JPS592669Y2 - 缶容器用注出具 - Google Patents

缶容器用注出具

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JPS592669Y2
JPS592669Y2 JP1979006801U JP680179U JPS592669Y2 JP S592669 Y2 JPS592669 Y2 JP S592669Y2 JP 1979006801 U JP1979006801 U JP 1979006801U JP 680179 U JP680179 U JP 680179U JP S592669 Y2 JPS592669 Y2 JP S592669Y2
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JP
Japan
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piece
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JP1979006801U
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JPS55108053U (ja
Inventor
陸朗 大関
Original Assignee
株式会社ト−ヨ−工芸工業
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主としてサラダ油、天ぷら油等の罐容器の注
出口に装着し、これら液体の注出に供する罐容器用注出
兵に関するものである。
従来、罐容器入りの食用油等を注出するには、罐切り等
を用いて罐容器の天板の隅に略三角形の注出口を穿設し
、該注出口から直接注出しているが、これによると、注
出口周辺に残る食用油等に塵埃が付着し易く、不潔な印
象を与える欠陥があった。
これら衛生的な観点や、いわゆる油切れの悪さ等に鑑み
、出願人は先に液体罐用注出具に関する実願昭51−1
34269号を出願したが、罐容器の注出口に装着され
る注出本体を閉蓋する蓋体の構造について改良の余地が
あり、本考案はこれらに鑑みて案出したもので゛ある。
即ち、その目的とするところは、注出本体と蓋体とを帯
状の連結片にて強固に連結上、蓋体の紛失を防ぐと共に
開蓋時の蓋体の待機状態を安定化させてこの蓋体が液体
注出の障害となるのを防止し、また密着、閉蓋して罐容
器内の液体の品質を保持し、清潔さを保てるようにした
罐容器用注出具を提供するにある。
その要旨は、基板における周縁には脚片を垂設し、表面
には先端に拡開口縁を有する筒状の注出部を立設し、裏
面には前記注出部と連通させた筒状の嵌着部とこの嵌着
部を囲繞し下端に向かうに従ってラッパ状となるよう開
拡した略円筒状のスカート部とを垂設し、前記嵌着部の
外周面には注出口に係止する一文字状の水平な係止突起
を形成し、前記注出部の内周面には係止凹部を、嵌着部
の外周面には係止突起をそれぞれ設けることで注出本体
を形成し、この注出本体の注出部を閉蓋すべく、天板の
裏面には注出部内部に密着して嵌着される密栓部とこの
密栓部を囲繞する包囲部とをそれぞれ垂設し、密栓部の
外周面には前記注出部の係止凹部に係止する係止凸部を
、包囲部には手掛突起をそれぞれ突設することで蓋体を
形成し、この蓋体と前記注出本体との間には、幅広の帯
状板片を、その一端は蓋体における前記手掛突起の突設
位置の反対側で天板近くの包囲部に、他端は厚肉部を介
して基板周縁における注出方向の側縁とは反対がわの側
縁の脚片の長手方向略中央部に夫々連結させることで連
結片を介在し、この連結片は連結片の中心線が注出本体
の中心と蓋体の中心とに合致するようにして配設し、こ
の連結片の長手方向中央部には帯状板片を断面略円弧状
に保持する包状側縁部を形成して隆起部を設け、前記包
状側縁部は蓋体の包囲部高さと略同−とする長さで形成
したことに存するものである。
以下、図面に従って本考案の一実施例を詳細に説明する
本考案に係る罐容器用注出兵は、罐容器Wの注出口Xに
着脱自在に嵌着される注出本体Aと、該注出本体Aに閉
蓋する蓋体Bと、これら注出本体A及び蓋体B双方を連
結する帯状の連結片Cとがら構成されている。
注出本体Aは、平面略方形の基板1と、該基板1の表裏
に立設或は垂設される後述の注出部2、嵌着部3及びス
カート部4とから成る。
基板1の四辺には若干の高さを有する脚片5が夫々垂設
され、該脚片5の下端縁は、□罐容器Wの注出口Xが穿
設される上面板Yに当接するようになっている。
また、基板1周縁の一側縁を挾んで対向する一組の脚片
5には、切欠6が形成され、罐容器Wの上面板Y周縁の
立縁Zが嵌入するものである。
基板1の表面に基板1に軸心が直交するように立設され
る円筒状の注出部2の先端は拡開口縁7を形成し、いわ
ゆる油切れを良くするべく配慮されている。
注出部2の内周面の適数個所には係止四部8があり、後
