JPS59227883A - 10−ブロム−1,2,6,7−テトラヒドロカンプトテシンの製造法 - Google Patents

10−ブロム−1,2,6,7−テトラヒドロカンプトテシンの製造法

Info

Publication number
JPS59227883A
JPS59227883A JP10093283A JP10093283A JPS59227883A JP S59227883 A JPS59227883 A JP S59227883A JP 10093283 A JP10093283 A JP 10093283A JP 10093283 A JP10093283 A JP 10093283A JP S59227883 A JPS59227883 A JP S59227883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tetrahydrocamptothecin
formula
bromo
expressed
tetrabromocyclohexadienone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10093283A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH024226B2 (ja
Inventor
Sada Miyasaka
宮坂 貞
Seigo Sawada
誠吾 沢田
Kenichiro Nogata
野方 健一郎
Masahiko Mutai
務台 方彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yakult Honsha Co Ltd
Original Assignee
Yakult Honsha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yakult Honsha Co Ltd filed Critical Yakult Honsha Co Ltd
Priority to JP10093283A priority Critical patent/JPS59227883A/ja
Publication of JPS59227883A publication Critical patent/JPS59227883A/ja
Publication of JPH024226B2 publication Critical patent/JPH024226B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、10−ブロム−1,2,6,7−チトラヒド
μカンプトテシンの製造法に関する。さらに詳しく言え
ば、本発明は、1,2,6.7−チトラヒドロカンプト
テシンを2.4,4.6−チトラブロモシクロへキサジ
ェノンで処理することによシ1.2,6,7−チトラヒ
ドロカンプトテシンの10位に直接、Br原子を導入す
ることを特徴とする10−ブロム−1,2,6,7−チ
トラヒドロカンプトテシンの製造法に関する。
10−ブロムカンプトテシンは、それ自身がin vi
troテストにお臂で、カンプトテシンの約2倍という
強力な制ガン活性を示す物質であるが、その10位ブロ
ムの活性を利用して種々の置換基を導入し得るため、医
薬又はその製造用中間体として有用な物質である。
ところで、この10−ブロムカンプトテシンを得るには
、カンプトテシンあるいは1,2,6.7−テトラヒド
ロカンプトテシンに対し、従来知られているブロム化剤
を用いてブロム化を行っても、それらの10位のみを選
択的にブロムイヒすることができないため、  1,2
,6.7−テトラヒドロカンプトテシンよシ、数工程を
要して1〇−アミノカンプトテシンを製造し、さらにそ
のアミノ基をジアゾ化し、ジアゾニウム塩をつくシ、そ
のジアゾニウム塩から10−ブロムカンプトテシンを製
造するという、迂遠な方法によらざるを得なかった。す
なわち、カンプトテシンあるいは1.2,6.7−テト
ラヒドロカンプトテシンは、通常のブロム化剤では、そ
の10位力を選択的にブロム化されることはなく、たと
えIfBr2を用いてブロム化を行うと、ポリブロム体
や酸化生成物を生成し、また格別の条件を与えても、た
とえば、塩化メチレン中、遮光下でBr3を用いてブロ
ム化を行うなどしても、10−ブロム体は6〇チ台の収
率で生成するのみで、しかも、他に種々の副生成物を生
成し、その分離も極めて困難であることが確かめられて
いる。
また、N−ブロモサクシイミド1によるブロムイヒや、
塩基の存在下もしくは光照射下での&2によるブロム化
においても14位のブロムイヒカー優先してしまうこと
も、確認されている。
本発明者らは、10−ブロム−カンプトテシンあるいは
10−ブロム−1,2,6,7−テトラヒドロカンプト
テシンを効率的に得る方法につき、種々研究した結果、
本発明により、2,4,4.6−テトラブロモジクロへ
キサジェノンを用いて、1.2,6.7−テトラヒドロ
カンプトテシンを処理することによシ、その10位を直
接ブロムイヒし得ることを見出した。本発明(・Lカ・
力・る知見にもとづくものである。
すなわち本発明は、式 で表わされる1 、2,6.7−テトラヒドロカンプト
テシンを、式 で表わされる2、4,4.6−チトラブロモシクロへキ
サジェノンで処理することによす、  1,2,6.7
−テトラヒドロカンプトテシンの10位を直接ブロム化
することを特徴とする10−ブoム−1,2s6s7−
テトラヒドロカンプトテシンの製造法を提供するもので
ある。
本発明方法により得られる10−ブロム−1゜2.6.
