JPS59227421A - ポリエステルフイルム - Google Patents
ポリエステルフイルムInfo
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- JPS59227421A JPS59227421A JP10180883A JP10180883A JPS59227421A JP S59227421 A JPS59227421 A JP S59227421A JP 10180883 A JP10180883 A JP 10180883A JP 10180883 A JP10180883 A JP 10180883A JP S59227421 A JPS59227421 A JP S59227421A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- poly
- protrusion
- stretching
- aromatic polyester
- Prior art date
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- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C59/00—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
- B29C59/02—Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2067/00—Use of polyesters or derivatives thereof, as moulding material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2995/00—Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds
- B29K2995/0037—Other properties
- B29K2995/005—Oriented
- B29K2995/0053—Oriented bi-axially
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2017/00—Carriers for sound or information
- B29L2017/008—Tapes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はポリエステルフィルムに関し、更に詳しくはポ
リ(アルキレングリコール)を2〜30重量係含有する
芳香族ポリエステルよりなり、生産性が高く、表面平坦
であって摩擦の低いポリエステルフィルムに関する。
リ(アルキレングリコール)を2〜30重量係含有する
芳香族ポリエステルよりなり、生産性が高く、表面平坦
であって摩擦の低いポリエステルフィルムに関する。
ポリエステルフィルムは磁気テープ用途2電気用途など
種々な用途を有している。磁気テープ用途、就中ビデオ
テープ用途においては、電磁変換特性を向上させるため
に平滑なフィルム表面が要求されると共に1デツキにお
けるテープの走行性、耐摩耗性及び耐久性の向−ヒのた
めに摩擦係数の低いことが要求されている。
種々な用途を有している。磁気テープ用途、就中ビデオ
テープ用途においては、電磁変換特性を向上させるため
に平滑なフィルム表面が要求されると共に1デツキにお
けるテープの走行性、耐摩耗性及び耐久性の向−ヒのた
めに摩擦係数の低いことが要求されている。
従来、ポリエステルフィルムの摩擦係数を低減させる技
術として、無機粒子を添加したポリエステルまたはポリ
マー中に不溶性の触媒残査粒子を生成させたポリエステ
ルをフィルムに成形することによりフィルム表面に凹凸
を付与する手段が知られている。
術として、無機粒子を添加したポリエステルまたはポリ
マー中に不溶性の触媒残査粒子を生成させたポリエステ
ルをフィルムに成形することによりフィルム表面に凹凸
を付与する手段が知られている。
この手段の1つは、フィルム表面に突起をもたらすこと
Kより、フィルムと該フィルムが接触する対物間との接
触面積を減少させ、摩擦抵抗を低減させるものである。
Kより、フィルムと該フィルムが接触する対物間との接
触面積を減少させ、摩擦抵抗を低減させるものである。
