JPS59226991A - 硬貨処理装置 - Google Patents

硬貨処理装置

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JPS59226991A
JPS59226991A JP58101493A JP10149383A JPS59226991A JP S59226991 A JPS59226991 A JP S59226991A JP 58101493 A JP58101493 A JP 58101493A JP 10149383 A JP10149383 A JP 10149383A JP S59226991 A JPS59226991 A JP S59226991A
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竹田 義昭
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、公衆電話機等に用いる硬貨処理装置に関する
ものである。
し従来技術〕 一般に公衆電話機等においては硬貨投入口がらの硬貨軌
道上に投入検知センサ、硬貨選別装置および硬貨振分は
装置を順次配置し、硬貨投入口から投入された硬貨を投
入検知センサによシ検知した後、この投入硬貨の材質、
直径および厚さを硬貨選別装置で検査することにより投
入硬貨の真偽および種類を判定し、適正硬貨であれば硬
貨振分は装置を駆動して所定の蓄積部に蓄積する硬貨処
理装置が用いられている。
ところで、この種の硬貨処理装置においては硬貨が連続
して投入されると硬貨選別装置の誤判定や硬貨振分は装
置の誤振分けが生じる。
そこで、このような誤判定や誤振分けを解決するために
、特公昭5’7−52634号公報に示されているよう
に先行硬貨の投入検知によってタイマをスタートさせ、
このタイマの設定時間内に後続硬貨の投入を検知した場
合には硬貨選別装置の選別動作を停止させると共に前記
タイマを再スタートさせ、先行硬貨および後続硬貨を返
却し、再スタートさせたタイマによってその後の後続硬
貨についても連続投入を次々に監視するようにした装置
が提案されている。
しかし、この従来装置においては、タイマ再動作中も次
の連続投入を監視するために投入検知センサに常時電源
を供給しており、かつ硬貨選別装置にも常時電源を供給
している。このため、電力消費が比較的大きくなシ、局
電源方式の公衆電話機のように消費電力が極めて抑制さ
れている場合には使用することができないという欠点が
あった。
そこで、本発明の出願人は、連続投入検知用のタイマの
再動作中における投入硬貨は連続投入硬貨として認識さ
れるべきものであり、かついずれ返却することになるも
のであるという点に着目し、このタイマの再動作中は再
スタート時当初から投入検知用光学センサへの電源供給
を停止し、この光学センサの投入検知に連動する硬貨選
別装置への電源供給も間接的に停止し、硬貨選別装置の
正貨判定信号により駆動される硬貨振分は機構を返却側
に制御したままにし、前記タイマの再動作中の投入硬貨
はこの硬貨振分は機構によって返却するように構成した
硬貨処理装置を提案している。
しかし、この装置において、再スタートさせた硬貨選別
タイマのタイマ時間終了後に単に投入検知の禁止を解除
すると、投入検知禁止状態の時には硬貨が投入されたの
か否かが不明であるため、もしこの投入検知禁止状態の
時゛に3枚目の硬貨が投入され、かつ投入検知禁止の解
除後に4枚目の硬貨が投入されたとすると、これら3枚
目および4枚目の硬貨は連続投入硬貨にもかかわらず、
4枚目の硬貨だけの個別投入と判断されてしまい、この
4枚目の硬貨の正貨判定信号によって先行の3枚目の硬
貨も連続して蓄積されてしまうという問題点が生じてい
た。
〔発明の目的および構成〕
本発明は上記のよう力問題点を解決するためになされた
もので、その目的は投入検知禁止の解除タイミングを挾
んで硬貨が連続投入されてもこれを確実に返却し、誤蓄
積を防止することができる硬貨処理装置を提供すること
におる。
このために本発明は、投入検知センサの動作解除タイミ
ングをあたかも硬貨が投入されたものと見做して硬貨選
別タイマを再スタートさせ、このタイマの動作中に硬貨
の投入を検知したときには通常の連続投入の検出時と同
様に硬貨選別装置の動作を停止させ、投入検知センサの
動作解除タイミングを挾んで投入された硬貨は返却する
ように構成したものである。
すなわち、第1図の基本構成図に示すように、硬貨投入
口1から蓄積部2に到る硬貨の軌道3に上流側から順に
投入検知センサ4、硬貨選別装置5および蓄積マグネッ
ト6によシ蓄積側(破線で図示する側)に駆動され、復
旧マグネット7によシ返却側(実純で図示する側)に駆
動される蓄積レバー8を配置したうえ、投入検知センサ
4の投入検知信号によってスタートして硬貨CNの投入
間隔を監視するためのタイマ9と、投入硬貨の選別結果
および投入状態に応じて硬貨選別装置50選別動作およ
び蓄積マグネット6、復旧マグネット7の動作を制御す
る制御装置10とを設け、硬貨選別装置5にはタイマ9
の動作中その選別動作用電源を供給する一方、タイマ9
の動作中において後続硬貨が投入されればその投入検知
によってコノタイマ9を再スタートさせ、このタイマ9
の再スタート時からタイマ時間終了までの間、硬貨選別
装置5および投入検知センサ4への動作用電源の供給を
停止し、硬貨選別装置5の正貨判定信号によって駆動さ
れる蓄積マグネット6の制御を遮断し、蓄積レバー8を
返却側にしたままにすることにより、タイマ9の再動作
中の投入硬貨は返却軌道12を介して返却部11に返却
し、さらに再動作中のタイマ9のタイマ時間終了後にお
いて投入検知センサ4への電源供給を復活すると共にタ
イマ9を再度スタートさせ、このタイマ9の再々動作中
に投入検知セ/す4によって硬貨の投入を検知したとき
には前述の場合と同様にして投入硬貨を返却側駆動状態
の蓄積レバー8によって返却するようにしたものである
〔実施例〕
第2図は本発明を適用した公衆電話機における硬貨処理
機構の一実施例を示す概略構成図である。
同図において、記号20で示す2点鎖線は電話機本体の
側面の外観形状を表わしている。硬貨投入口21は図の
右上部に設けられ、局からの課金信号によって硬貨を収
納する収納部22は図の左下部に設けられている。この
硬貨投入口21と収納部22との間の硬貨軌道23には
、硬貨投入口21から順に投入検知センサ24、オーバ
フローレール25、材質選別コイル26、寸法検出コイ
ル27、逆流検知センサ28、蓄積コインガイド29、
蓄積レバー30、蓄積検知センサ31、蓄積確認センサ
32、収納レバー33、収納検知センサ34か配置され
ている。また、硬貨軌道23の下方には返却軌道35が
設けられ、オーバフローレール25捷たけ蓄積コインガ
イド29から蓄積を許可されなかった投入硬貨が返却部
36に返却されるように構成されている。一方、返却軌
道35の裏側には破線で示すように蓄積マグネツ)37
と復旧マグ坏ット38とが配置され、蓄積レバー30を
図の奥行き方向および手前方向に駆動することにより、
蓄積レバー30と収納レバー33との間の軌道で構成さ
れる蓄積軌道23aの入口を開閉するようになっている
投入検知センサ24は硬貨投入口21からの硬貨の投入
を検出するもので、ここでは硬貨の投入を光学的に検知
する発光ダイオードと受光素子とによって構成されてい
る。
オーバフローレール251d、蓄fflレバー30が蓄
積側に駆動されるときにその上端部25aが図示しない
レバーによって支持軸25bを支点にして図の手前方向
