JP2737088B2 - 遠心ポンプおよびその羽根車 - Google Patents
遠心ポンプおよびその羽根車Info
- Publication number
- JP2737088B2 JP2737088B2 JP5162089A JP5162089A JP2737088B2 JP 2737088 B2 JP2737088 B2 JP 2737088B2 JP 5162089 A JP5162089 A JP 5162089A JP 5162089 A JP5162089 A JP 5162089A JP 2737088 B2 JP2737088 B2 JP 2737088B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- hole
- centrifugal pump
- blade
- back side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、遠心ポンプおよびその羽根車、特にサンド
ポンプ系の羽根車に関する。
ポンプ系の羽根車に関する。
[従来技術とその問題点] 従来、遠心ポンプの軸推力を軽減させる手段として、
第6図に見られるよう、密閉形羽根車1′の後面シラウ
ド1′aに、ポンプ吸込口と直面する釣合穴2′を設け
たものは公知である。
第6図に見られるよう、密閉形羽根車1′の後面シラウ
ド1′aに、ポンプ吸込口と直面する釣合穴2′を設け
たものは公知である。
しかしこの公知の構造では、羽根車1′の出口から吐
出した揚液が、羽根車1′の裏側かろも洩れてしまうこ
とになるので、釣合穴のない羽根車に比べて、揚液の洩
れ損失が2倍になるという欠点がある。
出した揚液が、羽根車1′の裏側かろも洩れてしまうこ
とになるので、釣合穴のない羽根車に比べて、揚液の洩
れ損失が2倍になるという欠点がある。
[発明の目的] 本発明の目的は、軸推力のバランスが保たれて、しか
も揚液の洩れ損失が少なく、また、軸封部へのスラリー
の回り込みを防止することができ、サンドポンプ系とし
て好適なよう羽根車に改良の施された、遠心ポンプを提
供することにある。
も揚液の洩れ損失が少なく、また、軸封部へのスラリー
の回り込みを防止することができ、サンドポンプ系とし
て好適なよう羽根車に改良の施された、遠心ポンプを提
供することにある。
[発明の概要] 本発明に係る遠心ポンプ用羽根車においては、基盤の
表面に羽根板を凸設してなる羽根車に、その背面側より
羽根板の表面へ貫通する透孔が穿設せられている。
表面に羽根板を凸設してなる羽根車に、その背面側より
羽根板の表面へ貫通する透孔が穿設せられている。
そしてこの羽根車を渦巻室内に収容することにより、
羽根車背面における透孔開口面がポンプケーシングの背
部側壁と対向し、羽根車表面における透孔開口面が吸込
カバーの環状側壁と対向する、遠心ポンプが構成せられ
ているのである。
羽根車背面における透孔開口面がポンプケーシングの背
部側壁と対向し、羽根車表面における透孔開口面が吸込
カバーの環状側壁と対向する、遠心ポンプが構成せられ
ているのである。
[実施例] 実施例の図面において、1aは羽根車1の基盤、1b‥‥
1bは基盤1aの表面に凸設せられた羽根板、1c‥‥1cは基
盤1aの背面に凸設せられた釣合羽根である。2‥‥2は
羽根車1の背面側より羽根板1b‥‥1bの表面へ貫通する
よう穿設せられた透孔、2aは羽根車背面における透孔開
口面、2bは羽根板表面における透孔開口面である。
1bは基盤1aの表面に凸設せられた羽根板、1c‥‥1cは基
盤1aの背面に凸設せられた釣合羽根である。2‥‥2は
羽根車1の背面側より羽根板1b‥‥1bの表面へ貫通する
よう穿設せられた透孔、2aは羽根車背面における透孔開
口面、2bは羽根板表面における透孔開口面である。
3は上記羽根車1を収容する渦巻室である。渦巻室3
内に収容せられた羽根車1は、その背面における透孔開
口面2aがポンプケーシングの背部側壁4と対向し、羽根
板表面における透孔開口面2bが吸込カバーの環状側壁5
と対向して、羽根車1の外周→羽根車背面における透孔
開口面2a→透孔2→羽根板表面における透孔開口面2b→
羽根車1の外周、というバイパス路を構成することにな
る。
内に収容せられた羽根車1は、その背面における透孔開
口面2aがポンプケーシングの背部側壁4と対向し、羽根
板表面における透孔開口面2bが吸込カバーの環状側壁5
と対向して、羽根車1の外周→羽根車背面における透孔
開口面2a→透孔2→羽根板表面における透孔開口面2b→
羽根車1の外周、というバイパス路を構成することにな
る。
[作用] ポンプ駆動時には、羽根車入口の方に負圧が発生して
ポンプ作用が行われるが、羽根車背面における透孔開口
