JPS5927249B2 - 動力作動され得るハンド工具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、金属又はその他の強靭なシート材料の縁部の
直立フランジ部を折り返す（ＦＯｌｄｂａｃｋ）ための
動力作動され得るハンド工具に関する。

通常、このような直立フランジ部は、初めは、シートの
他の部分に対して実質上直角に延びている。周知のよう
に、ドア、天井又はその他の構造体に於ける金属シート
は、通常、縁部を折り返すことによつて相互に結合され
る。

従来、この折り返り操作は、ローラマシン又はプレスを
用いて、或いは手動で打ち曲げることによつて遂行され
てきた。また、既に鋭角に折り返された複数個の金属シ
ート縁部を一緒にプレスするための、電動或いは空気圧
作動ハンド工具が公知である。手動にてシートを打つこ
とは、多大な労力を要すると共に時間がかかり、そして
また著しく騒々しい。

ローラマシン及びプレスを用いる場合には、極めて大き
く且つ重いことが多い加工すべき部分を機械まで運ばな
ければならない。本発明の目的は、直立金属シート縁部
を折り返すために高価なローラマシン及びプレスを用い
たり或いは手動で打ち曲げたりすることをもはや必要と
しないように、金属シート縁部をその位置にて折り返す
ことができる移動可能な工具を提供することである。

本発明に従えば、折り返り作用の際にシート材料の下面
を支持するための支持ジヨ一と、該支持ジヨ一の軸線と
平行に延びる軸線の回りを旋回し得るように設置された
作動ジヨ一と、駆動動力源に接続され得る、該支持ジヨ
一を作動旋回せしめるための駆動手段とを具備し該作動
ジヨ一の一端には、その先縁部が折り返すべき直立フラ
ンジ部の縁部上に係合し得るラグとなつている引込み部
が形成されており、そして該引込み部から主プレス面が
延びていることを特徴とするシート材料縁部の直立フラ
ンジ部を折り返すための動力作動され得るハンド工具が
提供される。

本発明に従つて作成された一・ンド工具は、作動ジヨ一
を特別な形状にすることによつて達成された利点、即ち
連続的な行程シーケンスに作動している工具を金属シー
トの縁部に沿つて移動せしめることによつて、実質上直
角に起立している直立金属シート縁部を一操作によつて
折り返すことができると言う利点を有する。

本発明に従うハンド工具の一形態は、グリツプハウジン
グと、該グリツプハウジングの一端に配置された固定支
持ジヨ一及び旋回作動ジヨ一と、該グリツプハウジング
の他端に収容され、その行程シーケンスが自動的に又は
手動によつて制御されるようになつている。

該作動ジヨ一のための駆動プツシロツドとを具備してい
る。グリツプハウジングは、種々の厚さの金属シート及
び種々の折り返し形状に適するように作動ジヨ一及び／
又は支持ジヨ一を交換し得るように設計されているのが
好ましい。ハンド工具は、電気、液圧或いは空気圧によ
つて作動され得る。作動ジヨ一は、上記の引込み部と主
プレス面との間に中間折り返し部を含んでいるのが好ま
しい。

この中間折り返し部は、その折り返し機能に適した、湾
曲した作動面又は傾斜した平面状の作動面を有するのが
好ましい。上記の引込み部の形状自体によつて上記のラ
グが形成され得るが、作動ジヨ一の外側直線状縁部を越
えてラグが下方に突出すようになすこともできる。

更に、本発明に従えば、金属シートの下面に対して平ら
に敷くための長手方向に延びている支持ジヨ一と、該支
持ジヨ一と平行に延びる作動ジヨ一であつて、両ジヨ一
の長手方向軸線と平行な軸線の回りを旋回駆動され得る
作動ジヨ一とを具備し、該作動ジヨ一の一端の、該支持
ジヨ一のプレス面に面するプレス面に、直立金属シート
縁部に引つ掛かつてこれに係合するラグを形成する引込
み部が設けられており、そして該ラグに隣接して、該作
動ジヨ一の平坦なプレス面に続く湾曲した或いは傾斜し
た折り返し部が設けられていることを特徴とする・・ン
ド工具が提供される。

