JPS59228072A - 改質合成繊維の製法 - Google Patents

改質合成繊維の製法

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JPS59228072A
JPS59228072A JP10283483A JP10283483A JPS59228072A JP S59228072 A JPS59228072 A JP S59228072A JP 10283483 A JP10283483 A JP 10283483A JP 10283483 A JP10283483 A JP 10283483A JP S59228072 A JPS59228072 A JP S59228072A
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JP
Japan
Prior art keywords
glycol
fastness
properties
synthetic fiber
general formula
Prior art date
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Pending
Application number
JP10283483A
Other languages
English (en)
Inventor
斉 山崎
大谷 成輝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd, Asahi Kasei Kogyo KK filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)技術分野 本発明は、耐久性のある制電性、吸水性および防汚性を
有する合成繊維の製造方法、特に染色物の染色堅牢度低
下を起こさずに、合成繊維に制電性、吸水性および防汚
性を付与する方法に関する。
(ロ)従来技術 合成繊維は、多くのすぐれた機械的性質および化学的性
質を有している反面、静電気を帯びやすい、吸水性に乏
しい、汚れ易い等の欠点を有してお9、それらの改善が
強く望まれている。
従来よシこれらの欠点を改良する方法として、ポリエポ
キシドまたは/及びポリアルキレングリコール(分子量
200〜7000 )を付与し加熱処理する方法(特公
昭48−319公報)など数多くの方法が提案されてい
る。
これらの方法は、操作が簡易で、耐久性ある制電性は得
られるが、その反面、中濃色染色物を処理した場合、湿
摩擦堅牢度が著しく低下するので満足できるものではな
い。これらの対策としてポリアルキレングリコール化合
物等で加熱処理した後、湿摩擦堅牢度向上のだめに処理
剤が脱落しない条件下にソーピングを行なう方法が考え
られる。
しかしながら、制電性付与等の処理の多くは一般に繊維
製品仕上げセットと同時に行なうのが通常であシ、ソー
ピング処理を行なった場合改めて乾燥、仕上げセットの
処理工程を通すことになシ、極めて不合理な方法となる
。また、このようなソーピングを行なった湿摩擦堅牢度
が良好な染色物でも、長期間貯蔵後の湿摩擦堅牢度すな
わち転染湿摩擦堅牢度が著しく低下してしまう。一方、
他の対策として、まず生地をポリアルキレングリコール
化合物等で処理した後に染色し、染色に続く後処理で湿
摩擦堅牢度向上のだめのソーピングを行なうことによっ
て、比較的効率よく中濃色染色物の湿摩擦堅牢度を改良
しようとすることが考えられる。しかしながら、この方
法においては、高温長時間の染液処理を受ける結果、耐
久性が著しく低い制電性を有する製品しか得られないし
、また、前記転染湿摩擦堅年度の改良も見られない。
結局、これら従来の技術では耐久性ある制電性能と転染
湿摩擦堅牢度良好なものを得ることは出来ないのが実情
であった。
一方、特開昭52−46199によれば、ポリエステル
系繊維に一般式(2)で示される化合物と一般式(3)
で示される化合物等を付与し蒸熱処理することによシ耐
久性ある制電性及び吸水性を付与する方法が提案さit
ている。
(但し、Xは水素、アルキル基まだはアルコキシ基、n
は9〜23の整数) (但し、Yは水素、アルキル基またはアルコキシ基、2
は水素またはアルキル基、mは4〜23の整数) 上述の提案の中で、一般式(2)中のnが9、以下、一
般式(3)中のm = 4以下のものについては、十分
な制電、吸水性が得られないということが示されておシ
、一般にエチレングリコール繰返し単位が4以下のもの
は十分な効果を発揮することができないというのが通説