面2a附近にも負圧が発生して軸推力のバランスが保たれ
る。
ポンプ作用が行われるが、羽根車背面における透孔開口
面2a附近にも負圧が発生して軸推力のバランスが保たれ
る。
[効果] 本発明によれば、羽根車1の背面側より羽根板1bの表
面へ貫通する透孔2の作用によって、ポンプ駆動時には
羽根車背面における透孔開口面2a附近に負圧を生じるた
め、軸推力のバランスが保たれる。
面へ貫通する透孔2の作用によって、ポンプ駆動時には
羽根車背面における透孔開口面2a附近に負圧を生じるた
め、軸推力のバランスが保たれる。
しかも上記透孔2が、ポンプ吸込口と直面することな
く、吸込カバーの環状周壁5と対向するよう穿設されて
いるので、揚液の洩れ損失が極めて僅少となるという効
果がある。
く、吸込カバーの環状周壁5と対向するよう穿設されて
いるので、揚液の洩れ損失が極めて僅少となるという効
果がある。
また、釣合羽根1cを設けなくても、十分に推力のバラ
ンスを保たせることができるのであるから、釣合羽根1c
を省略して動力損失の少ない遠心ポンプを提供し得ると
いう利点がある。
ンスを保たせることができるのであるから、釣合羽根1c
を省略して動力損失の少ない遠心ポンプを提供し得ると
いう利点がある。
更にまた、立形のサンド系ポンプにあっては、羽根車
基盤上に堆積した土砂が軸封部へ回り込む危険性を有す
るが、本発明によれば羽根車基盤1a上に堆積しようとす
る土砂は透孔2によって流下させられるため、軸封部へ
回り込む惧れがなく、軸封装置の保護機能をも果し得る
のである。
基盤上に堆積した土砂が軸封部へ回り込む危険性を有す
るが、本発明によれば羽根車基盤1a上に堆積しようとす
る土砂は透孔2によって流下させられるため、軸封部へ
回り込む惧れがなく、軸封装置の保護機能をも果し得る
のである。
第1図は本発明遠心ポンプの要部縦断側面図、第2図は
本発明遠心ポンプ用羽根車の要部縦断側面図、第3図
[A]は本発明遠心ポンプ用羽根車の表側から見た平面
図、第3図[B]は本発明遠心ポンプ用羽根車の裏側か
ら見た平面図、第4図および第5図は本発明遠心ポンプ
用羽根車の他の実施例を示したものであって、それぞれ
[A]は表側から見た平面図、[B]は裏側から見た平
面図である。第6図は従来の遠心ポンプ用羽根車の要部
縦断側面図である。 1……羽根車、1a……基盤、1b……羽根板、2……透
孔、2a……羽根車背面における透孔開口面、2b……羽根
板表面における透孔、3……渦巻室、4……ポンプケー
シングの背部側壁、5……吸込カバーの環状側壁。
本発明遠心ポンプ用羽根車の要部縦断側面図、第3図
[A]は本発明遠心ポンプ用羽根車の表側から見た平面
図、第3図[B]は本発明遠心ポンプ用羽根車の裏側か
ら見た平面図、第4図および第5図は本発明遠心ポンプ
用羽根車の他の実施例を示したものであって、それぞれ
[A]は表側から見た平面図、[B]は裏側から見た平
面図である。第6図は従来の遠心ポンプ用羽根車の要部
縦断側面図である。 1……羽根車、1a……基盤、1b……羽根板、2……透
孔、2a……羽根車背面における透孔開口面、2b……羽根
板表面における透孔、3……渦巻室、4……ポンプケー
シングの背部側壁、5……吸込カバーの環状側壁。
Claims (2)
- 【請求項1】基盤(1a)の表面に羽根板(1b)を凸設し
てなる羽根車(1)に、その背面側より羽根板(1b)の
表面へ貫通する透孔(2)を穿設し、該羽根車(1)を
渦巻室(3)内に収容することにより、羽根車背面にお
ける透孔開口面(2a)がポンプケーシングの背部側壁
(4)と対向し、羽根板表面における透孔開口面(2b)
が吸込カバーの環状側壁(5)と対向するよう、構成し
たことを特徴とする遠心ポンプ。 - 【請求項2】基盤(1a)の表面に羽根板(1b)を凸設し
てなる羽根車(1)において、その背面側より羽根板
(1b)の表面へ貫通する透孔(2)を穿設することによ
り、該羽根車(1)を渦巻室(3)内に収容した際に、
羽根車背面における透孔開口面(2b)がポンプケーシン
グの背面側壁(4)と対向し、羽根板表面における透孔
開口面(2a)が吸込カバーの環状側壁(5)と対向する
よう、構成したことを特徴とする遠心ポンプ用羽根車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5162089A JP2737088B2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 遠心ポンプおよびその羽根車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5162089A JP2737088B2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 遠心ポンプおよびその羽根車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02230996A JPH02230996A (ja) | 1990-09-13 |
