JPS6218619B2 - - Google Patents

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JPS6218619B2
JPS6218619B2 JP58244713A JP24471383A JPS6218619B2 JP S6218619 B2 JPS6218619 B2 JP S6218619B2 JP 58244713 A JP58244713 A JP 58244713A JP 24471383 A JP24471383 A JP 24471383A JP S6218619 B2 JPS6218619 B2 JP S6218619B2
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JP
Japan
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less
gold
magnetic
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temperature
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JP58244713A
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Ryo Masumoto
Juetsu Murakami
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DENKI JIKI ZAIRYO KENKYUSHO
Original Assignee
DENKI JIKI ZAIRYO KENKYUSHO
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はニツケル60〜86%、ニオブ0.5〜14
%、金5%以下、少量の不純物と残部鉄からなる
高透磁率磁性合金または主成分としてニツケル60
〜86%、ニオブ0.5〜14%、金5%以下、副成分
として銀3%以下、白金族元素5%以下およびベ
リリウム3%以下の1種または2種以上の合計
0.001〜5%および/あるいはモリブデン8%以
下、クロム7%以下、タングステン10%以下、チ
タン7%以下、バナジウム7%以下、マンガン10
%以下、ゲルマニウム7%以下、ジルコニウム5
%以下、希土類元素5%以下、タンタル10%以
下、ストロンチウム3%以下、バリウム3%以
下、ホウ素1%以下、アルミニウム5%以下、ケ
イ素5%以下、ハフニウム5%以下、錫5%以
下、アンチモン5%以下、ガリウム5%以下、イ
ンジウム5%以下、タリウム5%以下、コバルト
10%以下および銅30%以下の1種または2種以上
の合計0.01〜30%、少量の不純物と残部鉄からな
る高透磁率磁性合金およびその製造法に関するも
のであつてその目的とするところは、透磁率およ
び硬度が大きく、かつ鍛造、加工が容易な磁気録
音再生ヘツド用の磁性合金を得るにある。 現在、オーデイオ用磁気録音再生ヘツドの磁性
材料としては、高透磁率を有し、成形加工が良好
なパーマロイ(Ni―Fe系合金)が一般に広く使
用されているが、その硬度がビツカース表示
(Hv)で約110の如く低い値のため、磁気テープ
の摺動による摩耗が激しく、これを改善すること
が重要な課題となつている。 先に本発明者らは特公昭47―29690号において
Ni―Fe―Nb合金が硬度が高く、耐摩耗性に優れ
た高透磁率合金であることを開示した。 その後引続き本発明者らはNi―Fe合金にニオ
ブと同時に金を添加した合金について種々研究し
た結果、この合金はニオブと金の相乗的効果によ
り硬度が高く耐摩耗性にすぐれ、磁気ヘツド用磁
性合金として好適であることを見い出した。さら
に進んでこの合金に銀、白金族元素、ベリリウム
の1種また2種以上の合計0.001〜5%とMo,
Cr,W,Ti,V,Mn,Ge,Zr,希土類元素,
Ta,Sr,Ba,B,Al,Si,Hf,Sn,Sb,Ga,
In,Tl,CoおよびCuのうちの1種または2種以
上の合計0.01〜30%を添加して研究を行い、遂に
高い透磁率を有し、硬度が大きく、かつ鍛造加工
