JPH0853151A - 蓋板付きキャップおよび蓋板付き容器 - Google Patents
蓋板付きキャップおよび蓋板付き容器Info
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- JPH0853151A JPH0853151A JP6210527A JP21052794A JPH0853151A JP H0853151 A JPH0853151 A JP H0853151A JP 6210527 A JP6210527 A JP 6210527A JP 21052794 A JP21052794 A JP 21052794A JP H0853151 A JPH0853151 A JP H0853151A
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- plate
- wall
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 弾性反転により開閉蓋する蓋板付きキャップ
において、その蓋板開蓋操作を押釦によりワンタッチで
行えるよう設けた。 【構成】 頂壁低部３の左右両前部に透孔８、８を、か
つ頂壁高部４に内容物取出口９を、それぞれ穿設したキ
ャップ本体１と、上記取出口９を閉塞させて頂壁高部４
を覆合する蓋板16後縁の左右両部から第１肉薄ヒンジ1
7、17を介して脚板18、18を垂下し、これ等脚板下端を
透孔８、８に嵌着すると共に、蓋板後縁の中間部から斜
下後方へ突出する把手板20後端縁に第２肉薄ヒンジ21を
介して逆Ｌ字状押釦22の水平板部23前端を連結し、又該
押釦の垂直板部24の左右両側縁と両脚板18、18の内方側
縁との間に弾性板25、25を、第３第４肉薄ヒンジ26、27
を介して、前上方側からみてハ字形状に架設した。
において、その蓋板開蓋操作を押釦によりワンタッチで
行えるよう設けた。 【構成】 頂壁低部３の左右両前部に透孔８、８を、か
つ頂壁高部４に内容物取出口９を、それぞれ穿設したキ
ャップ本体１と、上記取出口９を閉塞させて頂壁高部４
を覆合する蓋板16後縁の左右両部から第１肉薄ヒンジ1
7、17を介して脚板18、18を垂下し、これ等脚板下端を
透孔８、８に嵌着すると共に、蓋板後縁の中間部から斜
下後方へ突出する把手板20後端縁に第２肉薄ヒンジ21を
介して逆Ｌ字状押釦22の水平板部23前端を連結し、又該
押釦の垂直板部24の左右両側縁と両脚板18、18の内方側
縁との間に弾性板25、25を、第３第４肉薄ヒンジ26、27
を介して、前上方側からみてハ字形状に架設した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は弾性反転する蓋板付きの
キャップおよび容器に関する。
キャップおよび容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、弾性反転する蓋板付きキャップ等
として多くのものが知られており、その代表的なものと
してはいわゆる三点ヒンジのキャップないし容器があ
る。該キャップないし容器は、キャップ本体ないし容器
体後部上端と、それ等上面に穿設した口部を閉塞させて
その上面に載置させた蓋板の後部下端とを、適宜間隙を
おいて左右一対の第１ヒンジで連結すると共に、その第
１ヒンジ間に設けた逆Ｌ字形状弾性板下端を、第１ヒン
ジよりも下方のキャップ本体等の後部へ第２ヒンジを介
して連結すると共に、弾性板他端を第１ヒンジよりも前
方の蓋板上面部分に第３ヒンジを介して連結するもので
ある。
として多くのものが知られており、その代表的なものと
してはいわゆる三点ヒンジのキャップないし容器があ
る。該キャップないし容器は、キャップ本体ないし容器
体後部上端と、それ等上面に穿設した口部を閉塞させて
その上面に載置させた蓋板の後部下端とを、適宜間隙を
おいて左右一対の第１ヒンジで連結すると共に、その第
１ヒンジ間に設けた逆Ｌ字形状弾性板下端を、第１ヒン
ジよりも下方のキャップ本体等の後部へ第２ヒンジを介
