JPS592776Y2 - 背止式ポケツトナイフ - Google Patents

背止式ポケツトナイフ

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JPS592776Y2
JPS592776Y2 JP11087879U JP11087879U JPS592776Y2 JP S592776 Y2 JPS592776 Y2 JP S592776Y2 JP 11087879 U JP11087879 U JP 11087879U JP 11087879 U JP11087879 U JP 11087879U JP S592776 Y2 JPS592776 Y2 JP S592776Y2
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JP
Japan
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blade
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back metal
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diameter region
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JP11087879U
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JPS5628255U (ja
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一兼 福田
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は背止式のポケットナイフに関するものである
まず背止式ポケットナイフの一般的構造を第7図に従い
説明する。
1は側板2とこの側板2間の後端部に挟着された風合3
とからなる柄であって、その両側板2間の前端部に刀身
4の基端部が回動可能に軸5支されている。
6は柄1の側板2間はぼ沖央に回動可能に軸7支された
背金部材であって、その前部6aが前記刀身4の基端軸
支部に設けた保合部8に対し係脱可能に係合するように
なっている。
9は前記風合3から一体的に突出する板ばねであって、
その先端部が前記背金部材6の後部6bを圧接して背金
部材6の前部6aを刀身4の係合部8に対して常に圧接
させるように付勢している。
そして、第7図に示す刀身4を突出状態から刀身4と背
金部材6との係合を外して収納状態にする場合、まず背
金部材6の後部6bを板ばね9の付勢力に抗して矢印の
方向に押すが、その押圧力はできる限り軽くした方が使
用し易くなる。
ところが、その押圧力を軽くしようとすればする程、板
ばね9の肉厚を薄くせねばならず、そのため板ばね9が
折れるおそれがあった。
さらに、板ばね9の肉厚を薄くすれば、確かに刀身4の
回動自体は軽くなる反面、今度は背金部材6に対する板
ばね9の付勢力が弱くなり、普通第7図想像線で示す刀
身4の位置から手を離すとパチンと自動的に収納される
のであるが、それがされにくくなる。
この考案の目的は、背金部材に係脱可能に係合する刀身
基端の係合部に刀身の支軸中心との半径を変更するカム
面を形成して刀身の突出状態から収納状態への回動に伴
い背金部材の動きを調整し、刀身の一定位置において背
金部材と板ばねとの当接部を変更することにより、板ば
ねによる背金部材への付勢力を増減し、刀身の操作性を
理想的なものにする背止式ポケットナイフを提供するに
ある。
以下この考案を具体化した実施例を第1図から第5図に
従い説明するが、基本的構造は第7図のものと同様であ
るため、ここではこの考案の要部について補充説明する
10は刀身4の係合部8の基端外面に形成したカム面で
あって、第2図に示すように刀身4の軸5を中心とする
真円(破線で示す半径rの円弧)に対しほぼ中央部から
一側端にかけて半径(r<R1<R2)を次第に大きく
するようにして、小径領域10 aと大径領域10bと
小径領域10 Cとに区分している。
11はこのカム面10に連続して刀身4の基端軸支部に
形成された係止凹部であって、背金部材6前端部の係止
突部12と刀身4突出時に互いに係合するようになって
いる。
13aは板ばね9の先端部に形成した第一当接部として
の突起であって、背金部材6の後部6bの支軸7寄り位
置の第一当接部14 aに当接し得るようになっている
14bは背金部材6の後端部に形成した第二当接部とし
ての突起であって、板ばね9先端の突起13よりも基端
寄り位置の第二当接部13bに当接し得るようになって
いる。
次にこの考案の作用を説明する。
まず第1図に示す刀身4の突出位置Aでは、刀身4基端
の係止凹部11が背金部材6の係止突部12に係合され
、板ばね9によりそれらが互いに圧接されている。
この状態から第2図想像線で示すように、背金部材6の
後部6bを内方へ押して背金部材6の係止突部12を刀
身4の係止凹部11から外し、背金部材6の係止突部1
2と刀身4のカム面10の小径領域10aの全体及び大
径領域10bの一部とが当接しなか゛ら、第1図想像線
で示すB位置まで刀身4が回動される。
この係止突部12とカム面10との当接位置が小径領域
10 aにある場合、第2図に示すように、板ばね9先
端の突起13a(第一当接部)が背金部材6の後部6b
の支軸7寄り位置(第一当接部14a)に当接しており
、この第一当接部13a、14aと背金部材6の支軸7
中心との間の距離が小さいため、板ばね9による刀身4
への付勢力が小さくなりさらに背金部材6に対する回転
モーメントも小さくなる。
従って、刀身4を軽く回動させることができる。
そして、当接位置が小径領域10 aから大径領域10
bの一部へ移るに伴い、カム面10と刀身4の支軸5中
心との間の半径が次第に大きくなり、背金部材6の後部
6bが第2図の想像線で示す位置からさらに内方へ押さ
れて前記第一当接部13a14 aが互いに離れると同
時に、第3図に示すように背金部材6後端の突起14b
(第二当接部)が板ばね9先端の突起13 aよりも基
端寄り位置(第二当接部13b)に当接する。
この場合、前記第二当接部13b、14bと背金部材6
の支軸7中心との間の距離が大きくなるとともに板ばね
9自体のばね力が大きくなって、板ばね9による刀身4
への付勢力が大きくなる。
この状態は刀身4を第1図の想像線で示すC位置へ回動
させるまで続く。
なお、このC位置においても第4図に示すように、背金
部材6と板ばね9との当接位置はB位置の場合と同様に
第二当接部13 b 、14 bである。
そして、刀身4がこのC位置を過ぎると第5図に示すよ
