JPS5924178B2 - 角形ヒステリシス磁性合金およびその製造方法 - Google Patents

角形ヒステリシス磁性合金およびその製造方法

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JPS5924178B2
JPS5924178B2 JP52023743A JP2374377A JPS5924178B2 JP S5924178 B2 JPS5924178 B2 JP S5924178B2 JP 52023743 A JP52023743 A JP 52023743A JP 2374377 A JP2374377 A JP 2374377A JP S5924178 B2 JPS5924178 B2 JP S5924178B2
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less
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雄悦 村上
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DENKI JIKI ZAIRYO KENKYUSHO
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鉄およびモリブデンからなる合金あるいをまこ
れを主成分とし、副成分としてバナジウム、ニオブ、ク
ロム、タングステン、ニッケル、銅、コバルト、チタン
、ジルコニウム、珪素3アルミニウム、ゲルマニウム、
錫、アンチモン、ベリリウム、マンガン、タンタル、希
土類元素(Yおよびランタン系元素)および炭素の1種
あるいは2種以上の合計0.01〜60%の元素からな
り、少量の不純物を含む角形ヒステリシス磁性合金およ
びその製造方法に関するもので、その目的とするところ
は残留磁束密度が大きく、良好な角形ヒステリシス特性
を有しかつ鍛造、加工が容易な角形ヒステリシス磁性合
金を得るにある。
現在、電磁機器における記憶素子、フエリードおよびラ
ッチングリレー用の磁性材料として、残留磁束密度が大
きく、角形性のヒステリシスを示Jし、用途に応じて数
エルステツドから数100エルステツドの保磁力を有す
る角形性磁性合金が使用されている。
これら成品においては高度な加工を必要とするもの、あ
るいはガラス封着などの作業を必要とするものなどがあ
り、したがつて加工性に富み、かつ磁気特性が高温加熱
(約80『C)によつても安定であることが望まれてい
る。従来、このような特性を有する磁性材料としてはF
e−C系合金、Fe−Mn系合金、Fe−CO系合金お
よびFe−Ni系合金等がある。しかしFe−C系合金
およびFe−Mn系合金は安価で加工性にすぐれている
が、高温加熱によつて磁気特性が著るしく劣化する欠点
を有し、またFe一CO系合金およびFe−Ni系合金
は高価なコバルトあるいはニツケルを多量に含み、かつ
高度な加工技術を必要とするため工業的に充分満足し得
るものとは云い難い。本発明者らは幾多研究の結果、モ
リブデン1〜20%および残部鉄からなる合金およびこ
れを主成分とし、さらに副成分としてバナジウム10%
以下、ニオブ0.5%未満、クロム15%以下、タング
ステン1%未満、ニツケル15%以下、銅10%以下、
コバルト50%以下、チタン501)以下、ジルコニウ
ム5(fl)以下、珪素5%以下、アルミニウム501
)以下、ゲルマニウム5%以下、錫5%以下、アンチモ
ン5%以下、ベリリウム3%以下、マンガン1501)
以下、タンタル0.501)未満、希土類元素2%以下
、および炭素1.5%以下の1種または2種以上の合計
0.01〜6001)と、少量の不純物とからなる合金
は残留磁束密度が大きく、すぐれた角形ヒステリシスを
示し、保磁力が2エルステツド以上を有し、かつ加工が
容易で高温加熱によつても磁気特性が安定な磁性合金で
あることを見いだした。
即ち本発明は残留磁束密度が大きく角形ヒステリシスを
示し、保磁力が2エルステツド以上を有し、かつ鍛造、
成形加工が容易な角形ヒステリシス磁性合金およびその
製造方法を提供するものであり、本発明合金は角形ヒス
テリシス特性を必要とする上記の電磁機器の磁性材料と