して連結すると共に、弾性板他端を第１ヒンジよりも前
方の蓋板上面部分に第３ヒンジを介して連結するもので
ある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のキャップ等
は、蓋板前縁から前方突出する指掛け片を、蓋板が弾性
反転する位置まで押上げることで開蓋できるが、その開
蓋のための指掛け片の移動距離は比較的大であり、よっ
て一方の手だけでの、いわゆるワンタッチによる開蓋は
難しかった。
は、蓋板前縁から前方突出する指掛け片を、蓋板が弾性
反転する位置まで押上げることで開蓋できるが、その開
蓋のための指掛け片の移動距離は比較的大であり、よっ
て一方の手だけでの、いわゆるワンタッチによる開蓋は
難しかった。
【０００４】本発明は、蓋板後部に付設した押釦を僅か
な距離だけ前方移動させるだけで蓋板が弾性反転して開
蓋するよう設けたものである。
な距離だけ前方移動させるだけで蓋板が弾性反転して開
蓋するよう設けたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】起立壁２下端から後方へ
頂壁低部３を、かつ起立壁上端から前方へ頂壁高部４
を、それぞれ突出する形状の頂壁５外周から容器体口頸
部嵌合用周壁６を垂下すると共に、頂壁低部の左右両前
部に透孔８、８を、かつ頂壁高部に内容物取出口９を、
それぞれ穿設したキャップ本体１と、上記取出口９を閉
塞させて頂壁高部上面を覆合させた、頂壁高部とほぼ同
形状の蓋板16後縁の左右両部から第１肉薄ヒンジ17、17
を介して脚板18、18を垂下し、これ等両脚板下端を上記
透孔８、８に嵌着させると共に、蓋板後縁の左右方向中
間部から斜下後方へ突出する把手板20後端縁に第２肉薄
ヒンジ21を介して断面逆Ｌ字状とした押釦22の水平板部
23前端縁を連結し、又該押釦の垂直板部24の左右両側縁
と上記両脚板18、18の各内方側縁との間に弾性板25、25
をそれぞれ第３、第４肉薄ヒンジ26、27を介して、前上
方側からみてハ字形状に架設する補助蓋部材15とからな
り、それ等両弾性板25、25は、押釦22を前方押出するこ
とで、弾性反転可能に形成した。
頂壁低部３を、かつ起立壁上端から前方へ頂壁高部４
を、それぞれ突出する形状の頂壁５外周から容器体口頸
部嵌合用周壁６を垂下すると共に、頂壁低部の左右両前
部に透孔８、８を、かつ頂壁高部に内容物取出口９を、
それぞれ穿設したキャップ本体１と、上記取出口９を閉
塞させて頂壁高部上面を覆合させた、頂壁高部とほぼ同
形状の蓋板16後縁の左右両部から第１肉薄ヒンジ17、17
を介して脚板18、18を垂下し、これ等両脚板下端を上記
透孔８、８に嵌着させると共に、蓋板後縁の左右方向中
間部から斜下後方へ突出する把手板20後端縁に第２肉薄
ヒンジ21を介して断面逆Ｌ字状とした押釦22の水平板部
23前端縁を連結し、又該押釦の垂直板部24の左右両側縁
と上記両脚板18、18の各内方側縁との間に弾性板25、25
をそれぞれ第３、第４肉薄ヒンジ26、27を介して、前上
方側からみてハ字形状に架設する補助蓋部材15とからな
り、それ等両弾性板25、25は、押釦22を前方押出するこ
とで、弾性反転可能に形成した。
【０００６】起立壁２下端から後方へ頂壁低部３を、か
つ起立壁上端から前方へ頂壁高部４を、それぞれ突出す
る形状の頂壁５外周から外周壁6aを、かつ該外周壁との
間に適当間隔をおいて頂壁の高低両部下面から容器体口
頸部外面嵌合用の内周壁29を、更に頂壁高部４下面か
ら、頂壁低部下面と連続して共に容器体口頸部上端面へ
下端面を当接させる半筒状部30を、それぞれ垂下すると
共に、上記内外両周壁間の頂壁低部部分でかつ頂壁低部
３の左右両前方部分に透孔８、８を、又上記半筒状部30
と起立壁とが囲む頂壁高部の頂壁部分に内容物取出口９
を、それぞれ穿設したキャップ本体１と、上記取出口９
を閉塞させて頂壁高部上面を覆合させた、頂壁高部とほ
ぼ同形状の蓋板16後縁の左右両部から第１肉薄ヒンジ1
7、17を介して脚板18、18を垂下し、これ等両脚板下端
を上記透孔８、８に嵌着させると共に、蓋板後縁の左右
