JPS6039070B2 - 3,5−ジクロロアニリンの製造方法 - Google Patents
3,5−ジクロロアニリンの製造方法Info
- Publication number
- JPS6039070B2 JPS6039070B2 JP51136540A JP13654076A JPS6039070B2 JP S6039070 B2 JPS6039070 B2 JP S6039070B2 JP 51136540 A JP51136540 A JP 51136540A JP 13654076 A JP13654076 A JP 13654076A JP S6039070 B2 JPS6039070 B2 JP S6039070B2
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- JP
- Japan
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- ammonia
- reaction
- dichlorobenzene
- dca
- dichloroaniline
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は3,5ージクロロアニリン(以下3,5ージク
ロロアニリン(以下3,5−DCAと略称する)の製造
方法に関する。
ロロアニリン(以下3,5−DCAと略称する)の製造
方法に関する。
農薬、染料、医薬などの中間原料として有用な3,5−
DCAは従来から普通3,5−ジクロロ−1−ニトロベ
ンゼンを水素又は鉄粉などによって還元して製造されて
いるが、3,5−ジクロロ−1−ニトロベンゼンを工業
的に製造することが困難であることから実用的でなく、
改良が望まれている。
DCAは従来から普通3,5−ジクロロ−1−ニトロベ
ンゼンを水素又は鉄粉などによって還元して製造されて
いるが、3,5−ジクロロ−1−ニトロベンゼンを工業
的に製造することが困難であることから実用的でなく、
改良が望まれている。
一方米国袴許第1,935,515号明細書には、本願
の目的物とは異なるが類似の化合物である4−置換ァニ
リンを得る方法として、密閉容器内で銅化合物触媒の存
在下に加溢して1,4ージ置換ベンゼンとアンモニア又
は第1級ァルキルァミンとを反応させることが提案され
ている。この米国特許に記載の方法は実施例からみてア
ンモニア又は第一級アルキルアミンとして27〜33%
水溶液を採用している。本発明者等はこの米国特許に記
載の方法を1−フロモ−3,5−ジクロロベンゼンの反
応に適用しようとしたが、反応時間が長く、収率も低く
、また創生物の生成も多く実用的ではなかったので、種
々の実験を行った結果アンモニアとして35%(重量)
以上のアンモニア水溶液を使用すると予期できない程、
反応時間が短く、また高純度でかつ高収率で目的物が得
られることの知見に基き、本発明を完成した。
の目的物とは異なるが類似の化合物である4−置換ァニ
リンを得る方法として、密閉容器内で銅化合物触媒の存
在下に加溢して1,4ージ置換ベンゼンとアンモニア又
は第1級ァルキルァミンとを反応させることが提案され
ている。この米国特許に記載の方法は実施例からみてア
ンモニア又は第一級アルキルアミンとして27〜33%
水溶液を採用している。本発明者等はこの米国特許に記
載の方法を1−フロモ−3,5−ジクロロベンゼンの反
応に適用しようとしたが、反応時間が長く、収率も低く
、また創生物の生成も多く実用的ではなかったので、種
々の実験を行った結果アンモニアとして35%(重量)
以上のアンモニア水溶液を使用すると予期できない程、
反応時間が短く、また高純度でかつ高収率で目的物が得
られることの知見に基き、本発明を完成した。
すなわち本発明は、密閉容器内で銅化合物触媒の存在下
に加溢して1−フロモー3,5ージクロロベンゼンとア
ンモニアとを反応させる方法において、アンモニアとし
て35%(重量)以上の高濃度のアンモニア水を用いる
ことを特徴とする3,5ージク。ロアニリンの製造方法
である。本発明に用いる鋼化合物としては、塩化第一銅
、臭化第一銅、ョウ化第一銅、酸化第一銅などの第一鋼
化合物、硫酸鋼、酸化第二銅、塩化第二銅などの第二銅
化合物があるが、第一銅化合物が効果的であり、特に酸
化第一銅が反応上または経済上好ましいものである。
に加溢して1−フロモー3,5ージクロロベンゼンとア
ンモニアとを反応させる方法において、アンモニアとし
て35%(重量)以上の高濃度のアンモニア水を用いる
ことを特徴とする3,5ージク。ロアニリンの製造方法
である。本発明に用いる鋼化合物としては、塩化第一銅
、臭化第一銅、ョウ化第一銅、酸化第一銅などの第一鋼
化合物、硫酸鋼、酸化第二銅、塩化第二銅などの第二銅
化合物があるが、第一銅化合物が効果的であり、特に酸
化第一銅が反応上または経済上好ましいものである。
触媒の使用量は、原料の1−フロモー3,5−ジク00
ベンゼン1モルに対して第一鋼化合物として0.04〜
0.1モル、第こ鋼化合物として0.1〜0.3モルが
適当である。前記範囲より少ないと活性が小さくなり所