7−チトラヒドロカンプトテシン昏まCAN (セリツ
クアンモニウムナイトレート)あるい&’! DDQな
どで酸化芳香化することによシ、容易に1〇−ブロムカ
ンプトテシンに変換することカニできるが、この10−
ブロム−カンプトテシン(ま前述)ようにその10位の
ブロムの活性をfJ用して、種々の置換基を導入するこ
とカーできるので、制ガン作用を有する種々の1・〇−
置換カンプトテシン誘導体の中間体として、有用な物質
である。
本発明方法の原料として用いられる1、2,6.7−テ
トラヒドロカンプトテシンはカンプトテシンを接触還元
することにより容易に得られる物質である。本発明方法
においては、この1,2,6.7−テトラヒドロカンプ
トテシンを2.4,4.6−チトラブロモシクロへキサ
ジェノンに処理することによシ行われるが、この処理は
、好ましくは通常の有機溶媒を用いて適当な温度を選択
して行われる。
本発明の方法は、前述の如き、従来の方法すなわち、1
,2,6.7−テトラヒドロカンプトテシンをその1−
アセチル体に導いた後、その10位をニトロ化し、次い
でそのニトロ基を還元し、ジアゾ化し、ブロム化し、最
後に1位のアセチル基を脱離させるという多数工程を要
する方法と比較すると1工程で直接10位をブロム化す
ることかできるという優れた利点に加え、さらに収率の
点からみても前記の従来法が30%台の数値を示すもの
でおるのに対し、90%以上の数値を示すもので1)、
極めて優れたものであることが判る。
以下に本発明方法の実施例を示す。
実施例 10−ブロム−1,2,6,7−チトラヒド四カンプト
テシンの製造 1.2,6.7−テト2ヒドロカンプトテシン(100
即、0.284mmot)を塩化メチレン(20m/)
に溶かし、これに−15℃で2.4,4.6−チトラブ
ロムシクロへキサジェノン(11619,0,284m
mot)の塩化メチレン(5fnt)溶液を徐々に滴下
する。
滴下終了後、15分間攪拌をつづけ、次いで、室温にも
どし、さらに、30分間攪拌を続ける。
この反応液を塩化メチレン(100me)で希釈した後
、5 % NaHCO3液で洗う。塩化メチレン層をN
a2SO4で乾燥後、減圧留去し、その残留分を中圧シ
リカゲルクロマトグラフィー(1% Me’0H−CH
C4)によシ精製を行なう。この操作によシ、10−ブ
ロム−1,2,6,7−チトラヒドロカンプトテシン(
112IIg%m、p、250〜251℃(dec)収
率91.5%)およびこのものの芳香化が進んだ10−
ブロムカンプトテシン(6即、収率5.0%)が得られ
る。
なお、この10−ブロム−1,2,6,7−チトラヒド
四カンプトテシン(80g9.0.186 mmo/−
)をメタノール(25d)、ジオキサン(25m/)に
溶かし、CAN (446ay、0.817 mmol
)を加え、室温で15分間攪拌し、反応液を減圧留去し
、残留分をクロロホルム(100−)に溶かし、水(5
0tIdりテ洗イ、クロロホルム層をNa2SO4で乾
燥後、減圧留去し、その残留分をシリカゲルカラムろ過
(1% MeOH=CHCLs )により精製すると1
0−ブロムカンプトテシン(58を、収率73.2’%
)カー得られる。クロロホルムよ多回結晶を行なうと淡
黄色針晶が得られる。
m、p、271〜273°(dec) MSrve : 426(M+)、42B(M+2) 
(C2(IH15N204Br=426として) NMR(DMSO−d6中)δppm : 0.89(
3H,t、J=7Hz、−CH20H3)、1.87(
2H,q 、J=7Hz 、−CH2CJ )、5.2
9(2H,a。
C3−H)、5.42(2H,s 、C17−H)、6
.52(IH,s。
C20−0H)、 135(IH,s 、C14−H)
、795(IH。
tfi d 、 J=9Hz 、 2Hz 、 C11
−H)、 s、11(jH,a、、r=9Hz、Cl2
−H)、8.44(IF(、d、J=2Hz、Cp −
H)、a64(1H,S 、C7−H) 特許出願人 株式会社 ヤクルト本社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式、 で表わされる1、2,6.7−チトラヒド日カンプトテ
    シンを、式、 で表わされる2、4,4.6−チトラプロモシクロへキ
    サジェノンで処理することによ、l、  1,2,6.
    7−テト2ヒト四カンプトテシンの10位を直接ブロム
    化することを特徴とする1o−ブロム−1,2,6,7
    −チトラヒドロカンプトテシンの製造法。
JP10093283A 1983-06-08 1983-06-08 10−ブロム−1,2,6,7−テトラヒドロカンプトテシンの製造法 Granted JPS59227883A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10093283A JPS59227883A (ja) 1983-06-08 1983-06-08 10−ブロム−1,2,6,7−テトラヒドロカンプトテシンの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10093283A JPS59227883A (ja) 1983-06-08 1983-06-08 10−ブロム−1,2,6,7−テトラヒドロカンプトテシンの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59227883A true JPS59227883A (ja) 1984-12-21
JPH024226B2 JPH024226B2 (ja) 1990-01-26

