1.0モル)添加
した。
混合液を攪拌しながら加熱し沸騰が始つたら四ツロフラ
スコに取付けた滴下ロードから61.5%アセトンアジ
ン水溶液182.1!?を連続的に4時間かかつて滴下
した。
滴下後さらに2時間反応させた。反応液の温度は100
〜105℃内であつた。反応終了後希釈水どして水10
0m1入れるとともに反応容器を60℃まで冷却し、生
成した白色結晶を沢別したのち、さらに水で十分に洗浄
した。この白色結晶を110℃で乾燥秤量したところ1
13,17であつた。これは使用したアジンに対し95
.8%の収率である。回収されたアセトンは110.5
7であつた。これは使用したアジンの中に0.57の過
剰のアセトンが含まれているので回収率は94.5%に
相当する。尚この反応は最初はPHは11であり、反応
が進行するにつれて徐徐にPHは低下し、最終的には殆
んど7になつた。比較例 1硫酸アンモニウムを使用し
ない以外は実施例1と同様にしてヒドラゾジカルボンア
ミド(HDCA)107.37を得る。
収率90.9%比較例 2 62.3%尿素水溶液5307及び61.5%アセトン
アジン水溶液182.17を実施例1と同様の11?四
ツロフラスコに導入する。
混合液を攪拌しながら加熱し8時間反応させる。反応後
の温度は100〜105℃内であつた。以下実施例1と
同様に処理してHDCA96.67を得る。収率81.
8%実施例1、比較例1及び比較例2による結果を第1
表に示す。
アセトンアジンに代えて等モル量のメチルエチルケトン
アジンを用いる以外は実施例1と同様にしてHDCAを
得る。
比較例 3 アセトンアジンに代えて等モル量のメチルエチルケトン
アジンを用いる以外は比較例1と同様にしてHDCAを
得る。
比較例 4 アセトンアジンに代えて等モル量のメチルエチルケトン
アジンを用いる以外は比較例2と同様にしてHDCAを
得る。
実施例2、比較例3及び比較例4による結果を第2表に
示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中R_1は水素原子又はアルキル基を示し、R_2
    はアルキル基又はアリール基を示す。 またAは▲数式、化学式、表等があります▼(式中R_
    1は上記と同じ意味を有し、R_3はアルキル基又はア
    リール基を示す)又はNH_2−を示す〕で表わされる
    化合物と尿素とを水性媒体中加熱反応させてヒドラゾジ
    カルボンアミドを得る方法であつて、(イ)上記一般式
    で表わされる化合物を連続的若しくは間歇的に反応系内
    に導入し且つ副生するケトン及びアンモニアを反応系外
    に取り出しつつ、(ロ)積極的に酸を添加せずにpH7
    〜11の条件下に、(ハ)硫酸アンモニウムの存在下に
    、 反応させることを特徴とするヒドラゾジカルボンアミド
    の製造法。
JP52033111A 1977-03-24 1977-03-24 ヒドラゾジカルボンアミドの製造法 Expired JPS5928546B2 (ja)

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US05/871,410 US4176135A (en) 1977-03-24 1978-01-23 Process for preparing hydrazodicarbonamide
DE2803614A DE2803614C3 (de) 1977-03-24 1978-01-27 Verfahren zur Herstellung von Hydrazodicarbonamid

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JPS53119826A JPS53119826A (en) 1978-10-19
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DE2803614B2 (de) 1980-09-18
US4176135A (en) 1979-11-27
DE2803614C3 (de) 1981-08-13
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