JPS592587Y2 - 電子式キャッシュレジスタ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 く技術分野〉 本考案は電子式キャッシュレジスタの改良に関し、更に
詳細には取引した商品をその取引日より抜上こ取引先（
顧客）に引渡すようなシステムを取る場合に用いて便利
な電子式キャッシュレジスタに関するものである。

〈従来技術〉 従来の電子式キャッシュレジスタは例えば第１図に示す
ように構成されている。

即ち、第１図において１は数値情報を入力する入力手段
、２はキーエンコーダ、３は中央処理装置（以下ＣＰＵ
という）、４はファンクションキ一群、５はキー判別手
段、６はアドレスカウンタ、７はメモリ、８は該メモリ
７の人出力制御回路、９はオアゲート、１０は表示部、
１１はオアゲート、１２は印字部であり、このように構
成された電子式キャッシュレジスタの動作を説明すると
、売上げ登録処理を行う場合に操作者はまず数値情報を
入力する入力手段１より金額情報をキーエンコーダ２を
介して中央処理装置３に入力する。

次に操作者はファンクションキ一群４のこの取引が何で
あるかを指示する時字のファンクションキーを押圧し、
キー判別手段５を介してＣＰＵ３に先に人力された情報
がどの様な情報であるがを指示する。

この様にしてＣＰＵ３に入力された情報が何の情報であ
るかが指示されると、この情報はアドレスカウンター６
より指定されるメモリ７の所定の記憶エリアに入出力制
御回路８を介して記憶される。

又この情報はオアゲート９を介して表示部１０で表示さ
れると共にオアゲート１１を介して印字部１２でジャー
ナル紙あるいはレシートに印字される。

上述の様にして一人の顧客の取引情報の登録が終わると
操作者はファンクションキ一群４の一人の顧客に対する
取引の終了を指示するキー（例えば合計キー）を押圧し
、キー判別手段５を介してＣＰＵ３に取引の終了を指示
し、メモリ７に記憶された一人の顧客に対する取引情報
を各取引の種類ごとの累計を記憶するメモリ７の累計記
憶されたエリアへ転送させて今までの累計、情報に加算
し、その累計値を記憶すると共に印字部１２でその顧客
に対する取引情報を第３図ａに示す様な特定のメツセー
ジ（“毎度お買上げ有難う御座います”）と、日付と、
取引の明細と、その合計金額を印字したレシートを発行
し、そのレシートを顧客に手渡している。

ところで例えば洋服店等の様な顧客が買った商品をその
場で顧客に渡さず、その顧客の要望に合う様に洋服等を
修正し、その修正が完了した時点で後日顧客にその商品
を渡すシステムを取る場合には、従来であれば上述した
様に第３図ａの様なレシートを発行し、商品の引渡し田
こついては、操作者がその取引日付から“何日後に商品
が完成するので何月何田こ引き取りに来て下さい”とい
う様にするか或いは前記レシートとは別に商品引換券の
様なものを発行していた。

しかしながら、操作者にとってはこの様な商品の引渡し
日の計算あるいは商品引換券の発行等は非常にわずわら
しいものであった。

〈目的〉 そこで本考案は上述の様な従来の問題点を除去するため
に各顧客の取引終了時のレシート発行の際に前記商品の
引渡し日をもレシートに印字しようとするものである。

〈実施例〉 以下、図面を参照して本考案を一実施例を挙げて詳細に
説明する。

第２図は本考案を実施した電子式キャッシュレジスタの
ブロック構成を示す図であり、各顧客に対する登録操作
およびその動作は第１図に示す従来の電子式キャッシュ
レジスタと同等である。

即ち、１は入力手段、２はキーエンコーダ、３は中央処
理装置（ＣＰＵ）、４はファンクションキ一群、５はキ
ー判別手段、６はアドレスカウンター７はメモリ、８は
入出力制御回路、１０は表示部、１２は印字部、９及び
１１はオアゲートであってこれらの動作は上述と同じで
ある。

そして今、洋服店等のシステムを例にとって説明するに
１３はプリセットモードキー、１４はプリセットモード
検出手段、１５及び１６は日数計算手段、１７は修正を
指示する修正キー、１８は修正キー検出手段、１９は仕
立を指示する仕立キー、２０は仕立キー検出手段、２１
は印字終了検出手段、２２はアンドゲート、２３はオア
ゲート、２４は記憶手段、Ｄはメモリ７内に設けられた
その日の日付情報記憶エリアであり、一例として洋服の
修正に９日間、仕立て１５日間を要するものとする場合
に、このテ゛−夕をレジスタにプリセットすることから
行われる。

つまり、上記ファンクションキ一群４に設けられたプリ
セットモードキー１３、修正を指示する修正キー１７、
仕立を指示する仕立キー１９を操作して、日数計算手段
１５．１６を動作させることになる。

即ち、操作者は先ずファンクションキ一群４のプリセッ
トモードキー１３を押圧し、プリセットモード検出手段
１４を動作させて日数計算手段１５、１６をプリセット
可能状態とする。

続いて、操作者はファンクションキ一群４の修正キー１
７を押圧し、キー判別手段５を介して修正キー検出手段
１８を動作させ、前記日数計算手段１５をプリセット情
報受入れ可能状態とする。

次に操作者は入力手段１より修正に要する日数“９”を
キーエンコーダ２およびＣＰＵ３を介して日数計算手段
１５にプリセットする。

次に操作者は前述と同様にファンクションキ一群４の仕
立キー１ｇを押圧し、キー判別手段５および仕立キー検
出手段２０を介して日数計算手段１６をプリセット情報
受入れ可能状態とする。

