JPS6337508Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6337508Y2
JPS6337508Y2 JP1985173227U JP17322785U JPS6337508Y2 JP S6337508 Y2 JPS6337508 Y2 JP S6337508Y2 JP 1985173227 U JP1985173227 U JP 1985173227U JP 17322785 U JP17322785 U JP 17322785U JP S6337508 Y2 JPS6337508 Y2 JP S6337508Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
pump
suction pipe
impeller
self
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985173227U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6279990U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985173227U priority Critical patent/JPS6337508Y2/ja
Publication of JPS6279990U publication Critical patent/JPS6279990U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6337508Y2 publication Critical patent/JPS6337508Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、送液時、インペラの回転により、そ
のインペラ周辺の液に遠心力を付与して、該イン
ペラの周縁とこれを取り囲む周辺部材の間の隙間
に、インペラ軸貫通部への液漏れを防止する液相
シールを形成するようにされた自吸式ポンプに関
する。このタイプの自吸式ポンプは、グランドパ
ツキング、メカニカルシール等の摺動式軸封装置
によることなく、インペラ軸貫通部から外気侵入
を防止し得る一般的利点を有する。この自吸式ポ
ンプでは、ポンプの停止時に吐出側からポンプ室
に逆流する液体がインペラ軸貫通部から溢れ漏れ
出ると、例えば該液体のモータ内への侵入等の
種々の問題が発生するので、逆流液のインペラ軸
貫通部からの溢漏出を回避することが要求され
る。
従来の技術及びその問題点 従来、上記タイプの自吸式ポンプでは、前示逆
流液の溢漏出を回避するのに、第4図に示す方
策、即ちポンプ100の吸込口101に逆止弁な
しの1本の吸込管102を接続し、ポンプ停止
時、吐出側103から逆流してくる液を該吸込管
102を通じ、自由に該管始端側に落下させる方
策をとつていた。
しかし、ポンプを停止したあと、再始動時に
は、吸込管102内の空気を吸い出すのに時間を
要し、これがポンプの早期故障、ポンプに関連す
る機器類の長時間の始動待ち等の種々の問題を招
いていた。
本考案の目的は、上記問題点を解消し、ポンプ
始動時の吸込管空気の吸い込み時間を短縮させ得
る自吸式ポンプを提供することにある。
問題点を解決するための手段 本考案の上記目的は、送液時、インペラの回転
により、該インペラ周辺の液に遠心力を付与し
て、該インペラ周縁と該周縁を取り囲む周辺部材
の間の隙間に、インペラ軸貫通部への液漏れを防
止する液相シールを形成するようにされた自吸式
ポンプであつて、該ポンプの吸込口部に接続され
ると共に逆止弁を有する第1液吸込管と、該第1
液吸込管より小径であり且つ該第1液吸込管又は
ポンプ吸込口部から分岐されて液供給源内に延び
る第2液吸込管とを備えていることを特徴とする
自吸式ポンプにより達成される。
作 用 本考案によれば、ポンブ停止時、第1液吸込管
内の液は、逆止弁の働きによりその落下が防止さ
れ、ポンプ吐出側から逆流する液は、小径の第2
液吸込管を通つて落下し、該逆流液がインペラ軸
より溢れて漏洩したりすることがない。ポンプ始
動時、吸い出すべき空気は、実質上、小径第2液
吸込管の少量の空気だけであり、該第2液吸込管
からの揚液が始まると、第1液吸込管からの揚液
も始まる。
実施例 以下に、本考案の1実施例を、第1図から第3
図を参照しつつ説明する。
第1図は、本考案の1実施例にかかる自吸式ポ
ンプ1を示す。該ポンプ1は、特開昭60−47896
号公報記載のポンプに吸込配管装置3を具備した
ものである。
ポンプ1は、最初の運転に先立つてポンプ内に
呼び液(通常は水)を注入し、そのあとモータ1
1にてインペラ12を回すと、該呼び液が渦室1
3から送出路14内を上昇し、仕切壁15を越え
て流下し、同時にポンプ内空気を吐出口部16か
ら外部へ排出し、この作業の連続によりポンプ内
空気及び吸気管内の空気を吸い出し、揚液乃至送
液を始めるものである。この空気の吸い出しの
間、インペラ12から延びる回転板17にて液に
遠心力を付与して液相シールを形成し、以てイン
ペラ軸12′の貫通部18からの外気侵入を防止
し、揚液乃至送液中には、インペラ背面に回り込
もうとする液の漏出を、インペラ背面に設けた裏
羽根19内にて液圧と外気圧とをバランスさせる
ことにより防止するようにしてある。
ポンプを停止すると、吐出口部16側からの逆
流液は、吸込口部20側へ流れ、渦室13内液位
が、サイホンカツト用穴21まで下がると、該穴
から吸込側へ空気が入り、液の逆流が止まるよう
になつている。
なお、図中、10は本体、10′は本体底板、
10″は仕切壁、22は吸込室、23は吸込室よ
り小容積の吐出室、24a,24b,24c,2
4dは穴、25は穴、26は整流穴、27は自吸
穴、28はケーシングである。
吸込配管装置3は、吸込口部20に接続され、
液供給源4内まで延びる大径の第1液吸込管31
と、吸込口部20の近傍で、第1液吸込管31か
ら分岐し、若干立ち上がつたのち、第1液吸込管
31と並んで液供給源4内まで延びる小径の第2
液吸込管32とを備えている。管31は、ポンプ
停止時、該管内液が落下しないように下端部に逆
止弁33を備えている。従つて、ポンプを停止さ
せると、第1図に示すように、第1液吸込管31
内の液は逆止弁33の働きで落下しないが、第2
液吸込管32内の液は落下する。そのため、ポン
プ停止時、吐出口部16側からの逆流液は、第2
液吸込管32へ流れ込み、インペラ軸12′の貫
通部18から外部へ漏出することはない。
ポンプ始動時、吸い出すべき空気は、実質上、
始動時の第2液吸込管内の少量の空気だけであ
り、従来に比し短時間で空気吸い出しを行なつて
実質的揚液乃至送液を早く行なうことができる。
第2図液吸込管32からの揚液が始まると、第1
液吸込管31からの揚液も始まり、円滑な所望の
揚液乃至送液を実行できる。
第2液吸込管32の接続位置は、図示例に限定
されるものではなく、例えば、ポンプ吸込口部2
0のA位置(第1図参照)であつてもよい。いず
れにしても第2液吸込管接続位置は、ポンプ停止
時に、第1液吸込管31及びポンプ吸込口部20
に空気が滞留しない(滞留しても無視できる)よ
うに選択されることが望ましい。
なお、第1図中Hは、ポンプ停止時の管32内
液位を示している。
考案の効果 以上から明らかなように、本考案によれば、冒
頭に記載したタイプの自吸式ポンプにして、ポン
プ始動時の吸込管内空気の吸い込み時間を短縮さ
せ得る自吸式ポンプを提供することができる。更
にはその結果、本考案によれば、この種の自吸式
ポンプの前示一般的利点による有用性を向上させ
得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例にかかる自吸式ポン
プの停止時を示す縦断面図、第2図は第1図のX
−X線に沿う断面図、第3図は第1図のY−Y線
に沿う断面図、第4図は従来例の説明図である。 1……自吸式ポンプ、3……吸込配管装置、4
……液供給源、12……インペラ、18……イン
ペラ軸貫通部、20……ポンプ吸込口部、31…
…第1液吸込管、32……第2液吸込管、33…
…逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 送液時、インペラの回転により、該インペラ周
    辺の液に遠心力を付与して、該インペラ周縁と該
    周縁を取り囲む周辺部材の間の隙間に、インペラ
    軸貫通部への液漏れを防止する液相シールを形成
    するようにされた自吸式ポンプであつて、該ポン
    プの吸込口部に接続されると共に逆止弁を有する
    第1液吸込管と、該第1液吸込管より小径であり
    且つ該第1液吸込管又はポンプ吸込口部から分岐
    されて液供給源内に延びる第2液吸込管とを備え
    ていることを特徴とする自吸式ポンプ。
JP1985173227U 1985-11-11 1985-11-11 Expired JPS6337508Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985173227U JPS6337508Y2 (ja) 1985-11-11 1985-11-11