して好適である。
本発明の合金を造るには、まず主成分のモリブデン1〜
20%および残部鉄と、副成分のバナジウム10%以下
、ニオブ0.5(fl)未満、クロム15%以下、タン
グステン1%未満、ニツケル15%以下、銅10%以下
、コバルト500!)以下、チタン35%以下、ジルコ
ニウム5%以下、珪素5%以下、アルミニウム5%以下
、ゲルマニウム5%以下、錫501)以下、アンチモン
5%以下、ベリリウム3%以下、マンガン15(F6以
下、タンタル0.5%未満、希土類元素2(fl)以下
、および炭素1.50!)以下の1種または2種以上の
合計0.01〜60(f)の適当量を空気中、好ましく
は非酸化性雰囲気中あるいは真空中において適当な溶解
炉を用いて溶解した後、マンガン、珪素、アルミニウム
、チタン、カルシウム合金、マグネシウム合金、その他
の脱酸剤、脱硫剤を少量(ト)%以下)添加してできる
だけ不純物を取り除き、充分に撹拌し、組成的に均一な
溶融合金を得る。
次にこれを適当な形および大きさの鋳型に注入して健全
な鋳塊を得、さらにこれを80『C〜1200℃の高温
において鍛造あるいは熱間加工を施して適当な形状のも
の、例えば棒あるいは板となし、必要ならば約400℃
以上1200℃位迄の温度で焼鈍する。
あるいは900℃以上の高温度で加熱した後溶体化処理
を施す。ついでこれをスエージング、線引あるいは圧延
などの方法によつて加工率50(?l)以上の冷間加工
を施し、目的の形状のもの例えば細線あるいは薄板にす
る。さらにこれら冷間加工状態の成品を空気中、好まし
くは非酸化性雰囲気中あるいは真空中で400℃以上1
000℃位迄の温度で加熱することにより、保磁力2エ
ルステツド以上を有するすぐれた角形ヒステリシス磁性
合金が得られる。上記の焼鈍あるいは溶体化処理は合金
の組成に応じて適宜選択して施されるものであるが、焼
鈍は加熱することによつて加工歪を除去し、組織を均質
化するために必要であり、また液体化処理は高温度の加
熱によつて過飽和な組織を形成せしめて、冷間加工後に
施される加熱において微細な金属間化合物を析出させ、
保磁力を高めるために必要である。
上記の冷間加工は合金の結晶の優越方向をそろえる効果
があるが、特に加工率50%以上の加工を施した場合に
著るしい。
また上記の冷間加工に次いで行われる加熱は、加工歪の
除去、再結晶、変態、析出などを経て角形特性を向上さ
せるが、特に400℃以上1000℃位迄の加熱におい
てその効果が大きい。ここで、加熱温度が高ければ加熱
時間は短くてよく、加熱温度が低ければ加熱時間は長く
なければならない。次に本発明の実施例について述べる
実施例 1 合金番号8(組成Fe−90%,MO=10%)の合金
の製造原料としては99.9%純度の電解鉄および99
.8(!)純度のモリブデンを用いた。
試料を造るには原料を全重量7009でアルミナ坩堝に
入れ、空気中で高周波誘導電気炉によつて溶かした後、
よく撹拌して均質な溶融合金とした。次にこれを直径2
5m7L.高さ170mT!Lの孔をもつ鋳型に注入し
、得られた鋳塊を約1000℃で鍛造して直径4mmの
丸棒とし、1000℃で1時間加熱した後水冷し、つい
で冷間線引によつて直径0.5m1の線とした。この場
合の力旺率(減面率)は980!)である。さらにこの
線より長さ20?を切りとつて試料とし、種々な熱処理
を施した後残留磁束密度Brと、磁場が200エルステ
ツドのときの磁束密度B2OOとの比率で表わした角形
率(Br/B2OO)および保磁力Hcの値を測定し、
第1表に示すような特性が得られた。実施例 2 合金番号50(組成Fe=84.2%,MO=12%,
Ni−3.8Cf))の合金の製造原料は実施例1と同
じ純度の鉄およびモリブデンと99,8%純度のニツケ
ルを用いた。
試料の製造法は実施例1と同じである。試料に種々の熱
処理を施して第2表に示すような特性を得た。実施例
3合金番号53(組成Fe=87.0%,MO一3.5
(f),Cu=9.5%)の合金の製造原料は実施例1
と同じ純度の鉄およびモリブデンと99.8%純度の銅
とを用いた。
試料の製造法は実施例1と同じである。試料に種々の熱
処理を施して第3表に示すような特性を得た。実施例
4 合金番号118(組成Fe−87.2%,MO=10.