であった・ 0う発明の目的 本発明者等は、これらの実情に鑑み鋭意検討した結果驚
くべきことにポリエポキシドにエチレングリコールまた
はエチレングリコール繰返し単位が4以下のポリエチレ
ングリコールとを組み合わせることによシ、転染湿摩擦
堅牢度低下をほとんど伴うことなく、きわめて簡易に耐
久性ある制電性、吸水性ならびに防汚性を合成繊維に付
与できることを見い出しだ。
に)発明の構成 本発明に係る改質合成繊維の製造方法は、合成繊維にポ
リエポキシドと一般式(1)で示される化合物 HOモCH2CH2〇九H・・・(1)(但し、n=i
、2+3または4) および硬化触媒を含有する処理液を付与した後、加熱処
理することを特徴とする。
(ホ)好ましい態様 以下本発明方法をさらに詳しく説明する。
本発明方法の被処理対象である合成繊維は、ポリエステ
ル系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維。
ポリアミド系繊維、ポリオレフィン系繊維等であシ、こ
れら合成繊維の形態は、糸、綿、繊編物。
不織布、縫製品等任意のものとすることができる。
本発明方法で使用するポリエポキシドは、分子中に2個
以上のグリシジル基を有するポリエポキシド化合物であ
る。具体的には、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、トリエチレンクリコール、f) ラエチレング
リコール、プロピレンクリコール、ジfロビレングリコ
ール、トリプロピレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、1.6−ヘキサンジオール、ジブロモネオペンチ
ルグリコール、0−7タル酸等のジグリシジルエーテル
クよびグリセロール、トリメチロールプロパン、ジグリ
セロール、ポリグリセロール、ソルビトール、ソルビタ
ン等のポリグリシジルエーテル;さらに、コハク酸、ア
ジピン酸等のグリシジルエステル等がある。
また、本発明方法で使用する一般式(1)で示される化
合物は、具体的には、エチレングリコール。
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール。
テトラエチレングリコールを指す。
さらに、硬化触媒としては、例えば、亜鉛、マグネシウ
ム、アルミニウム、ニッケル、銅等の硼弗化金属塩、塩
化第二錫等の金属ハロダン化物のようなルイス酸、水酸
化カリウム等の塩基触媒等があげられる。
これらポリエポキシド、一般式(1)で表わされる化合
物および硬化触媒の使用量は種類によシもちろん異なる
が、一般に、ポリエポキシドでは被処理物に対して、0
.3〜30重量パーセント、一般式(1)で表わされる
化合物は被処理物に対して0.5〜30M量パーセント
、さらに、硬化触媒は上記二つの処理剤使用量の0.5
〜50重量パーセント適用するのが普通である。
これらポリエポキシド、一般式(1)で表わされる化合
物および硬化触媒を実際に合成繊維に付与するにあたっ
ては、同浴に混合した処理液となして使用する。この場
合ポリエポキシド、一般式(1)で表わされる化合物お
よび触媒はおのおの水溶液まだは水分散液の状態として
混合することが好ましい。この処理液は、染色後の仕上
げ加工時に適用するのが適当であるが、染色方法によっ
ては染色前であっても差しつかえない。また、付与する
方法は格別限定されるものではなく、塗布、スプレー、
浸漬等の何れの方法も採用可能である。この上記処理浴
中にその効果を害しない程度に柔軟剤等の触感改質剤、
紫外線吸水剤、酸化防止剤等を併用し得ることはいうま
でもない。
この様にして処理剤を付与された被処理物は、次いで熱
処理に付される。熱処理条件としては、70(200℃
の温度で15秒〜60分間乾熱または湿熱処理を行なう
のが適当であり、特に100〜180°の温度で1〜1
0分間乾熱処理することが好ましい。
本発明の処理を行なった合成繊維は、洗濯等によっても
脱落することのない、きわめて耐久性のある優れだ制電
性、吸水性および防汚性を有し、しかも転染湿摩擦堅牢
度低下もほとんど起こらない。従って、製品を重ねて保
管在庫させる場合、他製品への色移シが防止できるだけ
でなく、同一製品中に濃淡あるいは濃色と白色等の異色
柄を組み合わせだ制電ファッション製品の製造が可能と
なり、工業的に極めて価値の高いものである。
(へ)実施例 次に、実施例によシ本発明の内容をさらに具体的に説明
する。なお、本発明は決してこれらの実施例によって限
定されるものではない。実施例中のチは重量係を示す。
