JPH02161195A - 自吸装置付き渦巻ポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自吸装置付きの渦巻ポンプに関する。

（従来技術） 自吸式の渦巻ポンプは、通常、羽根車の吐出側復学の上
部に呼び水注入用の口が設けられていて、ここから呼び
水を注入するように構成されている。ところが、このよ
うに構成したものでは、吐出側少室の上部から呼び水を
した場合、吸込側前室の上部に逃げんだ空気の溜まりが
できでしまう結果、呼び水の量が不充分で、しかもポン
プを始動させた際に生じる負圧の一部がエアに食われて
、ポンプの始動から揚水開始に至るまでに多くの時間を
要するといった問題を有している。

（発明が解決しようとする課題） 本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、小型でしかもポンプの始動から揚
水に至るまでの時間を可能な限り短縮することのできる
改良された渦巻ポンプを提供することにある。

（課題を解決するための手段） すなわち、本発明はかかる課題を達成するための自吸式
渦巻ポンプとして、吸込側前室のうち少なくとも羽根車
の配設位置より上方に位置する部分に、呼び水注入用の
口を設けて、ケーシングの内部をほぼ完全に呼び水で満
たして自吸能力を高めるようにしたものである。

（実施例） そこで以下に図示した実施例について説明する。

図に示した渦巻ポンプ１は周知の如く、ポンプモータ２
によって駆動される羽根車４がケーシング５内の渦巻室
９に回転自在に取付けられており、この渦巻室９の端部
開口１６は、チエツク弁６を介して吸込管７と連通する
吸込側前室８の周囲に形成された吐出側後室１７に連通
していて、羽根車４によって吸込口１０より吸込んだ液
を吐出口１１に向けて排出するように構成されでいる。

なお、図中１８は吐出側後室１７と渦巻室９とを連通し
て始動時に液が循環する細大である。

ところで図中符号１２はポンプを作動させるに際してケ
ーシング５内に呼び水を注入する注入孔で、この注入孔
１２は羽根車４よりも高い位置に形成した前室８の頂部
に開口し、常時はプラグ１３によって封止されている。

なお図中符号１４はドレシ抜き用の孔、１５は主軸３の
周囲を封止するメカニカルシールまたはグランドパツキ
ンをそれぞれ示している。

このように構成された装置において、渦巻ポンプ１を始
動させるべく前室８の頂部に設けた呼び水用の注入孔１
２からケーシングＳ内に水を溢れるまで注入すると、吸
込側前室８内に流入した液は連通部１０を経てほぼ大気
圧をなす渦巻室９内に流入し、羽根車４を水没させてケ
ーシング５内の全体に充満する。

したがって、この状態でつぎにポンプモータ２を始動さ
せると、吸込側前室８内ｌこは充分な液があるために室
８内は直ち（こ自吸に必要な負圧が生じ、これに伴って
吸込管７から流入した液は順次ポンプにより昇圧されて
給送される。

なお、上述した実施例では呼び水注入用の注入孔１２を
吸込側前室８の頂部に設けたものであるが、羽根車４の
上方に位置する部分なら吸込側前室８の他の部分に設け
るようｆこしてもよい。

（効果） 以上述べたように本発明によれば、羽根車室と連通する
吸込側前室のうち羽根車より上方に位置する部分に呼び
水流入口の孔を設けたので、呼び水を注入した際に羽根
車はもとよりケーシングの全体を液で満たすことができ
、ポンプ始動時１こおいて必要とぎれる負圧を効率よく
高めて、液の吸上げに要する時間を著しく短縮すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す渦巻ポンプの側面図、
第２図は第１図のＡ−Ａｌ１の断面図である。 １・・・・渦巻ポンプ　　４・・・・羽根車５・・・・
ケーシング　　８・・・・吸込側前室９・・・・渦巻室
　　　　１２・・・・呼び水注入孔１７・・・・吐出１
！！ｌ猾室 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 吸込側前室のうち少なくとも羽根車の配設位置より上方
   に位置する部分に、呼び水注入用の口を設けたことを特
   徴とする自吸装置付き渦巻ポンプ。