JPH0451177Y2 - - Google Patents

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JPH0451177Y2
JPH0451177Y2 JP4281086U JP4281086U JPH0451177Y2 JP H0451177 Y2 JPH0451177 Y2 JP H0451177Y2 JP 4281086 U JP4281086 U JP 4281086U JP 4281086 U JP4281086 U JP 4281086U JP H0451177 Y2 JPH0451177 Y2 JP H0451177Y2
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recess
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spout
inclined surface
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、液体注出キヤツプに係り、特に蓋体
の開閉だけで注出口の開閉を行えるワンタツチ注
出キヤツプに関する。
〔従来の技術〕
従来、注出キヤツプとしては、様々な構造のも
のが提案されているが、その代表的なものとして
は実公昭55−49315公報に記載されているように、
容器口部に中栓を嵌合し、この中栓には液体の導
出路を設けるとともに、栓突起を立設してあり、
そして、この中栓を覆うように容器口部にキヤツ
プを螺着し、このキヤツプには前記栓突起で内側
から閉じられる注出口を穿設してあり、キヤツプ
の螺子作用による進退で注出口を開閉するもので
ある。
また、他の注出キヤツプの代表的なものとして
は、実公昭56−33879号公報に記載されているよ
うに、容器口部を覆うキヤツプ体にノズルを回動
自在に設け、このノズルに設けた注出路をノズル
の回動で開通、遮断するものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このように、注出キヤツプの構造としては、
様々のものが提案されているが、いずれにも共通
する課題は、注出口の開閉をどのような構造とす
るか、という点である。この課題のために様々な
工夫が凝らされているが、注出口を開閉させるた
めには、構造が複雑となりがちで、また、その操
作も面倒なものが多い。
本考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、構造が簡単で、また、注出口の開閉操作もワ
ンタツチで容易にできる注出キヤツプとすること
を技術的課題とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記技術的課題を解決するため、容
器の口部に取り付けられ、筒壁1の上端面に前記
容器の口部を塞ぐ天板2を設け、この天板2に注
出口5を穿設した注出キヤツプにおいて、次のよ
うな技術的手段をとつた。
すなわち、天板2から筒壁1にかけて凹部3を
形成し、この凹部3内底部は天板2側から筒壁1
側へと傾斜した第1傾斜面3aとするとともに、
この第1傾斜面3aの両側となる凹部3内両側壁
を第1傾斜面3aの天板2側端部にそれぞれ収束
する3角形状をした対称的な第2・第3傾斜面3
b,3cとする。
ここで、第1傾斜面3aは天板2側の辺の長さ
が筒壁1側の辺の長さ以下の4角形とするか、天
板2側の辺の長さが0、即ち、天板2側を頂点と
する3角形とするのがよい。
これら第1乃至第3傾斜面3a,3b,3cに
対応して、第1蓋板4aと、この第1蓋板4aの
両側に薄肉ヒンジ7aを介してそれぞれ連設され
る3角形状をした対称的な第2・第3蓋板4b,
4cとで蓋体4を形成する。
ここで、第1蓋板4aの形状は第1傾斜面3a
に対応した4角形もしくは3角形が好ましい。
そして、この蓋体4で前記凹部3を覆うととも
にこの蓋体4の天板2に臨む周縁を薄肉ヒンジ7
bで凹部3周縁の天板2部分に連結する。する
と、凹部3の筒壁1側と蓋体4の筒壁1側とで囲
まれる部分のみ開口した構造のくちばし状のノズ
ルが形成されたこととなる。
さらに、前記第1傾斜面3aに注出口5を穿設
してワンタツチ注出キヤツプとする。
〔作用〕
蓋体4を凹部3側へと押し下げると、蓋体4の
第1乃至第3蓋板4a,4b,4cは第1乃至第
3傾斜面3a,3b,3cに密接し、第1蓋板4
aが第1傾斜面3aに穿設した注出口5を塞ぐの
で、容器内の液体は注出口5から出ない。
この状態で、蓋体4の筒壁1側端縁に指を掛け
て蓋体4を押し上げると、凹部3の筒壁1側の両
端間隔より第1乃至第3蓋板4a,4b,4cの
筒壁1側の各辺を加えた長さの方が長いので、第
2・第3蓋板4b,4cが回動して凹部3の筒壁
1側両端間を結ぶ水平線を越えると、第1蓋板4
aを持ち上げる格好になり、蓋体4を押し上げた
状態に保つ。
従つて、第1蓋板4aに塞がれていた注出口5
が開いて液体の注出が可能となる。
なお、第1蓋板4aの内面に注出口5に嵌合す
る栓突起6を突設すると、注出口5の閉鎖がより
完全となる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第4図に
基づいて説明する。
容器の口部に螺着される円筒形をした筒壁1の
上端面に前記容器の口部を塞ぐ天板2が設けらて
いる。そして、前記天板2から筒壁1の一側にか
けて凹部3が形成されている。
この凹部3は、その内底部が天板2側から筒壁
1側へと傾斜した第1傾斜面3aとなつており、
この第1傾斜面3aに容器内に連通する注出口5
が穿設されている。この第1傾斜面3aは天板2
側の辺と筒壁1側の辺とが等しい長さの4角形に
形成されており、そして、この第1傾斜面3aの