6%,Ge−2.2(fl))の合金の製造原料は実施
例1と同じ純度の鉄およびモリブデンと99.80/)
純度のゲルマニウムとを用いた。
試料の製造法は実施例1と同じである。試料に種々の熱
処理を施して第4表に示すような特性を得た。なお代表
的な合金の磁気特性を第5表に示す。第1図には種々な
モリブデン量を含んだFe−MO合金について1000
℃で1時間加熱した後水冷し、ついで力旺率98%の冷
間加工を施した線材を、700℃の真空中で加熱した場
合の保磁力HCl残留磁束密度Brおよび角形率Br/
B2OOが示してある。図に見るようにモリブデン量の
増加と共に保磁力Hcは著るしく増大し、残留磁束密度
Brは暫次減少するが、角形率Br/B2OOはモリブ
デン量に関係なく8001)以上のすぐれた特性を示す
。しかしモリブデン1%以下では保磁力Hcは2エルス
テツド以下となり、またモリブデン2001)以上では
力旺が困難となる。第2図はモリブデン10%を含む合
金について同様に力旺率98%の冷間力旺を施した後各
温度で加熱した場合の保磁力HCl残留磁束密度Brお
よび角形率Br/B2OOが示してある。図に見るよう
に400℃以上の温度における加熱では角形率が80%
以上を示すが、400℃以下の温度の加熱では角形率が
80%以下となり角形ヒステリシス磁性合金として不適
当である。この角形率が高温加熱によつても80%以上
を示すことは本発明合金の大きな特長である。第3図は
Fe−5.5(fl)MO合金にCr,Ni,Mnある
いはCOを添加し、加工率98%の冷間力旺を施した後
700℃の真空中で加熱した本発明合金の磁気特性を示
す特性図で、図から明らかなように、Cr,Nl,Mn
あるいはCOを添加すると保磁力、角形率のいづれも大
きくなる。
残留磁束密度はCO添加では増大するが、Crl5Ot
)以上、N目5俤以上、Mnl5%以上となると小さく
なるので好ましくない。またCO5O%以上では加工が
困難となり好ましくない。第4図はFe−5.5%MO
合金にV,CuあるいはAlを添加し、同様に冷間加工
と熱処理を施した本発明合金の磁気特性を示す特性図で
、図から明らかなようにV,CuあるいはAlのいづれ
かを添加すると保磁力,角形率とも大きくなるが、10
(fl)以上、CulO%以上、Al5%以上となると
残留磁束密度が小さくなるので好ましくない。
第5図はFe−5.5%MO合金にTi,Zr,Si,
Nb,WあるいはTaを添加し、同様に冷間加工と熱処
理を施した本発明合金の磁気特性を示す特性図で、図か
ら明らかなようにTi,Zr,Si,Nb,Wあるいは
Taを添加すると保磁力,角形率とも大きくなるが、T
i5%以上、Zr5Ol)以上、Si5%以上となると
残留磁束密度が小さくなるので好しくなく、NbO.5
%以上、W1(fl)以上、TaO.5%以上では加工
性を損うので好ましくない。
第6図はFe−5.5%MO合金にGe,Sn,Sb,
Be,CeあるいはCを添加し、同様に冷間加工と熱処
理を施した本発明合金の磁気特性を示す特性図で、図か
ら明らかなようにGe,Sn,Sb,Be,Ceあるい
はCを添加すると保磁力,角形率とも大きくなるが、G
e5%以上、Sn5%以上、Sb5Ol)以上となると
残留磁束密度が小さくなり好ましくなく、Be3%以上
、Ce2%以上、Cl.5%以上で加工が困難となり好
ましくない。さらに上記各実施例、図面および第w表か
られかるようにFe−MO系合金を主成分とし、副成分
として,Nb,Cr,W,Ni,Cu,CO,Ti,Z
r,Si,Al,Ge,Sn,Sb,Be,Mn,Ta
,希土類元素、およびCの1種または2種以上の合計0
.01〜60%を添加した本発明合金もまた加工率50
%以上の冷間力旺を施した後、400℃以上で加熱する
ことにより、保磁力が2エルステツド以上で、残留磁束
密度の大きな優れた角形ヒステリシス特性を有する磁性
合金が得られる。
また本発明合金は加工率50%以上の冷間加工を施し、
400℃以上の加熱により角形特性を付与した後、これ
をさらに加熱するかあるいはこれに冷間加工を施しても
その角形性が容易に劣化しない特長がある。したがつて
本発明合金はガラス封着を必要とし、あるいは最終熱処
理後さらに加工を必要とする成品を製造する場合に有利
である。以上本発明合金の特性は加工率50(fl)以
上の冷間加工を行つた後、400℃以上の温度で加熱す
ることにより得られることを述べたが、この冷間加工と
加熱を繰り返し行つても、良好な角形特性が得られるこ
と当然である。なお図面、実施例および第5表に掲げた
合金には比較的純度の高い金属Nb,Cr,W,Mn,
,Tl,Al,Si,希土類元素、およびC等を用いた
が、これらの代りに経済的に有利な一般市販のフエロ合
金およびミツシユメタルを用いても溶解の際脱酸、脱硫
を充分に行えば、これらの金属を用いる場合とほぼ同様
な磁気特性と加工性が得られる。
上記のように本発明合金は角形特性がすぐれ保磁力も大
きいので角形特性を必要とする上記の電磁機器をはじめ
、ヒステリシスモーターのコア用磁性材料としても好適
である。
次に本発明において合金の組成をモリブデン1〜20%
および残部鉄と限定し、あるいはこれを主成分とし、副
成分として添加する元素をバナジウム10%以下、ニオ