この方法はフィルムの表面に凸部を積極的につくるもの
であり、摩擦係数を減少させるにはフィルム表面に高い
突起を数多く生成させることが有効となる。しかし、こ
の場合高い突起が増加するに伴って摩擦係数を下げ得る
ものの、磁気コーティングしたときにコーティング面に
も突起の影響が現われて電磁変換特性を悪化させる惧れ
が大きい。
であり、摩擦係数を減少させるにはフィルム表面に高い
突起を数多く生成させることが有効となる。しかし、こ
の場合高い突起が増加するに伴って摩擦係数を下げ得る
ものの、磁気コーティングしたときにコーティング面に
も突起の影響が現われて電磁変換特性を悪化させる惧れ
が大きい。
この改良として特開昭57−66936号公報に、フィ
ルム表面に突起と該突起の周囲の長径カー少くとも4μ
mの窪みとからなる凹凸単位が800個/−以上の頻度
で形成されてなるフィルムが提案されている。このフィ
ルムは芳香族ポリエステルのみよりなる。それ故、この
フィルムは生産性が低いという問題がある。例えば延伸
速度を大きくすると、延伸調子が下がり、また目的とす
る特性のフィルムを安定して得るのが難しくなる。
ルム表面に突起と該突起の周囲の長径カー少くとも4μ
mの窪みとからなる凹凸単位が800個/−以上の頻度
で形成されてなるフィルムが提案されている。このフィ
ルムは芳香族ポリエステルのみよりなる。それ故、この
フィルムは生産性が低いという問題がある。例えば延伸
速度を大きくすると、延伸調子が下がり、また目的とす
る特性のフィルムを安定して得るのが難しくなる。
本発明は、上述の欠点を伴うことな(、良好な延伸調子
でかつ高い生産性で製造された、易滑性にすぐれたフィ
ルムを提供することを目的としている。
でかつ高い生産性で製造された、易滑性にすぐれたフィ
ルムを提供することを目的としている。
〔発明の榴成、効果〕
かかる目的は、本発明によれば、ポリ(アルキレングリ
コール)を2〜30重量%含有する芳香族ポリエステル
よりなり、フィルム表面に突起と該突起を核とした長径
カー少くとも4μmの窪みとからなる凹凸単位が100
個/−以上形成されてなるポリエステルフィルムによっ
て達成される。
コール)を2〜30重量%含有する芳香族ポリエステル
よりなり、フィルム表面に突起と該突起を核とした長径
カー少くとも4μmの窪みとからなる凹凸単位が100
個/−以上形成されてなるポリエステルフィルムによっ
て達成される。
本発明のフィルムは、ポリ(アルキレングリ2−ル)を
2〜30重量%含有する芳香族ポリエステルよりなる。
2〜30重量%含有する芳香族ポリエステルよりなる。
ここで芳香族ポリエステルとは、テレフタル酸.イソフ
タル#l。
タル#l。
ナフタレン−2.6−ジカルボン酸の如き芳香族二塩基
酸とエチレングリコール、テトラメチレングリコール、
ネオペンチルグリコール等の如きグリコールとの縮重合
によって得られるホモポリマー又はコポリマーを〜う。
酸とエチレングリコール、テトラメチレングリコール、
ネオペンチルグリコール等の如きグリコールとの縮重合
によって得られるホモポリマー又はコポリマーを〜う。
これらの代表的ポリマーとして、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレートポリエチレン−2
,6−ナフタレンジカルボキシレートなどのホモポリマ
ー及びこれらの部分変性したコポリマーが例示できる。
レート、ポリブチレンテレフタレートポリエチレン−2
,6−ナフタレンジカルボキシレートなどのホモポリマ
ー及びこれらの部分変性したコポリマーが例示できる。
勿論芳香族ポリエステルには充填剤,顔料,着色剤,酸
化防止剤,光安定剤などを添加することもできる。
化防止剤,光安定剤などを添加することもできる。
また、ポリ(アルキレングリコ−lし)としては、ポリ
(エチレングリコール)lポリ(トリブチレングリコー
ル)、ポリ(テトラメチレングリコール)、ポリ(ヘキ
サメチレングリコール)等が例示できる。これらのうち
ポリ(エチレングリコール)カー好ましく・。
(エチレングリコール)lポリ(トリブチレングリコー
ル)、ポリ(テトラメチレングリコール)、ポリ(ヘキ
サメチレングリコール)等が例示できる。これらのうち
ポリ(エチレングリコール)カー好ましく・。
ポリ(アルキレングリコール)は分子量力t100〜I
Q,0 0 0 、更には500〜s,o o 。