うに、前記第二当接部13 b 、14 bが互いに離
れ、再び前記第一当接部13a、14aが当接し、板ば
ね9による刀身4への付勢力が小さくなる。
この状態は、第1図に示すように刀身4を収納位置りへ
回動させるまで続く。
前記刀身4の突出位置AからこのC位置までは、第3図
に示すように板ばね9による刀身4への付勢方向が刀身
4の支軸5中心をほぼ通る状態にあるため、刀身4の支
軸5の回りには回転モーメントが生じず刀身4はその位
置で止まるが、この刀身4がC位置から僅かに回動する
と、第4図に示すように、前記板ばね9の付勢方向がl
だけずれて刀身4の支軸5の回りに前記C位置における
板ばね9による強い付勢力が作用して回転モーメントが
生じる。
そのため、このC位置においては刀身4から手を離すと
刀身4は自動的に収納される。
又、刀身4が収納状態から突出状態まで逆回動する場合
も各位置で同様な動きをする。
なお、第6図に示すように、板ばね9先端の突起13
aよりも基端寄り位置に背金部材6後端部(第二当接部
14b)に当接する突起13 b ((第二当接部)を
形成してもよく、この構成のものも前記実施例と同様な
動きをなす。
以上詳述したようにこの考案は、柄1の両側板2間に回
動可能に軸5支された刀身4の基端軸支部に設けた保合
部8に対し、前部6aが係脱可能に係合する背金部材6
を前記側板2間に回動可能に軸7支するとともに、柄1
の内部には前記背金部材6の後部6bを圧接し背金部材
6の前部6aを刀身4の係合部8に対して常に圧接させ
るように付勢する板ばね9を設け、この背金部材6の後
部6bと板ばね9には背金部材6の支軸7との間の距離
が小さい第一当接部14 a 、13 aとその距離が
大きい第二当接部14 b 、13 bとを設け、又前
記刀身4基端の保合部8には刀身4が突出状態から収納
状態に向かうに従い、板ばね9と背金部材6の後部6b
とが前記第一当接部14a、13aで互いに当接するよ
うに刀身4の支軸5中心との半径を小さくした小径領域
10 aと、それらが前記第二当接部i4 b 、13
bで互いに当接するようにこの半径を大きくした大径
領域10bと、それらが再び第一当接部14 a 、1
3 aで互いに当接するようにこの半径を小さくした小
径領域10 Cとを有するカム面10を形成したので、
刀身4基端の係合部8に形成したカム面10が背金部材
6を刀身4の回動位置に応じて案内調整し、板ばね9に
よる刀身4への付勢力を小さくする領域と大きくする領
域とを有するように、背金部材6と板ばね9との当接位
置と背金部材6の支軸7中心との間の距離を変更して、
刀身4を軽いタッチで゛出入れでき、刀身4の操作性を
向上させる背止式ポケットナイフを提供できるのである
【図面の簡単な説明】
第1図は刀身が突出位置Aにあるポケットナイフの断面
図、第2図は第1図の一部拡大図、第3図は第1図にお
いて刀身がB位置にある場合の一部拡大図、第4図は第
1図において刀身がC位置にある場合の一部拡大図、第
5図は第1図において刀身が収納位置りにある場合の一
部拡大図、第6図は板ばねと背金部材との当接構造の他
の実施例を示す図、第7図は従来の背止式ポケットナイ
フを示す断面図である。 風合3、刀身4、軸5、背金部材6、軸7、係合部8、
板ばね9、カム面10、小径領域10a、10C1大径
領域10b、係止突部12、第一当接部13a、14a
、第二当接部13 b 、14 b。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 柄1の両側板2間に回動可能に軸5支された刀身4の基
    端軸支部に設けた係合部8に対し、前部6aが係脱可能
    に係合する背金部材6を前記側板2間に回動可能に軸7
    支するとともに、柄1の内部には前記背金部材6の後部
    6bを圧接し背金部材6の前部6aを刀身4の係合部8
    に対して常に圧接させるように付勢する板ばね9を設け
    、この背金部材6の後部6bと板ばね9には背金部材6
    の支軸7との間の距離が小さい第一当接部14a。 13aとその距離が大きい第二当接部14 b 、13
    bとを設け、又前記刀身4基端の係合部8には刀身4
    が突出状態から収納状態に向かうに従い、板ばね9と背
    金部材6の後部6bとが前記第一当接部14 a 、1
    3 aで互いに当接するように刀身4の支軸5中心との
    半径を小さくした小径領域10 aと、それらが前記第
    二当接部14b、13bで互いに当接するようにこの半
    径を大きくした大径領域10 bと、それらが再び第一
    当接部14 a 、13 aで互いに当接するようにこ
    の半径を小さくした小径領域10 Cとを有するカム面
    10を形成したことを特徴とする背止式ポケットナイフ
JP11087879U 1979-08-10 1979-08-10 背止式ポケツトナイフ Expired JPS592776Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11087879U JPS592776Y2 (ja) 1979-08-10 1979-08-10 背止式ポケツトナイフ

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JP11087879U JPS592776Y2 (ja) 1979-08-10 1979-08-10 背止式ポケツトナイフ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5628255U JPS5628255U (ja) 1981-03-17
JPS592776Y2 true JPS592776Y2 (ja) 1984-01-25

Family

ID=29343392

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JP11087879U Expired JPS592776Y2 (ja) 1979-08-10 1979-08-10 背止式ポケツトナイフ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5811513U (ja) * 1981-07-15 1983-01-25 城東化学工業株式会社 浴室天井板
JPS6023513U (ja) * 1983-07-26 1985-02-18 ミサワホ−ム株式会社 耐火天井構造

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JPS5628255U (ja) 1981-03-17

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