また、実施例中の各特性値は以下の方法によシ評価した
〔制電性〕
スタチックオネストメーターを用い、印加電圧として1
0,0OOVの電圧を与え、30秒間帯電させた後電圧
を切υ、帯電圧が捧に減衰した時の時間を半減期とした
。測定は、温度20℃、相対湿度40%の雰囲気下で行
なった。
〔耐久性洗濯試験〕 中性洗剤2 ji/lを含んだ40℃の洗濯液中で家庭
洗濯機を用いて5分間洗濯10分間ゆすぎを行なう。こ
れを洗濯1回(W=1)とした。
〔転染湿摩擦堅牢度〕
処理布を150℃で4分間乾熱処理した後、単振型摩擦
堅牢度試験機を使用し、試料表面を100多湿潤した綿
布を用いて往復100回摩擦し、綿布への汚染を汚染用
グレースケールで級判定した。
実施例1 サマロンレッドHBL (ヘキスト1分散染料)3 %
 o、w、f、でエンジ色に染色し、常法に従って還元
洗浄を行なったポリエステルジャージをソルビトールテ
トラグリシジルエーテル6チ、硼弗化マグネシウム1.
2チおよび、エチレングリコール。
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール。
テトラエチレングリコール、さらに比較例として分子1
690および1,500のポリエチレングリコールのそ
れぞれ4%を含む6種の処理液に別々に浸漬し、絞り率
108%に絞った後80℃で3分間乾燥し、続いて16
0℃2分間乾熱処理を施した。この様にして得られた処
理布の転染湿摩擦堅牢度と洗濯10回後および洗濯30
回後の制電性とを表1に示した。
表1よシ、分子量600及び1,500のポリエチレン
グリコールを用いた場合耐久性ある制電性が得られる反
面、転染湿摩擦堅牢度は著しく低下する。一方、本発明
法のエチレングリコール類を使用したものは、耐久性あ
る制電性が得られるとともに転染湿摩擦堅牢度低下をき
わめて少なくできることが明らかである。
表1 実施例2 実施例1で用いたエンジ色ポリエステルジャージをジグ
リセロールトリグリシジルエーテル6%、硼弗化マグネ
シウム1.2%およびエチレングリコール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレン
グリコール、さらに比較例として分子量600および1
,500のポリエチレングリコールのそれぞれ4%を含
む6種の処理液に別々に浸漬し、以下、実施例1と同様
の手順で処理を行なった。これら処理布の転染湿摩擦堅
牢度と制電性を表2に示した。
表2よシ、実施例1の場合と同様、分子量600および
1,500のポリエチレングリコールを用いた場合耐久
性ある制電性が得られる反面、転染湿摩擦堅牢度は著し
く低下するが、本発明法によるものは転染湿摩擦堅牢度
の低下がほとんどなく、耐久性ある制電性能が得られる
ことがわかる。
以下余白 表2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 合成繊維にポリエポキシドと下記一般式(1)%式%(
    1) で示される化合物および硬化触媒を含有する処理液を刊
    本した後、加熱処理することを特徴とする改質合成繊維
    の製法。
JP10283483A 1983-06-10 1983-06-10 改質合成繊維の製法 Pending JPS59228072A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10283483A JPS59228072A (ja) 1983-06-10 1983-06-10 改質合成繊維の製法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10283483A JPS59228072A (ja) 1983-06-10 1983-06-10 改質合成繊維の製法

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JPS59228072A true JPS59228072A (ja) 1984-12-21

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ID=14338029

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10283483A Pending JPS59228072A (ja) 1983-06-10 1983-06-10 改質合成繊維の製法

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