JPS59281Y2 - 同軸両輪駆動による搬送装置 - Google Patents

同軸両輪駆動による搬送装置

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JPS59281Y2
JPS59281Y2 JP11737682U JP11737682U JPS59281Y2 JP S59281 Y2 JPS59281 Y2 JP S59281Y2 JP 11737682 U JP11737682 U JP 11737682U JP 11737682 U JP11737682 U JP 11737682U JP S59281 Y2 JPS59281 Y2 JP S59281Y2
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JP
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wheels
wheel
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radius
drive
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JP11737682U
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JPS5858968U (ja
Inventor
二朗 佐藤
Original Assignee
藤和電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一般に荷物搬送装置に関するものであり、特に
曲率半径が小さい軌条を効率よく走行することのできる
搬送装置に関するものである。
通常工場内に設置された軌条上を走行する自走式の搬送
車は、構造及び保守が簡単であり且つ耐久性が大である
ことが要求される。
このような諸要件を満足する搬送車としては、地上に敷
設した軌条上を走行する搬送車の左右の駆動車輪を同一
車軸で個定して連結し該車軸を駆動するようにした同軸
両輪駆動方式を採るのが一般的である。
該同軸両輪駆動方式によると、左右両車輪は同じ回転数
にて回転駆動され直線走行時は軌条と車輪との間に何ら
スリップは生ぜず駆動力を著しく増大せしめることにな
る。
一方曲線走行時には、内側軌条と外側軌条の曲率半径が
相違するため当然に車輪と軌条との間にはスリップが生
じ、この為に、車輪と軌条とは著しく摩耗し、且つスリ
ップに消費されるエネルギ分だけ駆動力を余分に増大さ
せる必要が生じる。
更に詳しく言えば今軌条の曲率半径をR1軌条間隔(レ
ール幅)をWとすれば、側車輪とレール間の相対スリッ
プ率ηは、で表わされる。
例えば通常工場内に設備される搬送車の軌条として使用
される曲率半径3000 mm、軌条間隔1000 m
mの曲線軌条上を搬送車が走行する場合には、相対スリ
ップ率ηは、 にもなり、車輪及び軌条の摩耗は著しく、実用上大きな
問題となる。
又高重量物を搬送する場合には、スリップにより生じる
損失エネルギを補充するべく駆動力を増大させる必要が
あり、これも又実用上大きな問題となる。
これを解決するためには、軌条の曲線部の曲率半径を大
にすることが考えられるが、軌条の曲率半径を大とする
ことはそれだけ工場の敷地を余分に必要とし望ましいこ
ととは言えず又搬送目的の都合で曲率半径を大きくする
ことが出来ない場合もあり、この解決方法は十分とは言
えない。
従って上記同軸両輪駆動方式を止め、左右両車輪が自由
に動き得るように側車輪の中間に差動装置等を設ければ
、同軸両輪駆動方式が持つ車輪と軌条との間のスリップ
従って摩耗の問題は解決されるが、この方法によると搬
送車の車輪駆動方法及び装置は当然複雑となり、保守及
び維持に多大の労力と時間を消費し又搬送車の製造価格
も大となる。
従って本考案の目的は曲率半径の小さな曲線走行をも可
能とした同軸両輪駆動による搬送装置を提供することで
ある。
本考案の他の目的は車輪と軌条と間のスリップを最小限
とし車輪と軌条の摩耗を少なくした同軸両輪駆動による
搬送装置を提供することである。
本考案の更に他の目的は構造及び保守が簡単であり且つ
耐久性を持った同軸両輪駆動による搬送装置を提供する
ことである。
次に本考案を、その一実施態様を表わす図面に則して詳
しく説明する。
第1図及び第2図を参照すると、搬送車1は駆動台車2
と、従動台車3と、搬送車枠4とから構成され、駆動台
車2及び従動台車3は搬送車枠4に夫々枢動軸5,6及
び荷重受はローラ7.7’、8゜8′によって枢動自在
に取付けられる。
駆動台車2は枢動軸5及び荷重受はローラ7.7′を具
備した駆動台車枠9と、該駆動台車枠9に設けられた軸
受10.10’、 11.11’によって支承された駆
動車軸12、13の夫々の両端に一体的に取付けられた
駆動車輪14.14’、 15.15’と、該車輪14
.14’、 15.15を駆動するための駆動モータM
とを有する。
駆動モータMの出力は、これも又駆動台車枠9に取付け
られた減速機16へと通常の手段、例えばスプロケット
ホイール17.18及びチェーン19により伝達され、
更に該減速機16から駆動車軸12へと通常の手段、例
えばスプロケットホイール20.21及びチェーン22
を介して伝達される。
駆動モータMからの駆動力はこのようにして駆動台車2
の駆動車軸12、即ち駆動車輪14.14’に伝達され
、駆動車輪14.14’を駆動する。
駆動モータMがら駆動車輪14、14’への駆動力は、
更に駆動車輪14.14’がら他の駆動車輪15.15
’へと通常の手段、例えば各車軸12、13に夫々一体
的に取付けられたスプロケットホイール23.24及び
チェイン25を介して伝達され、駆動車輪15.15’
も駆動するべく構成される。
従動台車3も又駆動台車2と同じ構造をしており、ただ
駆動モータを有していない点において異なるものである
即ち、従動台車3は枢動軸6及び荷重受はローラ8,8
′を具備した従動台車枠26と、該従動台車枠26に設
けられた軸受27.27’。