望の反応を行なわせるのが困難となる。また多すぎても
活性の増大があまり期待できず経済的でない。本発明の
方法において、35%(重量)以上の高濃度のアンモニ
ア水と1−フロモ−3,5−ジクロロベンゼンとを反応
させるに際し、35%(重量)以上の高濃度のアンモニ
ア水はあらかじめ水にアンモニアを溶解させたものを用
いてもよいし、1−フロモー3,5ージクロロベンゼン
溶液中にアンモニアガスを導入してもよく、アンモニア
の使用量は1ーフロモー3,5ージクロロベンゼン1モ
ルに対し5モル以上、好ましくは10モル以上が適当で
ある。この加塩の範囲は100〜20000好ましくは
120〜16000で、反応時の圧力は密閉容器内での
加塩により10〜40k9/c確となるが、さらに加圧
して前記範囲の圧力にしてもよい。温度及び圧力がこれ
らの範囲より低いと反応速度が遅くなり、また高いと大
規模な反応装置が必要となり工業的実施において不利と
なる。この反応時間は1〜1餌時間である。上記のよう
な条件下で反応を行うことにより、■目的物である3,
5−DCAが純度90%以上でかつ1−フロモ−3,5
−ジクロロベンゼンに対して90%以上の高収率で得ら
れる、■反応時間が1畑寺間以下といったように短時間
である、■メタジクooベンゼン、3,5ージアミノ−
1ークロロベンゼンなどの副生物が非常に少量となる、
などの利点がある。
ベンゼン1モルに対して第一鋼化合物として0.04〜
0.1モル、第こ鋼化合物として0.1〜0.3モルが
適当である。前記範囲より少ないと活性が小さくなり所
望の反応を行なわせるのが困難となる。また多すぎても
活性の増大があまり期待できず経済的でない。本発明の
方法において、35%(重量)以上の高濃度のアンモニ
ア水と1−フロモ−3,5−ジクロロベンゼンとを反応
させるに際し、35%(重量)以上の高濃度のアンモニ
ア水はあらかじめ水にアンモニアを溶解させたものを用
いてもよいし、1−フロモー3,5ージクロロベンゼン
溶液中にアンモニアガスを導入してもよく、アンモニア
の使用量は1ーフロモー3,5ージクロロベンゼン1モ
ルに対し5モル以上、好ましくは10モル以上が適当で
ある。この加塩の範囲は100〜20000好ましくは
120〜16000で、反応時の圧力は密閉容器内での
加塩により10〜40k9/c確となるが、さらに加圧
して前記範囲の圧力にしてもよい。温度及び圧力がこれ
らの範囲より低いと反応速度が遅くなり、また高いと大
規模な反応装置が必要となり工業的実施において不利と
なる。この反応時間は1〜1餌時間である。上記のよう
な条件下で反応を行うことにより、■目的物である3,
5−DCAが純度90%以上でかつ1−フロモ−3,5
−ジクロロベンゼンに対して90%以上の高収率で得ら
れる、■反応時間が1畑寺間以下といったように短時間
である、■メタジクooベンゼン、3,5ージアミノ−
1ークロロベンゼンなどの副生物が非常に少量となる、
などの利点がある。
上記の反応で得られた反応成物中には、3,5−DCA
以外に未反応アンモニア、臭化アンモニウム及び少量の
副生物が含まれているが、この反応生成物を加熱状態で
禾反応アンモニアを放出させ、次に室温付近まで冷却す
ると3,5−DCAが晶析するので、この晶析生成物を
炉過すれば固形状の3,5−DCAが容易に得られる。
以外に未反応アンモニア、臭化アンモニウム及び少量の
副生物が含まれているが、この反応生成物を加熱状態で
禾反応アンモニアを放出させ、次に室温付近まで冷却す
ると3,5−DCAが晶析するので、この晶析生成物を
炉過すれば固形状の3,5−DCAが容易に得られる。
この他、上記未反応アンモニア放出後の反応生成物に有
機溶媒を加えて油相と水相とに分離し、油相の有機溶媒
を蒸発させて3,5一DCAを得ることができる。また
上記の反応で消費する臭素は、臭化アンモニウム、臭化
水素酸となるが、これらに塩素ガスを作用させて酸化す
ることにより容易に臭素を回収でき、臭素の循環再使用
によりプロセスを経済的なものとすることができる。以
下に本発明の実施例を記載する。
機溶媒を加えて油相と水相とに分離し、油相の有機溶媒
を蒸発させて3,5一DCAを得ることができる。また
上記の反応で消費する臭素は、臭化アンモニウム、臭化
水素酸となるが、これらに塩素ガスを作用させて酸化す
ることにより容易に臭素を回収でき、臭素の循環再使用
によりプロセスを経済的なものとすることができる。以
下に本発明の実施例を記載する。
実施例 1
鷹辞器を付したオートクレープ中に1−フロモー3,5
−ジクロロベンゼン160夕、酸化第一銅5夕及び40
%(重量)アンモニア水溶液500夕を投入してから容
器内の温度を13500、圧力を22〜26k9/c鮒
こ保って5時間反応させた。
−ジクロロベンゼン160夕、酸化第一銅5夕及び40
%(重量)アンモニア水溶液500夕を投入してから容
器内の温度を13500、圧力を22〜26k9/c鮒
こ保って5時間反応させた。
反応終了後反応液を加熱状態で未反応アンモニアを放出
させ、その後30℃に冷却して3,5−DCAの結晶を
析出させ、炉過して結晶と炉液とに分けた。ここで得ら