の容易な合金を見い出すことができる。 即ち、本発明は重量比ニツケル60〜86%、ニオ
ブ0.5〜14%と、金5%以下、少量の不純物と残
部鉄から成るか、または重量比にて主成分として
ニツケル60〜86%、ニオブ0.5〜14%、金5%以
下、副成分として銀3%以下、白金族元素5%以
下およびベリリウム3%以下の1種または2種以
上の合計0.001〜5%および/あるいはモリブデ
ン8%以下、クロム7%以下、タングステン10%
以下、チタン7%以下、バナジウム7%以下、マ
ンガン10%以下、ゲルマニウム7%以下、ジルコ
ニウム5%以下、希土類元素5%以下、タンタル
10%以下、ストロンチウム3%以下、バリウム3
%以下、ホウ素1%以下、アルミニウム5%以
下、ケイ素5%以下、ハフニウム5%以下、錫5
%以下、アンチモン5%以下、ガリウム5%以
下、インジウム5%以下、タリウム5%以下、コ
バルト10%以下および銅30%以下の1種または2
種以上の合計0.01〜30%、少量の不純物と残部鉄
からなり、初透磁率3000以上、最大透磁率5000以
上でビツカース硬度が130以上の高透磁率、高硬
度で、かつ鍛造、成形加工が容易で熱処理が簡単
な磁気録音および再生ヘツド等に使用し得る高透
磁率磁性合金に係る。 尚、本発明合金の更に好ましい組成範囲は次の
通りである。即ち主成分としてニツケル73〜84.8
%、ニオブ1〜12%と、金3%以下、副成分とし
て銀、白金族元素およびベリリウムそれぞれ3%
以下の1種または2種以上の合計0.005〜3%お
よび/あるいはモリブデン6%以下、クロム5%
以下、タングステン7%以下、チタン5%以下、
バナジウム4%以下、マンガン7%以下、ゲルマ
ニウム5%以下、ジルコニウム3%以下、希土類
元素3%以下、タンタル7%以下、ストロンチウ
ム2%以下、バリウム2%以下、ホウ素0.7%以
下、アルミニウム3%以下、ケイ素3%以下、ハ
フニウム3%以下、錫3%以下、アンチモン3%
以下、ガリウム3%以下、インジウム3%以下、
タリウム3%以下、コバルト7%以下および銅20
%以下の1種または2種以上の合計0.01〜25%以
下、少量の不純物と残部鉄からなる合金は一層好
適である。 上記組成の合金を再結晶温度以上、即ち600℃
以上、特に800℃以上融点以下の高温で非酸化性
雰囲気中あるいは真空中において少なくとも1分
間以上約100時間以下の組成に対応した適当時間
加熱し、高温で充分に加工歪を除去し、かつ溶体
化し、組織を均質化した後、約600℃の規則―不
規則格子変態点に近い温度まで冷却し、ここで短
時間保持し、組織各部が均一な温度になるのをま
つて、上記変態点以上の温度より100℃/秒〜1
℃/時の組成に対応した適当な速度で常温まで冷
却するか、あるいはこれを更に規則―不規則格子
変態点(約600℃)以下の温度で1分間以上約100
時間以下の組成に対応した適当時間加熱し、冷却
することにより、高透磁率、高硬度の磁性合金を
得ることができる。 上記の溶体化温度から規則―不規則格子変態点
(約600℃)以上の温度までの冷却は、急冷しても
徐冷しても得られる磁性には大した変わりはない
が、この変態点以下の冷却速度は磁性に大きな影
響を及ぼす。即ちこの変態点以上の温度より100
℃/秒〜1℃/時の組成に対応した適当な速度で
常温迄冷却すると、適当な規則度となり、磁性は
優秀である。そして上記の冷却速度の内100℃/
秒以上速く冷却すると規側化が進まず、規則度は
さらに小さくなり磁性は劣化する。しかしその規
則度の小さい合金をその変態点以下の200℃〜600
℃に再加熱し冷却すると、規則化が進んで適当な
規則度となり磁性は向上する。他方、上記の変態
点以上の温度から、例えば1℃/時位の速度で徐
冷すると、規則化は進みすぎ磁性は低下する。 これを要するに、本発明の組成合金では600℃
以上、特に800℃以上融点以下の高温で充分溶体
化し、適当な速度で冷却し、規則度を適当な値と
すると優秀な磁性が得られ、冷却が速すぎて規則
度が小さ過ぎるときは、さらに200〜600℃の間の
変態点以下の温度で再加熱すると規則度が調整さ
れ磁性が著しく向上するのである。 また一般的には熱処理温度が高ければ熱処理時
間は短く、熱処理温度が低ければ熱処理時間を長
くしなければならない。なお合金の質量が大きい
場合は熱処理時間を長くし、質量が小さい場合に