2B、 2B’によって支承された車軸29.30の夫
々の両端に一体的に取付けられた車輪31.31’、
32.32’とを有する。
勿論従動台車3の車輪31.31’、 32.32’は
単に軌条に沿って転動すればよいので、駆動用車輪14
.14’、 15.15’とは異なり夫々車軸に回転自
在に取付けることもできる。
駆動台車2の駆動車輪14及び14′は第2図に図示さ
れるように、夫々複数個の半径が漸次減少した車輪14
a、 14 b、 14 C及び14’a、 14’
b、 14’Cを同軸に配列して一体的に構成される。
駆動車輪15.15’及び従動台車3の車輪31.31
’、 32.32’も又前記駆動車輪14及び14′と
同様に夫々複数個の半径が漸次減少した複合車輪から形
成される。
このように構成された駆動台車2及び従動台車3の複合
車輪14(14’)、 15(15’)、 31 (3
1’)、 32(32’)は、軌条直線部においては最
も内側の車輪例えば14 a、 14’a等が軌条10
0及び200上に係合し、軌条曲線部においては、曲率
半径の小さい側の車輪においては他の車輪例えば14
b又は14 Cのいずれかが又は14′b又は14′C
のいずれかが、前記直線部軌条100又は200よりず
らして曲線部中心方向即ち内方向に配設された軌条10
1又は102のいずれか、又は201又は202のいず
れかに係合して走行するように構成される。
更に、第2図及び第3図を参照して本発明に係る搬送装
置の作動態様を詳しく説明する。
今搬送車が直線部A→曲線部B→直線部C→曲線部D→
直線部Eから成る軌条を走行するものとする。
直線部A、 C,Eの軌条間隔はW、曲線部Bの軌条間
隔はW′、曲線部りの軌条間隔W//になるように各軌
条が配設されるが、このとき、曲線部の軌条は曲率半径
の大きい方の、即ち外側軌条は直線部の軌条と連続され
て設置されるが、曲線半径の小さい方の、即ち内側軌条
は曲率半径中心方向即ち内方向にw’−w又はw”−w
だけずらして設置され、従って直線部軌条とは不連続と
される。
しかしながら直線部軌条と曲線部内側軌条とは平行な重
複部Wを有するように設置される。
今搬送車が軌条直線部Aから曲線部Bに走行するものと
すると、第2図及び第3図を参照して、直線部Aを車輪
14a、14’aで走行していた搬送車は曲線部Bにお
いては車輪14 aと車輪14′bにより走行すること
となる。
他の車輪についても同しことが言える。
従って車輪14 aは曲線軌条上においても直線軌条上
と同一の速度でスリップすることなく転動し、車輪14
′bも内方向にずらして設けられた軌条201上をスリ
ップすることなく転動する。
このときの車輪14′bと内側曲線軌条201とは、 Da = Db + 2h1(2) の条件を満足するように設計される。
上記説明より明らかなように、軌条曲線部の内側に配設
する軌条201は直線軌条100.200よりhlだけ
高くされており、又軌条直線部がら曲線部に移行する際
に重複部Wを設けることにより、車輪が軌条200から
201へと円滑に移乗し得るということが理解できるで
あろう。
又曲線部りにおいても曲線部Bにおけると同様の態様で
作動されるが、曲率半径が曲線部Bより小さいために軌
条間隔W//は、W” > W’とされ、従って車輪も
更に小さい半径の例えば14 Cが使用される点で異な
るだけである。
上記説明において、駆動台車の駆動車輪及び従動台車の
車輪は各々三個の半径の異なる車輪がら構成されたが、
これに限定されるものではなく所望に応じ任意の個数に
て構成することができる。
又三つの車輪は車輪半径が漸次減少する態様で説明した
が、漸次車輪半径が増大する態様に構成することもでき
、この場合、軌条の高さは車輪に対応して漸次減少する
こととなる。
又軌条は地上に設置した態様を説明したが、空間に配設
し、搬送車は荷物を懸架して走行する方式にすることも
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る搬送装置を構成する搬送車及び軌
条の概略正面図である。 第2図は第1図に係る搬送装置の概略側面図である。 第3図は軌条配置の一態様を表わす平面図である。 図面中、主要な符号は以下の通りである。 1:搬送車、2:駆動台車、3:従動台車、12.13
:駆動車軸、14.14’、 15.15’ :駆動車
輪、100.101゜102、200.201.202
:軌条。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)駆動車軸の両端に夫々固定される複合車輪を有し
    た搬送車と、直線走行部と曲線走行部とから成り、高さ
    及び軌条間隔が不連続に変化する前記搬送車が走行する
    ための平行軌条とを具備し、前記各複合車輪は車輪半径
    の異なる複数個の車輪を同軸に配列して構成し、平行軌
    条の曲線走行部では外側の軌条を複合車輪の大径の車輪
    が走行し、内側の軌条を複合車輪の小径の車輪が走行す
    るようにしたことを特徴とする同軸両輪駆動による搬送
    装置。
  2. (2)複合車輪はその車輪半径が内側から外側に向って
    段階的に減少するように構成した実用新案登録請求の範
    囲第(1)項記載の搬送装置。
  3. (3)複合車輪はその車輪半径が内側から外側に向って
    段階的に増大するように構成した実用新案登録請求の範
    囲第(1)項記載の搬送装置。
  4. (4)軌条の曲線走行部の曲率半径が大きい場合には車
    軸の両端に取付けた側車輪の車輪半径の差が小さくなる
    ようなものを使用し、又曲率半径が小さい場合には側車
    輪の車輪半径の差が大きくなるようなものを使用するよ
    うにした実用新案登録請求の範囲第(1)項から第(3
    )項のいずれかの項に記載の搬送装置。
JP11737682U 1982-08-03 1982-08-03 同軸両輪駆動による搬送装置 Expired JPS59281Y2 (ja)

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