方向中間部から斜下後方へ突出する把手板20後端縁に第
２肉薄ヒンジ21を介して断面逆Ｌ字状とした押釦22の水
平板部23前端縁を連結し、又該押釦の垂直板部24の左右
両側縁と上記両脚板18、18の各内方側縁との間に弾性板
25、25をそれぞれ第３、第４肉薄ヒンジ26、27を介し
て、前上方側からみてハ字形状に架設する補助蓋部材15
とからなり、それ等両弾性板25、25は、押釦22を前方押
出しすることで、弾性反転可能に形成した。
つ起立壁上端から前方へ頂壁高部４を、それぞれ突出す
る形状の頂壁５外周から外周壁6aを、かつ該外周壁との
間に適当間隔をおいて頂壁の高低両部下面から容器体口
頸部外面嵌合用の内周壁29を、更に頂壁高部４下面か
ら、頂壁低部下面と連続して共に容器体口頸部上端面へ
下端面を当接させる半筒状部30を、それぞれ垂下すると
共に、上記内外両周壁間の頂壁低部部分でかつ頂壁低部
３の左右両前方部分に透孔８、８を、又上記半筒状部30
と起立壁とが囲む頂壁高部の頂壁部分に内容物取出口９
を、それぞれ穿設したキャップ本体１と、上記取出口９
を閉塞させて頂壁高部上面を覆合させた、頂壁高部とほ
ぼ同形状の蓋板16後縁の左右両部から第１肉薄ヒンジ1
7、17を介して脚板18、18を垂下し、これ等両脚板下端
を上記透孔８、８に嵌着させると共に、蓋板後縁の左右
方向中間部から斜下後方へ突出する把手板20後端縁に第
２肉薄ヒンジ21を介して断面逆Ｌ字状とした押釦22の水
平板部23前端縁を連結し、又該押釦の垂直板部24の左右
両側縁と上記両脚板18、18の各内方側縁との間に弾性板
25、25をそれぞれ第３、第４肉薄ヒンジ26、27を介し
て、前上方側からみてハ字形状に架設する補助蓋部材15
とからなり、それ等両弾性板25、25は、押釦22を前方押
出しすることで、弾性反転可能に形成した。
【０００７】起立壁２下端から後方へ頂壁低部３を、か
つ起立壁上端から前方へ頂壁高部４を、それぞれ突出す
る形状の頂壁５外周から周壁6bを垂下すると共に、頂壁
低部の左右両前部に透孔８、８を、かつ頂壁高部に内容
物取出口９を、それぞれ穿設した容器本体32と、上記取
出口９を閉塞させて頂壁高部上面を覆合させた、頂壁高
部とほぼ同形状の蓋板16後縁の左右両部から第１肉薄ヒ
ンジ17、17を介して脚板18、18を垂下し、これ等両脚板
下端を上下透孔８、８に嵌着させると共に、蓋板後縁の
左右方向中間部から斜下後方へ突出する把手板20後端縁
に第２肉薄ヒンジ17を介して断面逆Ｌ字状とした押釦22
の水平板部23前端縁を連結し、又該押釦の垂直板部24の
左右両側縁と上記両脚板18、18の各内方側縁との間に弾
性板25、25をそれぞれ第３、第４肉薄ヒンジ26、27を介
して、前上方側からみてハ字形状に架設する補助蓋部材
15とからなり、それ等両弾性板25、25は、押釦22を前方
押出することで、弾性反転可能に形成した。
つ起立壁上端から前方へ頂壁高部４を、それぞれ突出す
る形状の頂壁５外周から周壁6bを垂下すると共に、頂壁
低部の左右両前部に透孔８、８を、かつ頂壁高部に内容
物取出口９を、それぞれ穿設した容器本体32と、上記取
出口９を閉塞させて頂壁高部上面を覆合させた、頂壁高
部とほぼ同形状の蓋板16後縁の左右両部から第１肉薄ヒ
ンジ17、17を介して脚板18、18を垂下し、これ等両脚板
下端を上下透孔８、８に嵌着させると共に、蓋板後縁の
左右方向中間部から斜下後方へ突出する把手板20後端縁
に第２肉薄ヒンジ17を介して断面逆Ｌ字状とした押釦22
の水平板部23前端縁を連結し、又該押釦の垂直板部24の
左右両側縁と上記両脚板18、18の各内方側縁との間に弾
性板25、25をそれぞれ第３、第４肉薄ヒンジ26、27を介
して、前上方側からみてハ字形状に架設する補助蓋部材
15とからなり、それ等両弾性板25、25は、押釦22を前方
押出することで、弾性反転可能に形成した。
【０００８】
【作用】図１から図６が示す第１実施例、図７と図８と
図９が示す第２実施例、図１０と図１１と図１２とが示
す第３実施例において、各押釦22を前方へ押圧すると、
