JPS5922595Y2 - 金銭登録機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はレシートの発行・停止を任意に選択し得る金銭
登録機に関し、特にレシートの発行が停止された状態で
あっても、点検あるいは精算時は点検・精算表を発行で
きるようにしたものである。

従来の金銭登録機を第１図に基づいて説明すると、通常
の取引処理を行うときには、まず数値情報入力手段１よ
り商品の単価、数量等を入力すると、その情報はキーエ
ンコーダ２を介して中央演算処理装置（以下ＣＰＵと称
す）３に転送される。

次に先に人力した情報が何れの情報であるかをファンク
ションキ一群４の所定の部門キー（図示せず）で指定す
ると、この情報はキー判別手段５にて判別されてＣＰＵ
３に転送される。

この指示を受けたＣＰＵ ３はアドレスカウンター６を
所定のアドレスに指定し、先の取引情報を入出力制御回
路８の制御にもとづいてメモリ７の所定のエリアに記憶
する。

そしてメモリ７に記憶された取引情報はデータラインａ
を介して次段の表示部９に送られ表示されると共に、印
字部１０のジャーナル印字部１１及びレシート印字部１
２にも送られ、そこでジャーナル印字とレシート印字が
実行される。

この様にして各顧客の全ての取引情報を登録処理し、そ
の登録が完了するとオペレータはファンクションキ一群
４の取引登録の終了を指示するキー（図示せず）を押圧
しＣＰＵ３に対して取引の終了を指示する。

この指示を受けたＣＰＵ３は先にメモリ７に記憶した１
顧客に関する取引の総合計を求め、前記メモリ７の一日
の累計を記憶するエリアに記憶すると共に、その総合計
を前記ジャーナル印字部１１及びレシート印字部１２に
送り、そこで１顧客の取引合計額を印字する。

なお、これらの取引処理はＲＯＭ１５に記憶されたマイ
クロプログラムによって制御される。

所で、レシート印字部１２の前段にはアンドゲート１４
が設けられており、このアンドゲート１４の入力端は前
記データラインａとレシートの発行・停止を選択し得る
セレクトスイッチ１３の出力端に接続されている。

したがって、このセレクトスイッチ１３のＯＮ・ＯＦＦ
操作によりデータラインａを介して送られてくる印字情
報のレシート印字部１２への転送、即ち印字情報のレシ
ート印字を制御できるように構成されている。

従来このセレクトスイッチ１３の操作で不必要なレシー
トの発行を停止してレシート紙の無駄を防止できるよう
に考慮されていた。

しかしながら、上記従来の金銭登録機ではセレクトスイ
ッチ１３がＯＦＦ状態であれば、点検、精算が行われて
も点検・精算表の発行が禁止され、特に精算の場合はメ
モリ７の内容がクリアされてしまうので、その日の集計
はジャーナル紙に印字された内容を利用しなけれは゛な
らない。

したが゛って非常に不便であるという欠点があった。

本考案は上記従来の欠点に鑑み、レシートの発行・停止
を選択し得るセレクトスイッチより、レシートの発行が
停止された状態であっても点検、精算モードに設定され
ればそれまでの取引の点検表或いは一日骨の精算表を発
行できるようにした金銭登録機を提供するものである。

以下図に基づいて本考案の一実施例を説明する。

第２図は本考案に係る金銭登録機の要部のブロック構成
国（なお、第１図と同−構成部分は同一符号を用いる）
を示し、図中１７．１８はファンクションキ一群４の中
の点検キーと精算キーを示し、この両キー信号はオアゲ
ート１９を介して状態判定手段２０に印加される。

状態判定手段２０は点検或いは精算モード状態であるこ
とを判定するもので゛あり、オアゲート１９の出力で動
作状態となってその出力信号はオアゲート１６を介して
アンドゲート１４に印加されるように構成されている。

一方、オアゲート１６の他の入力端にはレシートの発行
・停止を選択し得るセレクトスイッチ１３の信号が入力
されている。

データラインａを介して送られてきた印字情報（点検或
いは精算情報）はジャーナル印字部１１に転送されると
共にアンドゲート１４にも印加されており、該印字情報
はオアゲート１６から出力される信号の出力タイミング
でレシート印字部１２に転送されるように構成されてい
る。

レシート印字部１２での印字が終了するとラインｆを介
して印字終了信号が導出し、前記状態判定手段２０がリ
セットされるように構成されている。

上記構成によれば、今仮にセレクトスイッチ１３がオン
されているとオアゲート１６を介してアンドゲート１４
が常に動作可能状態となりデータラインａより送られて
くる各種情報を該アンドゲート１４を介してレシート印
字部１２で印字し、常にレシートを発行することになる
。

一方このセレクトスイッチ１３がオフされていると通常
の登録モードではオアゲート１６を介してアンドゲート
１４の動作が禁止されるためレシートは発行されない。

しかしながらファンクションキ一群４の点検キー１７あ
るいは精算キー１８が押圧され装置が点検・精算モード
になるとオアゲート１９を介して状態判定手段２０が動
作し、オアゲート１６を介してアンドゲート１４を動作
状態とし、データラインａより送られてくる点検・精算
情報を該アンドゲート１４を介してレシート印字部１２
に入力し、点検・精算表を発行する。

そしてこの点検・精算表の発行が終了するとレシート印
字部１２より印字終了信号がラインｆに出力され、前記
状態判定手段２０がリセットされる。

上記の如く、セレクトスイッチ１３がＯＦＦ状態であっ
ても、点検・精算が威された場合には点検・精算表を確
実に発行することができるわけである。

以上本考案によれば、レシート発行が禁止された状態で
あっても装置の点検・精算モードにおいては点検・精算
表が発行でき中間集計あるいは一日の集計を行う場合非
常に有用である。

特に精算の場合には必ず精算表が得られるため従来の様
にメモリの内容がクリアされてしまい精算表が得られな
いと言う様な不都合がなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の金銭登録機のブロック構成国、第２図は
本考案に係る金銭登録機の要部ブロック構成国である。 １１はジャーナル印字部、１２はレシート印字部、１３
はセレクトスイッチ、１４はアンドゲート、１６゜１９
はオアゲート、１７は点検キー、１８は精算キー２０は
状態判定手段。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 レシートの発行を行なうレシート印字部と、該レシート
   印字部による印字動作を可能にするか否かを選択するス
   イッチ手段と、 点検モード状態あるいは精算モード状態を判定する状態
   判定手段と、 該状態判定手段の判定結果にもとすいて前記レシート印
   字部による印字動作を可能による制御手段と を備えたことを特徴とする金銭登録機。