JPS5927756Y2 - 串だんご

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【考案の詳細な説明】この考案は串だんごに関し、興趣にあふれた新規な串だ
んごを提供せんとするものである。

従来市販されている串だんごは、小麦のだんごや絣等を
串差ししたもので、その上にタレをかけたり、餡でくる
んだりしてなるものであった。

したがって表面のタレや餡が包装からはみ出し易く、そ
の包装には特別の注意を要ししかもこのタレや餡が変質
し易いのでみやげ品等には適さないものであった。

勿論餡を小麦や餅皮等でくるんだだんごや、頭はありふ
れたものであるが、その中に餡を入れた場合にはだんご
の保形性が悪く、また串によるだんごの強固な保持が難
しい等の理由によるものか、串だんごにおいて餡を餅皮
でくるんだ上、このだんごを串差ししてなるものは皆無
であった。

この考案の串だんごは従来の上記欠点を解消し、興趣に
あふれた新規な串だんごを提供せんとするモジ）で、餡
を餅皮でくるんだ上、このだんごを串差しし、その両面
を油でいためたことを特徴とするものである。

以下図面に基いて本考案の一実施例を説明すとと、だん
ご３は扁平な鼓状をなし、これを径方向に複数個並べて
串差ししている。

このだんご３は、餡１を餅皮２でくるんだものである。

だんご３に使用する餡１はこし餡が望ましく、また餅皮
２は通常の餅のほか、求肥等を好適に用いることができ
る。

このだんご３を竹串４等で串差しし、その両面を鉄板上
で油でいためるのであるが、こんがりと狐色に焼き上げ
ることが必要である。

なお鉄板上に引く油は極く薄くすることが望ましく、だ
んご３０両面は油いためによりできた円形の着色（狐色
）部分を有している。

勿論この着色部分は鉄板側やだんご３表面に凹凸を付す
ることにより、植種の模様に形成することができる。

５はその油いため層である。

この考案の串だんごは、店頭で実演により油いためしな
がら販売することができ、着色度合を見ながら内部の餡
１を適温にまで焼き上げることが容易であり、また餡１
はその後さめにくいという効果があった。

しかもさめた後もほとんど味を損うことがない。

この油いためする以前の串だんごを運搬のために冷凍し
ても、油いため時に簡単に解凍するので保冷車等で遠方
にまで輸送できる上、長時間かかつても常に変わらぬ味
を確保することができる。

この考案は以上のように構成したので、店頭等で美味し
く食することができ、しかも包装が容易で持ち運びに便
利であり、また長持ちするのでみやげ品として非常に好
適である。

さらに表面にタレ等が付いていないので、衣服を汚すこ
となく安心して食べることができ、＠が中にあるので、
食した時に意外感があって興趣にあふれた串だんごを提
供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の串だんご〇一実施例の斜視図、第２
図はその拡大断面図である。１・・・・・・餡、２・・・・・・餅皮、３・・・・・
・だんご、竹串、５・・・・・・油いため層。４・・・・・・

【実用新案登録請求の範囲】 ■、餡１を餅皮２でくるんだ上、このだんご３を竹串４
等で串差しし、その両面を油でいためたことを特徴とす
る串だんご。２、餡１がこし餡である実用新案登録請求の範囲第１項
記載の串だんご３、餅皮２が求肥である実用新案登録請求の範囲第１項
または第２項記載の串だんご。