JPS592387Y2 - パッキン形管継手 - Google Patents
パッキン形管継手Info
- Publication number
- JPS592387Y2 JPS592387Y2 JP5674479U JP5674479U JPS592387Y2 JP S592387 Y2 JPS592387 Y2 JP S592387Y2 JP 5674479 U JP5674479 U JP 5674479U JP 5674479 U JP5674479 U JP 5674479U JP S592387 Y2 JPS592387 Y2 JP S592387Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packing
- lock ring
- pipe
- pressing body
- type pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Joints With Pressure Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は管にねし加工を必要としないパツキン形管継手
において、流体圧力あるいは外力により、管継手から管
が抜は出すのを防止するために金属板から成る中空円錐
台状ロックリングを使用した管継手に関するものである
。
において、流体圧力あるいは外力により、管継手から管
が抜は出すのを防止するために金属板から成る中空円錐
台状ロックリングを使用した管継手に関するものである
。
従来のパツキン形管継手においては、パツキンのみで気
密性の保持と、管の抜は止めを行っている。
密性の保持と、管の抜は止めを行っている。
この場合、パツキンと管との摩擦力のみによるものであ
るため、十分な抜は止め作用が期待できない。
るため、十分な抜は止め作用が期待できない。
また上記の欠点を除去するものとして、ロックリングを
用いて管の抜は止め力の増大を図ったパツキン形管継手
が使用されている。
用いて管の抜は止め力の増大を図ったパツキン形管継手
が使用されている。
第1図および゛第2図は従来のロックリングを用いたパ
ツキン形管継手要部縦断面図である。
ツキン形管継手要部縦断面図である。
管継手の本体2の端部に設けたパツキン箱21に軟質弾
性体のパツキン4を収容し、パツキン4、押圧体3、管
1によって形成される空間にカラー5および中空円錐台
状で縦断端面が内外周管軸に平行な面で形成される四辺
形のロックリング6を嵌着した状態を示す。
性体のパツキン4を収容し、パツキン4、押圧体3、管
1によって形成される空間にカラー5および中空円錐台
状で縦断端面が内外周管軸に平行な面で形成される四辺
形のロックリング6を嵌着した状態を示す。
本体2の端部外周面および押圧体3の内周面には、各々
ねじを設けて螺結しである。
ねじを設けて螺結しである。
第2図は従来−のパツキン形管継手の締結完了後の状態
を示す要部縦断面図である。
を示す要部縦断面図である。
本体2と押圧体3との螺結状態の進行に伴ってロックリ
ング6がパツキン4およびカラー5によって加圧され、
押圧体3の内面がロックリング6の外周を押圧すること
により、ロックリング6の内周端が鋭角に形成されてい
るためこの内周爪先か管1に食い込み、管1の抜は止め
力を増大する。
ング6がパツキン4およびカラー5によって加圧され、
押圧体3の内面がロックリング6の外周を押圧すること
により、ロックリング6の内周端が鋭角に形成されてい
るためこの内周爪先か管1に食い込み、管1の抜は止め
力を増大する。
なおロックリング6は第3図に示すように円周のl箇所
に切割部7を設けることにより、管1への食い込み完了
後に取りはずす必要が生じた場合にも管1から容易には
ずすことが出来るようにしたものである。
に切割部7を設けることにより、管1への食い込み完了
後に取りはずす必要が生じた場合にも管1から容易には
ずすことが出来るようにしたものである。
上記、従来の管継手は押圧体3の締付けにともない、ロ
ックリング6、カラー5を介してパツキン4が圧縮され
て面圧が増大してゆき、気密に必要な所定の面圧に達し
た後にロックリング6の内周爪先が管1に食い込み、管
1の抜は止め力を得ようとするものであるにもかかわら
ず、パツキン4の面圧が十分に増大する以前にロックリ
ング6の内周爪先が管1に食い込みやすく、したがって
、その後押圧体3を締め付は力を増しても管1を継手本
体2に向かって動かせない場合(第1図、第2図)には
、ロックリング6はパツキン4に向かって移動しないた
め、パツキン4の面圧を増大することが出来ず、高い耐
圧性能を得るのが困難という欠点があった。
ックリング6、カラー5を介してパツキン4が圧縮され
て面圧が増大してゆき、気密に必要な所定の面圧に達し
た後にロックリング6の内周爪先が管1に食い込み、管