に押されることにより、投入検知センサ24と寸法検出
コイル27との間の硬貨軌道23の連絡を断ち、投入硬
貨を返却軌道35に落下させて返却部36に返却するも
ので、蓄積レバー30と連動して動作する。
材質選別コイル26は投入硬貨の材質を検出するもので
、詳しくは硬貨軌道23を挾んで対向配置された発信コ
イルと受信コイルとから成り、受信コイルから投入硬貨
の透@率に応じた出力電圧を取シ出し、一方の発信コイ
ルから投入硬貨のうず電流績に応じた出力電圧を取り出
し、これらの出力電圧に基づき鉄硬貨と真正貨であるニ
ンケル硬貨とを判別するように構成される。
寸法検出コイル27は投入硬貨の厚さおよび直径を硬貨
軌道23の空間に形成した高周波磁界の変化によシ検出
するもので、詳しくは厚さ検出用コイ゛ルと直径検出用
コイルとから構成されている。
逆流検知センサ28は材質選別コイル26および寸法検
出コイル27によって正貨と判定されて一旦蓄積された
硬貨が電話機本体を傾けるなどして故意に引出されるの
を検知するもので、発光ダイオードと受光素子とによっ
て構成されている。
蓄積コインガイド29は、蓄積レバー30が返却側に駆
動されているときにその上端部に取付けた重シによって
支持軸29aを支点にして下端部29bが図の手前方向
に付勢きれており、これによシ逆流検知センサ28と蓄
積レバー30との間の硬貨軌道の側壁を開放し、投入硬
貨を返却軌道35に落下させて返却部36に返却するも
ので、オーバフローレール25と同様に蓄積レバー30
と連動して動作する。
この場合、この実施例では蓄積レバー30と収納レバー
33との間の蓄積軌道23aには最大で3枚の硬貨しか
蓄積できないため4枚目の正貨が投入されたときには蓄
積レバー30に連動して蓄積コインガイド29を蓄積側
に駆動したままとし、この位置で4枚目の正貨を蓄積す
ることにより、硬貨軌道23が短いことに起因する蓄積
可能枚数の低下を補完している。
蓄積レバー30は、投入硬貨が正貨と判定された場合に
は蓄積マグネット37によって図の奥行き方向に駆動さ
れることによυ、蓄積軌道23aの入口を開くものであ
シ、蓄積マグネット37によって蓄積側に駆動されると
復旧マグネット3Bによって解除されるまで蓄積側駆動
状態を機械的に保持するように構成されている。
蓄積検知センサ31は、蓄積レバー30が蓄積側に駆動
された後蓄積すべき硬貨が蓄積軌道23aに入ったかど
うかを検知するもので、発光ダイオードと受光素子とに
よって構成されている。この蓄積検知センサ31による
硬貨の蓄積検知によって復旧マグネット38が駆動され
、蓄積レバー30は返却側に復旧される。
蓄積確認センサ32は、蓄積軌道23aに蓄積硬貨が存
在するか否かを検知するもので、収納レバー33が課金
信号の到来によって駆動されることにより蓄積硬貨が無
くなったことを検知すると、受話器から硬貨投入の催促
音が発生される。
収納検知センサ34は、収納レバー33が駆動された後
収納すべき硬貨が収納部22に収納されたか否かを検知
するものである。この収納検知センサ34および前記蓄
積確認センサ32はともに発光ダイオードと受光素子に
よって構成されている。
第3図(a)〜(c)は、オーバフローレール25、蓄
積レバー30および蓄積コインガイド29の連動機構を
説明するだめの第2図のA−A断面図である。
まず、硬貨が投入される前の待機状態では、オーバフロ
ーレール25、蓄!レバー 30 オヨヒ蓄積コインガ
イド29は第3図(a)に示すような状態になっている
。すなわち、係止部31dを有する蓄積レバー30は、
軸31bを支点としてスプリング31cによシ図示の時
計方向に付勢されておシ、この付勢力とこれに対抗する
力とによってその先端部が硬貨軌道23に進退可能なよ
うに構成されていると共に、その反対側にはオーバフロ
ーレール25の突起部25cに当接するレバー31aが
設けられている。一方、蓄積レバー30の係止部31d
に係止する2つの段部41a 、 41bを一端に有す
るL字状の係止レバー41は、その他端に蓄積マグネ。
ット37のアーム37aの下方に突出したピン37bを
挿入する長孔41cを有するとともにスプリング42に
よシ軸40を中心に反時計方向に付勢されている。した
がって、硬貨投入待機状態では蓄積マグネット37およ
び復旧マグネット38が非通電状態にあるため、蓄積レ
バー30および係止レバー41がそれぞれのスプリング
の付勢力によって付勢されることにより、蓄積レバー3
0の係止部31dは係止レバー41の段部41bで係止
されてこの状態を保持する。これによシ、蓄積レバー3
0の先端部は硬貨軌道23に突出し、またオーバフロー
レール25は図示しないスプリングによって硬貨軌道2
3に押圧された状態となる。オーバ70−レール25が
硬貨軌道に押圧されることにより、投入硬貨CNは材質
選別コイル26.の軌道上に到達可能に々る。
次に、投入された硬貨が正貨であった場合に、蓄積マダ
イ・ット37が通電状態になると、アーム37aが反時
計方向に回動し、ビン37bと長孔41cとの協働によ
p係止レバー41はスプリング42に抗して時計方向に
回動する。これにより、蓄積レバー30の係止部31d
は係止レバー41の段部41bとの係止状態が解除され
、蓄積レバー30は時計方向に回動し、第3図(b)に
示すように係止部31dは段部41aによって係止され
、蓄積マグネット37の通電が終了してもその状態を保
持する。
この結果、蓄積レバー30は硬貨軌道23から退出り、
、iタオーパフローレール25はレバー31aによって
突起部25cが押されることによって硬貨軌道23から
離れる。これによって、投入硬貨は蓄積軌道上に導かれ
ると共に、この蓄積動作中に投入された後続硬貨はオー
バフローレール25によって返却部36に返却されるよ
うになる。
次に、硬貨が蓄積軌道23aに達した後復旧マグネット
38が通電状態になると、第3図(c)に示すように蓄
積マグネツト38のアーム38aによって蓄積レバー3
0が硬貨軌道23の方向へ押され、段部41aに係止さ
れていた係止部31dは段部41bとの係止状態に移り
、蓄積レバー30は硬貨軌道23に突出した状態で機械
的に保持される。同時に、オーバフローレール25は硬
貨軌道23の方向へ復帰する。この後、復旧マグネット
3Bに対する通電が停止されると、第3図(a)に示す
状態に戻る。
第4図(a) 、 (b)は蓄積コインガイド29の動
作を説明するための第2図のB−B断面図であって、蓄
積レバー30が返却側に駆動されているときは重F) 
29cによって第4図(a)に示すように硬貨軌道23
の側壁を開放している。しかし、重シ29cを押上げる
レバー44が設けられ、このレバー44が係止レバー4
1に立設された突起部43によつて図の反時計方向に回
動するように構成されている。とのため、蓄積マグネッ
)37が通電状態になると、レバー44が突起部43に
よって図の反時計方向へ回動し、これに伴いレバー44
によって重゛す29eに対抗する力が働き、蓄積コイン
ガイド29は第4図(b)に示すように硬貨軌道23の
側壁を閉じ、との状態を係止レバー41のロックによっ
て保持する。これによって、投入硬貨は蓄積レバー30
の方向へ導かれ、ついには蓄積軌道23aに到達するよ
うになる。
なお、第3図および第4図において、動作説明上関係の
無い部分は省略している。
第5図は、通話処理および硬貨処理を行なう電気回路部
の一実施例を示すブロック図であり、大別すると、電話
機回路部50、この電話機回路部50を通じて局側から
送られてくる課金信号を受けて硬貨の収納等を制御する
制御部60、制御部60からの指令に基づき投入硬貨を