は熱処理時間を短くしてよいことは当然である。 本発明の各合金について最高の透磁率を得るた
めの約600℃から常温までの冷却速度はその組成
によつてかなり異なつているが、一般にその速度
は小さく炉中冷却程度の速度、即ち徐冷が応用上
好都合である。例えば磁気録音再生用ヘツドを製
作する場合には、成形加工後その加工歪を除去す
るための熱処理は、できるだけ製品の形状を維持
し、表面の酸化物の生成をさけるために、非酸化
性雰囲気中あるいは真空中で行うことが望ましい
ので、徐冷して優秀な特性を現わす本発明合金は
これによく適している。 次に本発明合金の製造法を工程順に詳細に説明
する。 本発明の合金を造るには、まず主成分のニツケ
ル60〜86%、ニオブ0.5〜14%と、金5%以下お
よび残部鉄の適当量を空気中、好ましくは非酸化
性雰囲気中あるいは真空中において適当な融解炉
を用いて溶解した後、マンガン、ケイ素、アルミ
ニウム、チタン、ボロン、カルシウム合金、マグ
ネシウム合金その他の脱酸剤、脱硫剤を少量添加
してできるだけ不純物を取り除き、そのままか、
更にこれに銀3%以下、白金族元素5%以下およ
びベリリウム3%以下の1種または2種以上の合
計0.001〜5%および/あるいはモリブデン8%
以下、クロム7%以下、タングステン10%以下、
チタン7%以下、バナジウム7%以下、マンガン
10%以下、ゲルマニウム7%以下、ジルコニウム
5%以下、希土類元素5%以下、タンタル10%以
下、ストロンチウム3%以下、バリウム3%以
下、ホウ素1%以下、アルミニウム5%以下、ケ
イ素5%以下、ハフニウム5%以下、錫5%以
下、アンチモン5%以下、ガリウム5%以下、イ
ンジウム5%以下、タリウム5%以下、コバルト
10%以下および銅30%以下の1種または2種以上
の合計0.01〜30%の定量を添加して充分に撹拌
し、組成的に均一な溶融合金を造る。次にこれを
適当な形および大きさの鋳型に注入して健全な鋳
塊を得、さらにこれに常温あるいは高温において
鍛造あるいは熱間および冷間圧延などの成形加工
を施して目的の形状のもの、例えば厚さ0.3mmの
薄板を造る。次にその薄板から目的の形状、寸法
のものを打抜き、これを水素中、その他適当な非
酸化性雰囲気中あるいは真空中で再結晶温度以
上、すなわち約600℃以上、特に800℃以上融点以
下の温度に1分間以上約100時間以下加熱し、つ
いで組成に対応した適当な速度、例えば100℃/
秒〜1℃/時、特に10℃/秒〜10℃/時で冷却す
る。合金の組成によつてはこれをさらに約600℃
以下の温度(規則格子/不規則格子変態点以下の
温度)、特に200〜600℃に1分間以上約100時間以
下加熱し、冷加する。 次に本発明を実施例について述べる。 実施例 1 合金番号7(組成Ni=79.8%、Fe=13.8%、
Nb=5.0%、Au=1.4%)の合金 原料としては99.8%純度の電解ニツケル、99.9
%純度の電解鉄、99.8%純度のニオブおよび99.9
%純度の金を用いた。試料を造るには全重量800
gをアルミナ坩堝に入れ、真空中で高周波誘導電
気炉によつて溶かした後、よく撹拌して均質な溶
融合金とした。次にこれを直径25mm、高さ170mm
の孔をもつ鋳型に注入し、得られた鋳塊を約1000
℃で鍛造して厚さ約7mmの板とした。さらに約
600〜9900℃の間で厚さ1mmまで熱間圧延し、つ
いで常温で冷間圧延を施して0.1mmの薄板とし、
それから外径45mm、内径33mmの環状板および磁気
ヘツドのコアを打ち抜いた。つぎにこれらに第1
表に示す種々な熱処理を施し、環状板で磁気特性
および硬度を、またコアを用いて磁気ヘツドを製
造し、タリサーフ表面粗さ計で磁気テープによる
300時間走行後の摩耗量を測定して第1表のよう
な結果を得た。
【表】 つぎに第2表には1250℃の水素中で2時間加熱
した後、600℃から種々な速度で常温まで冷却す
るか、あるいはこれをさらに600℃以下の温度で
再加熱して、常温で測定された代表的な合金の諸
特性が示してある。
【表】 つぎに本発明合金の金と透磁率、硬度および摩
耗量との関係を図面によつて詳細に述べる。第1
図には79.8%Ni―Fe―5%Nb―Au合金につい
て、金と初透磁率、最大透磁率、実効透磁率、硬
度および摩耗量との関係が示してある。一般に金