続いて入力手段１より仕立に要する日数１５をキーエン
コーダ２およびＣＰＵ３を介して日数計数千段１６にプ
リセットする。

この様に各情報をプリセットして操作者は装置のプリセ
ットモードを解除する。

この様な状態で上述した様な従来と同様にある顧客に対
する取引登録が終了して操作者がファンクションキ一群
４の一つの取引の終了を指示するキー（例えば合計キー
）を押圧すれば、キー判別手段５を介してＣＰＵ３に取
引の終了を指示し、メモリ７に記憶された一人の顧客に
対する取引情報を各取引ごとの累計を記憶するメモリ７
の他の記憶エリアに加算し、その累計値を記憶すると共
に印字部１２でその顧客に対する取引情報を第３図すの
Ａ部に示す様にレシートに印字する。

この印字が終了すると印字部１２から印字終了信号が出
力され、印字終了検出手段２１が動作状態となり、アン
ドゲート２２を動作可能状態とする。

次に操作者はその顧客が要望するのが洋服の仕立てか修
正かによりファンクションキ一群４の修正キー１７ある
いは仕立キー１９かを押圧する。

今顧客の要望が修正であれば操作者は修正キー１７を押
圧し、キー判別手段５および修正キー検出手段１８を介
して日数計算手段１５を動作可能状態とする。

一方この修正キー１７の押圧信号はキー判別手段５を介
してＣＰＵ３にも入力され、このＣＰＵ３に顧客の要望
が修正であることを知らせ、メモリ７の記憶エリアＤに
記憶されているその日の日付（例えば８月２２日）を該
ＣＰＵ３を介して前記日数計算手段１５に入力する。

この様にして日数計算手段１５に入力された日付情報（
８月２２日）は先にプリセットされている日数情報（９
日）と加算され８月３１日の日付情報が得られる。

この日付情報（８月３１日）は顧客に商品を引渡す日で
あり、オアゲート２３を介して記憶手段２４に入力され
、この記憶手段２４に記憶されているメツセージと共に
アンドゲート２２およびオアゲート１１を介して印字部
１２で第３図すのＢ部に示す様に印字される。

なお前記印字終了検出手段２１は前記メツセージの印字
終了信号か次の顧客に対する取引の開始信号でリセット
されアンドゲート２２の動作を禁止する。

他方、顧客の要望が仕立であれば操作者は仕立キー１９
を押圧し、仕立キー検出手段２０を介して日数計算手段
１６を動作可能状態とする。

一方、この仕立キー１９の押圧信号は上記と同様にＣＰ
Ｕ ３にも入力され、そしてメモリ７の記憶エリアＤに
記憶されている日付（８月２２日）をＣＰＵ３を介して
日数計算手段１６に入力する。

そして、日数計算手段１６に入力された日付情報（８月
２２日）は先にプリセットされている日数情報（１５日
）と加算された後、オアゲート２３を介して記憶手段２
４に入力され、この記憶手段２４に記憶されているメツ
セージと共にアンドゲート２２およびオアゲート１１を
介して印字部１２で印字される。

なお、上記実施例においては洋服店の場合にのみついて
述べたが、本考案は実施例に限定されるものではなく、
商品を後日顧客に引き渡す様なシステムをとる商店の全
てに適用できることは言うまでもない。

〈効果〉 以上の様に本考案のレジスタにあっては商品を取引日よ
り後に顧客に引渡す場合の引渡し日を取引日及び予め設
定記憶された日数情報より演算して求め、顧客の取引情
報をプリンタ手段でレシートに印字された後に該取引明
細のうち後日引渡す商品の引渡し予定時を示す日付情報
を上記の演算結果にもとづいて上記のプリンタ手段でそ
のレシートへ印字させるものであり、従ってその顧客に
対する取引登録終了後に商品の引き渡し日が自動的に印
字されるので商品を後日引き渡すシステムを取る場合に
別に商品引換券を発行する必要がなく、このレシートで
兼用できると共に引き渡し日も明確となり、この事務上
の手続が大幅に簡素化できるという特徴を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の電子式キャッシュレジスタの構成を示す
ブロック図、第２図は本考案の電子式キャッシュレジス
タの構成を示すブロック図、第３図はレシートへの印字
フォーマットを示す図である。 １・・・入力手段、２・・・キーエンコーダ、３・・・
中央処理装置（ＣＰＵ）、４・・・ファンクションキ一
群、５・・・キー判別手段、６・・・アドレスカウンタ
ー ７・・・メモリ、８・・・入出力制御回路、１１・
・・表示部、１２・・・印字部、１３・・・プリセット
モードキー、１４・・・プリセットモード検出手段、１
５及び１６・・・日数計算手段、１７・・・修正キー、 １９・・・仕立キー、 ２１・・・印字終了検出 手段、２４・・・記憶手段。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 レシートを印字発行する印字手段を有する電子式キャッ
   シュレジスタにおいて、 商品の引渡し所要日数をプリセットする日数プノセット
   手段と、 上記日数プリセット手段によりプリセットされた所要日
   数を記憶する日数記憶手段と、 取引日付情報を記憶する日付記憶手段と、上記日数記憶
   手段及び上付記憶手段に記憶された情報にもとすいて引
   渡日付を算出する日数計算手段と、 上記日数計算手段により計算された引渡口をレシート上
   に印字する手段と を備えたことを特徴とする電子式キャッシュレジスタ。