第３、第４肉薄ヒンジ26、27が屈折することで弾性板2
5、25が弾性に抗して弯曲し、又押釦前進により第２肉
薄ヒンジ21が屈折して把手板20後端縁は前方へ押され、
すると第１肉薄ヒンジ17、17が屈折することで該第１肉
薄ヒンジを中心として蓋板16前部は上昇し、上記第３肉
薄ヒンジ26、26が第４肉薄ヒンジ27、27を結ぶ直線上ま
で移動したときを思案点として更に押釦22が前方へ移動
すると、弾性板25、25が弾性復元することで押釦22を前
進させて第３肉薄ヒンジ26、26は第４肉薄ヒンジ27、27
よりも前方へ移動し、同時に蓋板16は完全に開蓋する。
図９が示す第２実施例、図１０と図１１と図１２とが示
す第３実施例において、各押釦22を前方へ押圧すると、
第３、第４肉薄ヒンジ26、27が屈折することで弾性板2
5、25が弾性に抗して弯曲し、又押釦前進により第２肉
薄ヒンジ21が屈折して把手板20後端縁は前方へ押され、
すると第１肉薄ヒンジ17、17が屈折することで該第１肉
薄ヒンジを中心として蓋板16前部は上昇し、上記第３肉
薄ヒンジ26、26が第４肉薄ヒンジ27、27を結ぶ直線上ま
で移動したときを思案点として更に押釦22が前方へ移動
すると、弾性板25、25が弾性復元することで押釦22を前
進させて第３肉薄ヒンジ26、26は第４肉薄ヒンジ27、27
よりも前方へ移動し、同時に蓋板16は完全に開蓋する。
【０００９】閉蓋は、図６、図８、図１１の開蓋状態か
ら蓋板前端を前方へ押せばよく、把手板20が後方へ回動
することで押釦22は後方移動し、弾性板25、25は再度弾
性反転して図２、図７、図１０の閉蓋状態に復帰する。
ら蓋板前端を前方へ押せばよく、把手板20が後方へ回動
することで押釦22は後方移動し、弾性板25、25は再度弾
性反転して図２、図７、図１０の閉蓋状態に復帰する。
【００１０】
【実施例】まず図１から図６が示す第１実施例について
説明すると、１はキャップ本体で、該キャップ本体は起
立壁２下端から後方へ頂壁低部３を、かつ起立壁上端か
ら前方へ頂壁高部４を、それぞれ突出する形状の頂壁５
を有し、その頂壁外周から容器体口頸部螺合用の周壁６
を垂下する。上記起立壁２は図示のように左右方向中間
部において前方へ屈折させて前方への凹部７を設け、後
述押釦の前進が妨げられないよう設けるとよい。頂壁低
部３の左右両前部には後述蓋部材の脚板下端嵌着用の透
孔８、８を、又頂壁高部４の前部には内容物取出口９
を、それぞれ穿設する。頂壁高部４の外縁には嵌合凹部
10を設けている。
説明すると、１はキャップ本体で、該キャップ本体は起
立壁２下端から後方へ頂壁低部３を、かつ起立壁上端か
ら前方へ頂壁高部４を、それぞれ突出する形状の頂壁５
を有し、その頂壁外周から容器体口頸部螺合用の周壁６
を垂下する。上記起立壁２は図示のように左右方向中間
部において前方へ屈折させて前方への凹部７を設け、後
述押釦の前進が妨げられないよう設けるとよい。頂壁低
部３の左右両前部には後述蓋部材の脚板下端嵌着用の透
孔８、８を、又頂壁高部４の前部には内容物取出口９
を、それぞれ穿設する。頂壁高部４の外縁には嵌合凹部
10を設けている。
【００１１】15は補助蓋部材で、該部材は上記取出口９
を閉塞させて頂壁高部４上面を覆合させた、頂壁高部と
ほぼ同形状の蓋板16を有し、その後縁の左右両部から第
１肉薄ヒンジ17、17を介して脚板18、18を垂下し、それ
等脚板下端を既述透孔８、８内へ嵌着させる。脚板間に
は抜出し防止用の逆刺19を付設し、透孔下縁へ係合させ
るとよい。又蓋板後縁の左右方向中間部からは、斜下後
方へ把手板20を突出し、かつ該把手板後端縁に第２肉薄
ヒンジ21を介して、断面逆Ｌ字形状とした押釦22の水平
板部23の前端縁を連結し、又該押釦の垂直板部24の左右
両側縁と既述脚板18、18の各内方側縁との間に弾性板2
5、25をそれぞれ第３、第４肉薄ヒンジ26、27を介し
て、前上方側からみてハ字形状に架設する。該補助蓋部
材15は、図２が示す閉蓋状態から押釦22を前方へ押込む
ことで弾性板25、25が弾性反転して図６のように蓋板16
