JPS5834246B2 - 板剪断装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は金属の剪断装置、特に板剪断装置に関する。

発明の背景 板又はシートの剪断では、切断の良否は切られる材料の
厚さに比例すべき刃の間の隙間と、剪断中に板上に働ら
く締付力と、剪断力との間に３０％から５０％の範囲の
比例性があることとに依存する。

その上剪断の良否は可動刃の運動の性格が直線的か曲線
的かの如何による。

可動刃には直線運動を与えるのが好ましく、その理由は
、上記のようにすることによって、可動刃の作動しない
面と固定刃の刃先との衝突を起こさないようにすること
ができるからである。

このようにして、作動サイクルを通して刃の間に適切な
隙間を維持するのが可能となる。

板又はシートの剪断装置は知られており、（申請者ザッ
ク機械製造会社の１９７１年７月２２日付、ｃｌ、３１
１０４ １９７０． ドイツ特許第１５０２８７９号
）この特許はビームにしつかり取付けられた可動刃と共
同して働らくベッド装架の固定刃を有する。

ベッドの案内の中に締付ビームが装架され、このビーム
は２個腕のレバーニ回動的に結合され、レバーは順にベ
ッドに関節結合され、その腕の一方は液圧シリンダの作
用でベッドに結合され、長波駆動カムと相互作用するロ
ーラーを担持し、レバーの他方の腕は締付ビームと共同
して働らく。

締付ビーム内に駆動体に結合された刃ビームが装架され
る。

これら剪断装置では刃の中間の隙間は材料の厚さにより
自動的に設定されるが、なお板又はシート上に働らく締
付力と剪断力との比例性を確保するのが不十分である。

その上締付ビーム及び刃ビームを作動するため別個の駆
動体を設けることがこれら剪断装置をより複雑な構造に
する。

又別の知られている剪断装置があり、この装置はベッド
に関節結合された締付ビーム内に装架された刃ビーム上
にしつかり固定された可動刃と共同して働らくベッド装
架の固定刃と、締付及び刃ビームを作動する駆動体とを
有する。

締付ビームは、剪断を受ける板又はシートの面との接触
を可能にする回転運動が出来るようベッドに回動結合さ
れる。

上に固定された可動刃を持つビームは締付ビームに回動
結合され、駆動体に直接関節結合される。

関節結合と回動結合とは剪断に対する材料の抵抗性の比
例性を確保するよう互に配置される。

これら剪断装置の刃の間の適切な隙間は切られる材料の
厚さに比例して自動的に設定され動力被駆動刃ビームは
剪断力に比例する板又はシートに働ら（締付力を締付ビ
ームに与えている。

この力の値は力の腕の適用と締付ビームの振動軸線への
反作用との関係によって決められる。

しかし、上記剪断装置は厚さ４關、幅３０００ｍｍの板
の良質の剪断だけが出来る。

３０００ｍｍ以上の幅の板の剪断は実際上不可能であり
、その理由は、締付ビームが回転運動をする間に、可動
刃の作動しない面が固定刃の刃先と衝突し、そのために
剪断作業中に前記両刃の間に適当なすきまを保持する可
能性がなくなるからである。

剪断時に回転運動をする刃ビームの所の刃の下のベッド
はその形を２次曲線に合うよう作られ、刃はビーム上に
装架され、それで固定位置ではその刃先は又適切な曲線
の形を取得している。

このようなベッドと長い刃とを処理する事は技術的に非
能率であり、特殊設備を必要とする。

発明の開示 必要な事は、刃ビームを前進させて生ずる剪断作動が、
厚さと幅の大きい板の取扱と、板又はシートに働らく締
付力と剪断力との比例性を維持し乍ら剪断の性質を改良
することとを可能にする板剪断装置を得ることである。

本発明は、ベッド上に関節結合された締付体上に装架さ
れた刃ビーム上に取付けられた可動刃と共同して働らく
ベッド装架の固定刃と、締付及び刃ビームを作動する駆
動体とを有する板剪断装置を得ており、ここで締付ビー
ムは、駆動体から関節結合されたレバーの装置を経て剪
断方向に往復するため、中に装架された刃ビーム用の案
内を設けられ、レバーの一つは刃ビームと駆動体とに回
動結合される。

