JPS6047896A

JPS6047896A - 自吸式ポンプ

Info

Publication number: JPS6047896A
Application number: JP15698283A
Authority: JP
Inventors: Akira Majima; 真島　陽
Original assignee: SEIKO KAKOKI KK; Seikow Chemical Engr and Machinery Ltd
Current assignee: SEIKO KAKOKI KK; Seikow Chemical Engr and Machinery Ltd
Priority date: 1983-08-26
Filing date: 1983-08-26
Publication date: 1985-03-15
Also published as: JPH0448958B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明ば自吸式ポンプに関し、特に、摺動部なしに軸封
した自吸式ポンプに関する。従来、自吸式ポンプはその
シール手段として、たとえば、メカニカルシール式やグ
ランドバンキング式などが用いられているが、これらは
シール刊とシール拐又はシール材と軸との面接触である
ので回転摩擦熱の発生によりプラスチック製ポンプでは
熱変形や焼付などのトラブルを起しゃ−すい欠点があっ
た。

本発明は上述の問題点に鑑み、発明されたものであって
摺動部なしに軸封した自吸式ポンプを提供しようとする
ものである。

以下２本発明の構成について述べる。

すなわち１本発明の構成要旨は、吸込室とこれより容積
の小さい吐出室が形成された本体と仕切板、渦室ならび
に自吸穴を有し、渦室と接線方向にサイホンカット用穴
が形成されたケーシングを連結一体化し、前記本体とケ
ーシングにより形成される空間に、揚水羽根、裏羽根、
ならびに回転盤から形成された羽根車を配設したことを
特徴とする。

次に本発明の一実施例を添イ」図面により説明する。

第１図は本発明自吸式ポンプの概略構成説明図、第２図
は第１図のＡ−Ａ線概略構成説明図、第３図は第１図の
Ｂ−Ｂ線概略構成説明図である。第り図において、ｌは
本体であって同本体には吸込室４とこれより容積の小さ
い吐出室５が形成されている。２は吸込口、３は吐出室
に連通ずる吐出口である。、９はケーシングであって、
これは、仕切板６、渦室７ならびに自吸穴５ａを有し前
記渦室と接線方向でかつ揚水羽根８ａより上方にサイホ
ンカット用穴４ａが形成されている。そして、これらの
本体１とケーシング９は適宜手段で連結一体化されてい
る。また、８は羽根車であって、揚水羽根８ａ、裏羽根
８ｂ、ならび、に回転盤８Ｃから形成され、モータ１１
に連結した主軸１０に軸着されて前記本体とケーシング
により形成される空間内に配設されている。１ａは前記
吐出室を形成する仕切壁であり、１ｂは送出路５ｄを形
成する仕切壁である。４ｄ、５Ｃはともにケーシングと
本体を連通ずる穴であり、４ｂは吸込室４と吸込口２を
連通ずる穴である。５ｂ。

は整流穴であって吐出室５．の下部に設けらている。４
ｅはり】圧を受ける穴４ｂと同じレベルで動圧を受けな
い位置に設けられ、自吸中に吸込室４に入った空気を揚
水時に速やかに排出するための穴である。４Ｃは吸込室
４の下部に設けた穴である。

かくのごとく構成される本発明自吸式ポンプの作動は次
のようである。

まず、第１段階として自吸液（呼び水）をポンプ内に注
入する。（第４図参照）ついで、第２段階として、モー
タを駆動せしめて羽根車を回転する。この回転によりぐ
自吸液は送出路５ｄ内を上昇して仕切壁１ｂをこえて下
方へ流下し同時にポンプ内の空気は吐出口３より外部へ
排出されてポンプ内圧が低下する。この内圧の低下Ｇこ
ともない吸込側外部の空気もポンプ内に流れこみ同じ（
吐出口３よりポンプ外９Ｉζへ排出される。

この際、渦室７内の圧力が下がった状態でも仕切板６と
本体底板ＩＣが形成する間隙に回転板の回転によって高
圧水膜が形成されるので、主軸貫通部より空気の侵入が
防止されるなり、吸込側外部からポンプ内に流れこんだ
空気のめが吐出口よりポンプ外へ排出されるので自吸作
用力く確実に行われる（第５図参照）。この段階−乙ボ
ンプ内への空気の流入が激減してポンプ内の真空度が高
くなり第３段階として揚水されるべき液体がポンプ内へ
継続的に吸い込まれていく。

ポンプ内に吸込まれた液体の一部は穴４ｂに入り込み、
穴４ｃを経由して穴４ｄに至る。この際、自吸中に吸込
室４に入った空気は穴４ｂから吸込室４に入り込んだ液
が４ｃから出る際に液に巻き込まれて排出されると同時
に穴４ｂと同レベルで動圧を受けない位置に設けられた
穴４ｅより速やかに排出される。他の一部はそのまま穴
４ｄを通過して羽根車８の揚水羽根８ａの回転により渦
室７に入り込む。この時、渦室７内の圧力は高くなって
いるが、裏羽根８ｂの回転による遠心力によって液と空
気は裏羽根内でバランスし、主軸貫通部より液は漏れな
い。渦室７に入り込んだ液体は旋回上昇して送出口５ｄ
を経て吐出される。