が開蓋するよう設ける。図示では後縁を除く蓋板外縁か
ら既述頂壁高部４外縁の嵌合凹部10へ嵌合させて壁部28
を垂下している。
を閉塞させて頂壁高部４上面を覆合させた、頂壁高部と
ほぼ同形状の蓋板16を有し、その後縁の左右両部から第
１肉薄ヒンジ17、17を介して脚板18、18を垂下し、それ
等脚板下端を既述透孔８、８内へ嵌着させる。脚板間に
は抜出し防止用の逆刺19を付設し、透孔下縁へ係合させ
るとよい。又蓋板後縁の左右方向中間部からは、斜下後
方へ把手板20を突出し、かつ該把手板後端縁に第２肉薄
ヒンジ21を介して、断面逆Ｌ字形状とした押釦22の水平
板部23の前端縁を連結し、又該押釦の垂直板部24の左右
両側縁と既述脚板18、18の各内方側縁との間に弾性板2
5、25をそれぞれ第３、第４肉薄ヒンジ26、27を介し
て、前上方側からみてハ字形状に架設する。該補助蓋部
材15は、図２が示す閉蓋状態から押釦22を前方へ押込む
ことで弾性板25、25が弾性反転して図６のように蓋板16
が開蓋するよう設ける。図示では後縁を除く蓋板外縁か
ら既述頂壁高部４外縁の嵌合凹部10へ嵌合させて壁部28
を垂下している。
【００１２】補助蓋部材15は既述のように、図２の閉蓋
状態から押釦22を前方へ押出することで図６のように開
蓋するよう設けたもので、そのため閉蓋状態で第３肉薄
ヒンジ26、26は図４が示すように第４肉薄ヒンジ27、27
を結ぶ直線よりも後方に位置し、上記押釦22の前方押出
しで弾性板25、25が弾性変形して第３肉薄ヒンジ26、26
が第４肉薄ヒンジ27、27を結ぶ直線上に位置したときを
思案点とし、更に押釦22が前方へ押されて第３肉薄ヒン
ジ26、26が上記直線前方へ移動すると、弾性板25、25の
弾性復元により自動的に押釦22は更に前進し、従って蓋
板16も第１肉薄ヒンジ17、17を中心として回動し、開蓋
するよう設けている。図示例では該開蓋状態で押釦22の
垂直板部24がキャップ本体起立壁２の凹部７の後部内に
位置するが、脚板18、18嵌着位置を後方へずらすことで
開蓋時も垂直板部24が凹部内へ入らないようにすること
も出来、よって該凹部は必ずしも必要としない。
状態から押釦22を前方へ押出することで図６のように開
蓋するよう設けたもので、そのため閉蓋状態で第３肉薄
ヒンジ26、26は図４が示すように第４肉薄ヒンジ27、27
を結ぶ直線よりも後方に位置し、上記押釦22の前方押出
しで弾性板25、25が弾性変形して第３肉薄ヒンジ26、26
が第４肉薄ヒンジ27、27を結ぶ直線上に位置したときを
思案点とし、更に押釦22が前方へ押されて第３肉薄ヒン
ジ26、26が上記直線前方へ移動すると、弾性板25、25の
弾性復元により自動的に押釦22は更に前進し、従って蓋
板16も第１肉薄ヒンジ17、17を中心として回動し、開蓋
するよう設けている。図示例では該開蓋状態で押釦22の
垂直板部24がキャップ本体起立壁２の凹部７の後部内に
位置するが、脚板18、18嵌着位置を後方へずらすことで
開蓋時も垂直板部24が凹部内へ入らないようにすること
も出来、よって該凹部は必ずしも必要としない。
【００１３】図７と図８と図９とが示す第２実施例は、
キャップ本体１の頂壁低部に穿設する脚板嵌着用透孔
８、８からの液洩れ等を防止するため、その透孔よりも
内方側の頂壁部分から容器体口頸部嵌合用の内周壁29を
垂下し、その透孔を該内周壁と頂壁外周から垂下する外
周壁6aとの間の頂壁低部３の左右両前方部分に穿設して
いる。又頂壁高部４下面と口頸部上端面との間に間隙を
生じさせないため、その頂壁高部４下面から半筒状部30
を垂下し、該半筒状部30下面と、頂壁低部３の下面とを
面一とし、連続して口頸部上端面へ密接するよう設けて
いる。その他構造は既述第１実施例と同様である。
キャップ本体１の頂壁低部に穿設する脚板嵌着用透孔
８、８からの液洩れ等を防止するため、その透孔よりも
内方側の頂壁部分から容器体口頸部嵌合用の内周壁29を
垂下し、その透孔を該内周壁と頂壁外周から垂下する外
周壁6aとの間の頂壁低部３の左右両前方部分に穿設して