量の増加とともに硬度は著しく増大し、同時に摩
耗量は著しく減少するが特に金の微量添加におい
て、極めてその効果が大きいことがわかる。ま
た、一般に金の添加は初透磁率、最大透磁率およ
び実効透磁率を高める効果があり、特に磁気ヘツ
ドの特性にとつて重要とされる交流磁界における
実効透磁率においてその効果が大きい。しかし金
の5%以上では鍛造、加工が困難となり、且つ磁
気特性も磁気ヘツド用磁性合金として不適当とな
る。 本発明合金のこのような高い硬度は、ニオブの
効果によりNi―Fe合金の地が固溶体硬化する
が、さらに金の添加によりこの固溶体硬化を一層
促進するとともに地に硬度の極めて高いNb―
(Au)系金属間化合物が微細に析出して、硬度を
著しく大きくする効果が達成されるものと考えら
れる。 なお上記の実験においては、すべての高純度の
金属の原料を用いたが、これらの代りにそれぞれ
一般市販のフエロ合金あるいは各種母合金を用い
てもよい。この場合には合金が多少脆性を帯びる
ので、溶解の際特にマンガン、ケイ素、アルミニ
ウム、チタン、ボロン、カルシウム合金、マグネ
シウム合金、その他の脱酸、脱硫剤を適当に用い
て充分に脱酸、脱硫を行い合金に鍛造性、熱間加
工性および冷間加工性、展延性および快削性を与
えることが必要である。 磁気ヘツド用磁性合金は磁気録音再生の感度の
点から1KHzにおける実効透磁率3000以上、飽和
磁束密度3000G以上を必要とされるが、本発明合
金は1KHzにおける実効透磁率3000以上、飽和磁
束密度3000G以上であるので、磁気ヘツド用磁性
合金として好適である。 要するに本発明合金はNi,Fe,Nb,Auからな
る合金かあるいはこれにAg、白金族元素および
Beの1種あるいは2種以上の合計0.001〜5%お
よび/あるいはMo,Cr,W,Ti,V,Mn,
Ge,Zr,希土類元素,Ta,Sr,Ba,B,Al,
Si,Hf,Sn,Sb,Ga,In,Tl,CoおよびCuの
1種あるいは2種以上の合計0.01〜30%を添加し
た合金で初透磁率、最大透磁率および実効透磁率
は非常に大きく、硬度も高く、加工性が良好なの
で、特に磁気録音再生ヘツドの磁性合金として非
常に好適であるとともに、VTRおよび普通の電
気機器に用いる磁性材料としても非常に好適であ
る。 次に本発明において合金の組成をニツケル60〜
86%、ニオブ0.5〜14%、金5%以下および残部
鉄と限定し、またこれに添加する元素を銀3%以
下、白金族元素5%以下およびベリリウム3%以
下の1種または2種以上の合計0.001〜5%およ
び/あるいはモリブデン8%以下、クロム7%以
下、タングステン10%以下、チタン7%以下、バ
ナジウム7%以下、マンガン10%以下、ゲルマニ
ウム7%以下、ジルコニウム5%以下、希土類元
素5%以下、タンタル10%以下、ストロンチウム
3%以下、バリウム3%以下、ホウ素1%以下、
アルミニウム5%以下、ケイ素5%以下、ハフニ
ウム5%以下、錫5%以下、アンチモン5%以
下、ガリウム5%以下、インジウム5%以下、タ
リウム5%以下、コバルト10%以下および銅30%
以下の1種または2種以上の合計0.01〜30%と限
定した理由は、実施例、第2表および図面で明ら
かなようにその組成範囲の透磁率および硬度はか
なり高く、且つ加工性も良好であるが、組成がこ
の範囲をはずれると、透磁率および硬度の値が低
くなり、かつ加工が困難となり磁気録音再生ヘツ
ドの材料として不適当となるからである。すなわ
ち、ニオブが0.5%以下および金が0.001%未満で
は硬度が130以下と低く、ニオブが14%を超え、
金5%を超えると硬度が高すぎて鍛造、加工が困
難となり透磁率も低下するからである。そしてこ
れに副成分としてモリブデン8%、クロム7%、
タングステン10%、チタン7%、バナジウム10
%、マンガン10%、ゲルマニウム7%、希土類元
素5%、カリウム5%、インジウム5%、タリウ
ム5%、コバルト10%および銅30%のそれぞれを
超えて添加すると初透磁率が3000以下あるいは最
大透磁率が5000以下となるからであり、銀3%、
白金族元素5%、ベリリウム3%、ジルコニウム
5%、タンタル10%、ストロンチウム3%、バリ
ウム3%、ホウ素1%、アルミニウム5%、ケイ