述する蓋体Bにおける密栓部14の外周面に形成される
係止凸部9が係止して閉塞を一層強固なものとする。
注出部2に連通してその軸心を同一にし、基板1裏面に
垂設される筒状の嵌着部3の平面形状は、罐容器Wに穿
設された注出口Xに等しくする必要があり、図示例では
、罐切り等にて開けられた三角形の注出口Xに適合する
ように、嵌着部3を三角筒形に形成しである。
この嵌着部3の周面には一文字状の水平な係止突起10
が形成されており、該係止突起10は、注出口Xに嵌着
された嵌着部3が抜脱しないように注出口Xの内部にて
その口縁に係止させるためのものである。
更に、嵌着部3の下端縁は肉厚が漸減して狭窄口縁11
となり、注出口Xへの挿入を容易とする。
嵌着部3を囲繞するように基板1裏面に垂設されるスカ
ート部4は、略円筒状を呈し、可撓性に富み、下方に向
かうにつれて略ラッパ状に拡開している。
該スカート部4は、嵌着部3を注出口Xに嵌着した際に
、注出口X周縁を自身の撓曲によって圧接するようにな
っている。
連結片Cは幅広の帯状板片で成り、一端は蓋体Bにおけ
る手掛突起16の突設位置の反対側に、他端は厚肉部1
7を介して基板1周縁における注出方向の側縁とは反対
がわの側縁の脚片5の長手方向略中央部に夫々連結させ
ることで配設する。
そして、この連結片Cの長手方向中央部には、帯状板片
を断面略円弧状に保持する包状側縁部を形成して隆起部
12を設けである。
この連結片Cは連結片Cの中心線が注出本体Aの中心と
蓋体Bの中心とに合致するようにして配設しである。
尚、隆起部12の包状側縁部は蓋体Bの包囲部15高さ
と略同−とする長さで形成しである。
連結片Cの他端に連設される蓋体Bは、天板13と、該
天板13に垂設される密栓部14と、該密栓部14を囲
繞する包囲部15とがら成る。
密栓部14は前記注出部2内部に密接して嵌着されるよ
うに注出部2同様円筒状を呈し、その外周面には前記係
止凹部8に係止する係止凸部9が形成されている。
この密栓部14を囲繞し、且つ、閉蓋時に注出部2を包
囲して基板1表面に密接する包囲部15の、連結片Cの
連設個所の反対側には、開蓋時に手指を引掛けることが
できるような手掛突起16が突設されている。
この取付を説明すると、先ず、食用油等の罐容器Wの上
面板Yに、罐切り等にて三角形の注出口Xを穿設する。
然る後、罐容器Wの前記立縁Zが前記脚片5に形成され
た切欠6に係止するように、嵌着部3を注出口Xに嵌着
すればよい。
従って本考案によれば、注出本体A、蓋体B及び連結片
Cを略一体的に形成したので、製作が容易であり、開蓋
時に蓋体Bを紛失する心配も皆無である。
蓋体Bを、密栓部14と包囲部15との二重構造にした
ので、塵埃の罐容器W内への侵入や内部の液体の漏れを
完全に防止できる。
しかも、拡開口縁7を包囲部15でカバーすることがで
きて、口縁7への塵埃付着も防止できる。
したがって、極めて衛生的であり、長期に亙って清潔に
使用することができる。
加えて、注出部2を筒状に形成してその口縁を拡開状に
したから注出時の液体のきれがよく、必要量のみを注出
できる利点がある。
基板1の裏面には注出部2と連通させた筒状の嵌着部3
とこの嵌着部3を囲繞し略円筒状を呈してラッパ上に拡
開しているスカート部4とを垂設し、前記嵌着部3の外
周面には注出口Xに係止する一文字状の水平な係止突起
10を形成したから、罐容器Wの注出口Xに注出本体A
をしっかりと固定できその抜脱を完全に防止する。
即ち、係止突起10を注出口X口縁に係止させることで
、スカート部4の下端縁が罐容器Wの上面板Yに対し略
吸盤状に圧接するようになるから、注出口Xに注出本体
Aをしっかりと固定で゛きるし、しかもスカート部4か
らの液漏れを完全に防止できる。
また、スカート部4は下端に向かうに従ってラッパ状と
なるように拡開した略円筒状のものとしたから、注出口
X周縁への圧接の際、従来の角筒状スカート部に比較し
角部か゛ないから応力が集中することなくスカート部4
にき裂を生じることもなく、シかも、スカート部4の端
縁を上面板Yにほぼ均等な力で圧接できてシール性の向
上が図れる。
蓋体Bの包囲部15の連結片C連結個所と反対側には手
掛突起16を突設したから、手指を引掛は上方に押動す
る操作により、連結片Cの弾発力が作用して蓋体Bを上
方に移動できるものであり、その開閉操作を片手でワン
タッチにて行うことができる。
注出部2の内周面には係止凹部8を設け、密栓部14の
外周面には前記係止凹部8に係止する係止凸部9を突設
したから、蓋体Bを注出本体Aに確実に施蓋することが
できる。
そして、連結片Cは幅広な帯状板片とし、その長さ方向
略中央部には帯状板片を断面略円弧状に保持する弧状側
縁部を形成して隆起部12を設けたから、連結片Cの捩
れを確実に阻止することができるし、また、連結片Cの
強度増加と弾発力付与とが図れる。
従って、開蓋時に手掛突起16を上方に押動することで
、蓋体Bを弾発的に上方に位置させることができ、ワン
タッチの開蓋操作が行えると共に開蓋状態の蓋体Bを安