選別して収納部22(第2図)へ収納し、また返却部3
6(第2図)に返却する硬貨処理部70とから構成でれ
電話機回路部50は、局線端子Ll、L2によって局側
に接続されておシ、この局線端子L11L2間にはフッ
クスイッチ接点H8Iを介して着信があることを報知す
る着信表示回路500、課金信号を検出する課金信号受
信回路501、ダイオードブリッジ回路502、電源回
路503、ダイヤルパルス送出回路504、および通話
回路505が接続され、オフフックに連動してフックス
イッチ接点Hslが図示する側と保対側に切換わると、
局線端子Ll 。
L2に対して通話回路505を含む直流ループが形成さ
れる。
ダイオードブリッジ回路502は、局線端子L1゜L2
間に印加される局からの直流電圧の極性にかかわらず、
電源回路503およびダイヤルパルス送出回路504に
一定極性の直流電圧を供給するものであシ、また電源回
路503 拡ダイオードブリッジ回路502からの開電
流をコンデンサに充電して後述する演算処理装置(CP
U)などの動作用電源電圧を形成するものである。この
場合、電源回路503は高抵抗Rを介して局線端子L1
に接続され、オンフック後も内蔵のコンデンサを充電し
てランダムアクセスメモリ(RAM)の記憶内容を保護
するだめのバックアンプ用電源電圧BUPを発生してい
る。
ダイヤルパルス送出回路504はダイヤルパルス信号D
iを受けて局線に送出するもので、ここでのダイヤルパ
ルス信号Diはキーボード(図示せず)からの信号を受
けてCPU600が発生し、入出力インタフェース回路
603を介してこのダイヤルパルス送出回路504に入
力される。この場合、ダイヤルパルス信号Diの送出中
は、入出力インタフェース回路603を介してダイヤル
シャント信号DSが与えられ、これによって通話回路5
05が短絡されてダイヤルパルス信号Diによる発呼者
へのパルス雑音を与えないように構成されている。
また、このダイヤルパルス送出回路5θ4には蓄積硬貨
が不足したなどの場合に強制切断信号が入出力インタフ
ェース回路603を介して与えられ、通話を強制的に切
断できるように構成されている。
制御部60は、CPU600を中心としてランダムアク
セスメモリ(RAM) 601 、硬貨処理あるいは通
話処理に必要なプログラムおよび定数等を記憶したリー
ドオンリメモリ(ROM)602、各種センサ等との信
号送受を行なうための入出力インタフェース回路603
および604とを備えている。さらに、硬貨の蓄積残額
や故障時の表示を行なう表示器605、電話機本体が所
定角度以上傾けられたこと音検知する姿勢センサ606
、オンフックおよびオフフックに連動して開閉するフッ
クスイッチ接点H82を備えている。
姿勢センサ606は、電話機本体を傾けての不正を防止
するために設けられたものであシ、電話機本体が所定角
度以上傾けられると強制切断信号が発せられ、通話が強
制的に切断される。
この制御部60においては、オフフックに伴い電源回路
503に内蔵のコンデンサの充電電圧が所定値に達する
と通話処理および硬貨処理のためのプログラムが起動す
る。そして、プログラムの起動後において硬貨投入とダ
イヤル操作があれはダィヤルパルス信号Diおよびダイ
ヤルシャント信号DSが発生され、また通話中に課金信
号受信回路501から課金信号検出信号を受けだ場合に
は後述する収納マグネット706に対する駆動信号が発
生される。さらに、蓄積硬貨の不足時あるいは電話機本
体の異常な傾斜時においては通話の強制切断信号が発生
される。
次に、硬貨処理部TOは硬貨投入検知センサ24などの
光学的なセンサ回路T01、材質選別コイル26を含む
材質選別回路702、厚さ検出用コイルを含む厚さ選別
回路703、直径検出用コイルを含む直径選別回路70
4、これら選別回路702〜704のアナログ出力信号
を選択的にディジタル信号に変換するAD変換器(AD
C) 705、蓄積レバー30とともに硬貨振分は機構
を構成する蓄積マグネッ)37および復旧マグネット3
8を有し、さらに課金信号に応じて収納レバ〜22(第
2図)を駆動する収納マグネット706を有している。
次に以上のような構成に係る動作について説明する。な
お、電話機回路部50の動作については本発明の要旨と
直接関係がないためにその説明は省略する。
はじめに、この実施例の硬貨処理においては、例えば4
ms周期でCPU 600に対する全ての入力信号を読
込んでその内容あるいは状態を判別した結果、実行すべ
き処理があればその処理の実行要求を表わすタスクレデ
ィフラグをセットしておき、この後タスクレディフラグ
の状態を判別してセットされているタスクレディフラグ
が1つであればこのフックに対応する処理を4msの中
の残りの時間内で実行し、セットされているタスクレデ
ィフラグが複数個の場合には個別に分解した硬貨検知処
理や表示処理などの個別処理のうち最も優先度の高い1
つの処理を選択して4 m sの中の残りの時間内で実
行し、優先度の低い残りの処理について4次の新たな4
rnsの処理サイクルにおいて上位の優先度の処理要求
が無いことを条件に順次実行するようにしている。従っ
て、4msの処理サイクル内においては硬貨検知処理な
どの個別に分解された個別処理のうち1つのみが実行さ
れる。
そして、この個別処理が終了した場合’t CPU 6
00は内部の基準タイマによって次の処理サイクルが到
来したことの割込み(INT)があるまでアイドル状態
とされる。
ここで、各個別処理の優先度は第1グループと第2グル
ープとにさらに分類され、第1グループに属する処理は
4msの処理サイクル毎に優先度順に実行し、第2グル
ープに属する処理は32m5の処理サイクル毎に第1グ
ループに属する処理の実行要求が無いときのみ実行する
ように構成されている。
このような処理体系を採用したのは低電力消費化を図る
ためである。すなわち、公衆電話機において硬貨の投入
力どけ不規則的に発生するため、これへの応答性は高く
設定しなければならないのであるが、一方において課金
信号に対する処理要求など比較的長い周期で発生する処
理要求もある。
そこで、このような場合に不規則性の処理要求への応答
性を基準にしてクロック周波数あるいは処理サイクルを
定めたときには、課金信号に対する処理要求などが無い
のにもかかわらずそのプログラムが起動されてCPUが
常時稼動している状態となシ、時間の無駄が生じると共
に消費電力が大きくなってしまう。このためにこの実施
例においては、全ての処理を4rnsに短周期で実行す
る必要のある第1グループの処理と、32m5の比較的
長周期で実行すれば足シる第2グループの処理とに分類
したうえ、各グループ内においても優先順位を定め、こ
の優先順位に従って必要な処理を実行し、終了すれば新
たな処理サイクルが到来するまでCPU 600をアイ
ドル状態(スリーブ状態)とし、応答性の向上と共に低
消費電力化を図っている。
なお、アイドル状態を有するCPUとしては型名an6
301V(日立製作新製)がある。
この実施例において、CPU600が実行する処理は次
の第1表に示すように分割され、かつその優先順位が定
められている。
第1表 そして、上述のような処理体系を採用しているため、R
AM601内にはそのメモリ領域を利用して各処理の実
行要求を記憶する各処理にそれぞれ対応したタスクレデ
ィフラグレジスタが設けられ、例えば硬貨の投入が検知
された場合には硬貨検知処理に対応するタスクレディフ
ラグレジスタに11″その後の処理紙了によってリセッ
ト(”0゛)される。
このほか、RAM601内には硬貨の材質や寸法に関す
る硬貨データおよび正貨か偽似貨の区別や種類を表わす
だめの硬貨フラグをそれぞれ記憶する硬貨データレジス
タおよび硬貨フラグレジスタ、硬貨の連続投入を検出す
るための硬貨選別タイマなどの制御タイマ用のレジスタ
が設けられている。
力お、硬貨選別タイマは上記のレジスタを利用したン7
トタイマによって実現されている。そして、この硬貨選
別タイマは材質選別タイマと寸法検出タイマとに共用さ
れ、タイマフラグが1〜1」のときには材質選別タイマ
として働き、タイマフラグが12」のときには寸法検出
タイマとして働くようになっている。
以下、第6図〜第10図に示すフローチャートに基づき
硬貨の投入から蓄積までの動作を詳しく説明する。
第6図は、CPU600が実行する処理のゼネラルフロ
ーを示す図であって、オフフックに伴い電源回路503
に内蔵されたコンデンサの充電電圧が所定電圧値になる
と、とのゼネラルフローに示す処理が開始される。この
ゼネラルフローにおいて、CPU 600はまずステッ
プ800において入出力インタフエース回M 603 
、604内のバンファレジネタあるいはRAM601内
に設けた各種のデータレジスタ等をイニシャライズし、
次のステップ801においてセンザ回銘701における
投入検知セ/す24などに異常がないかどうか、さらに
収納部22が満杯状態になっていないかどうかなどを診
断し、正常な通話が可能な状態であれば次のステップ8
02の処理に移行する。しかし、投入検知センサ24な
どに異常がある場合、あるいは収納部22が満杯状態に
なっているなどの異常状態ではこのことを表わすフラグ
をセットした後送のステップ802の処理に移行する。
このステップ801の自己診断処理において異常状態が
検出された場合、後述するステップ880(第7図)の
表示処理においに表示される。
ステップ802の処理においては、CPU600は第1
グループに属する処理の処理サイクルを規定する第1の
基準タイマに4msのタイマ時間をセットして計時動作
を開始させる。なお、この第1の基準タイマはCPU 
600に内蔵されているものである。この後CPU 6
0[1はステップ803において、例えば蓄積マグネッ
ト37の通電時間などを計時するために設けられた複数
の制御タイマの中に計時動作中の制御タイマがあるか否
かを検出し、計時動作中の制御タイマがあれば計時値を
インクリメントした後タイマ時間が終了していないか否
かを検出し、タイマ時間が終了していれば例えば蓄積マ
グネット37の通電を停止させる処理を実行する。この
場合、このステップ802から後述のステップ809ま
での処理は第1の基準タイマによって規定される4 m
 sの処理サイクル毎に実行されるが、例えば蓄積マグ
ネット37−&どの通電時間は数100ma程度になる
ため、4m8の8倍の周期マと、さらにこの第1の分周
用タイマのタイマ時間を分周して32m5の28倍の周
期(896ms)で計時動作を繰返す第2の分局用タイ
マとが設けられ、数100m5程度のタイマ時間は第1
の分周タイマ°の出力を利用して計時され、1秒以上の
タイマ時間は第2の分周用タイマの出力を利用して計時
爆れる。なお、このタイマ処理において使用される制御
タイマ、分周用タイマは前述したようにRAM 601
のメモリ領域を利用したソフトタイマで構成されるもの
である。ぞして、各制御タイマはその計時機能が例えば
蓄積マグネット37の通電時間の計時用として専用に用
いられるので力く、後述する例えば蓄積検知処理のプロ
グラムが所望の制御タイマに対応したレジスタに対し計
時すべきタイマ時間とタイマ時間終了の条件で実行すべ
き処理のプログラムの記tkアドレスを与えることによ
り、蓄積マグネット37の通電時間計時用として働かせ
たり、復旧マグネット380通′亀時間計時用として働
かせたpすることができるように構成されている。すな
わち、制御タイマは第1表に示した各処理のプログラム
によってその計時機能が選択的に定義され、定義された
後はステップ803のタイマ処理において計時値の更新
がなされる。この場合、計時機能の定義は、タイマ時間
終了の条件で実行する処理内容によって定まる。
CPU 600はこの後ステップ804の入力センス処
理において、CPU600に対して入力される全ての信
号、すなわち課金信号受信回路501、姿勢センサ60
6、フックスイッチ接点H82、センサ回路701の各
出力信号、さらに硬貨処理機能のテストスイッチ(図示
せず)、キーボードのダイヤルボタン(図示せず)の出
力信号を検知する。次いでCPU 600はこの検知結
果を基に次のステップ805のレディタスクチェック処
理において、硬貨検知処理などの個別処理を実行する必
要が生じているか否かをチェックし、個別処理の実行の
必要性が生じていれば必要とする個別処理に対応したタ
スクフラグレジスタにその実行要求を表わすタスクレデ
ィフラグをセットする。
次にCPU 600はステップ806において各個別処
理に対応したタスクレディフラグのうちセットされてい
るものが有るか否かを第1表に示した優先順位に従って
チェックし、セットされているものが全くなければステ
ップ809に進んで自己の動作状態゛をアイドル状態と
する。しかし、各個別処理に対応したタスクレディフラ
グのうちいずれかにセットされているものがあれば、最
先に検出したタスクレディフラグすなわちセットされて
いるタスクレディフラグのうち最も優先順位の高いタス
クレディフラグに対応する個別処理のスタートアドレス
をステップ807のタスク始動処理においてプログラム
カウンタにセットし、次のステップ808のタスク実行
処理においてプログラムカウンタにセットしたアドレス
をスタートアドレスとする個別処理のプログラム、すな
わち第7図のステップ810〜900に示す各処理の1
つを実行する。
そして、この個別処理が終了すればステップ808にお
いて自己をアイドル状態とし、4msのタイマ時間が終
了して新たな処理サイクルが到来したことの割込みが第
1の基準タイマから発生すればステップ802に戻シ、
以後同様の処理を繰返す。
この場合、実行に移された個別処理のタスクレディフラ
グはプログラムカウンタにスタートアドレスがセットさ
れた段階でリセットされる。このため、次の新たな処理
サイクルにおいては次位優先順位の個別処理が実行に移
されることになる。
ただし、第2グループに属する個別処理の実行を要求す
るタスクレディフラグについては、CPU600はステ
ップ805のレディタスクチェック処理において32m
5の第2基準タイマのタイマ時間が終了し、かつ第1グ
ループのタスクレディフラグが全てセットされていない
ことを条件にそのセット状態を検出する。そして、CP
U600は第2グループに属する個別処理の処理サイク
ルを規定する32m5の第2基準タイマについては、オ
フフック直後に第1グループの処理要求が無いかあるい
は無くなったことを条件にステップ805のレディタス
クチェック処理においてスタートさせ、その後ステップ
805を通過する毎にその計時値を更新し、更新の結果
、タイマ時間が終了すれば第1グル−プに属する個別処
理の実行要求が無いことを条件に再スタートさせる。
このため、第2グループに属する個別処理は、オフフッ
ク直後においては第1グループの処理要求が無く力っだ
時点から32m5経過後に初めて実行の機会が与えられ
、その後は第1グループの処理要求が無ければ32mB
毎に実行の機会が与えられる。
このように通話処理および硬貨処理に関わる全ての処理
は個別に分解され、優先度順に4ms  毎あるいは3
2m5i毎の周期で実行され、実行の終了後CPU 6
00は直ちにアイドル状態とされる。従って、優先度の
高い第1グループに硬貨の投入を検知した場合の処理な
どを割当てておけば、これへの応答を失することもなく
、かつ電力消費も低減できるものとなる。
次に、第7図のステップ810〜900に示す各個別処
理について説明する。なお、ステップ840の収納検知
処理〜ステップsoo oテストモード処理は本発明の
要旨と直接関係がないためにその説明は省略する。
a1通常動作 はじめに、投入硬貨が正貨であυ、かつ一定時間隔てて
投入された場合の通常動作について第8図〜第10図に
示す詳細なフローチャートを用いて説明する。
通常、第8図に示す硬貨検知処理が最初に実行される。
この硬貨検知処理は、硬貨投入検知センサ24によって
硬貨の投入が検知され、この投入検知に基づく硬貨検知
処理の実行要求を表わすタスクレディフラグがセットさ
れている場合に他の処理要求に最優先して実行される。
との硬貨検知処理において、CPU600はまずステッ
プ8100で硬貨選別タイマがオンしているか否か、す
なわち計時動作中であるか否かをチェックする。この結
果、計時動作中でなければステップ8101において硬
貨データレジスタおよび硬貨フラグレジスタをリセット
し、この後硬貨選別回路を構成する厚さ選別回路703
および直径選別回路704の電源を投入する。すなわち
、この実施例においては電力消費の低減を図るため、厚
さ選別回路703および直径選別回l&704は硬貨投
入の待機状態においてその動作用電源が遮断されている
このため、cpusooは硬貨選別タイマが計時動作中
でないときに投入検知が発生した場合にはこれらの回路
103および704に電源を投入し、厚さおよび直径の
検出が可能な状態とする。なお、硬貨投入検知センサ2
4を構成する発光ダイオードも同様の趣旨によ、p、4
ms周期でダイナミック点灯されている。ただし、材質
選別回路702の動作用電源は常時投入されている。こ
の場合、回路703および704に対する電源の投入お
よび遮断は入出力インタフェース回路604を介して行
なわれ、電源の投入時間は硬貨選別タイマのタイマフラ
グがIllまたは「2」であり、硬貨選別タイマが材質
選別タイマまたは寸法選別タイマとして働いている間の
一定時間だけである。通常において硬貨選別タイマは最
初に材質選別タイマとして働き、続いて寸法検出タイマ
として連続して働くようになっているため、回路703
および704には寸法検出タイマとしての計時動作が終
了するまでの一定時間だけ動作用電源が投入される。
従って、硬貨投入検知センサ24によって硬貨    
    1の投入が検知されると、硬貨選別タイマが計
時動作中でない限シ厚さ選別回路703および直径選別
回路104の電源が一定時間だけ投入されることにより
、投入硬貨の材質選別とともに厚さおよび直径の硬貨寸
法が検出可能な状態となる。
CPU 600は以上のようにして回路703および7
04の電源を投入した後、ステップ81o3において硬
貨選別タイマに所定のタイマ時間をセットし、次いでス
テップ81o4に“おいてタイマ72グ(TMFLG)
を「1」にセットし、硬貨選別タイマの機能を材質選別
タイマとして定義して第6図に示すゼネラルフローの処
理に戻る。硬貨選別タイマの機能が材質選別タイマとし
て定義されると、この材質選別タイマはステップ803
のタイマ処理にその計時動作およびタイマ時間終了時の
管理が委ねられる。
このようにして厚さ選別回路703および直径検出回路
704の電源投入に引き続いて材質選別タイマが計時動
作を開始すると、次の新たな4 m s  の処理サイ
クルにおけるステップ805のレディタスクチェック処
理においてCPU 60Gは硬貨選別タイマか材質選別
タイマとして動作中であることを検出し、今度は硬貨デ
ータ入力処理の実行要求を表わすタスクレディフラグを
セットし、その後のステップ808のタスク実行処理に
おいて第9図に詳細に示す硬貨データ入力処理を実行す
る。そして、この硬貨データ入力処理において材質選別
回路702から投入硬貨の材質に関するデータを入力し
た後、材質が適正なものであれば硬貨選別タイマの機能
を寸法検出タイマとして定義し直し、厚さ選別回路70
3および直径選別回路704から投入硬貨の厚さおよび
直径に関するデータを入力するようになる。
第9図の硬貨データ入力処理において、CPU600は
まずステップ8200においてタイマフラグ(TMFL
G)が「1」になっていることを確認した後AD変換器
705の入力モードを鉄硬貨の材質選別モードとし、材
質選別回路7(12に設けられている材質選別用受信コ
イルがらの出力信号をAD変換器705の入力として選
択し、次のステップ82o2において所定時間間隔でこ
の受信コイルからの出力信号をサンプリングしてディジ
タルデ〜りに変換させ入出力インタフェース回路604
を介して取込む。次に、ステップ8203においてAD
変換器705の入力モードをニッケル硬貨の材質選別モ
ードとし、材質選別用発信コイルがらの出力信号をAD
変換器705の入力として選択し、次のステップ820
4において所定時間間隔でとの受信コイルからの出力信
号をサンプリングしてディジタルデータに変換させて入
出力インタフェース回路604を介して取組む。この後
、このようにして得た投入硬貨の材質に関するデータと
所定直とを比較することによシ投入硬貨が適正の材質で
あるか否かをステップ8205において判定し、適正材
質のニッケル硬貨であればステップ8206においてタ
イマフラグ(TMFL、G )を「2」とすることによ
り硬貨選別タイマを寸法検出タイマとして定義し直し、
続くステップ8207においてこの寸法検出タイマに所
定のタイマ時間をセットして計時動作をスタートさせる
。そして、この後CPU 60Gは第6図に示すゼネラ
ルンローの処理に戻り、新たな4msの処理サイクルが
到来するまでアイドル状態となる。
その後、第1の基準タイマで定められた4msの新たな
処理サイクルが到来すると、ステップ802〜804の
処理に引き続いてステップ805のレディタスクチェッ
ク処理を実行するが、この時硬貨選別タイマは寸法検出
タイマとして動作中であるため、再び硬貨データ入力処
理の実行を要求するタスクレディフラグをセットし、そ
の後のタスク実行処理(ステップ808)において再び
硬貨データ入力処理を実行する。すると、今度はタイマ
フラグ(TMFLG)が「2」となっているため、CP
U600はステップ8200および82o8の判断処理
を経てステップ8209以後の処理を実行し、投入硬貨
の厚さおよび直径が適正であるが否かをチェックする。
−1でまずCPU 600は、ステップ82o9におい
てAD変換器705の入力モードを厚さ選別モードに設
定し、厚さ選別回路703がらの出力信号をAD変換器
7050入カとじて選択し、次のステップ8210にお
いて回路703の出力信号を所定時間間隔でサンプリン
グしてディジタルデータに変換させて取込みながら厚さ
拭応じて現われるピーク値を抽出し、そのピーク値を一
時記憶する。次にステップ8211においてAD変換器
7050入カモードを直径選別モードに設定し、直径選
別回路704からの出力信号をAD変換器705の入力
として選択し、次のステップ8212において回路70
4の出力信号を所定時間間隔でサンプリングしてディジ
タルデータに変換させて取込みながら直径に応じて現わ
れるピーク値を抽出し、そのピーク値を一時記憶する。
この後、このようにして得た投入硬貨の厚さおよび直径
に関するデータを基に投入硬貨が適正の厚さおよび直径
のものであるかをステップ8213において判定し、適
正の厚さおよび直径を有する適正貨であればステップ8
214の判断処理において硬貨の種類を表わす硬貨フラ
グをセットした後ステップ8215以降において蓄積軌
道23aに蓄積させるだめの処理を行なう。
すなわち、投入硬貨が適正貨であれば、CPU600は
ステップ8215において今まで寸法検出タイマとして
機能していた硬貨選別タイマをリセットし、次いでステ
ップ8216において硬貨選別回路の電源すなわち厚さ
選別回路703および直径選別回路γ04の電源を遮断
した後、次のステップ8217において蓄積マグネット
37に対する駆動信号を送出し、このマグネット37を
オンさせる。この後、ステップ8218において硬貨軌
道23aにおける蓄積枚数がすでに3枚に力っているか
否かをチェックし、3枚未満であればステップ8219
において蓄積検知センサ31による蓄積検知動作を許可
する。すなわち、蓄積枚数が3枚未満であれば蓄積検知
センサ31を構成する発光ダイオードを所定時間間隔で
ダイナミック点灯させ、容積側に駆動された蓄積レバー
30を通じて硬貨軌道23aに入つてくる投入硬貨を検
知できる状態とする。この後、CPU600はステップ
8220において硬貨の投入検知を禁止する。すなわち
、硬貨投入検知センサ24の発光ダイオードのダイナミ
ック点灯を停止させ、現在蓄積中の投入硬貨の蓄積動作
が完全に終了するまで投入検知を行なわ彦いようにし、
この蓄積動作が完全に終了するまでに投入された新たな
硬貨は返却側に駆動されているオーバフローレール25
から返却軌道35に落下させる。
以上の処理が終了すると、CPU60Gは第6図のゼネ
ラルフローの処理に戻るが、蓄積マグ不ント37が駆動
されることによシ蓄積レバー30が蓄積側に駆動されて
いるため、一定時間経過すると投入硬貨が蓄積軌道23
aに入り、これに伴って蓄積検知センサ31から蓄積検
知信号が発生される。
この蓄積検知信号は4msの新たな処理サイクルの入カ
センス処@!(ステップ804 )においてCPU60
0によって検出される。すると、CPU6QOは蓄積検
知処理の実行要求を表わすタスクレディフラグをセット
し、その後のタスク実行処理(ステップ808)におい
て第10図に詳細に示す蓄積検知処理を実行する。
第10図に示す蓄積検知処理において、CPU600は
まずステップ8300において前述の硬貨データ入力処
理によって得られた投入硬貨の種類を表わす硬貨フラグ
を基に投入硬貨額を求め、この投入硬貨額を蓄積額メモ
リの中の蓄積順位に対応したメモリ領域へ格納する。こ
の後、ステップ8301のクレジット加算処理において
収納部22に収納された硬貨額のうち通話料金としては
未使用の未使用金額と蓄積額メモリに格納されている蓄
積額とを加算し、通話可能な硬貨額を算出する。なお、
ここでは通話可能な硬貨額を表示処理(第7図のステッ
プ880)において表示器605に表示させるだめのタ
スクレディフラグがセットされ、その後表示処理の実行
がなされた段階で表示器605に数字表示される。
次に、CPU600は蓄積検知を行なう必要がなくなっ
たためにステップ8302において蓄積検知センサ31
の発光ダイオードのダイナミック点灯を停止させ、蓄積
検知を禁止する。この後、ステップ8303において蓄
積枚数が4枚であるか否かを判定し、4枚未満であれば
次のステップ8304 において蓄積マグネット37に
対する駆動信号の送出を停止し、所定のインターバル時
間(例えば32m5)が経過してから次のステップ83
o5において復旧マグネット38に対する駆動信号を一
定時間だけ送出する。そして、復旧マグネット3Bに対
する駆動信号の送出時間が終了すると、第9図のステッ
プ822o以降において禁止状態となっていた硬貨の投
入検知をステップ830ε′において許可状態に復帰さ
せる。
これによp1蓄積レバー3oおよび投入検知センサ24
は硬貨投入前と同じ状態に復帰する。
なお、復旧マグネット38に対する駆動信号の送出時間
は前述の制御タイマを利用して管理され、この制御タイ
マのタイマ時間は復旧マグネット38がオンしてから蓄
積レバー3oが返却側に切換ゎるまでの時間よシやや長
く設定されている。従って、蓄積マグネッ)37の駆動
信号が発生された時点から禁止されていた投入検知は、
蓄積レバー30が返却側に完全に切換わった後さらに一
定の待ち時間を経過してから投入検知許可状態に復帰す
るものとなり、蓄積レバー30の復旧直後に次の硬貨が
投入されたとしても投入検知が行なわれないために寸法
選別も行なわれない結果に11)、この時の投入硬貨は
返却側に復旧された蓄積レバー30によって返却される
ものとなる。
一方、蓄積マグネツ)37に対する駆動時間についても
前述の制御タイマを腕側して管理されておシ、そのタイ
マ時間は蓄積レバー30をオン状態にしてから投入硬貨
が蓄積検知センサ31の軌道上に到達する時間よりも長
く設定しである。従って、実際上はこのタイマ時間の終
了前に蓄積検知がなされるのがほとんどであるので、と
のような場合には蓄積検知を優先して蓄積マグネ・ット
37に対する駆動信号の送出がステップ8304におい
て停止される。同時に、蓄積マグネット37に対する駆
動信号の送出時間を管理する必要がなくなるため、この
駆動時間管理用の制御タイマはステップ8304におい
てリセットされてその任務が解除される。
ところで、この実施例においては硬貨軌道が短いの−を
補完するため、蓄積枚数がすでに3枚ある場合に次の硬
貨が投入されたときは蓄積コインガイド29を蓄積側に
したままにすることによシ、この蓄積コインガイド29
の軌道上で4枚目の硬貨を蓄積するようになっている。
このような場合、3枚目の蓄積硬貨があるために蓄積検
知センサ31による蓄積検知を行なうことができない。
このため、CPU600は第9図のステップ8221に
おいて蓄積マグネット37の駆動時間を管理する制御タ
イマのタイマ時間が終了するのを待って終了直後に蓄積
検知処理の実行要求を表わすタスクレディフラグをセッ
トすると共に、蓄積マグネツ)37に対する駆動信号の
送出を停止し、この後第10図に示す蓄積検知処理の実
行に移る。そして、この蓄積検知処理のステップ830
3において蓄積枚数が4枚になったことを蓄積類メモリ
の内容によシ判定し、ステップ8307においで投入検
知を禁止する一方、新たな投入硬貨は蓄積レバー30に
連動して返却側に駆動されているオーバフローレール2
5を介して返却軌道35に返却させる。さらに、この時
には蓄積レバー30が蓄積側に機械的に保持されたまま
になっているため、電話機本体を故意に傾斜させると蓄
積された硬貨がオーバフローレール25を介して返却軌
道35に落下して不正行為を招くことが考えられる。こ
のため、CPU600はステップ8308において逆流
検知センサ28による逆流検知を許可する。そして、こ
の逆流検知センサ28によって硬貨の逆流が検知された
場合、あるいは姿勢センサ606の出力信号が発生した
場合は第7図のステップ890に示すフック処理の実行
要求を表わすタスクレディフラグをセットし、このフッ
ク処理の実行によって通話回路5050強制切断信号を
発生して通話を強制的に切断する。
第12図は蓄積硬貨枚数が3枚未満のときに新た彦硬貨
が投入された場合のタイムチャートである。同図におい
て、(a)は硬貨選別タイマの動作時間、(b)は材質
選別タイマの動作時間、(C)は寸法選別タイマの動作
時間をそれぞれ表わしている。また(d)はCPU 6
00による処理内容を表わし、Xlは硬貨検知処理、X
lは材質選別処理、x3は寸法選別処理、x4は蓄積検
知処理をそれぞれ示している。(e)は厚さ選別回路7
03および直径選別回路704に対する電源供給時間、
(f)は蓄積マグネット37の通電時間、(g)は復旧
マグネット38の通電時間、(h)は投入検知センサ2
4の動作時間、(i)は蓄積検知センサ31の動作時間
を表わしている。
第13図は客積硬貨枚数が3枚のときに新た々硬貨が投
入された場合のタイムチャートである。
同図において、(a)〜(f)は第12図と全く同じで
あ!D、(g)は投入検知センサ24の動作時間、(h
)は蓄積検知センサ31の動作時間、(i)は逆流検知
センサ28の動作時間を表わしている。
b、材質不良硬貨投入時の動作 材質不良硬貨が投入された場合、CPU600は投入検
知後に第8図に示す硬貨検知処理を実行した後第9図に
示す硬貨データ入力処理を実行するが、材質不良である
ためにステップ8205から直ちに第6図のゼネラルス
ローの処理に復帰する。このため、硬貨選別タイマのタ
イマフラグ(TMFLG)が「2」に更新されず、また
そのタイマ時間が再設定されなくなる。この結果、厚さ
選別回路703および直径選別回路704に対する電源
は硬貨選別タイマが材質選別タイマとしてのタイマ時間
を終了した段階で遮断される。従って、蓄積レバー30
は何等駆動されず、材質不良の投入硬貨は返却側駆動状
態にある蓄積レバー30に当ってコイン蓄積ガイド29
を介して返却軌道35に落下し、返却部36に返却され
る。
第14図は、材質不良硬貨投入時のタイムチャートであ
り、同図(a)は硬貨選別タイマの動作時間、(b)は
材質選別タイマの動作時間、(C)はCPo 600に
よる処理内容を表わし、xlは硬貨検知処理、xlは材
質選別処理を示している。また(d)は厚さ選別回路7
03および直径選別回路704に対する電源供給時間を
表わしている。
C9寸法不良硬貨投入時の動作 材質は適正であるが、厚さあるいは直径の一方が不適正
々硬貨が投入された場合、CPU600は材質選別処理
後に第9図のステップ8209以降の処理を実行するが
、厚さあるいは直径の一方が不適正であるためにステッ
プ8214から直ちに第6図のゼネラルフローの処理に
復帰する。このため、蓄積レバー30は何等駆動されず
、厚さあるいは直径が不良の投入硬貨は蓄積レバー30
に当ってコイン蓄積ガイド29を介して返却軌道35に
落下し、返却部36に返却される。
第15図は、厚さあるいは直径が不良の硬貨が投入され
た時のタイムチャートであシ、同図(a)は硬貨選別タ
イマの動作時間、(b)は材質選別タイマの動作時間、
(C)は寸法選別タイマの動作時間、(d)はCPU 
60Gによる処理内容を表わし、xlは硬貨検知処理、
xlは材質選別処理、x3は寸法選別処理を示し、また
(e)は厚さ選別回路703および直径選別回路704
に対する電源供給時間を表わしている。
d、硬貨の連続投入時の動作 硬貨の連続投入の態様として、(4)先行硬貨の投入に
よって動作を開始した硬貨選別タイマのタイマ時間終了
前に後続硬貨が投入されるケース、(B)  先行硬貨
の正貨判定信号が発生してから蓄積レバー30が返却側
に復帰するまでに後続硬貨が投入されるケース、(C)
  蓄積レバー30が返却側に復帰してから復旧マグネ
ット38の駆動時間が終了するまでの間に後続硬貨が投
入されるケースの3種類がある。すなわち、第11図に
示すTi+T2.T3の各期間に後続硬貨が投入される
3種類の態様がある。
このうち、(B)のケースでは蓄積レバー30に連動し
てオーバフローレール25が返却側に駆動されているた
め、後続硬貨はこのオーバフローレール25によって返
却部36に返却される。また、オーバフローレール25
が蓄積側に復帰するタイミングの境界付近で後続硬貨が
投入されて材質選別コイル26の軌道を通過したとして
も、この時には投入検知を行なっていないために蓄積レ
バー30が蓄積側に駆動されず、コイン蓄積ガイド29
を介して返却部36に返却される。(00ケースの場合
にも同様な理由によって返却部36に返却される。
一方、(4)のり°−スについては第8図に示す硬貨検
知処理において厚さ選別回路703および直径選別回路
704の電源を遮断することにより、後続硬貨は先行硬
貨とともにコイン蓄積ガイド29を介して返却部36に
返却される。
すなわち、先行硬貨の投入にょシ硬貨選別タイマが材質
選別タイマあるいは寸法検出タイマとして動作している
際に後続硬貨が投入されると、CPU600は後続硬貨
の投入検知によって第8図に示す硬貨検知処理を実行す
るが、硬貨選別タイマが動作中であるためにステップ8
100からステップ8105の処理へ移行し、ここにお
いて硬貨フラグレジスタに対し硬貨が連続投入されたこ
とを表わす連続投入エラーフラグをセットする。この後
、次のステップ8106においてタイマフラグ(TMF
LG)の内容をチェックし、その内容が「o」でなけれ
ば次のステップ8107において厚さ選別回路703お
よび直径選別回路704の電源を遮断し、「0」であれ
ばステップ8108において硬貨選別タイマをセットす
る。すなわち、硬貨選別タイマが材質選別タイマあるい
は寸法検出タイマとして動作中であれば、タイマフラグ
(TMFLG)は「1」または「2」に力っている。こ
のため、この状態の時に後続硬貨が投入された場合には
、CPU600はステップ8107において硬貨選別回
路を構成する回路703および回路704の電源を遮断
する。この後、硬貨選別タイマにタイマ時間を再セット
して計時動作を開始させる。そして、次のステップ81
09においてタイマフラグ(TMFLG)lを「O」に
した後、続くステップ8110において投入検知センサ
24による投入検知を禁止する。す々わち、CPU60
Gは2枚目の硬貨の連続投入によシ硬貨選別回路の電源
を遮断し、さらに硬貨選別タイマを初期値から再スター
トさせると共に、投入検知を禁止する。
さらに、硬貨選別タイマが連続投入によって動作中であ
ることを表わすためにタイマフラグ(TMFt、C)を
1−0」とする。
これによって、先行硬貨および後続硬貨ともその硬貨選
別が不能となシ、両硬貨とも返却側駆動状態にある蓄積
レバー3oに当ってコイン蓄積ガイド29を介して返却
部36に返却される。
その後、タイマフラグ「0」で動作していた硬貨選別タ
イマのタイマ時間が終了すると、第6図のゼネラルフロ
ーにおけるタイマ処理において第11図に示すタイマエ
ンド処理が選択されて実行される。
この第11図のタイマエンド処理において、CPU60
0はステップ8120において投入検知が許可状態であ
るか否かをチェックする。2枚目の硬貨が連続投入され
た場合には第8図のステップ8110において投入検知
がすでに禁止されているため、CPU 600はステッ
プ8121の処理を選択し、ここにおいて硬貨選択タイ
マにタイマ時間を再セットして再スタートさせ、次にス
テップ8122においてタイマレディフラグを”1″と
し、さらに次のステップ8123において投入検知の禁
止を解除する。
タイマレディフラグを”1”とするのは、第6図のタイ
マ処理において硬貨選別タイマの計時値の更新を実行さ
せるため・である。
すなわち、ここでは2枚目の硬貨の連続投入によって再
スタートされた硬貨選別タイマが三たびスタートされる
と共に、投入検知の禁止が解除される。これによって、
3枚目の硬貨の投入検知が可能と彦る。その後、三たび
スタートさせた硬貨選別タイマのタイマ時間が終了する
と、タイマフラグ(TMFLG)は依然として「o」で
あるため、この第11図のタイマエンド処理が選択され
る。すると、この時には投入検知が許可状態であるため
、CPU 600はステップ812oの判断によってス
テップ8124の処理を選択し、ここにおいてタイマレ
ディフラグを“0″とし、第6図のゼネラルフローの処
理に戻る。
これによって、硬貨の連続投入を防止するための一連の
処理は終了する。
ここで、硬貨選別タイマが第11図のステップ8121
の処理によって三たびスタートして計時動作を実行して
いる間、2枚目の硬貨に続いて3枚目の硬貨が投入され
ると、この時には投入許可状態になっているために第8
図の硬貨検知処理が実行され、ステップ8105〜81
1oの処理が再び実行される。すなわち、2枚目の硬貨
に続いて3枚目の硬貨が投入された場合、1枚目の硬貨
に続いて2枚目の硬貨が投入された場合と同じ処理状態
に戻シ、3枚目の硬貨も返却部36に返却される。
これによシ、次々と連続投入硬貨は返却される。
さらに、この実施例では投入検知禁止の解除タイミング
を挾んで投入された先行硬貨および後続硬貨とも返却部
36に返却することができる。
すなわち、1枚目の硬貨に続いて2枚目の硬貨が投入さ
れたときには硬貨選別動作を電気的に禁止すると共に硬
貨選別タイマを再スタートさせ、さらに硬貨選別タイマ
再動作中の後続硬貨は必然的に連続投入硬貨と々るため
に投入検知を禁止して電力消費の節約を図っているが、
再スタートさせた硬貨選別タイマのタイマ時間終了後に
単に投入検知の禁止を解除すると、投入検知禁止状態の
時には硬貨が投入されたのが否がが不明であるため、も
しこの投入検知禁止状態の時に3枚目の硬貨が投入され
、かつ投入検知禁止の解除後に4枚目の硬貨が投入され
たとすると、これら3枚目および4枚目の硬貨は連続投
入硬貨にもかかわらず、4枚目の硬貨だけの個別投入と
判断されてしまい、この4枚目の硬貨の正貨判定信号に
よって先行の3枚目の硬貨も連続して蓄積されてしまう
事態が生じる。
しかし、上述したように投入検知禁止の解除後にも硬貨
選別タイマを1度だけ再スタートさせているため、投入
検知禁止時に投入された硬貨を蓄積してしまうことはな
く、両硬貨とも連続投入硬貨として返却することができ
る。すなわち、投入検知禁止動作をさせても硬貨選別タ
イマを1度だけ再スタートさせることによシ、連続投入
の監視機能を持続させることができる。
なお、投入検知禁止解除後に再スタートさせた硬貨選別
タイマの動作が終了するまでの間に硬貨が投入されなけ
れば、当初の硬貨投入待ちの状態に戻り、その後の個別
投入硬貨は正常に検知される。
なおまだ、蓄積枚数が4枚になると第10図のステップ
803γの処理により投入検知が禁止されるが、その後
の収納動作によって蓄積枚数が3枚以下になると第7図
の収納検知処理によって投入検知の禁止状態は解除され
る。そして、この時には前述の場合と同様にして硬貨選
別タイマが1度だけスタートされる。これによって、蓄
積満杯解消時を挾んで投入された硬貨は返却される。
第16図は、硬貨が連続投入された場合のタイムチャー
トであって、同図(a)は硬貨選別タイマの動作時間、
(b)はCPo 600の処理内容を表わし、Xlは硬
貨検知処理、x2は寸法選別処理を示している。(C)
は厚さ選別回路703および直径選別回路704に対す
る電源供給時間、(d)は投入検知センサ24の動作時
間を表わしている。また、同図(a)の斜線区間は、硬
貨選別タイマが投入検知禁止の解除によって再スタート
していることを表わしている。さらに、toは2枚目の
硬貨の投入検知タイミングを表わし、矢印Aは投入検知
禁止の解除により再スタートさせた硬貨選別タイマの動
作中に新たな硬貨が投入された場合にtoの時点の状態
に戻ることを表わしている。
このように本実施例によれば、投入検知禁止の解除タイ
ミングを挾んで硬貨が投入されてもこれを確実に返却す
ることができ、さらに先行硬貨の正貨判定信号が発°生
しだ後はこの先行硬貨のみは蓄積するため、硬貨処理の
無駄が無くなシ、また使用する側においては何度も硬貨
を投入し直さなければなら々いなどの面倒な操作が軽減
され、処理効率および操作性の点でも有益となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、投入検知センサの動作解
除タイミングをあたかも硬貨が投入されたものと見做し
て硬貨選別タイマを再スタートさせ、このタイマの動作
中に硬貨の投入を検知したときには通常の連続投入の検
出時と同様に硬貨選別装置の動作を停止させるようにし
たものである。
このため、投入検知禁止の解除タイミングを挾んで硬貨
が連続投入されてもこれを確実に返却し、誤蓄積を防止
することができる。従って、局電源方式の公衆電話機に
適用することにょシ、極めて有効な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示す図、第2図は本発明を
適用した公衆電話機における硬貨処理機構の一実施例を
示す概略構成図、第3図および第4図は第2図における
振分は機構および返却機構の連動機構を示す概略構成図
、第5図は通話処理および硬貨処理を行なう電気回路部
の一実施例を示すブロック図、第6図〜第7図は通話処
理および硬貨処理のフローチャート、第8図〜第11図
は硬貨処理の詳細を示すフローチャート、第12図〜第
16図は硬貨の投入態様に応じた動作を説明するための
タイムチャートである。 1.21・・・・硬貨投入口、2・・・・蓄積部、3.
23・・・・硬貨軌道、4.24・・・・投入検知セン
サ、5・・・・硬貨選別装置、6゜37・Φφ・蓄積マ
グネット、7.38・・・・復旧潰゛グネッ)、8.3
0・・・・蓄積レバー、9・e・・クイマ、10・・・
・制御装置、11゜36・−・Φ返却部、12.35−
−−・返却軌道、25 m 11 +1 @オーバフロ
ーレール、26・・・・材質選別コイル、27・・・・
寸法検出コイル、28・・φ・逆流検知センサ、29・
・・・コイン蓄積ガイド、31・・・・蓄積検知センサ
、60・・・・制御部、70・拳・争硬貨処理部、60
0−・・・演算処理装置、Tol・・−・センサ回路、
702・Q・・材質選別回路、703−−1111厚さ
選別回路、T04・・・・直径選別回路、705・・・
・AD変換器。 特許出願人  株式会社田村電機製作所代理人 山川政
樹(ほか1名) 第6図              第7図−578− 第8図 第10図 一579− 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 投入検知センサの投入検知にょシ硬貨選別装置  ゛の
    動作を許可するとともに少なくとも硬貨の連続投入検出
    後の一定時間または硬貨蓄積満杯時に前記投入検知セン
    サの動作を停止する硬貨処理装置において、 前記投入検知センサの動作解除によりスタートするタイ
    マと、このタイマの動作中に前記投入検知センサの投入
    検知にょシ前記硬貨選別装置の動作を停止させる制御装
    置とを備えてなる硬貨処理装置。
JP58101493A 1983-06-07 1983-06-07 硬貨処理装置 Granted JPS59226991A (ja)

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JP58101493A JPS59226991A (ja) 1983-06-07 1983-06-07 硬貨処理装置

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JPH0113156B2 JPH0113156B2 (ja) 1989-03-03

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