Q,0 0 0 、更には500〜s,o o 。
のものが好ましい。
かかるポリ(アルキレングリコール)は前記芳香族ポリ
エステルに2〜30重i%、好ましくは3〜20重量%
の割合で添加含有させる。この添加量が2重量%未満で
は、延伸性向上の効果が十分でなく、また30重ffO
を越えると製膜安定性が憑化し且つ得られる最終製品の
物性も悪化するので好ましくない。
エステルに2〜30重i%、好ましくは3〜20重量%
の割合で添加含有させる。この添加量が2重量%未満で
は、延伸性向上の効果が十分でなく、また30重ffO
を越えると製膜安定性が憑化し且つ得られる最終製品の
物性も悪化するので好ましくない。
ポリ(アルキレングリコール)の添加混合時期は、製膜
完了前であれば特に制限はない。
完了前であれば特に制限はない。
例えば重合時にポリエステルに添加してもよく、また製
膜直前にポリエステルに添加してもよい。何れの場合も
ポリ(アルキレングリコール)の添加混合によって目的
の延伸性が著しく高められる。
膜直前にポリエステルに添加してもよい。何れの場合も
ポリ(アルキレングリコール)の添加混合によって目的
の延伸性が著しく高められる。
本発明のフィルム表面に形成された突起は、ポリマーに
添加した無機粒子;ポリマーの重合に際し生成した不溶
性の触媒残査に基づく粒子;または両者の粒子の存在に
よる。
添加した無機粒子;ポリマーの重合に際し生成した不溶
性の触媒残査に基づく粒子;または両者の粒子の存在に
よる。
本発明にいう突起の周りに生じた該突起を核として生成
しうる錫みとは、従来のエンボス等機械的なスタンプに
よる凹状のものではなく、フィルムを延伸する工程に於
て、フィルム自身の変形によって生じるものである。
しうる錫みとは、従来のエンボス等機械的なスタンプに
よる凹状のものではなく、フィルムを延伸する工程に於
て、フィルム自身の変形によって生じるものである。
本発明のフ・fルムは、粒子を含有しかつポリ(アルキ
レングリコール)を2〜30重量係含有する芳香族ポリ
エステルの未延伸フィルムを二軸延伸することによって
得られる。
レングリコール)を2〜30重量係含有する芳香族ポリ
エステルの未延伸フィルムを二軸延伸することによって
得られる。
この未延伸フィルムとしては通常上記芳香族ポリニスデ
ルをグイからンート状に溶融押出し、冷却ドラム等の回
転する急冷体の表面上でシート状物を冷却して得られた
ものを使用する。この未延伸フィルムを一軸方向に延伸
すると、粒子は変形せずにポリマーが塑性変形するから
、大変形(延伸)に際しポリマ・−と粒子との境にボイ
ドが生じる。このボイドを含むフィルムを、次に一軸延
伸方向とほぼ直角方向(第二軸方向)に延伸して二軸配
向フィルムにすると、−軸延伸時に生じていたボイドは
更に第二軸方向に変形されて1図1−1に示す如く、突
起21の周りにボイド22が擬円形状に形成される。こ
の場合は図1−2の断面図に示す如(フィルム表面近傍
の浅い部分に存在する粒子とその周囲のボイドは粒子を
核とする突起をもたらすが、粒子周囲には窪みを形成す
ることはない。
ルをグイからンート状に溶融押出し、冷却ドラム等の回
転する急冷体の表面上でシート状物を冷却して得られた
ものを使用する。この未延伸フィルムを一軸方向に延伸
すると、粒子は変形せずにポリマーが塑性変形するから
、大変形(延伸)に際しポリマ・−と粒子との境にボイ
ドが生じる。このボイドを含むフィルムを、次に一軸延
伸方向とほぼ直角方向(第二軸方向)に延伸して二軸配
向フィルムにすると、−軸延伸時に生じていたボイドは
更に第二軸方向に変形されて1図1−1に示す如く、突
起21の周りにボイド22が擬円形状に形成される。こ
の場合は図1−2の断面図に示す如(フィルム表面近傍
の浅い部分に存在する粒子とその周囲のボイドは粒子を
核とする突起をもたらすが、粒子周囲には窪みを形成す
ることはない。
本発明は、上記のボイドなフィルム表面の窪みに変化さ
せたものである。未延伸フィルムな一軸延伸するに際し
、延伸前のフィルムの予備加熱ケ高い温度に設定するか
、または(及び)延伸倍率を低く設定することによって
、第一軸延伸を経たフィルムが粒子(無機添加物による
外部粒子又は触媒残査を含む内部粒子)周辺にボイドが
実質的に形成されないようにする。次いでこの状態の延
伸フィルムを第二軸方向に延伸するとこの第二軸方向に
沿って粒子を核としたフィルムの陥没部分(窪み)が形
成される。