このような剪断装置構造はこれを実際上どんな幅の板で
も、また広範囲の厚さの板をも、品質のよい製品ができ
るように剪断するのに使用することができる。

その上回動の二重刃先の刃を持つ回転刃ビームを設けら
れている剪断装置とは異なり、本発明の剪断装置は刃を
４種の刃先を持つように使うことが出来る。

提案されている剪断装置の刃ビームの所の、中で刃が並
進運動する刃の下のベッドは平らで、技術的に効率が良
（、その製作のため特別の金属加工設備を必要としない
。

【図面の簡単な説明】

本発明は本発明による剪断装置の運動学的図解の断面を
示す添付図面を参照して次に述べられる。 発明を実行するための最良の形態 図示の板剪断装置は可動刃３と共同して働らく固定刃２
を装架するベッド１を有し、可動刃は例えばねじ係合で
締付ビーム５内に装架された刃ビーム４上に動かないよ
うに固定され、締付ビームは回動点６の所でベッド１に
回動結合される。 締付ビーム５はその上に装架される刃ビーム４用の案内
を設けられ、それによって刃ビーム４は、駆動体から関
節結合されたレバー８および９の装置を経て剪断方向に
沿って往復するように駆動される。 剪断装置を作動する駆動体は例えば結合棒１１を持つ偏
心軸１０の形に作られ、結合棒は一端が刃ビーム４に関
節結合され、他端がレバー９に関節結合されているレバ
ー８に関節結合されている。 レバー９は又締付ビーム５に関節結合されている。 剪断装置は弾性部材、例えば引張ばね１２を設げられ、
このばねは刃ビーム４に関節結合され、ベッド１にしつ
かり結合された支持構造１４上に装架された締枠１３を
持っている。 弾性部材１２は刃ビーム４と締付ビーム５とを最上位置
に保持し、剪断を受ける板１５上に働らくプレストレス
を施す力を生ずるよう働らく。 本発明による板剪断装置は次のように作動する。 作動の前に、刃ビーム４と締付ビーム５とはその最上位
置に置かれる。 剪断のため供給されるべき板１５が無いと、刃２と３と
の間の始めの隙間は最小、例えば０．０２ｍｍである。 剪断装置駆動体の電気モーター（図示なし）を付勢する
時、偏心軸１０は運動を始め、したがって、結合棒１１
をレバー８，９の装置上に働らかせ、これを経て刃ビー
ム４と締付ビーム５とに働らかせる。 その結果、刃ビームと締付ビーム５とは同時に回動点６
のまわりで、締付ビーム５が板１５と接触するまで剪断
される板１５の方向に回る。 板１５の厚さによって、締付ビーム５０角度位置は固定
刃２の刃先を通る垂直線に関して変わり、この角度位置
が刃ビーム４が前進する方向と刃２，３の刃先間の垂直
距離とを決め、この垂直距離は刃２と３との間の隙間の
寸法を決める。 締付ビームが停止させられたあとで刃３を持つ刃ビーム
４は締付ビーム５の案内７の中に進み始め、それにより
締枠１３を移動させてばね１２を圧縮し、ばねの力は板
１５に作用するプレストレスを施す力を作り出すために
用いられ、このプレストレスを施ス力が、板１５が刃３
と接触するときに、板１５の剪断に対する抗力（ｓｈｅ
ａｒｄｒａｇ ）を前もって打ち消す。 刃３の刃先は、固定刃２の刃先との間に一様なすきまが
できるように直線状に移動し、それによって刃３の作動
しない面、すなわち刃３の刃先よりも上方にある表面と
刃２の刃先との衝突が起こらないようにする。 この事が剪断のために供給される板１５を広範囲の幅と
厚さとの中で選ぶことを可能にする。 刃３の刃先が板１５上に働らく時、剪断力は結合棒１１
で伝えられる力と共に増加し、この力はレバー８および
９の装置を経て締付ビーム５に作用する。 剪断力が大きいほど、締付力は大きい。 それで板１５上に働らく力は剪断力に比例し、置板１５
上に働らき弾性部材１２でもたらされるプレストレスを
施す力によって構成され、この力は締付ビームが止まる
ことにより刃ビーム４と、剪断駆動体で発生して締付ビ
ーム５に伝えられる締付力とを釣合わす装置として働ら
く。 剪断力に比例する締付力は力の腕の適用と回動点６への
締付ビーム５上の反作用との関係によって決められる。 産業上の利用可能性 本発明の剪断装置は、鉄及び非鉄金属板の剪断用と、又
原紙、紙、織物など非金属材料の板の剪断用として工業
上の色々の分野で広い使用を見出している。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 板剪断装置にして、ベッドに関節結合された締付ビ
   ーム内に装架された刃ビーム上に取付けられた可動刃と
   共同して働らくベッド装架の固定刃と、刃ビームと締付
   ビームとを作動する駆動体とを有する板剪断装置におい
   て、前記締付ビーム５は、前記駆動体から、関節結合さ
   れたレバー８゜９の装置の作用を経て剪断方向に前記刃
   ビーム４を往復させるため、前記刃ビームが中に装架さ
   れる案内７を設けられ、前記レバーの一つは前記刃ビー
   ム４に関節結合され、そして前記駆動体に関節結合され
   ていることを特徴とする板剪断装置。