ブ0.50!)未満、クロム15%以下、タングステン
1(Ff)未満、ニツケル15%以下、銅10%以下、
コバルト500I)以下、チタン5%以下、ジルコニウ
ム5%以下、珪素5%以下、アルミニウム5(Ff)以
下、ゲルマニウム5%以下、錫501)以下、アンチモ
ン501)以下、ベリリウム3%以下、マンガン150
I)以下、タンタル0.5%未満、希土類元素2(Ff
)以下および炭素1.5%以下と限定した理由は図面、
各実施例および第5表で明らかなようにその組成範囲の
保磁力は2エルステツド以上ですぐれた角形ヒステリシ
ス特性を示し、かつ加工性も良好であるが、組成がこの
範囲をはずれると磁気特性は劣化し、かつ加工が困難と
なり角形ヒステリシス磁性合金として不適当となるから
である。
即ちモリブデン1〜20%および残部鉄の組成範囲の合
金は保磁力2エルステツド以上で角形特性のすぐれた磁
気特性を有し、さらに高温加熱によつても磁気特性の劣
化が少く、その上加工性が良好であるが、一般にこれに
さらにNb,Cr,W,Ni,Cu,CO,Ti,Zr
,Al,Sn,Sb,Be,Mn,Ta,希土類元素お
よびCの添加は角形特性を改善し、保磁力を高める効果
があり、またNb,W,Ta,Ti,Al,Si,Ge
,Vの添加は高温加熱による磁気特性の劣化を減少させ
る効果があり、Mn,Tl,Cr,Niの添加は鍛造加
工を良好にする効果がある。
なお用途に応じて本発明合金の切削加工を必要とする場
合には、本発明合金にさらにPb,P,Te,S,Se
およびBN(窒化硼素)の1種または2種以上の合計0
.01〜0.3%位の少量を添加することにより角形特
性を損わずに快削性を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はFe−MO系合金を1000℃で1時間加熱後
水冷し、ついで加工率98%の冷間加工を施した後、7
00℃で加熱した場合の磁気特性を示す曲線図、第2図
はモリブデン10%を含むFe−MO系合金に同様に加
工率98%の冷間加工を施した後種々の温度で加熱した
場合の磁気特性を示す曲線図、第3図はFe−5.5%
MO合金にCr,Ni,MnあるいはCOを添加し、同
様に冷間加工と熱処理を施した場合の磁気特性を示す曲
線図、第4図はFe−5.5%MO合金にV,Cuある
いはAlを添加し、同様に冷間加工と熱処理を施した場
合の磁気特性を示す曲線図、第5図はFe−5.50/
)MO合金にTi,Zr,Si,Nb,WあるいはTa
を添加し、同様に冷間加工と熱処理を施した場合の磁気
特性を示す曲線図、第6図はFe−5,51)MO合金
にGe,Sn,Sb,Be,CeあるいはCを添加し、
同様に冷間加工と熱処理を施した場合の磁気特性を示す
曲線図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量比にてモリブデン1〜20%および残部鉄と、
    少量の不純物とからなり、保磁力が2エルステッド以上
    を有することを特徴とする角形ヒステリシス磁性合金。 2 重量比にてモリブデン1〜20%および残部鉄を主
    成分とし、副成分としてバナジウム10%以下、ニオブ
    0.5%未満、クロム15%以下、タングステン1%未
    満、ニッケル15%以下、銅10%以下、コバルト50
    %以下、チタン5%以下、ジルコニウム5%以下、珪素
    5%以下、アルミニウム5%以下、ゲルマニウム5%以
    下、錫5%以下、アンチモン5%以下、ベリリウム3%
    以下、マンガン15%以下、タンタル0.5%未満、希
    土類元素2%以下および炭素1.5%以下の1種または
    2種以上の合計0.01〜60%と、少量の不純物とか
    らなり、保磁力が2エルステッド以上を有することを特
    徴とする角形ヒステリシス磁性合金。 3 重量比にてモリブデン1〜20%および残部鉄と、
    少量の不純物とからなる合金に加工率50%以上の冷間
    加工を施し、さらにこれを400℃以上で加熱すること
    により2エルステッド以上の保磁力を発揮せしめること
    を特徴とする角形ヒステリシス磁性合金の製造方法。 4 重量比にてモリブデン1〜20%および残部鉄を主
    成分とし、副成分としてバナジウム10%以下、ニオブ
    0.5%未満、クロム15%以下、タングステン1%未
    満、ニッケル15%以下、銅10%以下、コバルト50
    %以下、チタン5%以下、ジルコニウム5%以下、珪素
    5%以下、アルミニウム5%以下、ゲルマニウム5%以
    下、錫5%以下、アンチモン5%以下、ベリリウム3%
    以下、マンガン15%以下、タンタル0.5%未満、希
    土類元素2%以下、および炭素1.5%以下の1種また
    は2種以上の合計0.01〜60%と、少量の不純物と
    からなる合金に加工率50%以上の冷間加工を施し、さ
    らにこれを400℃以上で加熱することにより2エルス
    テッド以上の保磁力を発揮せしめることを特徴とする角
    形ヒステリシス磁性合金の製造方法。
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