せたものである。未延伸フィルムな一軸延伸するに際し
、延伸前のフィルムの予備加熱ケ高い温度に設定するか
、または(及び)延伸倍率を低く設定することによって
、第一軸延伸を経たフィルムが粒子(無機添加物による
外部粒子又は触媒残査を含む内部粒子)周辺にボイドが
実質的に形成されないようにする。次いでこの状態の延
伸フィルムを第二軸方向に延伸するとこの第二軸方向に
沿って粒子を核としたフィルムの陥没部分(窪み)が形
成される。
第一軸延伸に際し、僅かなボイドが粒子周辺に形成され
た場合でもこの粒子を核として窪みが生ずる。
た場合でもこの粒子を核として窪みが生ずる。
二軸延伸を経たフィルム表面は図2−1(平面図)の如
き状態にあり、第二軸延伸が粒子を中心に応力集中され
るような条件で゛あるほど″陥没部分は深く窪みかつ第
二軸方向に沿って長くなる傾向がある。図2−2(断面
)は表面近傍のフィルム断面を示すものであって、粒子
を含む突起21とその周辺に形成された窪み24とがポ
リエステルフィルム23に生じる。
き状態にあり、第二軸延伸が粒子を中心に応力集中され
るような条件で゛あるほど″陥没部分は深く窪みかつ第
二軸方向に沿って長くなる傾向がある。図2−2(断面
)は表面近傍のフィルム断面を示すものであって、粒子
を含む突起21とその周辺に形成された窪み24とがポ
リエステルフィルム23に生じる。
本発明では突起の周辺に生じた窪みは第二軸方向に偏心
した擬楕円状のものを包含する。
した擬楕円状のものを包含する。
この際窪みの最も偏寄した長軸を長径と称すると、この
窪みの長径は少くとも4μmとなることが磁気テープの
ドロップアウト防止の面から必要となる。云い換えれば
長径4μ風未満のフィルム表面の1みはフィルムの突起
部分がもつ電磁変換特性の欠点を解消することができな
い。
窪みの長径は少くとも4μmとなることが磁気テープの
ドロップアウト防止の面から必要となる。云い換えれば
長径4μ風未満のフィルム表面の1みはフィルムの突起
部分がもつ電磁変換特性の欠点を解消することができな
い。
本発明のポリエステルフィルムは、その表面に易滑性を
もたらす突起を有している。しかもこの突起は周囲に窪
みをもつため、磁気テープのベースフィルムとして、フ
ィルム表面に磁気記録層を設ける際にもドロップアウト
やカラーノイズの原因とならない傾向があること、並び
に突起周辺が窪みをもっためにテープとして磁気ヘッド
や他のフィルムとの接触面積が一層減少し、低い突起で
も易滑効果が高められる利点がある。
もたらす突起を有している。しかもこの突起は周囲に窪
みをもつため、磁気テープのベースフィルムとして、フ
ィルム表面に磁気記録層を設ける際にもドロップアウト
やカラーノイズの原因とならない傾向があること、並び
に突起周辺が窪みをもっためにテープとして磁気ヘッド
や他のフィルムとの接触面積が一層減少し、低い突起で
も易滑効果が高められる利点がある。
本発明のポリエステルフィルムの製造においては、第一
軸延伸を施す方向はフィルムの機械方向でも幅方向でも
差支えない。また第二軸延伸方向は第一軸方向とほぼ直
角であるとよい。勿論更に第−軸方向及び(又は)第二
軸方向に延伸を加える高段(多段)延伸を施すことがで
きる。
軸延伸を施す方向はフィルムの機械方向でも幅方向でも
差支えない。また第二軸延伸方向は第一軸方向とほぼ直
角であるとよい。勿論更に第−軸方向及び(又は)第二
軸方向に延伸を加える高段(多段)延伸を施すことがで
きる。
、この場合にも、フィルム表面の突起と窪みとが、その
凹凸単位の形状が多少変形しても、そのまま残存するこ
とから、磁気テープとしての電磁変換特性の維持やフィ
ルム(テープ)の走行性(低摩擦係数)が保たれる。
凹凸単位の形状が多少変形しても、そのまま残存するこ
とから、磁気テープとしての電磁変換特性の維持やフィ
ルム(テープ)の走行性(低摩擦係数)が保たれる。
本発明でいう凹凸単位は1個の突起とその周辺の窪みと
からなる。この凹凸単位の大きさ、発生頻度は粒子の種
類、ポリマー中の存布量、フィルムの延伸条件によって
コントa−ルできる。
からなる。この凹凸単位の大きさ、発生頻度は粒子の種
類、ポリマー中の存布量、フィルムの延伸条件によって
コントa−ルできる。
磁気テープとしての走行性を保つためには窪み部分の大
きさは長径(図2参照)で4μm以上必要であり、好ま
しくは8μm以上である。
きさは長径(図2参照)で4μm以上必要であり、好ま