素5%、ハフニウム5%、錫5%およびアンチモ
ン5%のそれぞれを超えて添加すると、鍛造ある
いは加工が困難となるからである。 なお、第2表より明らかなように、Ni―Fe―
Nb―Au系合金に副成分の何れかを入れると初透
磁率、最大透磁率、実効透磁率は大きくなり、保
磁力が小さくなり、硬度が大きくなり耐摩耗性が
効善されるのでこれ等の副成分の添加は磁気特性
の改善と硬度および耐摩耗性の改善をする点でそ
の効果は同一であり、同効成分と見做し得る。 なお、用途に応じて本発明合金の切削加工性を
向上させたい場合には、磁気特性、耐摩耗性を損
なわない程度に鉛、燐、テルル、硫黄、カルシウ
ム、ビスマスおよびセレンの少量を添加しても差
支えない。また炭素、酸素、窒素は耐摩耗性を改
善するので加工性を損わない程度ならば少量含有
されても差支えない。
【図面の簡単な説明】
第1図は79.8%Ni―Fe―5%Nb―Au合金の金
量と初透磁率、最大透磁率、1KHzにおける実効
透磁率、硬度および摩耗量との関係を示す特性図
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量比にてニツケル60〜86%、ニオブ0.5〜
    14%と金0.001〜5%、少量の不純物と残部鉄か
    らなり、初透磁率3000以上、最大透磁率5000以上
    およびビツカース硬度130以上を有することを特
    徴とする磁気録音再生ヘツド用磁性合金。 2 重量比にてニツケル60〜86%、ニオブ0.5〜
    14%と金5%以下を主成分として、副成分として
    銀3%以下、白金族元素5%以下、ベリリウム3
    %以下の1種または2種以上の合計0.001〜5
    %、少量の不純物と残部鉄からなり、初透磁率
    3000以上、最大透磁率5000以上およびビツカース
    硬度130以上を有することを特徴とする磁気録音
    再生ヘツド用磁性合金。 3 重量比にてニツケル60〜86%、ニオブ0.5〜
    14%と金0.001〜5%を主成分として、副成分と
    してモリブデン8%以下、クロム7%以下、タン
    グステン10%以下、チタン7%以下、バナジウム
    7%以下、マンガン10%以下、ゲルマニウム7%
    以下、ジルコニウム5%以下、希土類元素5%以
    下、タンタル10%以下、ストロンチウム3%以
    下、バリウム3%以下、ホウ素1%以下、アルミ
    ニウム5%以下、ケイ素5%以下、ハフニウム5
    %以下、錫5%以下、アンチモン5%以下、ガリ
    ウム5%以下、インジウム5%以下、タリウム5
    %以下、コバルト10%以下および銅30%以下の1
    種または2種以上の合計0.01〜30%、少量の不純
    物と残部鉄からなり、初透磁率3000以上、最大透
    磁率5000以上およびビツカース硬度130以上を有
    することを特徴とする磁気録音再生ヘツド用磁性
    合金。 4 重量比にてニツケル60〜86%、ニオブ0.5〜
    14%と金5%以下を主成分として、副成分として
    銀3%以下、白金族元素5%以下およびベリリウ
    ム3%以下の1種または2種以上の合計0.001〜
    5%とモリブデン8%以下、クロム7%以下、タ
    ングステン10%以下、チタン7%以下、バナジウ
    ム7%以下、マンガン10%以下、ゲルマニウム7
    %以下、ジルコニウム5%以下、希土類元素5%
    以下、タンタル10%以下、ストロンチウム3%以
    下、バリウム3%以下、ホウ素1%以下、アルミ
    ニウム5%以下、ケイ素5%以下、ハフニウム5
    %以下、錫5%以下、アンチモン5%以下、ガリ
    ウム5%以下、インジウム5%以下、タリウム5
    %以下、コバルト10%以下および銅30%以下の1
    種または2種以上の合計0.01〜30%、少量の不純
    物と残部鉄からなり、初透磁率3000以上、最大透
    磁率5000以上およびビツカース硬度130以上を有
    することを特徴とする磁気録音再生ヘツド用磁性
    合金。 5 重量比にてニツケル60〜86%、ニオブ0.5〜
    14%と金5%以下、少量の不純物と残部鉄からな
    る組成物を、600℃以上融点以下の温度で非酸化