次に、添付図面を参照して、本発明に従うハンド工具の
一形態について説明する。

図面を参照すると、ハンド工具はグリツプハウジング１
を有し、このグリツプハウジング１の前部にはアングル
ドレバ一２が軸３の回りに回転可能に設置され、後部に
は高圧液圧シリンダ４が螺合されている。液圧シリンダ
４のピストン行程は、駆動ブツシユロツド５によつてア
ングルドレバ一２に伝えられるようになつている。固定
支持ジヨ一６と、矢印Ａ（第１図）で示す前後方向に旋
回し得る作動ジヨー７とは、各々２つのネジによつて、
夫々、ハウジング１とアングルドレバ一２とに固定され
ている。第２図には、作動ジヨー７のための止めネジが
番号８で示されている。また、・・ンド工具は、高圧管
９によつて、図示していない液圧動力源に接続されてい
る。ハンドグリツプ１０内には、作動ジヨー７の個々の
工程又は連続行程を励起せしめるための電気スイツチ１
１が収容されている。上記のハンド工具の作用は、次の
通りである。工具は、両手（一・ウジング上と・・ンド
グリツプ上）で保持され、折り返するべき金属シート縁
部１２に前進せしめられる。スイツチ１１が押されると
、液圧シリンダ４が作動され、これによつて作動ジヨー
７が折り返すべき直立金属シート縁部１２に向つて旋回
せしめられる。折り返し工程は、直立している金属シー
ト縁部上に係合する、ハンドエ具の先縁のラグ１３によ
つて開始される。ラグ１３の次の引込み部及びこれに隣
接する補助的な折り返し部１４（第４図参照）は、作動
ジヨー７の旋回により、起きている縁部を所望の方向に
折り返す。次に、金属シート縁部１２は、作動ジヨ一の
引続く平面部１５によつて、シート１８（第４図）と平
行に或いは締め付シート１７（第１図）の折り曲げられ
た縁部１６に対して折り返される。かくして、金属シー
ト縁部の折り返しは、ラグ１３によつて開始され、作動
ジヨー７の引続く平坦なプレス面１５によつて完了せし
められる。ジヨ一の形状により、本質的に同一の方法に
て、丸い或いは湾曲した折り曲げ結合を形成することも
可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、一部を縦断面図で示した、本発明に従う・・
ンド工具の簡略図。 第２図は、本発明に従う・・ンド工具の平面図。第３図
は、プレスジョーの正面図。第４図は、作動状態にある
本発明に従う・・ンド工具を示す簡略斜面図。６・・・
・・・固定ジヨ一、７・・・・・・作動ジヨ一 １２・
・・・・・折り返すべき金属シート縁部、１３・・・・
・・ラグ、１４・・・・・・中間折り返し部、１５・・
・・・・プレス面。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 折り返し作用の際にシート材料の下面を支持するた
   めの支持ジョーと、該支持ジョーの軸線と平行に延びる
   軸線の回りを旋回し得るように設置された作動ジョーと
   、駆動動力源に接続され得る、該作動ジョーを作動旋回
   せしめるための駆動手段とを具備し、該作動ジョーの一
   端には、その先縁部が折り返すべき直立フランジ部の縁
   部上に係合し得るラグとなつている引込み部が形成され
   ており、そして該引込み部から主プレス面が延びている
   ことを特徴とする、シート材料縁部の直立フランジ部を
   折り返すための動力作動され得るハンド工具。 ２ 該駆動手段がグリップハウジング内に設置された駆
   動ロッドを含む特許請求の範囲第１項記載のハンド工具
   。 ３ 該駆動ロッドを手動で又は自動的に制御されたシー
   ケンスで作動され得るようにする手段を含む特許請求の
   範囲第２項記載のハンド工具。 ４ 該駆動手段が圧力流体によつて作動され得る特許請
   求の範囲第１項記載のハンド工具。 ５ 該ジョーの少なくとも１つが交換可能である特許請
   求の範囲第１項記載のハンド工具。 ６ 該ジョーの主プレス面が平坦な面である特許請求の
   範囲第１項記載のハンド工具。 ７ 該作動ジョーが該引込み部と該主プレス面との間に
   中間折り返し部を含む特許請求の範囲第１項記載のハン
   ド工具。 ８ 該中間折り返し部が湾曲した作動面又は傾斜した平
   面状の作動面を有する特許請求の範囲第７項記載のハン
   ド工具。 ９ 該ラグが該作動ジョーの外側直線状縁部を越えて下
   方に突出している特許請求の範囲第１項記載のハンド工
   具。 １０ 金属シート材料に適用される特許請求の範囲第１
   項記載のハンド工具。 １１ 金属シートの下面に対して平らに敷くための長手
   方向に延びている支持ジョーと、該支持ジョーと平行に
   延びる作動ジョーであつて、両ジョーの長手方向軸線に
   平行な軸線の回りを旋回駆動され得る作動ジョーとを具
   備し、該作動ジョーの一端の、該支持ジョーのプレス面
   に面するプレス面に、直立金属シート縁部に引つ掛かつ
   てこれに係合するラグを形成する引込み部が設けられて
   おり、そして該ラグに隣接して、該作動ジョーの平坦な
   プレス面に続く湾曲した或いは傾斜した折り返し部が設
   けられていることを特徴とする、直立金属シートフラン
   ジ部及び実質上直角に配置された縁部を折り返すための
   動力作動され得るハンド工具。