Family

ID=14287119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10093283A Granted JPS59227883A (ja) 1983-06-08 1983-06-08 10−ブロム−1,2,6,7−テトラヒドロカンプトテシンの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59227883A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH024226B2 (ja) 1990-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0220601B1 (en) Pyranoindolizine derivatives and preparation process thereof
Lee et al. Synthesis of mono-and unsymmetrical bis-orthoesters of scyllo-inositol
JPS595188A (ja) 10−ヒドロキシカンプトテシンの製造法
JPS5951287A (ja) 新規なカンプトテシン誘導体
Sader-Bakaouni et al. Intramolecular Diels-Alder reaction of dinitro-olefin derivatives of furan for the preparation of a versatile tool: 3, 7-dinitro-11-oxatricycloundec-9-ene
US5831089A (en) Process to produce midazolam
JPS59227883A (ja) 10−ブロム−1,2,6,7−テトラヒドロカンプトテシンの製造法
SU1321376A3 (ru) Способ получени производных хинолинкарбоновой кислоты
Kouznetsov et al. An efficient synthesis of isoindolo [2, 1-a] quinoline derivatives via imino Diels-Alder and intramolecular Diels-Alder reactions with furan
Wille et al. A short synthesis of the bacterial pigments violacein and deoxyviolacein
JPS5980685A (ja) N−低級アルカノイルグアニン誘導体およびそれを用いる方法
Witulski et al. Synthesis of indolo [2, 3-a] pyrrolo [3, 4-c] carbazoles by oxidative cyclization of bisindolylmaleimides with a rhodium (III)-copper (II) catalytic system
Prior et al. Scope and optimization of the double Knorr cyclization: synthesis of novel symmetrical and unsymmetrical tricyclic 1, 8-diazaanthraquinones
JPS58134095A (ja) 新規なカンプトテシン誘導体
JPS63258474A (ja) カルバゾ−ル、ジベンゾフラン又はジベンゾチオフェン基を含む化合物の水酸基誘導体を調製するための方法
JP3360867B2 (ja) ビフェニル−4−カルボン酸誘導体の製造方法
SU959627A3 (ru) Способ получени трициклических каркасных соединений
JPH02264757A (ja) ニトロインドール類の製造方法
JPS59130832A (ja) 4−ハロゲノ−2−クロロ−3−フエニルクロトンアルデヒド
JPH02231453A (ja) アリール基により置換されたジフェノールモノエステルおよびその製造法
JP3780435B2 (ja) α−テトラ置換フタロシアニンの製造法
CN113666925A (zh) 一种合成异吲哚并[2,1-b]异喹啉-5(7H)-酮类化合物的方法
JPS62263152A (ja) 置換フタル酸化合物の製法
JPS6372690A (ja) 新規なカンプトテシン誘導体
JPH08198818A (ja) ニトロオレフィンの製造方法