いる。又頂壁高部４下面と口頸部上端面との間に間隙を
生じさせないため、その頂壁高部４下面から半筒状部30
を垂下し、該半筒状部30下面と、頂壁低部３の下面とを
面一とし、連続して口頸部上端面へ密接するよう設けて
いる。その他構造は既述第１実施例と同様である。
【００１４】図１０と図１１と図１２とが示す第３実施
例は、第１実施例のキャップ本体１を容器本体32とした
もので、周壁6bを長く設けてその下端に底板31を嵌合さ
せている。又内容物取出口９を複数小孔で形成してい
る。その他構造は第１実施例と同一である。
例は、第１実施例のキャップ本体１を容器本体32とした
もので、周壁6bを長く設けてその下端に底板31を嵌合さ
せている。又内容物取出口９を複数小孔で形成してい
る。その他構造は第１実施例と同一である。
【００１５】
【発明の効果】各請求項に示す本発明は既述構成とする
もので、キャップ本体ないし容器本体の頂壁５を、起立
壁２下端から後方へ頂壁低部３を、かつ起立壁上端から
前方へ頂壁高部４を、それぞれ突出して形成し、頂壁低
部の左右両前部に透孔８、８をかつ頂壁高部に内容物取
出口９を、それぞれ穿設したから、その取出口を閉塞さ
せて頂壁高部４上面を蓋板16で覆い、かつ蓋板後縁の左
右両部から第１肉薄ヒンジ17、17を介して垂下する脚板
18、18下端を上記透孔８、８内へ嵌着させて補助蓋部材
15をキャップ本体等へ確実に取付け出来、又その蓋板16
後縁の中間部から斜下後方へ突出する把手板20後端縁に
第２肉薄ヒンジ21を介して断面逆Ｌ字状の押釦22の水平
板部23前端縁を連結し、又該押釦垂直板部24の左右両側
縁と上記両脚板18、18の各内方側縁との間に弾性板25、
25をそれぞれ第３、第４肉薄ヒンジ26、27を介して、前
上方側からみてハ字形状に架設し、押釦22の前方押出し
によって両弾性板25、25が弾性反転可能に形成したか
ら、押釦22の垂直板部24を僅かに前方押出しするだけで
蓋板16を開蓋させることが出来、よっていわゆるワンタ
ッチ開蓋が容易となる。
もので、キャップ本体ないし容器本体の頂壁５を、起立
壁２下端から後方へ頂壁低部３を、かつ起立壁上端から
前方へ頂壁高部４を、それぞれ突出して形成し、頂壁低
部の左右両前部に透孔８、８をかつ頂壁高部に内容物取
出口９を、それぞれ穿設したから、その取出口を閉塞さ
せて頂壁高部４上面を蓋板16で覆い、かつ蓋板後縁の左
右両部から第１肉薄ヒンジ17、17を介して垂下する脚板
18、18下端を上記透孔８、８内へ嵌着させて補助蓋部材
15をキャップ本体等へ確実に取付け出来、又その蓋板16
後縁の中間部から斜下後方へ突出する把手板20後端縁に
第２肉薄ヒンジ21を介して断面逆Ｌ字状の押釦22の水平
板部23前端縁を連結し、又該押釦垂直板部24の左右両側
縁と上記両脚板18、18の各内方側縁との間に弾性板25、
25をそれぞれ第３、第４肉薄ヒンジ26、27を介して、前
上方側からみてハ字形状に架設し、押釦22の前方押出し
によって両弾性板25、25が弾性反転可能に形成したか
ら、押釦22の垂直板部24を僅かに前方押出しするだけで
蓋板16を開蓋させることが出来、よっていわゆるワンタ
ッチ開蓋が容易となる。
【００１６】又請求項２の発明の場合は上記効果を有す
ると共に、補助蓋部材15の脚板18、18下端嵌着用の透孔
８、８を、容器体口頸部嵌合用の内周壁29と頂壁外周か
ら垂下する外周壁6aとの間の頂壁低部部分でかつ頂壁低
部３の左右両前方部分に穿設したから、それ等透孔８、
８に対する脚板18、18下端の嵌着が水密に行われなくて
もそれ等透孔を通って容器体内液体が洩れるおそれが全
くない。
ると共に、補助蓋部材15の脚板18、18下端嵌着用の透孔
８、８を、容器体口頸部嵌合用の内周壁29と頂壁外周か
ら垂下する外周壁6aとの間の頂壁低部部分でかつ頂壁低
部３の左右両前方部分に穿設したから、それ等透孔８、
８に対する脚板18、18下端の嵌着が水密に行われなくて
もそれ等透孔を通って容器体内液体が洩れるおそれが全
くない。
【図１】 本発明キャップの分解斜視図である。