両側となる凹部3内の両側壁は第1傾斜面3aの
天板2側端部の角部へとそれぞれ収束する3角形
状をした対称的な第2・第3傾斜面3b,3cに
なつている。
これら第1乃至第3傾斜面3a,3b,3cに
対応して、第1傾斜面3aと等しい4角形をした
第1蓋板4aと、この第1蓋板4aの両側に薄肉
ヒンジ7aを介してそれぞれ連設される3角形状
をした対称的な第2・第3蓋板4b,4cとで蓋
体4が形成されている。また、前記第1蓋板4a
の内面には前記注出口5に嵌合すべき栓突起6が
突設されている。
そして、この蓋体4は前記凹部3を覆うよう
に、その天板2に臨む周縁が薄肉ヒンジ7bで凹
部3周縁の天板2部分に連結されている。また、
凹部3の筒壁1側各辺は筒壁1よりやや外方に突
出し、蓋体4の筒壁1側各辺は、凹部3の筒壁1
側各辺よりもさらに外方へと突出している。
以上の構造から、凹部3の筒壁1側と蓋体4の
筒壁1側とで囲まれる部分のみ開口した構造のく
ちばし状のノズルが形成され、この開口部は、蓋
体4を開いた時、第1乃至第3傾斜面3a,3
b,3cの筒壁1側の各辺と、第1乃至第3蓋板
4a,4b,4cの筒壁1側の各辺とで6角形を
形成するようになつている。
その結果、凹部3の筒壁1側の両端間隔より第
1乃至第3蓋板4a,4b,4cの筒壁1側の各
辺を加えた長さの方が長くなり、第4図に示すよ
うに、蓋体4の筒壁1側の各辺に指を掛けて蓋体
4を凹部3側に押し下げ、あるいは押し上げる
と、第2・第3蓋板4b,4cが回動して凹部3
の筒壁1側両端間を結ぶ水平線部分で第1蓋板4
aを両側から押し縮めるように作用する。従つ
て、第1蓋板4a側から第2・第3蓋板4b,4
c側へと、それらが前記水平線部分を越えないよ
うに阻止する抗力が作用するが、この抗力に抗し
て水平線部分を越えると、第1蓋板4aを凹部3
側へと押し下げる格好、あるいは、凹部3側から
持ち上げる格好になり、蓋体4を凹部3内の各傾
斜面に密着させた状態もしくは凹部3側から押し
上げた状態に保つ。
従つて、注出口5が第1蓋板4aに突設した栓
突起6で開閉される。
なお、この実施例では、第1傾斜面3aと第1
蓋板4aとを4角形に形成したが、第5図に示す
ように、それらを天板2側が頂点となる3角形に
形成してもよい。また、図示しないが筒壁1は4
角形の筒状でもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、天板2側から筒壁1側にかけ
て第1乃至第3傾斜面3a,3b,3cを有する
凹部3を形成するとともに、薄肉ヒンジ7aで連
結した第1乃至第3蓋板4a,4b,4cで形成
される蓋体4をこの凹部3周縁の天板2部分に薄
肉ヒンジ7bで連結し、凹部3内の第1傾斜面3
aに注出口5を穿設した構造としたので、注出キ
ヤツプ全体を一体に形成でき、極めて構造の簡単
なものとすることができ、安価にすることができ
る。
しかも、注出口5の開閉操作は単に蓋体4を凹
部3側から押し上げ、あるいは押し下げるだけの
ワンタツチですみ、極めて使い勝手のよいものと
することができる。
そして、第2・第3蓋板4b,4cで第1蓋板
4aを第1傾斜面3aを密着させる力が作用して
注出口5の閉鎖がなされるため、不容易に注出口
5が開いたりせず、注出口5の閉鎖が確実になさ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における蓋体を開い
た状態の斜視図、第2図はその蓋体を閉じた状態
の斜視図、第3図は蓋体を開いた状態の断面図、
第4図は蓋体の開閉操作を示す正面図、第5図は
他の実施例を示す蓋体の閉状態の斜視図である。 1……筒壁、2……天板、3……凹部、3a…
…第1傾斜面、3b……第2傾斜面、3c……第
3傾斜面、4……蓋体、4a……第1蓋板、4b
……第2蓋板、4c……第3蓋板、5……注出
口、7a,7b……薄肉ヒンジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 容器の口部に取り付けられ、筒壁1の上端面に
    前記容器の口部を塞ぐ天板2を設け、この天板2
    に注出口5を穿設した注出キヤツプにおいて、 天板2から筒壁1にかけて凹部3を形成し、こ
    の凹部3内底部は天板2側から筒壁1側へと傾斜
    した第1傾斜面3aとするとともに、この第1傾
    斜面3aの両側となる凹部3内両側壁を第1傾斜
    面3aの天板2側端部にそれぞれ収束する3角形
    状をした対称的な第2・第3傾斜面3b,3cと
    し、これら第1乃至第3傾斜面3a,3b,3c
    に対応して、第1蓋板4aと、この第1蓋板4a
    の両側に薄肉ヒンジ7aを介してそれぞれ連設さ
    れる3角形状をした対称的な第2・第3蓋板4
    b,4cとで蓋体4を形成し、この蓋体4で前記
    凹部3を覆うとともにこの蓋体4の周縁を薄肉ヒ
    ンジ7bで凹部3周縁の天板2部分に連結し、さ
    らに、前記第1傾斜面3aに注出口5を穿設した
    ことを特徴とするワンタツチ注出キヤツプ。
JP4281086U 1986-03-24 1986-03-24 Expired JPH0451177Y2 (ja)

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JPS62159352U JPS62159352U (ja) 1987-10-09
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JP7190965B2 (ja) * 2019-04-26 2022-12-16 株式会社吉野工業所 ヒンジキャップ

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