1の抜は止め力を得ようとするものであるにもかかわら
ず、パツキン4の面圧が十分に増大する以前にロックリ
ング6の内周爪先が管1に食い込みやすく、したがって
、その後押圧体3を締め付は力を増しても管1を継手本
体2に向かって動かせない場合(第1図、第2図)には
、ロックリング6はパツキン4に向かって移動しないた
め、パツキン4の面圧を増大することが出来ず、高い耐
圧性能を得るのが困難という欠点があった。
本考案は従来のパツキン形管継手の欠点を除去し、高い
パツキン面圧を得ることを目的とする。
パツキン面圧を得ることを目的とする。
本考案の要旨は、押圧体から管軸内方に向って小径に傾
斜する環状のロックリングの縦断面形状を内周側端部は
直角とし外周側端部は管軸と平行な面の四辺形で形成し
たことを特徴とするパツキン形管継手である。
斜する環状のロックリングの縦断面形状を内周側端部は
直角とし外周側端部は管軸と平行な面の四辺形で形成し
たことを特徴とするパツキン形管継手である。
この様にロックリングの内周端は直角に形成されている
ためロックリングの管への食い込み作用は緩慢で、押圧
体によって管軸内方に押されるロックリングは更にカラ
ーを介して押圧するパツキンの圧縮を十分増大するまで
押圧させ、パツキンの面圧を高めた後管に食い込み作用
するため、高い耐内封圧力を得ることが出来る。
ためロックリングの管への食い込み作用は緩慢で、押圧
体によって管軸内方に押されるロックリングは更にカラ
ーを介して押圧するパツキンの圧縮を十分増大するまで
押圧させ、パツキンの面圧を高めた後管に食い込み作用
するため、高い耐内封圧力を得ることが出来る。
以下図面に従って本考案の実施例について説明する。
第4図において、継手本体2の端部外周面および押圧体
3の内周面には各々ねじを設けて螺結してあり、本体2
の端部に設けたパツキン箱21に軟質弾性体のパツキン
4を収容し、パツキン4、押圧体3、管1によって形成
される空間にカラー5および金属板から成る中空円錐台
状ロックリング6′を嵌着した状態を示す。
3の内周面には各々ねじを設けて螺結してあり、本体2
の端部に設けたパツキン箱21に軟質弾性体のパツキン
4を収容し、パツキン4、押圧体3、管1によって形成
される空間にカラー5および金属板から成る中空円錐台
状ロックリング6′を嵌着した状態を示す。
ロックリング6′は内周側先端の角度αをほぼ直角とし
、外周端の押圧体側の角度βを鋭角に形成する。
、外周端の押圧体側の角度βを鋭角に形成する。
又、第5図に示すようにロックリング6′には円周上の
1箇所に切割部7を設け、その幅を外周側から内周側に
向かい漸次拡大するとともに、内周側の切割端部8には
図のように丸味をつけ、外周側の切割端部9を鋭角に形
成する。
1箇所に切割部7を設け、その幅を外周側から内周側に
向かい漸次拡大するとともに、内周側の切割端部8には
図のように丸味をつけ、外周側の切割端部9を鋭角に形
成する。
つぎに上記のように形成されたロックリング6′の作用
について説明する。
について説明する。
継手本体2に管1、パツキン4、カラー5、ロックリン
グ6′、押圧体3を第4図のように組み付け、押圧体3
を締め付けることにより、ロックリング6′、カラー5
を介してパツキン4が圧縮されて面圧が増大する。
グ6′、押圧体3を第4図のように組み付け、押圧体3
を締め付けることにより、ロックリング6′、カラー5
を介してパツキン4が圧縮されて面圧が増大する。
このとき、管外周とロックリング6′の先端面とのなす
角度γを小さくしたこと(30〜60°にすると良い性
能が得られる)および内周側切割端部8 (第5図参照
)に丸味をつけたこと、さらに外周側切割端部9 (第
5図参照)および外周端の押圧体側角度βを鋭角に形成
したことによって、パツキン4の面圧が十分に増大する
以前にロックリング6′が管に食い込むという欠点を取
りのぞくことが出来る。
角度γを小さくしたこと(30〜60°にすると良い性
能が得られる)および内周側切割端部8 (第5図参照
)に丸味をつけたこと、さらに外周側切割端部9 (第
5図参照)および外周端の押圧体側角度βを鋭角に形成
したことによって、パツキン4の面圧が十分に増大する
以前にロックリング6′が管に食い込むという欠点を取
りのぞくことが出来る。
すなわち、押圧体3を締め付けてゆくと、ロックリング
6′の内周爪先が管1の外周に食い込む前にロックリン
グ6′の外周端が押圧体3の内周に食い込みはじめ、押
圧体3の締め付けが進むにしたがってロックリング6′
は抑圧体3と一緒に回転し、ロックリング6′の内周爪
先は管1の外周を摺動しつつ、パツキン4に向かって移
動し、パツキン4に十分な面圧が発生するまで管1に食
い込まない。
6′の内周爪先が管1の外周に食い込む前にロックリン
グ6′の外周端が押圧体3の内周に食い込みはじめ、押
圧体3の締め付けが進むにしたがってロックリング6′
は抑圧体3と一緒に回転し、ロックリング6′の内周爪