    性雰囲気あるいは真空中において、少なくとも1
    分間以上100時間以下の組成に対応した適当時間
    加熱した後、規則―不規則格子変態点以上の温度
    から100℃/秒〜1℃/時の組成に対応した適当
    な速度で常温まで冷却することを特徴とする磁気
    録音再生ヘツド用磁性合金の製造法。 6 重量比にてニツケル60〜86%、ニオブ0.5〜
    14%と金5%以下、少量の不純物と残部鉄からな
    る組成物を600℃以上融点以下の温度で非酸化性
    雰囲気あるいは真空中において少なくとも1分間
    以上100時間以下の組成に対応した適当時間加熱
    した後、規則―不規則格子変態点以上の温度から
    100℃/秒〜1℃/時の組成に対応した適当な速
    度で常温まで冷却し、これをさらに規則―不規則
    格子変態点以下の温度で非酸化性雰囲気中あるい
    は真空中において1分間以上100時間以下の組成
    に対応した適当時間加熱し冷却することを特徴と
    する磁気録音再生ヘツド用磁性合金の製造法。 7 重量比にてニツケル60〜86%、ニオブ0.5〜
    14%と金5%以下を主成分として、副成分として
    銀3%以下、白金族元素5%以下およびベリリウ
    ム3%以下の1種または2種以上の合計0.001〜
    5%および/あるいはモリブデン8%以下、クロ
    ム7%以下、タングステン10%以下、チタン7%
    以下、バナジウム7%以下、マンガン10%以下、
    ゲルマニウム7%以下、ジルコニウム5%以下、
    希土類元素5%以下、タンタル10%以下、ストロ
    ンチウム3%以下、バリウム3%以下、ホウ素1
    %以下、アルミニウム5%以下、ケイ素5%以
    下、ハフニウム5%以下、錫5%以下、アンチモ
    ン5%以下、ガリウム5%以下、インジウム5%
    以下、タリウム5%以下、コバルト10%以下およ
    び銅30%以下の1種または2種以上の合計0.01〜
    30%、少量の不純物と残部鉄からなる組成物を、
    600℃以上融点以下の温度で非酸化性雰囲気ある
    いは真空中において、少なくとも1分間以上100
    時間以下の組成に対応した適当時間加熱した後、
    規則―不規則格子変態点以上の温度から100℃/
    秒〜1℃/時の組成に対応した適当な速度で常温
    まで冷却することを特徴とする磁気録音再生ヘツ
    ド用磁性合金の製造法。 8 重量比にてニツケル60〜86%、ニオブ0.5〜
    14%と金5%以下を主成分として副成分として銀
    3%以下、白金族元素5%以下およびベリリウム
    3%以下の1種または2種以上の合計0.001〜5
    %および/あるいはモリブデン8%以下、クロム
    7%以下、タングステン10%以下、チタン7%以
    下、バナジウム7%以下、マンガン10%以下、ゲ
    ルマニウム7%以下、ジルコニウム5%以下、希
    土類元素5%以下、タンタル10%以下、ストロン
    チウム3%以下、バリウム3%以下、ホウ素1%
    以下、アルミニウム5%以下、ケイ素5%以下、
    ハフニウム5%以下、錫5%以下、アンチモン5
    %以下、ガリウム5%以下、インジウム5%以
    下、タリウム5%以下、コバルト10%以下および
    銅30%以下の1種または2種以上の合計0.01〜30
    %、少量の不純物と残部鉄からなる組成物を、
    600℃以上融点以下の温度で非酸化性雰囲気ある
    いは真空中において少なくとも1分間以上100時
    間以下の組成に対応した適当時間加熱した後、規
    則―不規則格子変態点以上の温度から100℃/秒
    〜1℃/時の組成に対応した適当な速度で常温ま
    で冷却し、これをさらに規則―不規則格子変態点
    以下の温度で非酸化性雰囲気中あるいは真空中に
    おいて1分間以上100時間以下の組成に対応した
    適当時間加熱し冷却することを特徴とする磁気録
    音再生ヘツド用磁性合金の製造法。
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