【図２】 図１キャップを容器体口頸部に嵌合させ、か
つ閉蓋状態で示す断面図である。
つ閉蓋状態で示す断面図である。
【図３】 図１キャップの側面図である。
【図４】 図１キャップの平面図である。
【図５】 図１キャップの後面図である。
【図６】 図２キャップを蓋板開蓋状態で示す断面図で
ある。
ある。
【図７】 容器体口頸部嵌合状態で示す、第２実施例キ
ャップの断面図である。
ャップの断面図である。
【図８】 図７キャップを蓋板開蓋状態で示す断面図で
ある。
ある。
【図９】 図７キャップの平面図である。
【図１０】 本発明容器の断面図である。
【図１１】 図１０容器を蓋板開蓋状態で示す断面図で
ある。
ある。
【図１２】 図１０容器の平面図である。
１…キャップ本体 ２…起立壁 ３…頂壁低部 ４…頂
壁高部 ５…頂壁 ６…周壁 ８…透孔 ９…取出口 15…補助
蓋部材 16…蓋板 17…第１肉薄ヒンジ 18…脚板 19…逆刺 20…把手板 21…第２肉薄ヒンジ 22…押釦 23…水平
板部 24…垂直板部 25…弾性板 26…第３肉薄ヒンジ 28…壁部 29…内周壁 30…半筒状部 32…容器体
壁高部 ５…頂壁 ６…周壁 ８…透孔 ９…取出口 15…補助
蓋部材 16…蓋板 17…第１肉薄ヒンジ 18…脚板 19…逆刺 20…把手板 21…第２肉薄ヒンジ 22…押釦 23…水平
板部 24…垂直板部 25…弾性板 26…第３肉薄ヒンジ 28…壁部 29…内周壁 30…半筒状部 32…容器体
Claims (3)
- 【請求項１】 起立壁２下端から後方へ頂壁低部３を、
かつ起立壁上端から前方へ頂壁高部４を、それぞれ突出
する形状の頂壁５外周から容器体口頸部嵌合用周壁６を
垂下すると共に、頂壁低部の左右両前部に透孔８、８
を、かつ頂壁高部に内容物取出口９を、それぞれ穿設し
たキャップ本体１と、上記取出口９を閉塞させて頂壁高
部上面を覆合させた、頂壁高部とほぼ同形状の蓋板16後
縁の左右両部から第１肉薄ヒンジ17、17を介して脚板1
8、18を垂下し、これ等両脚板下端を上記透孔８、８に
嵌着させると共に、蓋板後縁の左右方向中間部から斜下
後方へ突出する把手板20後端縁に第２肉薄ヒンジ21を介
して断面逆Ｌ字状とした押釦22の水平板部23前端縁を連
結し、又該押釦の垂直板部24の左右両側縁と上記両脚板
18、18の各内方側縁との間に弾性板25、25をそれぞれ第
３、第４肉薄ヒンジ26、27を介して、前上方側からみて
ハ字形状に架設する補助蓋部材15とからなり、それ等両
弾性板25、25は、押釦22を前方押出することで、弾性反
転可能に形成したことを特徴とする蓋板付きキャップ。 - 【請求項２】 起立壁２下端から後方へ頂壁低部３を、
かつ起立壁上端から前方へ頂壁高部４を、それぞれ突出
する形状の頂壁５外周から外周壁6aを、かつ該外周壁と
の間に適当間隔をおいて頂壁の高低両部下面から容器体
口頸部外面嵌合用の内周壁29を、更に頂壁高部４下面か
ら、頂壁低部下面と連続して共に容器体口頸部上端面へ
下端面を当接させる半筒状部30を、それぞれ垂下すると
共に、上記内外両周壁間の頂壁低部部分でかつ頂壁低部
３の左右両前方部分に透孔８、８を、又上記半筒状部30
と起立壁とが囲む頂壁高部の頂壁部分に内容物取出口９
を、それぞれ穿設したキャップ本体１と、上記取出口９
を閉塞させて頂壁高部上面を覆合させた、頂壁高部とほ
ぼ同形状の蓋板16後縁の左右両部から第１肉薄ヒンジ1
7、17を介して脚板18、18を垂下し、これ等両脚板下端
を上記透孔８、８に嵌着させると共に、蓋板後縁の左右
方向中間部から斜下後方へ突出する把手板20後端縁に第
２肉薄ヒンジ21を介して断面逆Ｌ字状とした押釦22の水
平板部23前端縁を連結し、又該押釦の垂直板部24の左右
両側縁と上記両脚板18、18の各内方側縁との間に弾性板
25、25をそれぞれ第３、第４肉薄ヒンジ26、27を介し
て、前上方側からみてハ字形状に架設する補助蓋部材15
とからなり、それ等両弾性板25、25は、押釦22を前方押
出しすることで、弾性反転可能に形成したことを特徴と