定的に待機させることができる。
また、一端は蓋体Bにおける前記手掛突起16の突設位
置の反対側に、他端は厚肉部17を介して基板1周縁に
おける注出方向の側縁とは反対がわの側縁の脚片5の長
手方向略中央部に夫々連結させることで、蓋体Bと注出
本体Aとの間に介在させる構成としたから、前記連結片
Cの構成との相乗作用により、施蓋時に蓋体Bを注出本
体Aに近づけるよう指等で押動する操作のみで蓋体Bを
注出本体Aに容易且つ正確に案内できる。
しかも、迅速な操作が期待できると共に片手による施蓋
操作も可能となる。
更には、開蓋時に蓋体Bが注出口X近くでぶらつくこと
はなく、シかも、液体注出のため罐容器Wを傾斜させて
も蓋体Bが注出部2方向に倒れかかることもない。
従って、液体注出の障害となることはない。
しかも、連結片Cは連結片Cの中心線が注出本体Aの中
心と蓋体Bの中心とに合致するようにして配設し、この
連結片Cの長手方向中央部には帯状板片を断面略円弧状
に保持する弧状側縁部を形成して隆起部12を設け、前
記弧状側縁部は蓋体Bの包囲部15高さと略同−とする
長さで形成したから、片手での施蓋操作をより一層容易
とできるものである。
即ち、施蓋する際に手指等の動きにより最初は隆起部1
2の下端部で連結片Cは折曲され、次いで隆起部12の
上端部で連結片Cは折曲されるから蓋体Bを注出本体A
に容易に案内でき、また、その蓋体B案内を上方から行
えるようになるから施蓋が極めて容易に行えるものであ
る。
つまり、従来にあっては連結片に突条等を形成して弾発
力の向上と耐久性の向上とを図っているが、本願考案に
あっては、弾発力の向上と耐久性の向上とを図るばかり
でなく、前述したような施蓋時の蓋体Bの動きが得られ
て、施蓋を極めて容易に行うことができる。
また、施蓋を容易とすべく連結片Cを長く形成しても従
来のように連結片Cが捩れるということはなく、片手で
もっても施蓋を確実に行い得る。
また、連結片Cの蓋体Bへの取付を天板13近くの包囲
部15としたから、蓋体Bの連結片Cに対する自由度を
高いものとできて蓋体Bを注出本体Aに嵌着する操作が
容易であ・る。
以上説明したようにこの考案によれば、注出本体と蓋体
とを強固に且つ弾発的に連結し、蓋体の紛失を防ぐと共
に開蓋時の蓋体の待機状態を安定化させて蓋体が液体注
出の障害となるのを防止し、更には、開蓋及び閉蓋操作
を片手でワンタッチで行えるようにし、また、閉蓋時の
密閉性を増して罐容器内の液体の品質を保持し清潔さを
保つことができる等、実用上有益な諸効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第1図は開
蓋した状態の斜視図、第2図は罐容器に装着して閉蓋し
た状態の斜視図、第3図は第2図に於けるA−A断面図
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板における周縁には脚片を垂設し、表面には先端に拡
    開口縁を有する筒状の注出部を立設し、裏面には前記注
    出部と連通させた筒状の嵌着部とこの嵌着部を囲繞し下
    端に向かうに従ってラッパ状となるよう開拡した略円筒
    状のスカート部とを垂設し、前記嵌着部の外周面には注
    出口に係止する一文字状の水平な係止突起を形成し、前
    記注出部の内周面には係止凹部を、嵌着部の外周面には
    係止突起をそれぞれ設けることで注出本体を形成し、こ
    の注出本体の注出部を閉蓋すべく、天板の裏面には注出
    部内部に密着して嵌着される密栓部とこの密栓部を囲繞
    する包囲部とをそれぞれ垂設し、密栓部の外周面には前
    記注出部の係止凹部に係止する係止凸部を、包囲部には
    手掛突起をそれぞれ突設することで蓋体を形成し、この
    蓋体と前記注出本体との間には、幅広の帯状板片を、そ
    の一端は蓋体における前記手掛突起の突設位置の反対側
    で天板近くの包囲部に、他端は厚肉部を介して基板周縁
    における注出方向の側縁とは反対がわの側縁の脚片の長
    手方向略中央部に夫々連結させることで連結片を介在し
    、この連結片は連結片の中心線が注出本体の中心と蓋体
    の中心とに合致するようにして配設し、この連結片の長
    手方向中央部には帯状板片を断面略円弧状に保持する包
    状側縁部を形成して隆起部を設け、前記包状側縁部は蓋
    体の包囲部高さと略同−とする長さで形成したことを特
    徴とする罐容器用注出具。
JP1979006801U 1979-01-22 1979-01-22 缶容器用注出具 Expired JPS592669Y2 (ja)

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JPS55108053U JPS55108053U (ja) 1980-07-29
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