JPH0320948B2 - - Google Patents

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JPH0320948B2
JPH0320948B2 JP12657489A JP12657489A JPH0320948B2 JP H0320948 B2 JPH0320948 B2 JP H0320948B2 JP 12657489 A JP12657489 A JP 12657489A JP 12657489 A JP12657489 A JP 12657489A JP H0320948 B2 JPH0320948 B2 JP H0320948B2
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JP12657489A
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Yoshiaki Takeda
Makoto Iwabuchi
Takashi Oyamada
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Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この発明は、1つの蓄積軌道に複数種の硬貨を
混在して蓄積するようにした公衆電話機に関する
ものである。 [従来の技術] 一般に、この種の電話機は使用硬貨の種類に応
じて複数種の蓄積軌道を設けた場合に比較して、
構成部品、構成規模を小さくでき、また利用者も
硬貨の種類に応じて硬貨投入口を逐一確認しなが
ら入れる必要がないなどのメリツトを有する。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来このような電話機では、硬
貨は投入順に蓄積し、且つ蓄積順に収納する他は
なく、任意位置の硬貨を収納することはできなか
つた。従つて、低額硬貨優先あるいは高額硬貨優
先等、任意の収納方式を採用することができず、
利用者の釣銭の被害に考慮を払うことも当然でき
なかつた。 この発明の目的は一つの蓄積軌道に複数種の硬
貨を混在して蓄積する方式をとりながら、簡単な
軌道構成により任意位置の硬貨を収納し得る装置
を提供することにある。 [課題を解決するための手段] この発明の構成を第10図を参照して説明す
る。図において200は硬貨投入の通路であり、
ここに投入された硬貨は硬貨選別手段201で正
貨であるか否かおよび、その種類を判別するよう
になつている。104a,104b……は硬貨選
別手段201で選別された硬貨を順次個別に蓄積
する蓄積領域であり、各蓄積領域に蓄積された硬
貨の種類は記憶手段203で記憶されるようにな
つている。204は通話終了時に記憶手段203
の内容と未収納通話料金とから未収納通話料金以
上で当該未収納通話料金に最も近い総額となる蓄
積硬貨の組合せを選定する選定手段である。10
5a,105b……は前記蓄積領域の一部を構成
し、選定手段204によつて選定された組合せに
該当する硬貨を個別に収納する収納手段、206
は収納された硬貨を収納する収納通路である。 [作用] このように構成された装置は次のように動作す
る。投入された硬貨は先ず、硬貨選別手段201
で正貨であるか否かおよび、その種類が判別さ
れ、判別された硬貨は蓄積領域104a,104
b……に順次個別に蓄積されると共に記憶手段2
03で記憶される。 この動作は10頁から11頁に詳細に記載されてい
るように、第1図および第2図の記号31で示さ
れる硬貨選別装置によつて、投入硬貨がこの電話
機で使用を予定されている正貨であるか否か、正
貨であつた場合にその金種を判断し、その結果を
CPU22の指示によつてRAM24に書き込むこ
とで行われる。そして14頁から16頁に詳細に記載
されているように、硬貨が選別され正貨であると
判別されると、第2図に記号103cと記載され
た蓄積レバーが回動し、硬貨は蓄積軌道104に
誘導される。この蓄積軌道104は斜めに構成さ
れているので、最初の硬貨は第2図に記号104
Aと記載された蓄積領域に収容される、その後に
選別された硬貨はこの蓄積領域104Aの位置に
収容された硬貨の上を通つて次の蓄積領域104
Bに蓄積される。次の硬貨も同様にして順次、個
別に蓄積される。 通話終了時には記憶手段203の内容と未収納
通話料金とから、未収納通話料金以上で当該未収
納通話料金に最も近い総額となる蓄積硬貨の組み
合わせを選定手段204で選定し、その結果に従
つて硬貨収納手段105A,105B・・・を駆
動し、硬貨を収納する。 この収納動作は37頁から42頁に詳細に記載され
ているが、簡単に要約すると、未収納通話料金の
端数を最低硬貨額の単位で切り上げ、未収納通話