しくは8μm以上である。
また凹部の大きさはビデオテープとしての信号欠落(ド
ロップアウト)を考慮すると30μm以上のものは出来
る丈少ない方が好ましい。
ロップアウト)を考慮すると30μm以上のものは出来
る丈少ない方が好ましい。
凹凸単位の数は100ケ/ tSa以上必要であり、好
ましくは800ケ/−以上である。
ましくは800ケ/−以上である。
この窪部の大きさ、凹凸単位の発生頻度は延伸フィルム
の表面に薄くアルミニウムを蒸着したのち微分干渉顕微
鏡(例えばN1kon微分干渉顕微鏡装置R型1倍率9
00倍)を用いて写真を撮影し、観察することができる
。
の表面に薄くアルミニウムを蒸着したのち微分干渉顕微
鏡(例えばN1kon微分干渉顕微鏡装置R型1倍率9
00倍)を用いて写真を撮影し、観察することができる
。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
本発明における物性測定法は次の通りである。
1、 凹凸部分の測定法
フィルム表面に薄(アルミニウム蒸着をしたものをN1
kon微分干渉顕微鏡装置R型を用いて写真撮影し、そ
の大きさをスケールで測定する。
kon微分干渉顕微鏡装置R型を用いて写真撮影し、そ
の大きさをスケールで測定する。
2 表面粗さCLA(7+m)
本発明で言う表面粗さCLA(Center Line
Average )値とは、下記の方法によって測定さ
れたものである。
Average )値とは、下記の方法によって測定さ
れたものである。
粗面化されたフィルムを1例えば東京精密社製触針式表
面粗さ計(SURFeOM 3B)を使用して、針の半
径2μm、荷M7oqの条件で、フィルム粗さ曲線を求
め、これより測定長さL(基準長2鰭)の部分を抜き取
り、この抜き取り部分の中心線をX軸。
面粗さ計(SURFeOM 3B)を使用して、針の半
径2μm、荷M7oqの条件で、フィルム粗さ曲線を求
め、これより測定長さL(基準長2鰭)の部分を抜き取
り、この抜き取り部分の中心線をX軸。
縦倍率の方向をY軸として、粗さ曲線をY=f(xiで
表わした時、次の式で与えられた値をμ単位で表わす。
表わした時、次の式で与えられた値をμ単位で表わす。
この測定を8個のサンプルについて行ない、値の大きい
方から3個除外し、5個の平均値で表わす。なお、測定
は縦方向と横方向とにつき行い、両者を平均した値を用
いる。
方から3個除外し、5個の平均値で表わす。なお、測定
は縦方向と横方向とにつき行い、両者を平均した値を用
いる。
3 摩擦係数
第4図に示す如く室温25°C2相対湿度60チの雰囲
気下で外径5闘yの5US27の固定棒(表面粗度CL
A = o、o 3o)にi /zインチ巾にカットし
たフィルムを捲付角度πラジアンで接触させ、3 、3
cm / secの速さで移動摩擦させる。人口テン
ションTI (入口テンション検出4幾5で検出)が3
0gとなるようテンションコントローラー2を調整した
時の出口テンションT2& (出口テンション検出機
10で検出)より次式で動摩擦係数μkを算出する。本
発明では90.走行時の動摩擦係数をもってμにとする
。
気下で外径5闘yの5US27の固定棒(表面粗度CL
A = o、o 3o)にi /zインチ巾にカットし
たフィルムを捲付角度πラジアンで接触させ、3 、3
cm / secの速さで移動摩擦させる。人口テン
ションTI (入口テンション検出4幾5で検出)が3
0gとなるようテンションコントローラー2を調整した
時の出口テンションT2& (出口テンション検出機
10で検出)より次式で動摩擦係数μkを算出する。本
発明では90.走行時の動摩擦係数をもってμにとする
。
実施例1〜3及び比較例1〜4
ポリマーの重合初期に分子量1,000のポリ(エチレ
ングリフール)を第1表に示す種々の重量%で添加し、
かつ平均粒径1.0μmの炭酸カルシウムを0.3重i
&%含有せしめた極限粘度0.65 alzQ’ (オ
ルンクロロフェノールヲ溶媒として用い35℃で測定し
た値)のポリエチレンテレフタレートを、160℃で乾
燥したのち280℃で溶融押出し、50℃に保持したキ
ャスティングドラム上に急冷固化せしめて160μm
の未延伸フィルムを得た。
ングリフール)を第1表に示す種々の重量%で添加し、
かつ平均粒径1.0μmの炭酸カルシウムを0.3重i
&%含有せしめた極限粘度0.65 alzQ’ (オ