一方、送出路５ｄの仕切壁１ｂと本体１内壁との間を下
方へ流れ込む液体も整流穴５ｂを通過し自吸穴５ａを経
由して渦室７内に入り込み旋回上昇し、同様に吐出口３
よりポンプ外部へ排出される（第６図参照）。このよう
にして、揚水運転が継続的におこなわれる。

そして、第４段階として、揚水運転を停止する場合には
、モータの駆動を停止して羽根車の回転を止めると、揚
水作用は停止し、サイボン作用によって液体は吸込側に
流れこみ、吐出室５、送出路５ｄの液位は低下するが、
サイボンカフ１−用穴４ａまで下がるとサイホンカット
用穴から吸込側に空気が入り揚水羽根が液体に浸った状
態で液体の逆流が止まり、自吸液が吸込室に残り、次回
の吹吸液となる。また、吸込室は吐出室より大きくしで
あるので自吸水量も確実に確保できる（第７図参照）。

以上のごとく構成され使用される本発明自給式ポンプは
次のような作用効果を奏する。ずなわぢ９本発明自吸式
ポンプは自吸中、渦室内の圧力が下がった状態では仕切
板６と本体底板１ｃが形成する間隙に回転板の回転によ
って形成される高圧水腹により主軸貫通部より空気の侵
入を防止できるうえ、揚水作業中、渦室の圧力が上がっ
た状態でも裏羽根８ｂの存在により液漏れが発生するこ
とがないので、従来のごとく、固体部と固体部の回転接
触のような摺動部が不要となる。したがって、同−材料
でポンプの製作が可能であり耐蝕性の優れた同−材料で
作ることにより耐蝕性ポンプとすることができる。また
、摺動部がないので摩擦や摺動熱による焼イ」きの虞れ
もなく、ポンプの故障の原因も激減する。更に、砂、泥
などの異物が混入する液体に対しても通用可能であり、
軸封構造が簡単であり安価に製造できる。そしてまた、
吸込室は吐出室よりも容積が大きくしであるので、揚水
停止時に吸込室に溜った液体はそのまま残って自吸に必
要な自吸水（呼び水）も確実に確保できる。更に、サイ
ポンカント用穴は渦室と接線方向に設けたので液体の循
環損失が少なく回転皿周囲の液体は攪はんにより渦室お
よび本体内の液体と入れ代わるので回転皿周囲のみ高温
になることもなく回転盤の熱膨張による回転不良なども
起こらず常に安定した回転を維持できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明自吸式ポンプの概略構成説明図、第２図
は第１図のＡ−Ａ線概略構成説明図、第３図は第１図の
Ｂ−Ｂ線概略構成説明図、第４図は本発明自吸式ポンプ
の呼び水投入時の説明図、第５図は同じく自吸の説明図
５第６１ツ１は同じ７く揚水運転時の説明図、第７図は
同しく揚水停止時の説明図である。 ■・・・本体、１ａ・・・仕切壁、１ｂ・・・仕切壁、
１ｃ・・本体底板、２・・・吸込口、３・・・吐出Ｉコ
、４・・・吸込室、４ａ・・・サイポンカント用穴、４
ｂ、４ｃ、　４ｄ、　４ｅ・・・穴、５・・・吐出室、
５ａ・・・自吸穴、５ｂ・・・整流孔、５ｃ・・・穴、
５ｄ・・・送出路、６・・・仕切板、７・・・渦室、８
・・・羽根車、８ａ・・・揚水羽根、８ｂ・・・裏羽根
、８ｃ・・・回転盤、９・・・ケーシング、１０・・・
主軸、１１・・モータ。脈１　図舘２図ｙ、゛３図；１；１′、　４　ｔｌ耐　５（図誌６１；：イ、７１図手続補正書（自発）昭和５８年９月２６日１、事件の表示　昭和５８　年　特　許　願第１５６９
８２　号２、発明の名称　自　吸式ポ　ン　プ３、補正をする各事件との関係　特　許　出願人代表者
　桜　井　勇　− ４、代　理　人　〒６５０５、補正指令の日付昭和　年　月　日

Claims

【特許請求の範囲】

吸込室とこれより容積の小さい吐出室が形成された本体
と、仕切板、渦室ならびに自吸穴を有し渦室と接線方向
にサイポンカント用穴が形成されたケーシングにより形
成される空間に、揚水羽根、裏羽根ならびに回転盤から
形成された羽根車を配設したことを特徴とする自吸式ポ
ンプ。