れた結晶をよく洗浄後乾燥して純度90%以上の3,5
−DCAI15夕(収率90%)を得た。本実施例に対
して1/10のスケールでかつ同一の反応温度で比較実
験を行なった。本実施例及び比較例の実験内容及び実験
結果を対比した次表に示す。本実施例に対して1/10
のスケールでかつ同一の反応温度で比較実験を行なった
。
させ、その後30℃に冷却して3,5−DCAの結晶を
析出させ、炉過して結晶と炉液とに分けた。ここで得ら
れた結晶をよく洗浄後乾燥して純度90%以上の3,5
−DCAI15夕(収率90%)を得た。本実施例に対
して1/10のスケールでかつ同一の反応温度で比較実
験を行なった。本実施例及び比較例の実験内容及び実験
結果を対比した次表に示す。本実施例に対して1/10
のスケールでかつ同一の反応温度で比較実験を行なった
。
本実施例及び比較例の実験内容及び実験結果を対比して
次表に示す。表実施例 2 アンモニア水容液として40%(重量)アンモニア水容
液を50%(重量)アンモニア水溶液に代えること及び
反応時間5時間を3.期時間に代えること以外は実施例
1の場合と同様にして純度90%以上の3,5一DCA
I18夕(収率92%)を得た。
次表に示す。表実施例 2 アンモニア水容液として40%(重量)アンモニア水容
液を50%(重量)アンモニア水溶液に代えること及び
反応時間5時間を3.期時間に代えること以外は実施例
1の場合と同様にして純度90%以上の3,5一DCA
I18夕(収率92%)を得た。
実施例 3触媒として酸化第一銅5夕を塩化第一銅5の
こ代える以外は実施例1の場合と同様にして純度90%
以上の3,5一DCAI15夕(収率90%)を得た。
こ代える以外は実施例1の場合と同様にして純度90%
以上の3,5一DCAI15夕(収率90%)を得た。
実施例 4
礎梓器を付したオートクレープ中に1ーフロモー3,5
ージクロロベンゼン11夕、酸化第一銅0.52夕及び
40%(重量)アンモニア水溶液84夕を投入してから
容器内の温度を13500、圧力を22〜26k9/水
に保って5時間反応させた。
ージクロロベンゼン11夕、酸化第一銅0.52夕及び
40%(重量)アンモニア水溶液84夕を投入してから
容器内の温度を13500、圧力を22〜26k9/水
に保って5時間反応させた。
Claims (1)
- 1 密閉容器内で銅化合物触媒の存在下に1−ブロモ3
,5−ジクロロベンゼンとアンモニアとを100℃以上
で反応させる方法において、アンモニアとして35%(
重量)以上の高濃度のアンモニア水を用いることを特徴
とする3,5−ジクロロアニリンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51136540A JPS6039070B2 (ja) | 1976-11-12 | 1976-11-12 | 3,5−ジクロロアニリンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51136540A JPS6039070B2 (ja) | 1976-11-12 | 1976-11-12 | 3,5−ジクロロアニリンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5363323A JPS5363323A (en) | 1978-06-06 |
JPS6039070B2 true JPS6039070B2 (ja) | 1985-09-04 |
Family
ID=15177570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51136540A Expired JPS6039070B2 (ja) | 1976-11-12 | 1976-11-12 | 3,5−ジクロロアニリンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6039070B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56152443A (en) * | 1980-04-24 | 1981-11-26 | Ishihara Sangyo Kaisha Ltd | Preparation of 1,3,5-triaminobenzene |
DE4200512C2 (de) * | 1992-01-11 | 1994-09-15 | Riedel De Haen Ag | Verfahren zur Herstellung von Halogenanthranilsäuren und aromatische Bromverbindungen als Vorstufen |
-
1976
- 1976-11-12 JP JP51136540A patent/JPS6039070B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5363323A (en) | 1978-06-06 |
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