ルンクロロフェノールヲ溶媒として用い35℃で測定し
た値)のポリエチレンテレフタレートを、160℃で乾
燥したのち280℃で溶融押出し、50℃に保持したキ
ャスティングドラム上に急冷固化せしめて160μm
の未延伸フィルムを得た。
引き続き該未延伸フィルムを図3に示した如く4本の加
熱ローラー31.32.33及び34で90℃に予熱し
たのち赤外線ヒーター38でフィルムを110℃に加熱
してからローラー34とローラー35の間で縦方向に3
.3倍に一段延伸をした。更に該フィルムを105℃の
温度で横方向に3.2倍に延伸し、次いで210℃で熱
処理を施した。
熱ローラー31.32.33及び34で90℃に予熱し
たのち赤外線ヒーター38でフィルムを110℃に加熱
してからローラー34とローラー35の間で縦方向に3
.3倍に一段延伸をした。更に該フィルムを105℃の
温度で横方向に3.2倍に延伸し、次いで210℃で熱
処理を施した。
得られたフィルムの特性を第1表に示す。
第 1 表
第1表から、ポリ(エチレングリコール)の添加重量係
を高めるとフィルム表面の凹凸数を減少することなく延
伸速度を篩めろことができること(実施例1〜3)、更
に2重ft%未満では延伸速度向上効果は殆んどなく、
また30重量係を越えると製膜調子が悪化すること(比
較例3.4)、またポリ(エチレンクリコール)を添加
しない場合、延伸速度を速めると凹凸単位が発現しなく
なり摩擦係数が尚くなること(比較例1,2)などが分
かる。
を高めるとフィルム表面の凹凸数を減少することなく延
伸速度を篩めろことができること(実施例1〜3)、更
に2重ft%未満では延伸速度向上効果は殆んどなく、
また30重量係を越えると製膜調子が悪化すること(比
較例3.4)、またポリ(エチレンクリコール)を添加
しない場合、延伸速度を速めると凹凸単位が発現しなく
なり摩擦係数が尚くなること(比較例1,2)などが分
かる。
なお、比較例2及び比較例4のフィルム表面写真(拡大
倍率900倍)をそれぞれ図−5′。
倍率900倍)をそれぞれ図−5′。
図−6に示す。
図−1は従来法で延伸した場合に粒子の周りに出来たボ
イドの状態を示し、図1−1は平面図、図1−2は断面
図である。 図−2は本発明のポリエスラールフイルムであって、粒
子を含む突起とその周辺に窪みが形成されたものであり
、図2−1は平面図、図2−2は断面図である。 図−3は本発明の実施例に用いた延伸機の模式図である
う 図−4はフィルム多11面の動摩擦係数μkを測定する
テープペース倹・+f+、磯の模式図である。 図−5は比較例2でイ(すられたフィルムの表面を示す
顕微鋭写真(拡大倍率900倍)である。 図−6は比較例4で得られたフイルノ、の表面を示す顕
微鏡写真(拡大倍率900倍)である8芽1−1図
第1−乙図 第3図 第4図
イドの状態を示し、図1−1は平面図、図1−2は断面
図である。 図−2は本発明のポリエスラールフイルムであって、粒
子を含む突起とその周辺に窪みが形成されたものであり
、図2−1は平面図、図2−2は断面図である。 図−3は本発明の実施例に用いた延伸機の模式図である
う 図−4はフィルム多11面の動摩擦係数μkを測定する
テープペース倹・+f+、磯の模式図である。 図−5は比較例2でイ(すられたフィルムの表面を示す
顕微鋭写真(拡大倍率900倍)である。 図−6は比較例4で得られたフイルノ、の表面を示す顕
微鏡写真(拡大倍率900倍)である8芽1−1図
第1−乙図 第3図 第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 ポリ(アルキレングリコール)を2〜30重量係
含有する芳香族ポリエステルよりなり、フィルム表面に
突起と該突起を核とした長径が少くとも4μmの窪みと
からなる凹凸単位が100個/−以上形成されてなるポ
リエステルフィルム。 2 前記ポリ(アルキレングリコール)の分子量が10
0〜10,000である特許請求の範囲第1項記載のポ
リエステルフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10180883A JPS59227421A (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | ポリエステルフイルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10180883A JPS59227421A (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | ポリエステルフイルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59227421A true JPS59227421A (ja) | 1984-12-20 |