する蓋板付きキャップ。 - 【請求項３】 起立壁２下端から後方へ頂壁低部３を、
かつ起立壁上端から前方へ頂壁高部４を、それぞれ突出
する形状の頂壁５外周から周壁6bを垂下すると共に、頂
壁低部の左右両前部に透孔８、８を、かつ頂壁高部に内
容物取出口９を、それぞれ穿設した容器本体32と、上記
取出口９を閉塞させて頂壁高部上面を覆合させた、頂壁
高部とほぼ同形状の蓋板16後縁の左右両部から第１肉薄
ヒンジ17、17を介して脚板18、18を垂下し、これ等両脚
板下端を上下透孔８、８に嵌着させると共に、蓋板後縁
の左右方向中間部から斜下後方へ突出する把手板20後端
縁に第２肉薄ヒンジ17を介して断面逆Ｌ字状とした押釦
22の水平板部23前端縁を連結し、又該押釦の垂直板部24
の左右両側縁と上記両脚板18、18の各内方側縁との間に
弾性板25、25をそれぞれ第３、第４肉薄ヒンジ26、27を
介して、前上方側からみてハ字形状に架設する補助蓋部
材15とからなり、それ等両弾性板25、25は、押釦22を前
方押出することで、弾性反転可能に形成したことを特徴
とする蓋板付き容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6210527A JPH0853151A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 蓋板付きキャップおよび蓋板付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6210527A JPH0853151A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 蓋板付きキャップおよび蓋板付き容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0853151A true JPH0853151A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16590846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6210527A Pending JPH0853151A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 蓋板付きキャップおよび蓋板付き容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0853151A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006335405A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ワンタッチキャップ |
| JP2006335406A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ワンタッチキャップ |
| JP2006335404A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ワンタッチキャップ |
-
1994
- 1994-08-10 JP JP6210527A patent/JPH0853151A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006335405A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ワンタッチキャップ |
| JP2006335406A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ワンタッチキャップ |
| JP2006335404A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ワンタッチキャップ |
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