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985173227U JPS6337508Y2 (ja) 1985-11-11 1985-11-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6279990U JPS6279990U (ja) 1987-05-22
JPS6337508Y2 true JPS6337508Y2 (ja) 1988-10-04

Family

ID=31110491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985173227U Expired JPS6337508Y2 (ja) 1985-11-11 1985-11-11

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6337508Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5219702B2 (ja) * 1972-09-07 1977-05-30
JPS6045791A (ja) * 1983-08-22 1985-03-12 Fuji Electric Co Ltd 立て形ポンプ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5219702U (ja) * 1975-07-31 1977-02-12

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5219702B2 (ja) * 1972-09-07 1977-05-30
JPS6045791A (ja) * 1983-08-22 1985-03-12 Fuji Electric Co Ltd 立て形ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6279990U (ja) 1987-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE39813E1 (en) Vacuum-assisted pump
US2934021A (en) Shallow well self-priming jet pump
JPS6337508Y2 (ja)
US2250714A (en) Centrifugal pump
CN213331557U (zh) 一种排气型水泵
JP2002081393A (ja) 自吸式ポンプ装置
JPS598675B2 (ja) 自吸式ポンプ
JPH09100792A (ja) 吸込側自吸室形の立軸ポンプ
JP2876728B2 (ja) 自吸式ポンプ
JPS58110894A (ja) ポンプユニツトにおけるポンプ起動装置
JP2004027960A (ja) 起動時吐出性能を改善した浸漬式ポンプ
JPS5919836Y2 (ja) 自吸式ポンプ
JPH0459478B2 (ja)
CN213450876U (zh) 一种无密封自控自吸泵
TWI698590B (zh) 再生式泵
JP3363245B2 (ja) サブマージドポンプ
JPS60216094A (ja) 水中モ−タポンプ
RU2352725C2 (ru) Самовсасывающая водонасосная установка на базе центробежного насоса
JP4074066B2 (ja) 空気注入装置付きポンプ
JPS63285287A (ja) 揚水装置
JP2728467B2 (ja) 吸込側自吸室形の立軸ポンプ
JP3029993U (ja) ポンプ
JPH02161195A (ja) 自吸装置付き渦巻ポンプ
JPH0540315Y2 (ja)
JPS6047896A (ja) 自吸式ポンプ