JPH0332456B2 JPH0332456B2 (ja) | 1991-05-13 |
Family
ID=14310430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10180883A Granted JPS59227421A (ja) | 1983-06-09 | 1983-06-09 | ポリエステルフイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59227421A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6296530A (ja) * | 1985-10-23 | 1987-05-06 | Diafoil Co Ltd | 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム |
JPH0260937A (ja) * | 1988-08-29 | 1990-03-01 | Diafoil Co Ltd | 磁気記録媒体用二軸配向ポリエステルフィルム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53101068A (en) * | 1977-02-15 | 1978-09-04 | Toray Ind Inc | Polyester film |
JPS5444993A (en) * | 1977-08-16 | 1979-04-09 | Teijin Ltd | Print packaging film |
JPS5514252A (en) * | 1978-07-18 | 1980-01-31 | Teijin Ltd | Film for print wrapping |
JPS5766936A (en) * | 1980-10-15 | 1982-04-23 | Teijin Ltd | Polyester film |
-
1983
- 1983-06-09 JP JP10180883A patent/JPS59227421A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53101068A (en) * | 1977-02-15 | 1978-09-04 | Toray Ind Inc | Polyester film |
JPS5444993A (en) * | 1977-08-16 | 1979-04-09 | Teijin Ltd | Print packaging film |
JPS5514252A (en) * | 1978-07-18 | 1980-01-31 | Teijin Ltd | Film for print wrapping |
JPS5766936A (en) * | 1980-10-15 | 1982-04-23 | Teijin Ltd | Polyester film |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6296530A (ja) * | 1985-10-23 | 1987-05-06 | Diafoil Co Ltd | 磁気記録媒体用ポリエステルフイルム |
JPH0566410B2 (ja) * | 1985-10-23 | 1993-09-21 | Diafoil Hoechst Co Ltd | |
JPH0260937A (ja) * | 1988-08-29 | 1990-03-01 | Diafoil Co Ltd | 磁気記録媒体用二軸配向ポリエステルフィルム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0332456B2 (ja) | 1991-05-13 |
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