先は管1の外周を摺動しつつ、パツキン4に向かって移
動し、パツキン4に十分な面圧が発生するまで管1に食
い込まない。
而してパツキン4が圧縮され、気密の保持に十分な面圧
に達して後にロックリング6′は管1の外周に食い込み
、管の抜は止め作用をするものである。
に達して後にロックリング6′は管1の外周に食い込み
、管の抜は止め作用をするものである。
本考案はロックリング6′の内周切割端部8に丸味をつ
け、外周切割端部9を鋭角に形成したものであるから、
特に内周切割端部8の丸味の寸法の選定によって、パツ
キン面圧と管の抜は止め力のバランスを取ることが容易
に出来るのである。
け、外周切割端部9を鋭角に形成したものであるから、
特に内周切割端部8の丸味の寸法の選定によって、パツ
キン面圧と管の抜は止め力のバランスを取ることが容易
に出来るのである。
その結果たとえば従来の例(第1図)では管の抜は止め
性能は良いが耐内封圧力か゛低いという欠点があったが
、本考案による例(第4図)では管の抜は止め性能と耐
内封圧力のバランスがとれ、2〜3倍の耐内封圧力を得
ることが出来る。
性能は良いが耐内封圧力か゛低いという欠点があったが
、本考案による例(第4図)では管の抜は止め性能と耐
内封圧力のバランスがとれ、2〜3倍の耐内封圧力を得
ることが出来る。
なお内周切割端部8は丸味をつけることにかぎらず、面
取りをつけても同様の効果を発揮する。
取りをつけても同様の効果を発揮する。
以上説明のごとく本考案によるパツキン形管継手は、高
い耐内封圧力を得ることが出来ると同時に管の抜は止め
性能とのバランスのとれた高い性能を有するものである
。
い耐内封圧力を得ることが出来ると同時に管の抜は止め
性能とのバランスのとれた高い性能を有するものである
。
第1図および第2図は従来のパツキン形管継手の一例を
示す要部縦断面図、第3図は従来のロックリングを示す
正面図、第4図は本考案の実施例を示す要部縦断面図、
第5図は本考案によるロックリングを示す正面図である
。 1:管、2:管継手本体、3:押圧体、4:パツキン、
5:カラ−6,6’:ロックリング。
示す要部縦断面図、第3図は従来のロックリングを示す
正面図、第4図は本考案の実施例を示す要部縦断面図、
第5図は本考案によるロックリングを示す正面図である
。 1:管、2:管継手本体、3:押圧体、4:パツキン、
5:カラ−6,6’:ロックリング。
Claims (1)
- 管継手本体端部に締結部およびパツキン箱を設けて軟質
弾性体パツキンを収容し、前記本体の締結部に押圧体の
締結部を螺合し、パツキンと押圧体との間にカラーおよ
び押圧体から管軸内方のカラーに向って小径に傾斜する
環状のロックリングを介装させたパツキン形管継手にお
いて、前記ロックリングの縦断面形状は内周側端部の角
度を直角とし外周側端部は管軸と平行な面の四辺形で形
成したことを特徴とするパツキン形管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5674479U JPS592387Y2 (ja) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | パッキン形管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5674479U JPS592387Y2 (ja) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | パッキン形管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55157190U JPS55157190U (ja) | 1980-11-12 |
JPS592387Y2 true JPS592387Y2 (ja) | 1984-01-23 |
Family
ID=29290846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5674479U Expired JPS592387Y2 (ja) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | パッキン形管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS592387Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-27 JP JP5674479U patent/JPS592387Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55157190U (ja) | 1980-11-12 |
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