JPS5924877Y2 - 自吸式ポンプの自動排気装置 - Google Patents

自吸式ポンプの自動排気装置

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JPS5924877Y2
JPS5924877Y2 JP15021480U JP15021480U JPS5924877Y2 JP S5924877 Y2 JPS5924877 Y2 JP S5924877Y2 JP 15021480 U JP15021480 U JP 15021480U JP 15021480 U JP15021480 U JP 15021480U JP S5924877 Y2 JPS5924877 Y2 JP S5924877Y2
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JP
Japan
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exhaust
valve
pump
self
exhaust chamber
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Application number
JP15021480U
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English (en)
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JPS5771790U (ja
Inventor
純一 稲田
Original Assignee
株式会社極東機械製作所
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自吸式ポンプの自動排気装置に関する。
従来自吸式ポンプ装置に於いて、ポンプ停止時に何らか
の原因により、吸込管内に気体が混入した場合、吐出側
に設けたチャツキ弁から排出するようになさしめるが、
チャツキ弁に高い背圧がかかつている時は、再びポンプ
を起動してもその高い背圧のため、気体の押上げ圧力で
はチャツキ弁を開くことができず、排気できない。
そのためにバイパスを設けたり、スプリングを利用した
り、また電気制御を利用した排気弁が考えられた。
しかし、これらは何れも複雑な機構となって実用的とは
言えない。
本考案は斜上の問題点を解決するべく鋭意検討の結果、
簡単な構造と確実な動作で完全なる自動排気を可能なら
しめたものであって、その特徴とするととろはケーシン
グ上部に排気室容積がケーシング内の吸込流路の少なく
とも羽根車吸込口までの容積と同等以上となる排気室を
設け、該排気室には排気弁を取付けるようになさしめる
と共に、該排気室とポンプ吸込管間にはもどり管を接続
し、また吸込管入口にはフラップ弁が設けられるように
する。
以下本考案実施の一例を図面にもとづいて説明する。
1は吸込管、2は吸込管入口、3はポンプ本体、4は羽
根車、5はポンプ吐出口、6はポンプ吐出口と隣接して
ポンプ本体上に設けである排気室であって該排気室6の
天上壁にはボール弁7の移動で開閉作用が行われる弁室
8が設けである。
ここに9a、9bは弁部を構成する透孔であり、また1
0a。
10bは該弁部に設けであるシール用のパツキンである
なお、11は前記排気室6と吸込管1とを接続してなる
もどり管、12は吸込管入口2に設けであるフラップ弁
、13は吐出管である。
本考案に於いて排気室6の容積Vはケーシング内吸込流
路の少くとも羽根車吸込口までの容積■(第2図の一点
鎖線で示す範囲)と同等以上に構成されるものである。
この理由について説明すると、ポンプ起動時にはポンプ
内に満たされている水はその一部はポンプケーシング内
から外に出ようとするので゛あり、若し排気弁自体を直
接ポンプケーシング本体に取付けると、この水のために
排気弁に圧力がか・り排気弁を上方に持ち上げることに
より排気を不可能とするのである。
本装置ではポンプ起動時、吐出される水量即ちケーシン
グ内吸込流路に於けるフラップ弁から羽根車吸込口まで
の容積■より少し大きな容積■の排気室6を設けること
により、ポンプ起動時に排気弁にかかる圧力を防ぐこと
ができるのであり、吸込管内の気体が完全に除去された
後には排気室6は水で満たされ、ボール弁7を弁部9a
に持ち上げ、揚水可能となるのである。
ポンプ停止後再び起動する時点で少しの漏水も無い場合
は運転に支障を来すことはないが、ポンプ停止時に何ら
かの原因で吸込管1中に空気が流入したとすると、もど
り管11より排気室6内の液を吸込管1内に戻し、再び
排気室6は空気で満たされることになるから、上述の作
用が同様に繰返えされて難無く揚水可能となるのである
なお、起動時のポンプ吐出量が多い時には異常に大きな
排気室を設ける必要があるが、自吸速度を犠牲にして良
いものであれが起動時に排気室を満たした水は時間の経
過と共にもどり管11より吸込管1内に落ち、やがて排
気室6に空気溜りができるのであって、ボール弁7には
圧力がかからなくなる。
従って排気が始まり、自吸作用が行われることになるの
である。
本考案は以上の如く簡単な構造の附加により確実な動作
と完全なる自動排気を可能とするものであって、実用性
能の向上に寄与せしめること大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる自動排気装置を備えた自吸式ポン
プの一部破断正面図、第2図は同じく一部破断側面図で
ある。 1・・・・・・吸込管、3・・・・・・ポンプ本体、4
・・・・・・羽根車、5・・・・・・ポンプ吐出口、6
・・・・・・排気室、7・・・・・・ボール弁、8・・
・・・・弁室、11・・・・・・もどり管、12・・・
・・・フラップ弁、13・・・・・・吐出管。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)ケーシング上部に排気室容積■がケーシング内の
    吸込流路の少なくとも羽根車吸込口までの容積Vと同等
    以上となる排気室を設け、該排気室には排気弁を取り付
    けるようになさしめると共に、該排気室とポンプ吸込管
    との間にはもどり管を接続し、また吸込管入口にはフラ
    ップ弁が設けであることを特徴とした自吸式ポンプの自
    動排気装置。
  2. (2)排気弁の開閉がボール弁の上下動により行われる
    ことを特徴とした実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    自吸式ポンプの自動排気装置。
JP15021480U 1980-10-20 1980-10-20 自吸式ポンプの自動排気装置 Expired JPS5924877Y2 (ja)

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JPS5771790U JPS5771790U (ja) 1982-05-01
JPS5924877Y2 true JPS5924877Y2 (ja) 1984-07-23

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JP2011149409A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Kawamoto Pump Mfg Co Ltd ポンプ

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JPS5771790U (ja) 1982-05-01

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