JP2737088B2 true JP2737088B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=12891921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5162089A Expired - Fee Related JP2737088B2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 遠心ポンプおよびその羽根車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2737088B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104154030A (zh) * | 2014-07-15 | 2014-11-19 | 中国核电工程有限公司 | 一种能够进行动平衡校正的新结构油叶轮 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03123999U (ja) * | 1990-03-30 | 1991-12-17 |
-
1989
- 1989-03-02 JP JP5162089A patent/JP2737088B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104154030A (zh) * | 2014-07-15 | 2014-11-19 | 中国核电工程有限公司 | 一种能够进行动平衡校正的新结构油叶轮 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02230996A (ja) | 1990-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5250863A (en) | Motor and cooling means therefor | |
CA2013132A1 (en) | Pump for and method of separating gas from a fluid to be pumped | |
CA2149082A1 (en) | Extended range regenerative pump | |
CA2066434A1 (en) | Sheet metal pump casing | |
JP2737088B2 (ja) | 遠心ポンプおよびその羽根車 | |
US2332875A (en) | Self-priming pump | |
JPS55128695A (en) | Centrifugal pump | |
JPS58160586A (ja) | 液封ポンプ | |
JP2002276581A (ja) | 燃料ポンプ | |
JPH0370896A (ja) | 自吸式ポンプ | |
KR101512904B1 (ko) | 복합 웨스코 펌프 | |
GB1315103A (en) | Positive-displacement hydraulic pump | |
JPH0537035Y2 (ja) | ||
JP2623675B2 (ja) | 立軸非自吸式のうず巻ポンプ | |
JP2876728B2 (ja) | 自吸式ポンプ | |
SU1373876A1 (ru) | Черпаковый насос | |
SU1663234A1 (ru) | Лопастной насос | |
GB1236441A (en) | Improvements in or relating to liquid pumps | |
SU1153114A1 (ru) | Лопастной насос | |
ES8503411A1 (es) | Bomba rotativa de paletas | |
JPS5952199U (ja) | 水中ポンプ | |
JPH0219700B2 (ja) | ||
JPS58114897U (ja) | 回転ポンプの軸封装置 | |
JPS62276296A (ja) | 遠心ポンプ | |
JPH04203294A (ja) | インデューサ付き遠心ポンプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |