JPH0137900B2 - - Google Patents

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JPH0137900B2
JPH0137900B2 JP57019938A JP1993882A JPH0137900B2 JP H0137900 B2 JPH0137900 B2 JP H0137900B2 JP 57019938 A JP57019938 A JP 57019938A JP 1993882 A JP1993882 A JP 1993882A JP H0137900 B2 JPH0137900 B2 JP H0137900B2
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JP57019938A
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JPS58137356A (ja
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Yoshiaki Takeda
Toshiji Kinoshita
Takashi Oyamada
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Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Tamura Electric Works Ltd filed Critical Tamura Electric Works Ltd
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Publication of JPS58137356A publication Critical patent/JPS58137356A/ja
Publication of JPH0137900B2 publication Critical patent/JPH0137900B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M17/00Prepayment of wireline communication systems, wireless communication systems or telephone systems
    • H04M17/02Coin-freed or check-freed systems, e.g. mobile- or card-operated phones, public telephones or booths
    • H04M17/023Circuit arrangements

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、一定の通話の後にその分の硬貨の収
納を行なう公衆電話機の後収納方式に関するもの
である。 従来の技術 従来、公衆電話機における硬貨の処理は、専ら
先収納方式によつて行なわれている。即ち、通話
時間の開始時に硬貨の収納が行なわれ、そこで収
納された金額に応じた時間だけの通話を可能にす
るものである。そして、金種の異なる硬貨が複数
種使用できる場合硬貨の収納は低額硬貨を優先に
行なわれ、通話終了後、オンフツクと共に未収納
硬貨が返却される。 しかしながら、このような収納方式をとる場
合、釣銭を返却しない原則の下では、利用者に不
当な不利益が生じ得る。即ち、低額硬貨を全部収
納して最後に高額硬貨を収納した直後に通話が終
了したような場合、当該高額硬貨によつて通話可
能な時間のうち現実に通話したのは何分の1かで
しかないのに全額徴収されることとなる。例えば
10円および100円硬貨が使用できる公衆電話機に
おいて10円硬貨9枚、100円硬貨1枚が蓄積され
ており、1課金当りの単位通話料金を10円として
10課金分の通話を行なつた場合、実際の通話料金
は100円であるにもかかわらず2倍近い190円が収
納されてしまう。 利用者のこのような不利益を避けるためには、
一定の通話が行なわれた後に、その間の通話料金
に対応する硬貨を逐次収納して行くいわゆる硬貨
後収納方式をとることが有効である。 発明が解決しようとする課題 しかしながら、その場合、特に課金信号が短い
時間間隔で連続して到来するような場合にも収納
動作を確実に追随させて行けるか否かが問題とな
る。即ち、硬貨の収納は電磁石で収納レバーを動
作させることによつて行なわれるため、一定の遅
れ時間を生ずるが、後収納方式をとるためにはこ
の収納動作が課金に確実に追随できることが不可
欠の条件となる。 従つて、本発明の目的は、連続した課金信号の
到来に対しても、次に収納すべき硬貨を確実に後
収納することが可能な公衆電話機の硬貨後収納方
式を提供することにある。 課題を解決するための手段 第18図に示した本発明の基本構成のブロツク
図を参照して説明する。 本発明は次の各手段からなる。 (a) 交換機等から課金信号が到来するとこの課金
信号の到来毎に、タリフ(1課金当りの単位通
話料金)である未収納通話料金を未収納通話料
金記憶手段E(第3図のタリフレジスタ24rll)
に加算する機能Aを有する第1の手段、 (b) 課金信号の到来で加算された未収納通話料金
を収納するのには、硬貨蓄積装置Fに蓄積され
た複数金種の蓄積硬貨のうちで次にどの金種の
蓄積硬貨を収納すべきかを蓄積硬貨の額と未収
納通話料金記憶手段Eに記憶された未収納通話
料金との対比で判断する機能Bを有する第2の
手段、 (c) この機能Bの判断結果に従つて当該硬貨の収
納を行なう機能Cを有すると共に、この硬貨収
納時に未収納通話料金記憶手段Eに記憶されて
いる未収納通話料金から収納硬貨の額を減算す
る機能Dを有する第3の手段。 作 用 第2の手段および第3の手段の動作は、例えば
第7図に示すようにメインフローで順次各処理が
行なわれ、第1の手段の動作は例えば第8図に示
すようにメインフローとは独立して行なわれる割
込み処理のサブフローで順次各処理が行なわれ
る。課金信号が到来すると第1の手段の機能A
は、未収納通話料金記憶手段(タリフレジスタ
24rll)にタリフの加算を行なう(明細書41頁1
〜12行、89頁12〜15行、第15図のステツプ
2012)。 一方、第2の手段の機能Bは、現在硬貨蓄積装
置に蓄積されている硬貨の金種と未収納通話料金
記憶手段に加算され記憶されている未収納通話料
金とから演算を行なつて、次にどの金種の蓄積硬
貨を収納すべきかを判断する(明細書41頁13行〜
43頁13行)。 第3の手段の機能Cは、第2の手段で行なつた
収納金額の判断結果に従つてこの蓄積硬貨を金庫
に収納させる(明細書70頁4〜9行)。同時に第
3の手段の機能Dは、未収納通話料金記憶手段に
記憶されている未収納通話料金からこの収納金額
を減算する動作を行なう(明細書73頁1〜9行)。 このように未収納通話料金の課金信号ごとの加
算はその発生の都度に未収納通話料金記憶手段E
に対して行なわれ、収納判断処理ごとの減算はそ
の発生の都度に未収納通話料金記憶手段Eに対し
て行なわれように構成しているため、課金信号に
よる未収納通話料金の加算動作と硬貨収納による
減算動作はタイミング的に互いに独立して行なう
ことができる。この結果、課金信号が極めて短い
周期で連続して到来しても、また1課金当りの単
位通話料金が極めて高額であつても、所定の動作
時間をどうしても要する収納マグネツトによる収
納処理を、課金信号に追随して正確に行なうこと
ができる。 実施例 第1図は、本発明を局電源方式の公衆電話機に
適用した場合の一実施例を示す内部回路構成図で
ある。同図において、この公衆電話機は、大別し
て通常の電話機回路部10、この電話機回路部1
0を通じて図示しない交換機から送れる課金信号
を受けて硬貨の収納等を制御する制御部20、制
御部20からの指令に基いて実際に硬貨を検知選
別し、図示しない金庫へ収納し、また返却を行な
う硬貨処理部30から構成される。また、この外
にフツクスイツチ40、リレー制御回路50およ
び表示回路60ならびに3×4マトリクス構成の
テンキー形式のキーボード70を有している。 上記電話機回路部10は、局線端子L1,L2
より、局線を介して図示しない交換機に接続され
ている。そして、局線端子L1,L2には、着信が
あることを報知するレベル回路11、上記図示し
ない交換機からの課金信号を検出する公知の構成
の課金信号受信回路12、ダイオードブリツジ回
路13、後述するフツクスイツチとの関連で動作
するリレー接点gs、ダイヤルパルス送出および強
制切断回路14、電源回路15ならびに通話回路
16が順次配列されている。 オンフツク状態においては、接点gsは図示の状
態にあるが、図示しない送受器を外すとフツクス
イツチ40がオンし、リレー制御回路50が働い
て接点gsは図示とは反対側に切換わる。これによ
り、局線端子L1,L2に対して回路14および通
話回路16を含む直流ループが閉成される。な
お、以下、接点gsに関し開放もしくはオフ状態と
いえば図示の状態を示し、閉成もしくはオン状態
といえば図示と反対の状態を示す。また、復旧と
は後者から前者への移行をいう。 上記回路14には、直流ループ回路に対して直
列にトランジスタが挿入されており、常時はオン
となつているが、ダイヤル信号に応じてオン、オ
フを行ない、これによつてダイヤルパルスを交換
機側へ送出して相手加入者番号を通知する。な
お、上記ダイヤル信号は、キーボード70の出力
を受けてCPU22が発生し、入出力ポート21
を介してダイヤルパルス送出および強制切断回路
14へ送出される。また、この一連のダイヤルパ
ルス送出中は、入出力ポート21を通じてダイヤ
ルシヤント信号が送られ、これにより通話回路1
6が短絡されるため、発呼者へダイヤルパルスに
よるパルス雑音が与えられないものとなつてい
る。即ち、同図において、接点gsの動作により直
流ループが閉成されると、ダイヤル信号ははじめ
高レベルの状態にあるためトランジスタQ1がオ
ンとなり、トランジスタQ2,Q3が順方向バイア
スの印加によりオンとなる。これに対し、ダイヤ
ル操作に応じてダイヤル信号がパルス状に低レベ
ルとなれば、トランジスタQ1がオフとなるため、
トランジスタQ2,Q3もオフへ転じ、これの反復
によりダイヤル信号に応じたダイヤルパルスが送
出される。また、ダイヤル信号の連続的な低レベ
ルにより、直流ループの切断が行なわれる。従つ
て、後述するように必要に応じて接点gsをオン状
態としたまま通話を強制的に切断することができ
る。このようにリレーの接点gsを介して直流ルー
プの閉成、解放を行なうようにしたのは、この公
衆電話機が後収納方式をとつているため、フツク
スイツチ40をオフした後も精算のために電源を
必要とするからである。なお、ダイオードブリツ
ジ回路13は、局線端子L1,L2間に印加される
交換機からの直流電圧の極性にかかわらず、上記
回路14および電源回路15に加わる電圧の極性
を一定とするために挿入されたものである。更
に、電源回路15は、ループ電流によつて生ずる
定電圧ダイオードZD1のツエナー電圧により、逆
流阻止用のダイオードD1,D2,D4を介してコン
デンサC1,C2,C3を各個に充電のうえ、これら
の端子電圧を各部の電源電圧VEE,VMG,
VDDとして供給するものであるが、接点gsに接
続して電流制限用の高抵抗Rおよび定電圧ダイオ
ードZD2ならびにダイオードD3,D5を設け、非
通話時にもコンデンサC2,C3の充電が行なわれ
るようにしてある。これは、後述するように、制
御部20の可変メモリRAMに金庫に収納された
硬貨の総額を計数記憶させておくために非通話時
においてもバツクアツプ用の電源電圧VEEが必
要であること、および後述するように硬貨収納時
等に電磁石を動作させるために必要な電源電圧
VMGを供給するコンデンサC2が大容量であるこ
とによる。 制御部20は、周知の如く、上記入出力ポード
21、中央処理装置CPU22、固定メモリROM
23、可変メモリRAM24によつて構成される
が、本実施例では、更に、タイミング回路25お
よび可変条件設定回路26を有している。このタ
イミング回路25は、25ms周期のパルスを発生
する発振回路であり、後述するように、CPU2
2に対し、メインプログラムの処理に対して
25ms周期で割込み処理を行なわせるための割込
み信号を与えるものである。また、可変条件設定
回路26は、例えば市内通話における単位料金当
りの通話時間や1課金当たりの単位通話料金等を
任意に設定するためのデジタルスイツチ回路等に
より構成される。 オフフツクによりフツクスイツチ40がオンと
なつた場合、前記リレー制御回路50を通じて接
点gsが閉じられ、局ループが形成されると、電源
回路15のコンデンサC1が充電される。 この結果、CPU22に電源VDDが投入され、
CPU22は予めROM23に格納された処理プロ
グラムに従つて、RAM24に対して必要なデー
タの書込み、読出しを行ないながら所定の制御動
作を実行する。この場合、タイミング回路25か
ら割込み信号が送出される毎に、割込み処理が行
なわれる。 従つて、ROM23は、第2図に示すようにメ
インルーチンの処理プログラムを格納した領域
と、割込み処理プログラムを格納した領域とを
有する。メイン処理の領域は、同図に示すよう
に、イニシヤライズ処理を行なうべき命令を格納
した領域23A、自己診断処理命令を格納した領
域23B、通話許可処理命令を格納した領域23
C、オンフツクか否かの判断命令を外納した領域
23D、収納判断処理命令を格納した領域23
E、後述するフツク処理フラグレジスタHKFに
“1”のビツトが有るか否かを判断する命令を格
納した領域23F、収納処理命令を格納した領域
23G、HKFフラグのセツト命令を格納した領
域23H、フツク処理命令を格納した領域23
I、精算処理命令を格納した領域23J、終了処
理命令を格納した領域23Kを有する。同様に、
割込み処理の領域は、エツジ検出処理命令を格
納した領域23a、ダイヤル制御処理命令を格納
した領域23b、表示処理命令を格納した領域2
3c、課金演算処理命令を格納した領域23d、
硬貨投入処理命令を格納した領域23e、タイマ
処理命令を格納した領域23f、ダイヤル送出命
令を格納した領域23gを有している。各処理の
詳細については後述する。固定メモリROM23
は、以上のプログラム領域,の他に、更に、
固定データ領域を有しており、これは、この公
衆電話機において用いられる4種の硬貨の硬貨額
データを格納した硬貨額レジスタV(N)D(N=
0〜3)23α1〜23α4、後述する各硬貨の
収納マグネツトを動作させる場合の出力ポートバ
ツフアレジスタの内容を示すデータを格納した収
納マグネツト動作コードレジスタCMCOD(N)
(N=0〜3)23β1〜23β4、各硬貨が投
入されかつそれが正貨であることが確認された場
合に後述するRAM24の硬貨投入フラグレジス
タに書込まれる内容を示すデータを格納した通過
材質コードレジスタCDPD(N)(N=0〜3)2
3γ1〜23γ4等を有している。これらのレジ
スタの固定データについても後述する動作説明に
おいて詳細に説明する。 また、RAM24は、第3図に示すように、ル
ープカウンタWRARL24c1、フツク処理フ
ラグレジスタHKF24f1、課金レジスタ
CPRG24r1、収納マグネツトタイマCMTM
24t1、ワーキングレジスタWRDRL24w1
等により構成される。これらのRAM24の各レ
ジスタについても、後述する動作説明において詳
細に説明する。 なお、上述した硬貨収納マグネツトを実際に動
作させる場合等、制御部20から外部への出力、
および後述する各センサの検知信号の入力等外部
からの入力は、入出力ポート21に設けた図示し
ない入出力バツフアレジスタを介して行なわれる
が、これらはすべて周知の通りであるため、当該
各入出力バツフアレジスタの図示および上記入出
力動作の詳細な説明は省略する。ただし、上記収
納マグネツトの動作については、後に若干の説明
を付す。 第1図において、硬貨処理部30は、硬貨の投
入を検知し、その正為を判別して結果を入出力ポ
ート21から制御部20に入力し、また、入出力
ポート21を通じて送られる信号に応じて軌道に
蓄積された硬貨を選択的に金庫に収納し、また残
余の硬貨を返却口へ排出する。即ち、この硬貨処
理部30は、第1ないし第4の材質選別回路31
V1〜31V4、同じく第1ないし第4のセン
サ/収納マグネツト部32V1〜32V4、上記
材質選別回路31V1〜31V4および各センサ
を制御する材質選別制御回路33、後述する返却
阻止レバーを阻止状態にして硬貨の蓄積を可能に
する返却阻止マグネツト34から構成される。こ
こで、材質選別回路およびセンサ/収納マグネツ
ト部がそれぞれ4個並列に設けてあるのは、この
公衆電話機が前述したように4種の硬貨を使用す
るものであるためで、今、この4種の硬貨をV
1,V2,V3,V4とすれば、第1ないし第4
の材質選別回路およびセンサ/収納マグネツト部
は、それぞれV1,V2,V3,V4の各種硬貨
の軌道に設けられ、各硬貨の投入口から投入され
る硬貨を処理する。なお、返却阻止マグネツト3
4は、各硬貨軌道について共通に設けてある。ま
た、これら材質選別回路31V1〜31V4、セ
ンサ/収納マグネツト部32V1〜32V4、材
質選別制御回路33および入出力ポート21を結
ぶ信号ラインのうち、斜線を入れてその傍に数字
を付したものは、実際にはその数字で表わされる
数の信号ラインが通つていることを示す。即ち、
これらの間の信号系統は、詳しくは第4図のよう
に示される。同図は、第1の材質選別回路31V
1およびセンサ/収納マグネツト部31V1の場
合を例に示したものであるが、他の第2ないし第
4の材質選別回路31V2〜31V4およびセン
サ/収納マグネツト部32V2〜32V4と材質
選別制御回路33および入出力ポート21との関
係についても全く同様である。 第4図において、センサ/収納マグネツト部3
1V1は、硬貨が硬貨投入口から軌道に投入され
かつ後述する機械的な選別軌道を通過したことを
検知する通過監視用センサ35V1、後述する収
納阻止レバーを動作させて硬貨を金庫に収納する
ための収納マグネツト36V1およびその際の収
納を確認するための収納確認用センサ37V1に
より構成される。上記両センサは、いずれも、硬
貨通路を挾んで対向して配置された発光ダイオー
ドおよびホトトランジスタを有し、当該発光ダイ
オードを駆動するパルスを発生する発振回路を備
えている。ここで、aはイニシヤライズ処理後、
材質選別制御回路33に作用して、材質選別回路
31V1に電源を印加すると共に、各センサ回路
に電源を印加する信号であり、bは3ms周期で間
けつ的にセンサ35V1を駆動するサンプリング
パルスである。cは、このセンサ35V1の検出
信号である。また、dはこのcパルスを受けて材
質選別制御回路33から材質選別回路31V1へ
送出されるワンシヨツト出力であり、このワンシ
ヨツト出力の間だけ、材質選別回路31V1はオ
ン状態となる。この材質選別回路31V1は、硬
貨の軌道を挾んで対向して配置されかつ相互に電
磁的に結合した1対の発信コイルおよび受信コイ
ルからなる検知コイルを備え、検知コイル間を通
過する硬貨の材質により受信コイルの出力が変化
することから当該硬貨の材質の選別が行なえるよ
うにしたものであり、電源がオンして後、動作の
安定に必要な時間の経過後に、通過検知信号CD
1および材質選別信号PD1を入出力ポート21
に送出する。これらの信号は前述した割込み処理
プログラムの先頭に置かれたエツジ検出処理によ
つて25msの周期でCPU22に取り込まれる。な
お、これらの材質選別回路31V1および材質選
別制御回路33の構成および動作自体は公知であ
り、また、本発明の要旨に直接関係しないため詳
細な説明は省略する。またCM1は収納マグネツ
ト36V1の動作指令信号、eは後述するように
CM1より少し遅れたタイミングで収納確認用セ
ンサ37V1の発光ダイオードをオンさせる信
号、更にCA1はこのセンサ37V1の収納検知
信号である。 上述したエツジ検出処理において硬貨の通過が
検出され、また材質の確認が行なわれた場合、そ
の結果は、RAM24の硬貨投入フラグレジスタ
INSRTF24f2にメモリされる。即ち、この
レジスタINSRTF24f2は8ビツトの容量を
有し、そのうち上位4ビツトが各硬貨の通過検知
データをメモリし、下位4ビツトが材質選別デー
タをメモリするのに用いられる。上記センサ35
V1により硬貨の通過が検出され、材質選別回路
31V1から対応する信号CD1が送出された場
合には、最上位に“1”のビツトがメモリされ
る。また、当該硬貨の材質が硬貨V1として正規
のものであり、正貨であることを示す信号PD1
が送出された場合には、上位から5ビツト目に
“1”がメモリされる。同様に、第4図には示さ
ないが、V2硬貨の軌道に配置された通過監視用
センサ35V2により硬貨の通過が検知され、対
応する信号CD2が送出された場合には、上位か
ら2ビツト目に“1”がメモリされ、材質選別回
路31V2により正貨であることを示す信号PD
1が送出された場合には、上位から6ビツト目に
“1”がメモリされる。以下同様に、硬貨V3の
通過が検知されれば上位から3ビツト目に“1”
がメモリされ、かつ正貨であることが確認されれ
ば上位から7ビツト目に“1”がメモリされ、硬
貨V4の通過が検知されれば上位から4ビツト目
に“1”がメモリされ、かつ正貨であることが確
認されれば上位から8ビツト目、即ち最下位のビ
ツトが“1”となる。これに対し、前述した固定
メモリROM23の通過材質コードレジスタ
CDPD(N)(N=0〜3)23γ1〜23γ4
は、それぞれ8ビツトの容量を有し、上述した各
硬貨V1〜V4の通過が確認され、かつ正貨であ
ることが確認された場合に上記硬貨投入フラグレ
ジスタINSRTF24f2にメモリされる内容と
同一内容のデータがメモリされている。 従つて、硬貨投入フラグレジスタINSRTF2
4f2の内容を各通過材質コードレジスタCDPD
(N)(N=0〜3)23γ1〜23γ4の内容と
逐次比較して行くことにより、それぞれの硬貨軌
道に硬貨の投入が行なわれたか否か、およびそれ
は正貨であるか否かを知ることができる。これに
ついては後述する動作説明において更に詳細に説
明する。 また、前記収納確認用センサ37V1〜37V
4による収納確認も、上記エツジ検出処理におい
て行なわれ、その結果は、RAM24の収納確認
フラグレジスタCA(N)F(N=0〜3)24f
3〜24f6にメモリされる。即ち、いずれかの
硬貨の収納が確認されれば、上記フラグレジスタ
CA(N)Fのいずれかに“1”がメモリされ、フ
ラグがセツトされた状態となる。 これに対し、収納マグネツト36V1〜36V
4の動作指令信号CM1〜CM4の送出は、メイ
ンルーチンの処理プログラムのうちの収納処理に
おいて行なわれる。この場合には、動作させるべ
き収納マグネツトを示すデータがメモリされた
RAM24の収納マグネツト動作ナンバレジスタ
CMN(M)(M=0〜6)24r2〜24r8の
内容を入出力ポート21の硬貨収納バツフアレジ
スタに転送した上で、チツプ・セレクト信号によ
り収納すべき各硬貨の軌道の収納マグネツトに上
記動作指令信号を一斉に与えるが、この動作につ
いては後に更に詳述する。 なお、第1図において、表示回路60は例えば
周知の7セグメント表示方式の表示器およびこれ
を制御する表示制御回路によつて構成され、後述
するように、RAM24のクレジツトレジスタ
CRGT24r9にメモリされた内容を出力し、
発呼者に報知する。この表示器の構成は特に限定
されないが、低電力消費の観点からは、例えば液
晶表示器が好適である。また、表示処理は割込み
処理中で行なわれるが、その場合、クレジツトレ
ジスタCRGT24r9の内容、即ち、未使用硬
貨類により、表示の種類が点滅、点灯等異なる。
この場合、この表示の種類は、いずれの表示フラ
グがセツトされているか、即ち、RAM24の表
示1フラグレジスタ24f7、表示2フラグレジ
スタ24f8、表示3フラグレジスタ24f9、
表示4フラグレジスタ10のいずれにフラグがセ
ツトされているか否かを読出すことにより決定さ
れる。なお、以下、各フラグレジスタの内容を
「1」とすることを当該フラグをセツトするまた
は立てる、「0」とすることをリセツトするまた
は消すという。 以上、本実施例の公衆電話機の全体的な回路構
成およびその動作の概略を説明したが、前述した
ように、硬貨投入口から投入された硬貨は、硬貨
処理部30の通過監視用センサ35V1〜35V
4に到達する前の段階で、純機械的な選別処理を
受ける。即ち、全軌道の構成は第5図のように示
される。 第5図において4種類の硬貨V1〜V4のそれ
ぞれに対応して、4個の軌道100V1〜100
V4が並設されている。これらの各軌道は、硬貨
投入口101V1〜101V4に始まつて、共通
の金庫110に向かつて順次配列された各部、即
ち、硬貨の直径および厚さを機械的に選別する機
構部102V1〜102V4、軽量選別およびオ
ーバーフロー機構部103V1〜103V4、前
述した通過監視用センサ35V1〜35V4を有
する通過検知部104V1〜104V4、同じく
前記材質選別回路31V1〜31V4の検知コイ
ルを配置した材質選別部105V1〜105V
4、選別を終えた硬貨を蓄積する蓄積部106V
1〜106V4、前記返却阻止マグネツト34お
よび当該マグネツトにより動作される返却阻止レ
バーからなる返却部107、前記収納マグネツト
36V1〜36V4により動作される収納レバー
からなる収納部108V1〜108V4、ならび
に前記収納確認用センサ37V1〜37V4を備
えた収納検知部109V1〜109V4により構
成される。このうち、返却部107は各軌道に共
通に設けられ、上記返却阻止マグネツト34に信
号RMIを送つて返却阻止レバーを解放状態とし
た場合、全軌道に蓄積された硬貨は一斉に返却口
111に排出される。また、直径、厚さおよび重
量が規定の値に達しない硬貨、および軌道の蓄積
能力を越えて投入されオーバーフローした硬貨
も、すべて返却口111に排出される。なお、直
径、厚さが規定値を越える硬貨は、各硬貨投入口
101V1〜101V4を通り抜けられないた
め、始めから除かれる。 上述したような軌道の各構成要素は、実際の電
話機内において概略第6図に示すような位置関係
をもつて配置されている。第6図は硬貨V1の軌
道100V1について示したものであるが、他の
硬貨V2〜V4の軌道についても全く同様であ
る。 第6図において、120は電話機の外形を構成
するきよう体である。上部の硬貨投入口101V
1と下部の金庫110との間に軌道100V1が
形成され、硬貨投入口101V1から投入された
硬貨121V1は自重によりこの軌道100V1
を転動落下する。機構部102V1は、図上省略
したが直径や薄さが規格値に達しない硬貨を機械
的に排除して返却口111へ直接落とす公知の構
成を有する。122V1は、支点122aを中心
として回動自在の可動鉄片であり、常時はその1
端が永久磁石123V1に吸引されて固定し、他
端が硬貨121V1の通過を阻む形となつてい
る。硬貨121V1が規定以上の重さを有する場
合には、上記吸引力に抗して可動鉄片122V1
を回動させて通過するが、規定より軽い場合には
はじかれて開口部124V1から返却口111に
落ちる。これらの機械的選別手段を通過した硬貨
121V1は、通過監視用センサ35V1および
検知コイル125V1を通過して材質の選別を受
けた後、返却阻止ストツパ126に係止され、蓄
積部106V1に蓄積される。蓄積枚数の限度を
越えて投入される硬貨は、開口部124V1から
オーバーフローして返却口111に落ちる。上記
返却阻止レバー126および収納レバー127V
1は、それぞれ支点を中心として回動自在な部材
からなり、図上省略したが前記返却阻止マグネツ
ト34および収納マグネツト36V1を動作させ
ることにより1端が当該マグネツトに吸引される
結果、係止部たる他端が軌道100V1から引込
んで、硬貨121V1を通過させるようになつて
いる。なお、収納レバー127V1が動作して硬
貨121V1を金庫110に収納する際には、エ
スケープ用のストツプピン128V1が連動して
軌道100V1に出て来て、次の硬貨の移動を阻
止し、収納レバー127V1が復旧した時にスト
ツプピン128V1も復旧して阻止していた後続
硬貨を解放する。即ち、収納マグネツト36V1
の1回の動作によつては、V1硬貨は唯1個しか
収納されない。これら各レバーおよびストツプピ
ン等の個々の機械的構成および動作はすべて公知
であり、それ自体本発明の要旨を示すものではな
いため、図面およびその詳細な説明は省略する。 更に、第6図において、70は前述したテンキ
ー形式のキーボードであるが、このキーボード7
0に並べて、図上省略したが第1図の表示回路6
0を構成する表示器が設けてある。 実施例の動作 次に、上記構成を有する公衆電話機の動作を、
第7図〜第17図のフローチヤートを用いて説明
する。ここでの説明は、本発明に特有な処理の流
れを理解する上で必要な範囲に限つたものであ
り、マイクロコンピユータによる処理において当
然必要とされる周知の処理動作の詳細については
省略してある。例えば、入出力に関しては、入出
力ポート21の入出力バツフアレジスタを介して
行なわれるが、その細かいステツプについては、
収納マグネツト37V1〜37V4を動作させる
場合について若干の説明を付した他は、省略して
あることは先に述べた通りである。従つてまた、
固定メモリROM23および可変メモリRAM2
4の個々のメモリ領域についても、上記説明に必
要なものについてのみ、特に略号を付して示し
た。 全動作の概略 はじめに、第7図に示すメインルーチンおよび
第8図に示す割込みルーチンについて、動作の概
略を説明する。 先にも述べた通り、本実施例においては、第7
図に示すメインルーチンに対し、25msの周期で
割込み信号が入り、第8図のルーチンが割込み処
理される。この場合、実際に割込みルーチンの処
理に要する時間は時により一定しないが、25ms
ごとに第8図の割込みルーチンが開始され、一連
のステツプを通過してまたメインルーチンの処理
に戻つて行くことが繰返される。 即ち、先ず、オンフツク状態では先に述べた通
り、接点gsは第1図に示すように開いており、局
線端子L1,L2と通話回路16との間の直流ルー
プ回路は形成されない。しかし、電源回路15の
出力VEEは制御部20に供給され、可変メモリ
24をバツクアツプした状態にある。またマグネ
ツト用の電源電圧VMGを供給するコンデンサC2
も充電状態にある。 この状態で送受器を外すと、フツクスイツチ4
0が閉じ、リレー制御回路50が働いて接点gsが
閉じ、前記直流ループ回路が形成されて、図示し
ない交換機にオフフツクされたことが報知され
る。同時に、接点gsならびにダイヤルパルス送出
および強制切断回路14を介して電源回路15に
ダイオードブリツジ回路13の出力が供給され、
この電源回路15は、先に述べたVEE,VMGに
加えて更にCPU22の電源となるVDDも供給可
能になる。 制御部20は、電源電圧VDDが供給されると、
第7図のステツプ1000を実行する。即ち、CPU
22は、第2図に示した固定メモリROM23に
アクセスし、領域の23Aに格納されたイニシ
ヤライズ命令に基いて、第3図に示される可変メ
モリRAM24の各レジスタや入出力ポート21
のバツフアレジスタ等をイニシヤライズする。こ
のイニシヤライズ処理の最終段階で、前述したよ
うに材質選別回路31V1〜31V4の電源を許
可状態にし、かつ各センサ駆動用の発振器の電源
をオンすると共に、割込み許可を行なう。これに
より、タイミング回路25は割込み信号の送出を
開始する。この結果、これ以降、CPU22は、
第7図のメインルーチンの進行状況の如何にかか
わらず、25ms周期の割込み信号の入力を受ける
ごとに、第8図の割込みルーチンに示される処理
を1回実行することとなる。従つて、ここで、こ
の割込みルーチンについてその概略を説明する。 即ち、CPU22は、前記割込み信号があると、
ROM23の領域23aにアクセスし、第8図の
ステツプ2000のエツジ検出処理を行なう。このエ
ツジ検出処理においては、入出力ポート21を通
して電話機回路部10、硬貨処理部30およびフ
ツクスイツチ40等からの各入力情報をチエツク
してその結果をRAM24の各種フラグレジスタ
にメモリする。例えば、課金信号受信回路12か
ら課金信号の入力があつた場合には、課金フラグ
レジスタCPF24f11に“1”をセツトする。
また、材質選別回路31V1〜31V4を介して
通過検知信号CD1〜CD4材質選別信号PD1〜
PD4の入力があれば、前述したように硬貨投入
フラグレジスタINSRTF24f2のそれぞれ対
応した位置のビツトを“1”とする。同様に、収
納確認用センサ37V1〜37V4から検知信号
CA1〜CA4の入力があれば、収納確認フラグレ
ジスタCA(N)F(N=0〜3)24f3〜24
f6に“1”をセツトする。更に、フツクスイツ
チ40がオフ状態となつたことを検出されればフ
ツク処理フラグレジスタ24f1に“1”をセツ
トする。 次に、CPU22はROM23の領域23bにア
クセスし、第8図のステツプ2001のダイヤル制御
処理を行なう。即ち、押しボタンダイヤルからの
入力があれば、それに応じて市内か市外か、また
無料や禁止の番号でないかなどダイヤル番号種類
の判定等が行なわれるが、本発明の要旨には直接
関係しないため詳細な説明は省略する。 ダイヤル制御終了のフラグがセツトされると、
CPU22はROM23の領域23cにアクセス
し、第8図のステツプ2002の表示処理を行なう。
従つて、ステツプ2001の開始時点において既に上
記終了フラグがセツトされている場合には、上述
したような実質的な処理は一切行なわずに直ちに
ステツプ2002に移行する。 ステツプ2002では、前述したようにいずれの表
示フラグがセツトされているかに応じて各表示処
理を行なう。即ち、RAM24の表示フラグレジ
スタDISP1F24f7にフラグがセツトされてい
れば、ブランク(0)表示処理を行ない、表示2フ
ラグレジスタDISP2F24f8にフラグがセツト
されていればクレジツト表示を、表示3フラグレ
ジスタDISP3F24f9にフラグがセツトされて
いれば、クレジツト点滅表示処理を、表示4フラ
グレジスタDISP4F24f10にフラグがセツト
されていればクレジツト返却額表示処理を行な
う。これらの詳細については後述する。 次に、CPU22はROM23の領域23dにア
クセスし、第8図のステツプ2003の課金演算処理
を実行する。即ち、ここでは前記課金フラグがセ
ツトされているか否かを読出し、セツトされてい
れば課金信号蓄積カウンタとしての課金レジスタ
CPRG24r1に1をインクリメントする等後述
する各種の処理を行なう。上記課金フラグがセツ
トされていなければ直ちに次のステツプ2004に移
行する。 上記課金演算処理の終了後、CPU22はROM
23の領域23eにアクセスし、第8図のステツ
プ2004の硬貨投入処理を実行する。ここでは、前
記硬貨投入フラグレジスタINSRTF24f2に
“1”のビツトが有るか否かを読出し、そのビツ
ト位置に応じて、未使用硬貨額のカウンタとして
の前記クレジツトレジスタCRGT24r9の内
容を加算する等後述する各種の処理を行なう。上
記レジスタINSRTFに“1”のビツトが全くメ
モリされておらず、0クリアの状態にある場合に
は、直ちに次のステツプ2005に移行する。 即ち、CPU22はROM23の領域23fにア
クセスし、そこに格納されている命令によりステ
ツプ2005のタイマ処理を実行する。ここでは、
RAM24の各種タイマリクエストフラグレジス
タの内容に応じ、リクエストフラグがセツトされ
ていれば、当該タイマの内容を「1」インクリメ
ントする。 次にCPU22はROM23の領域23gにアク
セスし、第8図のステツプ2006のダイヤル送出処
理を実行し、交換機に被呼者番号を示すダイヤル
信号を送出して通知する。終了フラグのセツトが
あれば、第7図のメインルーチンの中断位置に戻
る。 さて、第7図に示すメインルーチンにおいて、
ステツプ1000のイニシヤライズ処理が終了する
と、CPU22はROM23の領域23Bにアクセ
スし、ステツプ1001の自己診断処理を実行する。
この処理は硬貨軌道の各部に配置された各センサ
あるいは各種回路の出力状態に基いて、硬貨詰り
等の故障の有無を調べるものであるが、実際の各
センサ等の出力状態の検出は前記割込みルーチン
先頭のエツジ検出処理において行なわれる。従つ
て、このステツプ1001自体の処理は、上記エツジ
検出処理においてフラグがセツトされるべきレジ
スタの内容を読出してチエツクすることによつて
行なわれる。 異常がないことが確認されれば、CPU22は
ROM23の領域23Cにアクセスし、ステツプ
1002の通話許可処理を実行する。即ち、前述した
硬貨の返却阻止マグネツト34を動作させて前記
返却阻止レバーにより硬貨返却阻止状態とし、硬
貨の蓄積が可能な状態とする。 従つて、ここで発呼者が硬貨を投入し、ダイヤ
ル操作を行ない、被呼者が応答すれば通話状態に
入る。これらのダイヤル番号の判別や硬貨の投入
の有無の検出およびダイヤル信号の送出等の処理
は、すべて25ms周期で開始される割込みルーチ
ンにおいて実行されることは先に述べた通りであ
る。 次いで、CPU22はROM23の領域23Dに
アクセスしてオンフツクか否かの判断処理ステツ
プ1003を実行する。これは入出力ポート21を介
して入力されるフツクスイツチ40からの入力デ
ータを直接読むことによつて行なわれる。ここで
オンフツクであると判断されれば、CPU22は
ROM23の領域23Hにジヤンプし、フツク処
理フラグをセツトするステツプ1008を実行した
後、ROM23の領域にアクセスしてフツク処
理ステツプ1009の実行に入る。これに対し、オフ
フツク状態が維持されていることが確認されれ
ば、CPU22はROM23の領域23Eにアクセ
スし、収納判断処理ステツプ1004を実行する。即
ち、このステツプ1004では、後述するように、軌
道に蓄積された各種硬貨のうち次に収納すべき硬
貨の種類と枚数の組合せを決定し、前記収納マグ
ネツト36V1〜36V4の動作モードを決定し
て収納マグネツト動作ナンバレジスタCMN(M)
24r2〜24r8にメモリする。 上記収納判断処理終了後、CPU22はROM2
3の領域23Fにアクセスし、フツク処理フラグ
セツトされているか否かの判断ステツプ1005を実
行する。即ち、CPU22はRAM24のフツク処
理フラグレジスタHKF24f1にアクセスし、
その内容が「1」であるか否かを判断する。上記
フラグがセツトされていれば、CPU22はROM
24の領域24Jにアクセスし、フツク処理ステ
ツプ1009の実行に入る。フラグがセツトされてい
なければ、CPU22はROM23の領域23Gに
アクセスし、収納処理ステツプ1006を実行する。
即ち、先に収納判断処理ステツプ1004において決
定された結果に基いて実際に硬貨の収納が行なわ
れる。 上記収納処理ステツプ1006の終了後、CPU2
2はROM23の領域23Fにアクセスし、再び
フツク処理フラグが立つているか否かの判断処理
ステツプ1007を実行する。フラグが立つていれば
前記フツク処理ステツプ1009に移行する。フラグ
が立つていなければ前記オンフツクか否かの判断
処理ステツプ1003に移行し、以降のステツプを上
述したと同様に繰返す。ただし、その間に、他方
で割込みルーチンが繰返し行なわれ、課金信号や
硬貨の投入が新たに検知され、各種レジスタの内
容が変化しているから、上記各ステツプの判断や
演算における条件は変化していることは勿論であ
る。 フツク処理ステツプ1009では、800msの間だ
け、直流ループが切断される。この場合、接点gs
はオン状態を維持したままで、ダイヤル送出およ
び強制切断回路14のトランジスタをオフするこ
とによつて行なわれる。これにより、交換機に対
しては通話の終了を通知できると共に、電源は保
持したままで引続き次の精算処理に移行できる。
これ以降も割込みルーチンは25msで繰返される
が、エツジ検出処理ステツプ2000で新たな果金信
号が検出されることはなくなる。 フツク処理の終了後、CPU22はROM23の
領域23Jにアクセスし、精算処理ステツプ1010
を実行する。ここでは、未収納通話料金の精算を
行ない、蓄積硬貨から収納すべき硬貨の種類と枚
数の組合せを決定し、最終的に発呼者に返却すべ
き金額を算出して、当該返却額の表示を表示回路
60の表示器に3秒間行なわせるための表示4タ
イマリクエストフラグおよび表示4フラグをセツ
トする。 精算処理の終了後、CPU22は再びROM23
の領域23Gにアクセスし、収納処理ステツプ
1011を実行する。ここでの処理は、前記ステツプ
1006と同様である。 上記収納処理ステツプ1011の終了後、CPU2
2はROM23の領域23Kにアクセスし、終了
処理ステツプ1012を実行する。ここでは、前記表
示4タイマリクエストフラグがリセツトされたこ
ともしくは当該タイマエンドを確認の上、電源電
圧VMGが4.5V以上となつたことを確認し、更
に、オンフツク状態が維持されていることを確認
した上で、接点gsを復旧させると共に、返却阻止
マグネツト34を復旧させて残つた蓄積硬貨を返
却口111に返却する。 なお、上述したようにメインルーチンで表示フ
ラグをセツトしておけば、割込みルーチンの表示
処理ステツプ2002においてそれが読出され、後述
するようにRAM24の一部を利用して設けられ
たクレジツト表示レジスタCPGT(BCD)24r
10の内容が表示器に表示される。また、その表
示時間は、同じく割込みルーチンのタイマ処理ス
テツプ2005において、前記タイマリクエストフラ
グが立つている間は割込みルーチンを1回行なう
ごとに同じくRAMの一部を利用して設けられた
表示4タイマDP4TM24t2の内容を「1」ず
つインクリメントすることによつて計測される。 ここで、全体的な処理の流れの中で、表示器に
表示される内容の変化を概略的に説明すると、先
ず、イニシヤライズ処理ステツプ1000の段階では
表示1フラグがセツトされる。従つて、このイニ
シヤライズ処理ステツプ1000の最終段階で割込み
許可が行なわれ、最初の割込みルーチンの実行が
あると、表示処理ステツプ2002でブランク表示が
行なわれる。しかし、通常これは極く短時間で、
自己診断処理ステツプ1001で異常のないことが確
認され、通話許可処理ステツプ1002が終了した段
階で“0”の点滅表示が行なわれる。即ち、これ
以降は、未使用硬貨額を計数するクレジツトレジ
スタCRGT24r9の内容を2進化10進表記に
改めたクレジツト表示レジスタCRGT(BCD)2
4r10の内容が、入出力ポート21を介して出
力されるが、その場合、未使用硬貨額、即ちクレ
ジツトと、単位弾話料金、即ちタリフとの大小関
係によつて、前者が大きければクレジツトが点灯
表示されるが、後者が大きければ硬貨の追加投入
を警告する意味で点滅表示となる。この判断は割
込みルーチンの課金演算処理ステツプ2003および
硬貨投入処理ステツプ2004において行なわれ、そ
のまま表示すべきであれば表示2フラグレジスタ
DISP2F24f8にフラグがセツトされ、点滅表
示すべきであれば表示3フラグレジスタDISP3F
24f9にフラグがセツトされる。従つて、フツ
ク処理ステツプ1009が開始されるまで、点滅が点
灯かを判断してクレジツトの額が表示される。フ
ツク処理ステツプ1009に入ると、いつたん表示1
フラグがセツトされてブランク表示が行なわれ
る。その後、精算処理ステツプ1010において返却
すべき硬貨額が決定すると、前述したように表示
4タイマリクエストフラグおよび表示4フラグが
セツトされ、3秒間の返却額表示が行なわれる。
終了処理ステツプ1012においてタイマエンドが確
認された後は、ブランク表示に戻る。 次に、各処理動作の詳細について、第9図〜第
17図のフローチヤートを用いて説明する。な
お、各フローチヤートにおいて、レジスタその他
のメモリ領域を示す記号に〔〕を付したものは、
当該メモリ領域の内容を示す。また、a←bはb
をaに転送することを示す。 収納判断処理 第9図は、収納判断処理ルーチンを示すフロー
チヤートである。この収納判断処理ルーチンは、
前述したように収納すべき硬貨を決定する際に実
行される。即ち、先ず、第7図のメインルーチン
においてステツプ1003のオンフツク判断処理が実
行され、オフフツクであることが確認された場
合、プログラムの実行はこの収納判断処理ルーチ
ンに移行する。 プログラムの実行が収納判断処理に移行する
と、ステツプ1020において命令「CMN(M)0
クリア」が実行される。即ち、前記収納マグネツ
ト動作ナンバレジスタCMN(M)(M=0〜6)
24r2〜24r8を0クリアする。このレジス
タCMN(M)は、それぞれ8ビツトの容量を有
し、それぞれ第1回(M=0)から第7回(M=
6)までの収納動作において収納マグネツト36
V1〜36V4のいずれを動作させるべきかをメ
モリするのに用いられる。即ち、前述したよう
に、各収納マグネツトの1回の動作によつては1
個の硬貨が収納される。従つて、例えばV1硬貨
を2個収納するためには、収納マグネツト36V
1を2回動作させることとなる。上記各レジスタ
CMN(M)の8ビツトのうち、実際に上記目的
に使用されるのは下位4ビツトのみであり、上位
から5ビツト目に“1”があれば収納マグネツト
36V1を、以下、6〜8ビツト目に“1”があ
ればそれぞれ収納マグネツト36V2〜36V4
を動作させるべきことを示す。従つてこのステツ
プ1020の実行により、各CMN(M)レジスタの
ビツトはすべて0となる。 次に、ステツプ1021において課金レジスタ
CPRG24r1の内容を読出して「0」か否かを
判断する。即ち、交換機からの課金信号の入力が
あつた場合、それは前述したように割込みルーチ
ンのエツジ検出処理ステツプ2000において検出さ
れ、更に課金演算処理ステツプ2003において
RAM24の一部に設けられた上記課金レジスタ
CPRGに登算されている。 この課金レジスタCPRGの内容が「0」である
場合には、次のステツプ1022以下の処理は行なわ
ず、直ちに第7図のステツプ1005に移行する。上
記内容が「1」以上である場合、ステツプ1022に
移行して上記課金レジスタCPRGの内容を1減算
する。 次に、RAM24の一部を利用して設けられた
タリフレジスタTFRG24r11の内容を同じ
くRAM24の一部に設けられたタリフセイブレ
ジスタTFSAVE24r12に転送する。ここで、
タリフレジスタTFRGは、未収納通話料金を示
すデータを格納するものであり、本発明を特徴づ
ける作用をなす。すなわち、このタリフレジスタ
の内容は、メインルーチンでの処理如何にかかわ
らず、後述するように課金信号の入力があれば割
込みルーチンの課金演算処理ステツプ2003におい
てタリフ分ずつ増分され、また硬貨の収納処理に
より収納された硬貨額分だけ減算されて逐次変化
する。従つて、このステツプ1023においては、現
時点におけるタリフレジスタTFRGの内容をタ
リフセイブレジスタTFSAVEに取出し、このデ
ータを用いて次に収納すべき硬貨を判断する。 即ち、先ず、ステツプ1024においてRAM24
の一部を利用して設けられた前記ループカウンタ
WRARL24c1を0クリアする。このループ
カウンタWRARLは、後述するように、その内
容が「0」の場合には硬貨V1についての処理、
「1」〜「3」の場合にはそれぞれ硬貨V2〜V
4についての処理を行なうべきことを指示し、そ
の内容が「4」の場合には上記全金種の硬貨につ
いての処理が一通り終了したことを示す。 そこで、ステツプ1025において上記ループカウ
ンタWRARLの内容を読出して、全金種の処理
が終了したか否かを判断する。今、上記内容が
「0」であれば、次のステツプ1026に移行する。 ステツプ1026では、上記ループカウンタ
WRARLの内容が指示するところに従つて硬貨
蓄積枚数バツフアレジスタACUM(N)(N=0
〜3)24r13〜24r16のアドレス指定を
行なう。即ち、今、ループカウンタWRARLの
内容が「0」であれば、ACUM(0)24r14
が指定される。この硬貨蓄積枚数バツフアレジス
タACUM(N)(N=0〜3)は、RAM24の一
部を利用して設けられ、V1〜V4の各硬貨の蓄
積枚数を計数する。ここで「蓄積枚数」とは、硬
貨投入口から投入された後、各機械的選別および
材質選別等を受けて各軌道の蓄積部106V1〜
106V4に蓄積された正貨の枚数を言うが、こ
の場合、材質不良の擬似貨があれば、それ以降に
当該蓄積部に蓄積された硬貨は、たとえ正貨であ
つてもここでいう蓄積枚数には数えない。これに
ついては後に第15図に示す硬貨投入処理ルーチ
ンのところで詳細に説明する。また、ここで、上
記V1〜V4の硬貨は、V1が最高額の硬貨であ
り、順次低額の硬貨となつてV4が最低額の硬貨
であるものとする。従つて、前記ループカウンタ
WRARLの内容が「0」の場合からはじめると
いうことは、最高額硬貨を最優先にして順次低額
硬貨についての処理を行なうことを意味する。 そこで、ステツプ1027において、最高額硬貨V
1の蓄積があるか否かが判断される。このV1硬
貨の蓄積が有れば、即ち、ACUM(0)の内容が
「0」でなければ、プログラムの実行はステツプ
1028に移行して収納回数処理を行なう。 即ち、この収納回数処理ステツプ1028において
は、後に第10図に示すフローチヤートを用いて
詳細に説明するように、蓄積された当該硬貨額硬
貨を何枚収納すべきか、換言すれば当該硬貨の軌
道の収納マグネツトを何回動作させるべきかが決
定される。 V1硬貨の蓄積がない場合、即ち、ACUM
(0)の内容が「0」であれば、プログラムの実
行はステツプ1032を経てステツプ1052に戻り、V
2硬貨についての処理に移行する。 収納回数処理ステツプ1028の終了後、ステツプ
1029において収納回数が0であるか否かの判断を
行ない、0であれば、直ちにこの収納判断処理ル
ーチンを抜け出て第7図のステツプ1005に移行す
る。0でなければ、ステツプ1030において、後述
するように先の収納回数処理において収納額を減
算した後のタリフセイブレジスタTFSAVEの内
容が前記ROM23の一部に設けられた硬貨額レ
ジスタV(3)Dの内容、即ち最低額硬貨額よりも大
きいか否かの判断が行なわれ、後者が大きけれ
ば、そのまま第7図のステツプ1005に移行する。
これに対し、前者が大きいか等しい場合には、プ
ログラムの実行は次のステツプ1031に移行し、上
記収納回数と蓄積枚数とを比較する。即ち、ここ
では、後述するようにワーキングレジスタ
WRDRHにセイブされている収納回数をデータ
と硬貨蓄積枚数バツフアレジスタACUM(0)の内
容と比較する。その結果、後者が前者以下であれ
ば、プログラムの実行はステツプ1031を経て第2
番目に高額な硬貨V2についての同様な処理に移
行する。後者が前者を上回る場合、即ちV1硬貨
について収納回数を上回る蓄積がある場合(この
場合、減算後のタリフセイブレジスタTFSAVE
の内容は当然V1硬貨額未満である)には、より
低額な硬貨についての収納判断を行なうことはせ
ず、この段階で収納判断処理ルーチンを終了す
る。 同様にして、順次低額な硬貨について収納すべ
き回数が決定される。 そこで、前記ステツプ1028の収納回数処理につ
いて説明する。 (収納回数処理) 第10図は、収納回数処理ルーチンを示すフロ
ーチヤートである。この収納回数処理ルーチン
は、前述したように、蓄積が確認された特定種類
の硬貨について、タリフセイブレジスタ
TFSAVEの内容との関係で実際に何回収納すべ
きかを決定するために行なわれる。従つて、第9
図のステツプ1027において当該種類の硬貨の蓄積
が確認された場合、即ち、硬貨蓄積枚数バツフア
レジスタACUM(N)の内容が「0」でないことが
確認された場合、プログラムの実行はこの収納回
数処理ルーチンに移行する。 プログラムの実行が収納回数処理に移行する
と、先ず、ステツプ1040において命令「V(N)D
アドレスセツト」が実行される。即ち、前記ルー
プカウンタWRARLの内容が指示するところに
従つて、前記ROM23の硬貨額レジスタV(N)
D(N=0〜3)23α1〜23α4のアドレス
指定が行なわれる。即ち、ループカウンタ
WRARLの内容が「0」であれば、V(0)Dが指
定される。このV(0)Dには、先に述べたように、
最高額硬貨額を示すデータが外納されている。 そこで、次の収納許可回数演算処理ステツプ
1041が実行される。即ち、ここでは、前記タリフ
セイブレジスタTFSAVEに格納された未収納通
話料金をループカウンタWRARLの内容によつ
て指定された硬貨額レジスタ、例えば今はV(0)
Dに格納された硬貨額で除し、その商を当該硬貨
の収納許可回数としてRAM24の一部を利用し
て設けた容量8ビツトのワーキングレジスタ
WRDRL24w1に格納する。 次いで、ステツプ1042において上記収納許可回
数が0であるか否か、即ち、WRDRLの内容が
「0」であるか否かの判断を行ない、「0」であれ
ば、直ちに第9図のステツプ1029に移行する。こ
れに対し、0でない場合、即ち、当該硬貨を収納
して良い場合には、プログラムの実行は次の収納
マグネツトセツト処理ステツプ1043に移行する。 次に、上記収納マグネツトセツト処理ステツプ
1043について説明する。 (収納マグネツトセツト処理) 第11図は、収納マグネツトセツト処理ルーチ
ンを示すフローチヤートである。この収納マグネ
ツトセツト処理ルーチンは、上に述べたように、
当該種類の硬貨の収納を行なつて良い場合に実行
され、前記収納マグネツト動作ナンバレジスタ
CMN(M)(M=0〜6)に動作すべき収納マグ
ネツトを示すデータが書込まれる。 即ち、プログラムの実行が収納マグネツトセツ
ト処理に移行すると、ステツプ1050において、前
記収納許可回数演算処理ステツプ1041において算
出された収納許可回数に対し、現に蓄積されてい
る当該種類の硬貨の枚数がそれを上回るか否かの
判断が行なわれ、前者に対し、後者が等しいかそ
れより大きい場合には直ちにステツプ1052に移行
する。これに対し、前者が後者を上回る場合に
は、ステツプ1051を経てステツプ1052に移行す
る。 このステツプ1051においては、ワーキングレジ
スタWRDRLに蓄積枚数を書込む処理、即ち、蓄
積枚数バツフアレジスタACUM(N)のデータをワ
ーキングレジスタWRDRLに転送する処理が実行
される。即ち、前記ステツプ1041においてワーキ
ングレジスタWRDRLに書込まれた収納許可回数
は、タリフセイブレジスタTFSAVEに格納され
た未収納通話料金との関係において今回収納して
良い当該硬貨の枚数を示すが、これに対し、現に
蓄積されている当該種類の硬貨の枚数がそれに満
たない場合には、実際に今回収納し得る枚数は現
に蓄積されている枚数に制限されざるを得ない。
従つてこのステツプ1051において、WRDRLのデ
ータを、上記未収納通話料金との関係で収納して
良い回数から、現に蓄積されている硬貨枚数との
関係で実際に収納し得る回数へ書換える処理が行
なわれる。蓄積枚数が上記収納許可回数以上であ
れば、当該収納許可回数がそのまま収納し得る回
数となるから、このような書換えは不要である。 このように収納すべき回数が決定した後、プロ
グラムの実行はステツプ1052に移行し、命令
「〔WRDRH〕←〔WRDRL〕」が実行される。即
ち、ここでは、ワーキングレジスタWRDRLに格
納された上記収納回数を示すデータを、同じく
RAM24の一部を利用して設けられたワーキン
グメモリWRDRH24w2に転送する。これは
収納回数のデータを保存しておくためである。 次に、ステツプ1053においてワーキングレジス
タWRDRLの内容が「0」であるか否かを判断す
る。はじめは当然これに「0」ではないため、プ
ログラムの実行は次のステツプ1054に移行する。 ステツプ1054では、前記収納マグネツト動作ナ
ンバレジスタCMN(M)(M=0〜6)24r2
〜24r8のうち、先ず、第1回の収納において
動作すべき収納マグネツトを示すデータを書込む
CMN(0)がアドレス指定される。 次いで、ステツプ1055において上記CMN(0)の
内容と、前記ROM23に設けた収納マグネツト
動作コードレジスタCMCOD(N)(N=0〜3)
23β1〜23β4のうち、ループカウンタ
WRARLで指定される例えばCMCOD(0)の内容
との論理和をとり、その結果を再び上記収納マグ
ネツト動作ナンバレジスタCMN(0)に書込む。 ここで、上記収納マグネツト動作コードレジス
タCMCOD(N)(N=0〜3)は、それぞれ8ビ
ツトの容量を有し、各収納マグネツト36V1〜
36V4を動作させる場合に収納マグネツト動作
ナンバレジスタCMN(M)に書込むべき内容を示
すために用いられている。即ち、各収納マグネツ
ト動作コードレジスタCMCOD(N)には、第1表
に示すような固定データが格納されている。
【表】 従つて、今、前記収納マグネツト動作ナンバレ
ジスタCMN(0)は、第9図のステツプ1020で0ク
リアされた状態にあるから、ステツプ1055の実行
の結果、上記CMN(0)には第2表に示すように
CMCOD(0)の内容が書込まれる。
【表】 これは、第1回の収納で収納マグネツト36V
1を動作させ、最高額硬貨V1の収納を行なうべ
きことを示している。 次いで、ステツプ1056において上記収納マグネ
ツト動作ナンバレジスタCMN(N)のアドレスを
1番地だけインクリメントすると共に、ステツプ
1057においてワーキングレジスタWRDRLの内容
を「1」だけ減算した後、プログラムの実行はス
テツプ1053に戻る。 その結果、ワーキングレジスタWRDRLの内容
が既に「0」となつている場合、即ち、収納回数
が1であつた場合、プログラムの実行は直ちにス
テツプ1058に移行する。上記収納回数が2以上で
あつた場合には、ワーキングレジスタWRDRLの
内容は未だ「0」とはならないため、ステツプ
1054で第2回の収納において動作すべき収納マグ
ネツトを示すデータを格納すべき収納マグネツト
動作ナンバレジスタCMN(1)を指定し、ステツプ
1055においてこれに前記収納マグネツト動作コー
ドレジスタCMCOD(0)のデータを書込む。以下、
上述したと同様の処理をWRDRL=0となるまで
行なつて、各回ごとに収納マグネツト36V1を
動作させるべきことを示すデータを上記CMN
(N)(N=0〜6)に書込む。従つて、例えばV
1硬貨を2枚収納すべき場合には、収納マグネツ
ト動作ナンバレジスタCMN(0)とCMN(1)の上位
から5ビツト目のみに“1”のビツトがメモリさ
れる。 こうしてワーキングレジスタWRDRLの内容が
0となつた場合、プログラムの実行はステツプ
1058に移行し、ここで、先にワーキングレジスタ
WRDRHに保存しておいたデータを再び
WRDRLに転送する。 そこで、ステツプ1059においてWRDRLの内容
が「0」であるか否か、即ち、収納回数(これ
は、先に述べたように実際に収納し得ることとな
つた回数を示す)が0か否かの判断が行なわれ
る。はじめこの収納回数は0ではないから、プロ
グラムの実行はステツプ1060に移行する。 ステツプ1060においては、前記タリフセイブレ
ジスタTFSAVEの内容からループカウンタ
WRARLによつて指定される硬貨額レジスタ、
例えばV(0)Dの内容を減算してその結果を再び
上記タリフセイブレジスタTFSAVEに書込む。
次いで、ステツプ1061で上記収納回数を示すデー
タを格納していたワーキングレジスタWRDRLの
内容を「1」減算してステツプ1059に戻り、当該
ワーキングレジスタWRDRLの内容が「0」にな
るまで上記処理を繰返す。即ち、ここでは、収納
すべきV1硬貨の総額をタリフから減算する処理
が行なわれる。例えば前述したようにV1硬貨の
収納回数が2であれば、V(0)Dに格納されたV
1硬貨額を2回減算する。 このタリフ減算処理が終了した後、プログラム
の実行はステツプ1062に移行し、上記ワーキング
レジスタWRDRLにデータ“FF16”を書込んだ
後、第9図のステツプ1029に移行する。このよう
にステツプ1062においてワーキングレジスタ
WRDRLに“FF16”なるデータを書込んだのは、
第9図のステツプ1029において収納回数が0であ
るか否かの判断をこのワーキングレジスタ
WRDRLの内容によつて行なうことができるよう
にするためである。即ち、第11図ステツプ1059
を終了した段階では、このWRDRLの内容は
「0」、即ち“0016”となつている。これに対し、
第10図のステツプ1041の演算の結果、収納許可
回数がはじめから0であるためにステツプ1042か
ら第9図のステツプ1029に移行した場場合にも、
WRDRLの内容は“0016”である。しかしなが
ら、後者の場合には収納回数は当然に0である
が、前者の場合には0でない。従つて、前者の場
合に“0016”と異なるデータを書込んで区別でき
るようにしたものである。 (収納判断処理の動作の要約) 従つて、収納判断処理の動作を要約すれば、第
9図のステツプ1023においてタリフセイブレジス
タTFSAVEにセイブした未収納通話料金の額が、
蓄積されている硬貨のうち最も高額な硬貨の額に
満たない間は、ステツプ1023において収納回数が
0とされ、プログラムの実行は直ちに第7図のス
テツプ1005、1006、1007、1003を経て1004を繰返
す。そして上記タリフセイブレジスタTFSAVE
の内容、即ち未収納通話料金が蓄積されている最
高の硬貨額と同等以上となつた場合、はじめて実
質的な収納判断処理が開始され、上記未収納通話
料金から収納すべき硬貨の総額を減じた後の値が
最低額硬貨V4の額よりも小さくなるか、または
ある金種の硬貨について収納回数が蓄積枚数を下
回るまで、順次より低額な蓄積硬貨について、収
納すべき回数を判断し、その結果を収納マグネツ
ト動作ナンバレジスタCMN(M)に書込んで行く。 例えば、V1硬貨について収納回数が2であれ
ば、収納マグネツト動作ナンバレジスタCMN(0)
およびCMN(1)に、それぞれ上位から5ビツト目
のみに“1”を有するデータが書込まれると共
に、V1硬貨額の2倍の額がタリフセイブレジス
タTFSAVEに格納された未収納通話料金から減
算される。その結果、減算後の未収納通話料金が
V4硬貨額と同等以上である場合、V1硬貨の蓄
積枚数と上記収納回数の比較が行なわれ、収納回
数の2を上回る蓄積枚数があればこの段階で収納
判断処理を終了するが、蓄積枚数が2である場合
には、V2硬貨についての処理に移行する。その
結果収納回数が例えば1であれば、前記収納マグ
ネツト動作ナンバレジスタCMN(0)の内容を、V
1硬貨の収納を示すデータからV1およびV2硬
貨の収納を示すデータに書換える。即ち、既に上
記収納マグネツト動作ナンバレジスタCMN(0)に
書込まれている上位から5ビツト目のみに“1”
のビツトを有するデータと、収納マグネツト動作
コードレジスタCMCOD(1)に格納されている上位
から6ビツト目に“1”のビツトを有するデータ
との論理和をとり、その結果を再び上記収納マグ
ネツト動作ナンバレジスタCMN(0)に書込む。従
つて、上記CMN(0)には第3表に示すようなデー
タが書込まれると共に、V2硬貨額がタリフセイ
ブレジスタTFSAVEの内容から減算される。
【表】 以下同様に、減算後の未収納通話料金がなおV
4硬貨額以上でありかつV2硬貨の蓄積枚数が1
であればV3硬貨についての処理に移行し、V3
硬貨がありかつ収納回数が0でなければ収納マグ
ネツト動作ナンバレジスタCMN(M)の内容を当
該V3硬貨の収納をも示すデータに書改めて行く
と共に未収納通話料金の減算に行なう。その結
果、減算後の未収納通話料金がなおV4硬貨額以
上であり、かつV3硬貨の蓄積枚数が収納回数を
上回らない場合には、V4硬貨についての処理に
移行する。V4硬貨の蓄積があれば収納回数処理
ルーチンに移行するが、この場合には収納許可回
数が0ということはなく、プログラムの実行は収
納マグネツトセツト処理ルーチンに移行し、収納
マグネツト動作ナンバレジスタCMN(M)の内容
をV4硬貨の収納をも示す内容に書改めると共
に、未収納通話料金の減算を行なう。その結果、
減算後の未収納通話料金がV4硬貨額より小さく
なれば、プログラムの実行はその段階で収納判断
処理ルーチンを終了し、ステツプ1030から第7図
のステツプ1005に移行する。V4硬貨の蓄積枚数
が少なく、減算後なおV4硬貨額と同等以上の未
収納通話料金が残る場合、当然蓄積枚数は収納回
数を上回ることはなく、この場合にはプログラム
の実行はステツプ1031から1032を経て1025に至
り、そこでループカウンタWRARLの内容が
「4」であることから全金種の処理が終了したと
判断されて収納判断処理ルーチンを終了し、第7
図のステツプ1005に移行する。 ここで、次のステツプ1005の説明に入る前に、
上記収納判断処理ルーチンについて、若干の具体
例を挙げて説明を補足しておく。 (具体例) 今、V1〜V4の硬貨の種類、即ち金種とし
て、仮に100円、50円、20円、10円硬貨があるも
のとする。従つて、硬貨額レジスタV(N)Dに
は、第4表に示すようなデータが格納されている
ものとする。
【表】 例 1 そこで先ず、タリフを10円とした場合に、100
円硬貨の蓄積があれば、タリフセイブレジスタ
TFSAVEに格納された未収納通話料金が100円に
達するまで実質的な収納判断処理、即ち収納マグ
ネツトセツト処理は行なわれない。 即ち、この収納判断処理方式の特徴として、第
9図のステツプ1021および1022に明らかなよう
に、課金レジスタCPRGの内容が「1」以上とな
つてから、即ち、直流ループが閉成されて通話状
態が開始され、交換機から課金信号が送出された
後、割込みルーチンにおいて当該課金信号の入力
が検出され、かつ課金レジスタCPRGに登算され
た後で、はじめて当該課金レジスタCPRGの内容
を「1」減算した上で、実質的な収納判断処理が
開始される。即ち、課金信号の到来は収納判断処
理と無関係に割込みルーチンにおいてチエツクし
かつ蓄積しておき、この収納判断処理においては
それを後から1つずつ読出しながら処理して行く
ため、課金信号が、収納マグネツトの動作時間が
追随できないような短い時間間隔で到来する場
合、または1課金当りの単位通話料金(タリフ)
が高額な場合でも、確実に後収納して行くことが
できる。 そこで、今、プログラムの実行が第9図のステ
ツプ1021に移行した時課金レジスタCPRGの内容
が「1」であれば、ステツプ1022において当該内
容を「1」減算し、ステツプ1023においてその時
のタリフレジスタTFRGの内容をタリフセイブ
レジスタTFSAVEにセイブする。タリフレジス
タTFRGの内容、即ち未収納通話料金は、課金
信号の到来と共に逐次変化するが、以下の収納判
断処理は一通り終了するまでこのタリフセイブレ
ジスタTFSAVEにセイブした内容について実行
される。 次いで、硬貨の蓄積の有無がチエツクされる
が、その場合、先に述べたように、最高額硬貨即
ち100円硬貨についての処理から開始される。そ
こで、今、100円硬貨の蓄積があるから、プログ
ラムの実行は第10図の収納回数処理ルーチンに
移行する。ところが、今、10円の未収納通話料金
に対して硬架額が100円であるから、収納許可回
数は0、従つて当然に収納回数は0であるため、
プログラムの実行はステツプ1029からこの収納判
断処理ルーチンを抜け出る。ここで、フツク処理
フラグが立つていなければ、ステツプ1005を経て
収納処理ステツプを素通りし、更にステツプ1007
を経てステツプ1003に戻る。ここで未だオンフツ
ク状態が継続していれば、プログラムの実行は再
び収納判断処理ステツプ1004に移行する。この間
に新たな課金信号の到来が例えば1回あつたとす
れば、課金レジスタCPRGの内容は再び「1」と
なつており、ステツプ1022においてこれを「1」
減算して以下の処理に入る。ステツプ1023におい
てタリフレジスタTFRGに格納された未収納通
話料金が20円となつていれば、この値がセイブさ
れる。以下、前述したと同様の処理が繰返される
が、今100円硬貨が蓄積されているから、ステツ
プ1023においてタリフセイブレジスタTFSAVE
にセイブされる未収納通話料金が100円に達して
始めて、収納許可回数は1となり、プログラムの
実行は収納マグネツトセツト処理ルーチンに移行
する。 例 2 次に、タリフの設定の仕方によつては、第9図
のステツプ1023を実行する際、未収納通話料金が
100を越えている場合がある。今、この未収納通
話料金を184円とする。これに対し、蓄積硬貨が、
100円、50円、20円硬貨が各1枚、10円硬貨が2
枚であるとすれば、収納すべき硬貨は100円、50
円、20円、10円の各硬貨が1枚ずつである。 即ち、ループカウンタWRARLの内容が「0」
の場合に、ステツプ1027において100円硬貨の蓄
積が確認される。そこで、第10図のステツプ
1041において、184/100の商に1が立つため収納
許可回数は1、これに対し、第11図のステツプ
1050において蓄積枚数も1で等しいためそのまま
ステツプ1052に移行し、ステツプ1055において収
納マグネツト動作ナンバレジスタCMN(0)にデー
タ“0816”を書込んだ後、ステツプ1060において
タリフセイブレジスタTFSAVEの内容から硬貨
額100円を減じ、第9図のステツプ1029を経てス
テツプ1030に移行する。上記減算の結果、タリフ
セイブレジスタの内容は84円になつているが、こ
れは最低額硬貨額10円より大きい。また、100円
硬貨の蓄積枚数は1で収納回数に等しいから、プ
ログラムの実行はステツプ1032に移行し、ループ
カウンタWRARLの内容が「1」インクリメン
トされて「1」となり、50円硬貨についての処理
に移る。 50円硬貨についても、84/50の商に1が立ち、
収納マグネツト動作ナンバレジスタCMN(0)にデ
ータ“0C16”が書込まれ、タリフセイブレジスタ
の内容は減算されて34円となる。 同様に20円硬貨についても34/20で1が立つ結
果、収納マグネツト動作ナンバレジスタCMN(0)
の内容は“0E16”となり、タリフセイブレジスタ
の内容は14円となる。 ここでなおタリフセイブレジスタの内容は10円
を上回るため、10円硬貨についても同様の処理が
行なわれ、収納マグネツト動作ナンバレジスタ
CMN(0)の内容は“0F16”となり、タリフセイブ
レジスタの内容は4円となる。 この結果、タリフセイブレジスタの内容は10円
を下回り、プログラムの実行はこの収納判断処理
を一通り終了して第9図のステツプ1030から第7
図のステツプ1005へと移行する。 例 3 これに対し、〔例2〕で100円硬貨の蓄積枚数が
2であつた場合には、収納すべき硬貨は100円硬
貨が1枚のみである。 即ち、この場合も、はじめ100円硬貨の収納が
決定され、ステツプ1028を終了した段階で、収納
マグネツト動作ナンバレジスタCMN(0)の内容は
“0816”になると共に、タリフセイブレジスタ
TFSAVEの内容は34円となる。そこで収納回数
は1であり、かつ34円は最低額硬貨額10円より大
きいから、プログラムの実行はステツプ1031に移
行する。ところが、収納回数1に対し、100円硬
貨は2枚蓄積されているから、収納判断処理はこ
こで一たん打切りとなり、プログラムの実行はス
テツプ1031から直ちに第7図のステツプ1005へと
移行する。 例 4 次に、硬貨の蓄積枚数が〔例2〕と全く同様の
場合に、未収納通話料金が134円であるとした場
合にも、収納すべき硬貨は100円硬貨が1枚であ
る。 即ち、この場合も、はじめ100円硬貨の収納が
決定され、収納マグネツト動作ナンバレジスタ
OMN(0)にデータ“0816”が書込まれると共にタ
リフセイブレジスタの内容は34円に減算される。 次いで、50円硬貨の処理に移るが、この場合、
50円硬貨の蓄積はあるため収納回数演算処理ルー
チンに入るが、34/50で1が立たないため、収納
許可回数は0、従つて当然に収納回数は0とな
り、収納判断処理はここで一たん終了となつて、
プログラムの実行は第7図のステツプ1005へと移
行する。 上記〔例3〕および〔例4〕に明らかなよう
に、より高額な硬貨を残したままより低額な硬貨
について収納判断が行なわれることはない。 例 5 これに対し、〔例4〕で50円硬貨の蓄積がなか
つた場合には、収納すべき硬貨は100円、20円、
10円硬貨が各1枚である。 即ち、はじめ100円硬貨について収納マグネツ
ト動作ナンバレジスタCMN(0)にデータ“0816
が書込まれると共にタリフセイブレジスタの内容
が34円に減算された後、50円硬貨についての処理
に移るが、50円硬貨の蓄積はないから、プログラ
ムの実行は直ちにステツプ1032を経て20円硬貨に
ついての処理に移行する。その結果、34/20で1
が立ち、収納マグネツト動作ナンバレジスタ
CMN(0)にはデータ“0A16”が書込まれると共に
タリフセイブレジスタの内容は減算されて14円と
なる。以下、10円についても同様の処理が行なわ
れ、上記収納マグネツト動作ナンバレジスタ
CMN(0)の内容は“0B16”タリフセイブレジスタ
の内容は4円となつた段階でこの収納判断処理を
一たん終了する。 例 6 次に、未収納通話料金が94円であり、50円、10
円硬貨が各1枚、20円硬貨が2枚蓄積されていた
とすれば、収納すべき硬貨は50円硬貨が1枚と20
円硬貨が2枚である。 この場合、100円硬貨の蓄積がないため、はじ
めに50円硬貨についての処理が行なわれ、それが
終了した段階で、収納マグネツト動作ナンバレジ
スタOMN(0)の内容は“0416”、タリフセイブレ
ジスタの内容は44円となり、引続き20円硬貨につ
いての処理に移行する。ここで、44/20で商に2
が立ち、かつ蓄積枚数が2であるから、プログラ
ムの実行は第11図のステツプ1050からステツプ
1052に移行する。ステツプ1053において、ワーキ
ングレジスタWRDRLの内容ははじめ「2」であ
るから、ステツプ1055において収納マグネツト動
作ナンバレジスタOMN(0)にデータ“0616”を書
込んで再びステツプ1053に戻つて来た時、なお
WRDRLの内容は「1」であるため、再びステツ
プ1055が実行される。即ち、収納マグネツト動作
ナンバレジスタOMN(1)にデータ“0216”が書込
まれる。その後、ステツプ1060も同様に2度繰返
される結果、タリフセイブレジスタの内容は4円
となる。従つて、プログラムの実行は10円硬貨に
ついての処理に移行することなく第7図のステツ
プ1005に移行する。 以上説明したような収納判断処理を一通り終了
した後で、プログラムの実行は第7図のステツプ
1005に移行する。ここでは前述したようにフツク
処理フラグレジスタHKFにフラグが立つている
か否かの判断が行なわれる。即ち、後述するよう
に、割込みルーチンの課金演算処理において、課
金信号の到来が有るごとにクレジツト、即ち未使
用硬貨額からタリフを減算すると共に、減算後の
クレジツトが0を下回らないか否かを常にチエツ
クし、下回つた場合には直ちに上記フツク処理フ
ラグを立てて通話の強制的な切断処理に移行でき
るようにしてある。このようなチエツク機構を設
けることにより、いわゆる後収納方式をとりなが
ら、課金信号の到来に対して収納動作が遅れるこ
とによる無料通話を有効に防止することができ
る。 そこで、ステツプ1005において、このようなフ
ツク処理フラグが立つていないことを確認した
後、プログラムの実行は次の収納処理ステツプ
1006に移行する。 収納処理 第12図は、収納処理ルーチンを示すフローチ
ヤートである。この収納処理ルーチンは、前述し
たように先の収納判断処理において収納すべき硬
貨が決定され、かつ通話が正当に継続される場合
に実行され、上で収納が決定された硬貨を現実に
金庫に収納する。 先ず、プログラムの実行が収納処理に移行する
と、ステツプ1070において命令「CMN(M)アド
レスセツト」が実行される。即ち、ここでは、前
記収納マグネツト動作ナンバレジスタCMN(M)
のうち先ず先頭のCMN(0)のアドレスが指定され
る。 次いで、ステツプ1071において上記CMN(0)の
内容が「0」であるか否か、即ち、第1回の収納
において動作すべき収納マグネツトが全くないか
否かが判断される。この場合、先の〔例1〕で説
明したように、タリフセイブレジスタの内容が現
に蓄積されている最も高額な硬貨の額に満たない
ために収納回数が0となつて第9図のステツプ
1029から収納判断処理ルーチンを抜け、第7図の
ステツプ1005を経てこの収納処理に移行して来た
場合には、上記収納マグネツト動作ナンバレジス
タCMN(0)の内容は第9図のステツプ1020におい
て0クリアされた状態のままである。従つて、こ
のような場合には、プログラムの実行はこのステ
ツプ1071から直ちにこの収納処理ルーチンを抜け
て第7図のステツプ1007に移行し、再び収納判断
処理が繰返される。 これに対し、上記収納マグネツト動作ナンバレ
ジスタCMN(0)に動作すべきマグネツトを示すデ
ータが書込まれた上で収納判断処理を終了してこ
の収納処理に移行して来た場合には、プログラム
の実行は次のステツプ1072に移行し、命令
「OUTPB←CMN(M)」が実行される。即ち、こ
こでは、上記収納マグネツト動作ナンバレジスタ
CMN(0)に格納されたデータを入出力ポート21
に設けられたレジスタの1つ、硬貨収納バツフア
レジスタOUTPBに転送する。 次いで、プログラムの実行は硬貨収納処理ステ
ツプ1073に移行する。このステツプ1073において
は、後に第13図のフローチヤートを用いて詳述
するように、実際に収納マグネツト36V1〜3
6V4に動作指令信号CM1〜CM4を送出して
動作させ、硬貨を収納する。 上記硬貨収納処理ステツプ1073の終了後、ステ
ツプ1074においてフツク処理フラグが立つている
か否かの判断が行なわれる。このフツク処理フラ
グは、先に述べたように割込みルーチンの課金演
算処理ステツプ2003においてセツトされる外、後
に述べるように、上記硬貨収納処理ステツプ1073
において収納マグネツトを動作したにもかかわら
ず硬貨の収納が確認されなかつた場合にもセツト
され得る。 上記フツク処理フラグが立つていればプログラ
ムの実行は直ちに第7図のフツク処理1009に移行
することは常に同じである。 そこで、上記フツク処理フラグが立つていなけ
れば、プログラムの実行はステツプ1075の硬貨演
算処理に移行する。ここでは、後に第14図のフ
ローチヤートを用いて詳述するように、上記硬貨
収納処理の実行による第1回の収納で収納した硬
貨の額および、枚数に応じ、RAM24の一部を
利用して設けられかつ金庫に収納された硬貨の総
額を計数蓄積したデータを格納する金庫満杯カウ
ンタレジスタCUCL24r17の内容を加算し、
かつ硬貨蓄積枚数レジスタACUM(N)およびタリ
フレジスタTFRGの内容を減算する。 次いで、ステツプ1076において命令「収納マグ
ネツト復旧タイマスタート」が実行される。即
ち、ここではRAM24の一部を利用して設けら
れた収納マグネツト復旧タイマリクエストフラグ
レジスタCMRTMRQF24f13にフラグがセ
ツトされる。このフラグが立つている間、25ms
周期で繰返される割込みルーチンのタイマ処理ス
テツプ2005において同じくRAM24の一部を利
用して設けられた収納マグネツト復旧タイマ
CMRTM24t3の内容が「1」ずつインクリ
メントされ、300msが計測される。タイマエン
ド、即ち、前記タイマの内容が13回インクリメン
トされた時点で前記リクエストフラグをリセツト
し、プログラムの実行はステツプ1077からステツ
プ1078に移行し、収納マグネツト動作ナンバレジ
スタCMN(M)のアドレスが1番地だけインクリ
メントされ、CMN(1)がセツトされる。 以下、同様に、CMN(M)の内容が「0」とな
るまで、即ち、収納マグネツトを動作すべきこと
を指示したデータが格納されている限り、それら
を順次読出して、第2回、第3回と、硬貨収納処
理ステツプ1073および硬貨演算処理ステツプ1075
を実行する。 そこで、上記ステツプ1073の硬貨収納処理につ
いて説明する。 (硬貨収納処理) 第13図は、硬貨収納処理ルーチンを示すフロ
ーチヤートである。この硬貨収納処理ルーチン
は、前述したように収納マグネツト動作ナンバレ
ジスタCMN(M)の内容を1回分ずつ入出力ポー
ト21の硬貨収納バツフアレジスタOUTPBに転
送した後、そのデータに従つて実際に収納マグネ
ツト36V1〜36V4を動作させる際に行なわ
れる。 そこで、第13図において、プログラムの実行
がこの硬貨収納処理に移行すると、先ず、ステツ
プ1080において命令「収納マグネツトオン」が実
行される。即ち、ここでは前記硬貨収納バツフア
レジスタOUTPBにチツプセレクト信号を与える
ことにより当該硬貨収納バツフアレジスタ
OUTPBの下位4ビツトのビツトアドレスのう
ち、“1”のビツトがメモリされたビツトアドレ
スに対応した収納マグネツトにのみ、動作指令信
号が出力される。即ち、硬貨収納バツフアレジス
タOUTPBの下位4ビツトは、各金種の硬貨につ
いての収納マグネツト36V1〜36V4に1対
1に対応している。従つて、例えば前述した〔例
6〕の場合なら、収納マグネツト動作ナンバレジ
スタCMN(0)のデータは“0616”であるから、第
12図のステツプ1072においてこれを硬貨収納バ
ツフアレジスタOUTPBに転送した後、このステ
ツプ1080においてチツプセレクト信号を与えるこ
とにより、“1”のビツトがメモリされた上位か
ら5ビツト目および6ビツト目に対応して、収納
マグネツト36V2および36V3にのみ、動作
指令信号CM2およびCM3が出力される。 次いで、ステツプ1081において命令「収納マグ
ネツトタイマスタート」が実行される。即ちここ
では、RAM24の一部を利用して設けられた収
納マグネツトタイマリクエストフラグレジスタ
CMTMRQF24f14にフラグがセツトされ
る。そして、このフラグが立つている間は、割込
みルーチンのタイマ処理ステツプ2005において同
じくRAM24の一部に設けられた収納マグネツ
トタイマCMTM24t1の内容が「1」ずつイ
ンクリメントされることは前記収納マグネツト復
旧タイマCMRTMについて説明したと全く同様
である。 収納マグネツトを動作させて50ms経た後に、
プログラムの実行はステツプ1082から1083に移行
し、収納確認用センサの発光ダイオードをオンさ
せる。即ち、ここでは、動作させた収納マグネツ
トが例えば36V2と36V3であれば、収納確
認用センサ37V2と37V4とをオンさせて、
硬貨V2およびV3が実際に収納されたか否かを
確認する。この場合、50ms遅れたタイミングで
オンさせるのは、収納マグネツトを動作させてか
ら、下方の収納確認用センサの位置まで硬貨が落
下するのに要する時間を見越したためであり、発
光ダイオードの点灯時間を必要最小限に限定する
ことで消費電力の節減をはかることができる。 そこで、ステツプ1084において収納確認用セン
サからの検知信号があつたか否かが確認される。
即ち、前述したように、収納確認用センサ37V
1〜37V4からの検知信号CA1〜CA4は、割
込みルーチンのエツジ検出処理ステツプ2000にお
いて検出され、収納確認用フラグレジスタCA
(N)Fにフラグがセツトされる。従つて、このス
テツプ1084では、上記収納確認用フラグレジス
タ、例えばCA(1)FおよびCA(2)Fにフラグが立つ
ているか否かを読出すことにより、検知信号CA
2およびCA3の入力があつたか否か、即ち、収
納マグネツト37V2および37V3の動作によ
つて硬貨V2およびV3が収納されたか否かを確
認することができる。 収納が確認されれば、プログラムの実行は直ち
にステツプ1087に移行して収納マグネツトの動作
指令信号をオフし、ステツプ1088において収納確
認用センサの発光ダイオードもオフする。 上記ステツプ1084において収納確認が取れない
間は、300msだけ待機し、300ms経過後、即ち、
収納マグネツトタイマがエンド状態となつてもな
お収納が確認されない場合には、何らかの障害が
あるものと判定し、プログラムの実行はステツプ
1085からステツプ1086に移行してフツク処理フラ
グをセツトした後、前記ステツプ1087に移行す
る。ここで、フツク処理フラグがセツトされた場
合にはプログラムの実行は第12図のステツプ
1074から収納処理ルーチンを抜け、第7図のステ
ツプ1007から直ちにフツク処理ステツプ1009に移
行し、通話は強制的に切断される。これにより、
例えば糸吊り、即ち、硬貨を糸で吊つて引上げる
等の不正手段による無料通話を防止することがで
きる。 以上説明したように、可変メモリRAMに設け
た収納マグネツト動作ナンバレジスタCMN(M)
に、特定のビツトアドレスに“1”のビツトをお
くことによつて当該ビツトアドレスに対応する特
定の収納マグネツトを動作すべきことを示すデー
タを順次書込んで行き、かつ書込まれた当該各デ
ータを一定時間ごとに順次読出して各ビツトアド
レスのビツトが示すところに従つて該当する収納
マグネツトの動作を制御する方式をとることによ
り、各金種硬貨の同時収納および同種硬貨の連続
収納の組合せによつて、比較的多額の料金を一連
の収納動作で効率良く収納することができる。 また、毎回の収納は同一ルーチンの繰返しで行
なうため、プログラムが極めて簡単となる。 次に、硬貨演算処理について説明する。 (硬貨演算処理) 第14図は、硬貨演算処理ルーチンを示すフロ
ーチヤートである。この硬貨演算処理は、前述し
たように、硬貨が確実に収納されたことが確認さ
れた場合に実行され、金庫満杯カウンタの加算お
よび蓄積枚数、未収納通話料金の減算が行なわれ
る。 即ち、プログラムの実行が硬貨演算処理に移行
すると、ステツプ1090においてループカウンタ
WRARLを0クリアした後、ステツプ1091にお
いて命令「CMCOD(N)アドレスセツト」を実行
する。即ち、ここでは、ループカウンタ
WRARLの内容が指示するところに従つて、収
納マグネツト動作コードレジスタのうち、先ず
CMCOD(0)がセツトされる。 次いで、ステツプ1092において、前記第12図
のステツプ1070もしくは1078において指定される
マグネツト動作ナンバレジスタCMN(M)の内容
と上記収納マグネツト動作コードレジスタ
CMCOD(0)の内容との論理積をとる。ステツプ
1093において、上記論理積に“1”のビツトが確
認されなければ、プログラムの実行は直ちにステ
ツプ1099に移行し、ループカウンタの内容を
「1」インクリメントして前記ステツプ1091に戻
る。上記論理積をとつた結果、“1”のビツトが
確認されれば、その時のループカウンタ
WRARLの内容が指示するところに従つて、ス
テツプ1094において硬貨額レジスタV(0)Dステ
ツプ1095において硬貨蓄積枚数バツフアレジスタ
ACUM(0)をアドレスセツトし、引続き、ステツ
プ1096において金庫満杯カウンタレジスタ
CUCNの内容に上記硬貨額レジスタV(0)Dの内
容を加算すると共に、ステツプ1097において硬貨
蓄積枚数バツフアレジスタACUM(0)の内容を
「1」減算し、更に、ステツプ1098においてタリ
フレジスタTFRGの内容、即ち未収納通話料金
から前記硬貨額レジスタV(0)Dの内容を減算す
る。 以上の動作を、ループカウンタWRARLの内
容が「4」になるまで、即ち、V1〜V4の各硬
貨についての処理が一通り終了するまで、同様に
繰返し、前述した硬貨収納処理において実際に金
庫に収納した各硬貨に関して、金庫満杯カウンタ
を加算すると共に、蓄積枚数および未収納通話料
金の減算を行なう。 以上説明したように各収納マグネツト動作ナン
バレジスタCMN(M)(M=0〜6)から、収納
マグネツト36V1〜36V4のいずれかを動作
すべきことを示す“1”のビツトを含むデータが
読出される限り、上記硬貨収納処理および硬貨演
算処理を実行して第7図の収納処理ステツプ1006
を終了した後、プログラムの実行はステツプ1007
に移行する。 そこで、フツク処理フラグが立つていなけれ
ば、ステツプ1003に戻り、以上説明した動作を、
その時々の未収納通話料金や各硬貨の蓄積枚数等
の条件に基いて、繰返し実行する。 フツク処理 これに対し、フツク処理フラグが立つているこ
とが確認された場合、プログラムの実行は、フツ
ク処理ステツプ1009に移行する。ここでは、先ず
前述したように表示1フラグがセツトされる。こ
れにより、割込みルーチンの表示処理ステツプ
2002において、ブランク表示が行なわれる。次い
で、前述したように、接点gsをオン状態としたま
まで、ダイヤル送出および強制切断回路14のト
ランジスタにより、800msだけ直流ループを遮断
するループカツト処理を行なつて通話を切断し、
それを交換機に通知する。 このフツク処理の終了後、プログラムの実行は
精算処理ステツプ1010に移行する。 精算処理 ここでは、通話終了時の未収納通話料金の精算
を行なう。即ち、上記未収納通話料金に一致する
蓄積硬貨の種類と枚数との組合せを選定し、選定
された組合せに応じて収納マグネツトの動作コー
ドを示すデータを収納マグネツト動作ナンバレジ
スタCMN(M)(M=0〜6)に書込んで行く。
この動作は、実質的に先に説明した収納判断処理
と同様である。但し、収納判断処理においては、
硬貨が有るにもかかわらず収納回数が0である場
合、即ち、未収納通話料金の残額が、既に蓄積さ
れているある硬貨の硬貨額を下回つたために当該
硬貨について収納許可回数が0となつた場合、お
よび収納回数を上回る蓄積枚数がある場合、より
低額な硬貨についての検討を行なうことなく、そ
の回の収納判断処理を打切つてしまうのに対し、
この精算処理においては、より高額な硬貨の収納
回数の如何にかかわらず、より低額な硬貨につい
ても処理を行なう。また、その場合、収納判断処
理においては未収納通話料金が最低額硬貨額より
も小さくなるまで前記収納回数処理を行なつたの
に対し、この精算処理においては、未収納通話料
金が0となるまで行なう。 そのため、この精算処理においては、先ず、通
話終了時の未収納通話料金が最低額硬貨V4の硬
貨額の整数倍とならない場合にこれを上記最低額
硬貨額を単位にして切上げる処理を行なつてか
ら、上述した組合せの選定を行なう。更に、現に
蓄積されている硬貨によつては上記未収納通話料
金に丁度一致する組合せが実現できないことがあ
るが、この場合には、上記未収納通話料金に最低
額硬貨額を順次加算し、加算後の未収納通話料金
を基準にして上述した組合せの選定をその都度や
り直す。 更に、この精算処理においては、上述したよう
に最終的に収納すべき蓄積硬貨の組合せが決定さ
れた後、現に蓄積されている硬貨の総額が算出さ
れ、可変メモリRAM24の一部を利用して設け
られた蓄積合計額バツフアレジスタTOTLBF2
4r18に格納される。 次いで、上記蓄積硬貨の総額から最終的に収納
すべき硬貨額を減算し、結果を2進化10進表記の
データに変換してクレジツト表示レジスタ
CRGT(BCD)に格納すると共に、表示4タイマ
リクエストフラグおよび表示4フラグをセツトす
る。この結果、先にも述べた通り、割込みルーチ
ンの表示処理ステツプ2002において上記クレジツ
ト表示レジスタCRGT(BCD)の内容がクレジツ
ト返却額として表示される。このように通話終了
時のクレジツト額とは異なる返却硬貨の総額を改
めて表示することにより、不当に少ない返却を受
けたのではないかとの利用者の不信感を解消する
ことができる。 このように、精算処理を終了した後、プログラ
ムの実行は第7図のステツプ1011の収納処理に移
行する。この収納処理ステツプ1011は、通話継続
中において、収納判断処理の後で行なわれた収納
処理ステツプ1006と全く同様であり、前記精算処
理において決定され収納マグネツト動作ナンバレ
ジスタCMN(M)に書込まれたデータに基いて、
先に第12図〜第14図のフローチヤートを用い
て説明したと同様に収納すべき硬貨を実際に金庫
に収納すると共に、金庫満杯カウンタに収納額を
加算する処理等が行なわれる。 終了処理 上記収納処理ステツプ1011の終了後、プログラ
ムの実行はステツプ1012に移行し、終了処理が実
行される。ここでは、前述したように、前記表示
4タイマリクエストフラグのリセツトもしくは当
該タイマエンドを確認の上、次回の通話に備えて
電源電圧VMGを供給するコンデンサが4.5V以上
まで充電されるまで待つ。4.5Vが確保された後、
更にオンフツク状態が維持されていることを確認
した上で、はじめて接点gsを復旧させると共に、
返却阻止マグネツト34を復旧させて、残つた蓄
積硬貨、即ち、前記クレジツト返却額として表示
された金額の硬貨を返却口111に返却する。 これにより、1回の通話に伴うすべての動作は
完結し、すべての回路は、第1図に示すはじめの
オンフツク状態に復旧する。但し、電源電圧
VEEによりバツクアツプされるRAM24の金庫
満杯カウンタレジスタCUCL24r17には、上
記通話に伴なう硬貨の収納により、通話開始前よ
り大きな値を示すデータが格納されることとな
る。 次に、第8図の割込みルーチンから、特に、課
金演算処理ステツプ2003および硬貨投入処理ステ
ツプ2004について詳細に説明する。即ち、先にも
示した通り、この割込みルーチンは、上に述べた
メインルーチンの実行に無関係に、タイミング回
路25が発生する割込み信号を受けて、25ms周
期で開始されて第8図に示したような一連の処理
を実行する。 課金演算処理 第15図は、課金演算処理ルーチンを示すフロ
ーチヤートである。この課金演算処理ルーチン
は、先にも述べた通り、プログラムの実行が割込
みルーチンに移行し、エツジ検出処理、ダイヤル
制御処理、表示処理が終了した後に実行され、前
記エツジ検出処理において新たな課金信号が検出
された場合に、課金レジスタCPRGおよびタリフ
レジスタTFRGならびにクレジツトレジスタ
CRGTの内容の更新を行なう。 即ち、プログラムの実行が課金演算処理に移行
すると、先ず、ステツプ2010において新たな課金
信号の到来が検出されたか否か、即ち、前述した
課金フラグレジスタCPFにフラグがセツトされ
ているか否かを判断し、セツトされていれば、ス
テツプ2011において課金レジスタCPRGの内容を
「1」インクリメントする。ここで課金レジスタ
CPRGに書込まれたデータは、後にメインルーチ
ンの収納判断処理において読出され、「1」減算
されると共に、当該収納判断処理が実行されるこ
とは、先に述べた通りである。このように、メイ
ンルーチンと独立した割込みルーチンにおいて、
課金信号の到来ごとにこれを課金レジスタCPRG
に計数蓄積しておき、他方、メインルーチンにお
いては当該課金レジスタCPRGの内容を減算する
ごとに収納判断処理を行なう方式をとることによ
り、課金信号が極めて短い周期で連続して到来す
るために、もしくは1課金当りの単位通話料金が
極めて高額であるために、収納マグネツトを動作
させることによる収納処理が並行的に追随して行
けないような場合でも、次に収納すべき硬貨を順
次確実に後収納して行くことができる。従つて、
単位通話料金の設定は何らの制約を受けず、自由
に行なえる。なお、プログラム上、直ぐ後に説明
するようなチエツク機構を設けることにより、課
金信号の到来に対して収納動作が遅れることによ
る無料通話を有効に防止できることは、先に述べ
た通りである。 そこで、上述したようにステツプ2011において
課金レジスタのCPRGの内容を「1」インクリメ
ントした後、プログラムの実行はステツプ2012に
移行してタリフレジスタTFRGの内容の更新が
行なわれる。即ち、ここでは、上記タリフレジス
タTFRGの内容に、タリフ、即ち1課金当りの
単位通話料金を加算し、結果を再び上記タリフレ
ジスタTFRGに格納する。上記タリフは、前述
したように可変条件設定回路26のデジタルスイ
ツチにより任意に設定され、その設定値は、
RAM24の一部を利用して設けられたタリフデ
ータレジスタTFD24r19に格納されている。 次いで、ステツプ2013においてクレジツトレジ
スタCPRGの内容の更新が行なわれる。即ち、こ
こでは、クレジツトレジスタCPRGの内容から上
記タリフを減算する。 上記クレジツトの減算処理の終了後、プログラ
ムの実行はステツプ2014に移行し、上記クレジツ
トレジスタCRGTに格納された減算後のクレジ
ツトを示すデータを2進表記から2進化10進表記
に変換し、その結果をステツプ2015においてクレ
ジツト表示レジスタCPRG(BCD)に転送する。 次いで、ステツプ2016において、先に述べたよ
うに、更新後のクレジツトとタリフとの大小関係
が判断される。その結果、前者が大きければ、ス
テツプ2017においてクレジツトの点灯表示を指示
する表示2フラグがセツトされ、後者が大きけれ
ば、ステツプ2018においてクレジツト点滅表示を
指示する表示3フラグがセツトされる。 上記いずれかのフラグをセツトした後、プログ
ラムの実行はステツプ2019に移行し、前記更新後
のクレジツトが0よりも大きいか否かの確認が行
なわれる。当該クレジツトが0を下回つているこ
とが確認された場合には、次のステツプ2020にお
いてフツク処理フラグをセツトする。このフツク
処理フラグがセツトされた場合、第7図に示すメ
インルーチンのステツプ1005もしくは1007の実行
において当該フラグが検出される結果、プログラ
ムの実行は直ちにフツク処理ステツプ1009に移行
し、通話は強制的に切断される。このようなチエ
ツク機構を備えたことにより、後収納方式をとり
ながら、課金信号の到来に対して収納動作が遅れ
ることによる無料通話を防止できることは先に再
三述べた通りである。 なお、クレジツトが0以上であれば、プログラ
ムの実行はステツプ2019でこの課金演算処理ルー
チンを終了し、次の硬貨投入処理、即ち、第8図
のステツプ2004に移行する。また、最初のステツ
プ2010において、課金フラグが検出されない場
合、即ち、先行するエツジ検出処理において新た
な課金信号の到来が検出されなかつた場合には、
上に述べたような各レジスタの内容および表示の
更新は行なわれず、プログラムの実行は上記ステ
ツプ2010から直ちに硬貨投入処理に移行する。 そこで、次に、上記硬貨投入処理について説明
する。 硬貨投入処理 第16図は、硬貨投入処理ルーチンを示すフロ
ーチヤートである。この硬貨投入処理ルーチン
は、前述したように、課金演算の後に実行され、
先行するエツジ検出処理において硬貨の新たな投
入が検出された場合に、当該検出結果を示すデー
タ、即ち、先に述べた硬貨投入フラグレジスタ
INSRTFに格納されている入力データを、通過
材質コードレジスタCDPD(N)(N=0〜3)に
格納された固定データと比較して、いかなる金種
の硬貨が投入されたか、およびそれが正貨である
か否かを判別して、クレジツトレジスタCPRGお
よび各硬貨蓄積枚数バツフアレジスタACUM(N)
(N=0〜3)の内容の更新を行なう。 そこで、プログラムの実行が硬貨投入処理に移
行すると、先ず、ステツプ2030において新たな硬
貨の投入があつたか否かが判断される。即ち、前
述したように、通過監視用センサ35V1〜35
V4によりV1〜V4のいずれかの硬貨の通過が
検出され、通過検知信号CD1〜CD4が送出され
て、エツジ検出処理においてこれが検出された場
合、8ビツトの容量を有する前記硬貨投入フラグ
レジスタINSRTFの上位から1〜4ビツト目の
いずれかに“1”がメモリされる。従つて、これ
ら1〜4ビツト目のいずれかに“1”のビツトが
メモリされているかにより、何らかの硬貨の投入
が有つたか否かが確認できる。 硬貨の投入が確認されれば、プログラムの実行
はステツプ2031に移行し、ループカウンタ
WRARLの0クリアが実行される。 次いで、ステツプ2032において上記ループカウ
ンタWRARLの内容が「4」であるか否かの確
認を行なう。今、0クリアした状態では当然
「4」ではないため、プログラムの実行はステツ
プ2033に移行し、命令「CDPD(N)アドレスセツ
ト」が実行される。即ち、ここでは、前記ループ
カウンタWRARLの内容が指示するところに従
つて、通過材質コードレジスタのうちV1硬貨に
ついてのデータをメモリしたCDPD(0)のアドレ
スがセツトされる。 ここで、通過材質コードレジスタCDPD(N)
(N=0〜3)には、それぞれ第5表に示すよう
なデータが格納されている。
【表】 そこで、ステツプ2034において前記硬貨投入フ
ラグレジスタINSRTFに格納された入力データ
と上記通過材質コードレジスタCDPD(0)に格納
された固定データとを比較する。この場合、通過
に関する情報は上記両レジスタともに上位4ビツ
トに示されているため、当該上位4ビツトのみ比
較する。即ち、上記両データの上位4ビツトの論
理積をとり、その結果、最上位のビツトが“1”
となるか否かを見る。“1”となれば、入力デー
タの最上位のビツトが“1”、即ち、V1硬貨の
投入があつたと判断されるから、プログラムの実
行はステツプ2035から2036に移行する。 ステツプ2036においては、前記入力データと固
定データとを比較するが、今度は全8ビツトにつ
いて論理積をとる。例えば入力データを通過材質
コードレジスタCDPD(0)のデータとの論理積を
とり、最上位および上位から5ビツト目に“1”
のビツトがあれば、投入されたV1硬貨は正貨で
あつたことが確認でき、プログラムの実行はステ
ツプ2037からクレジツトアツプ処理ステツプ2038
に移行する。このクレジツトアツプ処理において
は、後に第17図のフローチヤートを用いて詳述
するように、上記正貨であることが確認された硬
貨に関して、クレジツトレジスタCRGTおよび
硬貨蓄積枚数バツフアレジスタACUM(N)の内容
をインクリメントする。 これに対し、上述した例で最上位のビツトが
“1”であるのに上位から5ビツト目が“0”で
あつた場合、投入された「V1」硬貨は実に擬似
貨であつたこととなる。この場合には、プログラ
ムの実行はステツプ2037から2039に移行し、命令
「COERF(N)フラグセツト」を実行する。即ち、
ここでは、可変メモリRAM24の一部を利用し
て設けられた擬似貨フラグレジスタCOERF(N)
(N=0〜3)24f15〜24f18のうちル
ープカウンタWRARLの内容によつて指定され
るCOERF(0)にフラグがセツトされる。この擬似
貨フラグが立つた場合、即ち、擬似貨が蓄積軌道
に入つた場合には、それ以降に正貨の投入があつ
ても、硬貨蓄積枚数バツフアレジスタACUM(N)
にはインクリメントされず、蓄積がないものとみ
なすことについては前述した通りである。これに
ついては次のクレジツトアツプ処理ルーチンの説
明において説明を補足する。 このように、投入されたV1硬貨が正貨である
か否かによりクレジツトアツプ処理もしくは擬似
貨フラグセツトを行なつた後、プログラムの実行
はステツプ2040に移行し、ループカウンタ
WRARLの内容を「1」インクリメントしてV
2硬貨についての処理に移る。V1硬貨の投入が
検出されなかつた場合、即ち、前記ステツプ2034
において両データの上位4ビツトの論理積をとつ
た結果、最上位が“1”とならなかつた場合に
は、プログラムの実行はステツプ2035から直ちに
2040に移行する。 同様に全金種についての処理を終了し、ループ
カウンタWRARLの内容が「4」となれば、プ
ログラムの実行はこの硬貨投入処理を一応終えて
次のステツプ、即ち第8図のタイマ処理ステツプ
2005に移行する。 そこで、次に、前記クレジツトアツプ処理につ
いて説明する。 (クレジツトアツプ処理) 第17図は、クレジツトアツプ処理ルーチンを
示すフローチヤートである。このクレジツトアツ
プ処理ルーチンは、前述したように、硬貨が投入
され、かつそれが正貨であるが確認された場合に
実行され、クレジツトおよび硬貨蓄積枚数のイン
クリメントを行なう。その場合、それ以前に擬似
貨がないことが前提となる。 即ち、プログラムの実行がクレジツトアツプ処
理に移行すると、先ず、ステツプ2050において、
ループカウンタWRARLの内容の指示するとこ
ろに従つて擬似貨フラグレジスタCOERF(N)
(N=0〜3)のアドレスセツトが行なわれる。
当該レジスタにフラグが立つていなければ、その
蓄積軌道には擬似貨の投入がないことが確認され
るため、プログラムの実行はステツプ2051から
2052に移行し、命令「CRGT←CRGT+V(N)
D」が実行される。即ち、ここでは、クレジツト
レジスタCRGTの内容を、投入硬貨の硬貨額だ
け、つまりループカウンタWRARLの内容によ
つて指定される硬貨額レジスタV(N)Dの内容だ
け、インクリメントする。 次いで、ステツプ2053において、上記インクリ
メント後のクレジツトレジスタCRGTのデータ
を2進表記から2進化10進表記のデータに変換
し、更にステツプ2054において上記変換後のデー
タをクレジツト表示レジスタCRGT(BCD)に転
送してクレジツト表示に備える。 次に、プログラムの実行はステツプ2055に移行
し、当該金種の硬貨の蓄積枚数、即ち、ループカ
ウンタの内容によつて指定される硬貨蓄積枚数バ
ツフアレジスタACUM(N)の内容を「1」インク
リメントする。 次いで、ステツプ2056において、先に第15図
の課金演算処理について説明したと同様に、イン
クリメント後のクレジツトとタリフとの大小関係
を比較し、その結果前者が大きければステツプ
2057においてクレジツト点灯表示を指示する表示
2フラグをセツトし、後者が大きければステツプ
2058において点滅表示を指示する表示3フラグを
セツトしてクレジツトアツプ処理ルーチンを終了
する。 これに対し、ステツプ2051において過去に当該
金種の硬貨の蓄積軌道に擬似貨が投入されている
ことが確認された場合、即ち、ステツプ2050にお
いてアドレスセツトされた擬似貨フラグレジスタ
COERF(N)にフラグが立つていれば、前述した
クレジツトおよび硬貨蓄積枚数のインクリメント
は行なわず、プログラムの実行は、ステツプ2051
から直ちに2056に移行する。 従つて、一たん擬似貨が蓄積軌道に入ると、当
該金種に関しては、それ以降どんなに正貨を投入
してもそれらは蓄積硬貨とはみなされず、当該擬
似貨より前に蓄積された正貨がすべて収納された
後は、硬貨蓄積枚数バツフアレジスタACUM(N)
の内容は0となり、その後に実行される収納判断
処理ルーチンおよび精算処理ルーチンにおいては
当該金種の硬貨の蓄積は全くないものとみなされ
る。しかし、この場合においても、他の金種の硬
貨の蓄積がある限り、通話の継続は可能である。 このように擬似貨の投入があつた場合にはそれ
以降当該金種に関しては硬貨蓄積枚数のインクリ
メントを禁止する方式をとることにより、当該擬
似貨を返却することなく、即ち、擬似貨返却用の
マグネツトを設けることなく、通話を継続するこ
とが可能となる。従つて、構造が簡単になると共
に軽量化、小型化がはかれ、かつ消費電力を削減
できるという局電源方式の公衆電話機として極め
て有用な特性を有する。 他の実施例 以上、第1図に示した実施例について詳細に説
明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。例えば、硬貨の種類は4種類に限定されるも
のではないし、硬貨投入口および蓄積軌道は複数
金種に共通に設けてもよい。また、上述した実施
例においては、収納判断に際し、高額硬貨を優先
した。これは収納に要する時間が短縮でき、直流
ループを早く開放できて消費電力を節減すること
が可能であることおよび金庫が満杯になることを
なるべく遅らせることができることによるもので
あるが、本発明自体はこのような高額優先、ある
いは逆の低額優先等金種別の収納順序について拘
束を受けるものではない。また、上述したような
消費電力の節減は局電源方式の場合には特に重要
であるが、本発明は局電源方式に限定されるもの
ではなく、商用電源方式の場合に適用しても同様
の効果を得ることができることは勿論である。 本発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、一方で
課金信号を計数蓄積しておき、他方でこれを減算
するごとに収納判断処理を行なうことにより、課
金信号が極めて短い周期で連続して到来するため
に、もしくは1課金当りの単位通話料金が極めて
高額であるために、収納マグネツトを動作させる
ことにより収納処理が並行的に追随できないよう
な場合でも、次に収納すべき硬貨を順次確実に後
収納して行くことができる。従つて、単位通話料
金の設定に制約がない。また後収納方式であるた
め、通話終了後に利用者に最も有利な方法で精算
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した一実施例を示す公衆
電話機の内部回路構成図、第2図は第1図の固定
メモリROMの内容の一例を示すメモリマツプ、
第3図は可変メモリRAMの内容の一例を示すメ
モリマツプ、第4図は第1図のセンサ/収納マグ
ネツト部、材質選別回路、材質選別制御回路、入
出力ポート間の信号系統の詳細を示すブロツク
図、第5図は第1図の公衆電話機における硬貨軌
道の全体構成を示す説明図、第6図は第5図の硬
貨軌道における各構成要素の配置を示す説明図、
第7図は第1図の公衆電話機の制御部におけるメ
インルーチンプログラムの一例を示すフローチヤ
ート、第8図は同じく割込みルーチンプログラム
の一例を示すフローチヤート、第9図は収納判断
処理ルーチンプログラムの一例を示すフローチヤ
ート、第10図は収納回数処理ルーチンプログラ
ムの一例を示すフローチヤート、第11図は収納
マグネツトセツト処理ルーチンプログラムの一例
を示すフローチヤート、第12図は収納処理ルー
チンプログラムの一例を示すフローチヤート、第
13図は硬貨収納処理ルーチンプログラムの一例
を示すフローチヤート、第14図は硬貨演算処理
ルーチンプログラムの一例を示すフローチヤー
ト、第15図は課金演算処理ルーチンプログラム
の一例を示すフローチヤート、第16図は硬貨投
入処理ルーチンプログラムの一例を示すフローチ
ヤート、第17図はクレジツトアツプ処理ルーチ
ンプログラムの一例を示すフローチヤート、第1
8図は本発明の基本構成を示すブロツク図であ
る。 10……電話機回路、20……制御部、21…
…入出力ポート、22……中央処理装置CPU、
23……固定メモリROM、24……可変メモリ
RAM、30……硬貨処理部、32V1〜32V
4……センサ/収納マグネツト部、34……返却
阻止マグネツト、36V1〜36V4……収納マ
グネツト、40……フツクスイツチ、50……リ
レー制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 異なる複数金種の硬貨を硬貨蓄積装置に蓄積
    し、通話に応じて蓄積された硬貨から所定の金種
    の硬貨を収納する公衆電話機の硬貨後収納方式に
    おいて、 課金信号の到来ごとに未収納通話料金の加算を
    行ない未収納通話料金記憶手段に記憶させる第1
    の手段と、 未収納通話料金記憶手段に記憶された未収納通
    話料金に基づき、硬貨蓄積装置に蓄積された複数
    金種の硬貨のうち次に収納すべき蓄積硬貨の金種
    の判断を行なう第2の手段と、 この第2の手段の判断結果に従つて当該硬貨の
    収納を行なうと共に、硬貨収納時に未収納通話料
    金記憶手段に記憶された未収納通話料金から収納
    硬貨の額を減算する第3の手段と を備えたことを特徴とする公衆電話機の硬貨後収
    納方式。
JP1993882A 1982-02-09 1982-02-09 公衆電話機の硬貨後収納方式 Granted JPS58137356A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1340319A (en) * 1971-05-05 1973-12-12 Int Standard Electric Corp Coin-box telephone
JPS5124202A (en) * 1974-08-23 1976-02-27 Kazuo Hashimoto Rokuonsareta johooenkakuchikara kosokudodeshutokusuruhoshiki
GB2005960A (en) * 1977-09-12 1979-04-25 Sodeco Compteurs De Geneve Coin return and collection process and apparatus for coin- operated telephones

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