料金に相当する蓄積硬貨の組合せを選定する。こ
のとき最高硬貨額から順に硬貨の有無がチエツク
され、その硬貨が存在しているものについて、未
収納通話料金を当該硬貨額で割つて収納許可回数
を求める。この処理を高額硬貨から低額硬貨につ
いて順次行い、どの硬貨をどれだけ収納したら良
いかを判断し、釣銭の被害が最小の組合せを選定
して、その組合せの硬貨を収納する。 [実施例] 構成説明 第1図はこの発明を局電源方式の公衆電話機に
適用した場合の一実施例を示す回路構成図であ
る。この実施例は、送受器を外すこと(オフフツ
ク)により硬貨の投入を待たずに交換機との間に
回線が閉成され、また一定の通話が行われた後に
その間の通話料金に相当する硬貨を収納する、い
わゆる先ループ・後収納方式を採用し、利用者の
釣銭の被害が最も少ない最小被害方式をとつた例
であり、全体の構成は大別して、通常の電話機回
路部10、この電話機回路部10を通じて図示し
ない交換機から課金信号を受けて硬貨の収納・返
却等を制御する制御部20、および制御部20か
らの指令に基づいて実際に硬貨を検知選別し、図
示しない金庫へ収納し、あるいは返却を行う硬貨
処理部30からなる。また、この他に、フツクス
イツチ40、リレー制御回路50、表示回路6
0、および3×4マトリクス構成のテンキー形式
のキーボード70を有している。 電話機回路10は、局線端子L1,L2によ
り、局線を介して図示しない交換機に接続されて
いる。そして、局線端子L1,L2には、着信が
あることを報知するベル回路11、交換機からの
課金信号を検出する課金信号受信回路12、ダイ
オードブリツジ回路13、リレー接点gs、ダイヤ
ルパルス送出および強制切断回路14、電源回路
15並びに通話回路16が順次配列接続されてい
る。 この構成において、送受器を置いたオンフツク
状態では、接点gsは図示のような状態にあるが、
この状態でオフフツクすると、フツクスイツチ4
0がオンし、リレー制御回路50が働いて、接点
gsは図示と反対側に切り換わる(以下、これを動
作状態もしくはオンすると称し、図示の状態に戻
ることを復旧もしくはオフすると称する)。これ
により、局線端子L1,L2に対してダイヤルパ
ルス送出および強制切断回路14と、通話回路1
6を含む直流ループが閉成される。 ここで、前記回路14には直流ループに対して
直列にトランジスタが挿入されており、通常はオ
ンとなつているが、制御部20からのダイヤル信
号に応じてオン・オフを繰り返し、これにより交
換機へダイヤルパルスを送出して相手加入者番号
を通知すると共に、同じく制御部20から連続的
なオフ信号を受けることにより、連続的にオフ状
態としたまま前記直流ループを強制的に切断状態
とすることができる。このようにリレー接点gsを
介して直流ループの閉成・開放を行うようにした
のは、この公衆電話機が後収納方式をとつている
ため、フツクスイツチ40をオフした後も、未収
納の通話料金を清算するために電源を必要とする
からである。即ち、回路14により直流ループを
強制切断して交換機に通話の終了を報知し、復旧
された後、再びオン状態とし、交換機からの電流
により充電される電源回路15の電源を用いて清
算処理を行うことができる。 なお、前記ダイヤルパルス送出中、通話回路1
6は制御部20から入力されるダイヤルシヤント
信号により短絡状態となるため、発呼者にダイヤ
ルパルスによる雑音は与えられないようになつて
いる。 また電源回路15は、ループ電流によつて生ず
る定電圧ダイオードZD1,ZD2のツエナー電圧
により逆流阻止用ダイオードD1,D2,D3,
D4,D5を介してコンデンサC1,C2,C3
を各個に充電し、これらの端子電圧を電源電圧
VEE,VMG,VDDとして制御部20および硬
貨処理部30に供給するもので、コンデンサC1
はオフフツク時のみ充電されるが、コンデンサC
2,C3はオンフツク時にも充電されるようにし
てあり、これにより制御部20の後述する可変メ
モリ24のバツクアツプ用として常時必要な電源
電圧VEEおよび硬貨の処理に際して電磁石を動
作させるために消耗が激しい電源電圧VEEおよ
び硬貨の処理に際して電磁石を動作させるために
消耗が激しい電源電圧VGMを確保している。 なお、ダイオードブリツジ回路13は、局線端
子L1,L2間に印加される交換機からの直流電
圧の極性にかかわらず、回路14および電源回路
15に加わる電圧の極性を一定とするためのもの
である。 制御部20は、周知の入出力ポート21、中央
処理装置(以下、CPUと称する)22、固定メ
モリ(以下、ROMと称する)23、可変メモリ
(以下、RAMと称する)24に加え、さらにタ
イミング回路25および可変条件設定回路26を
備えている。このタイミング回路25は、ms周
期のパルスを発生する発振回路回路構成され、後
述するようにCPU22に対し、メインプログラ
ムの処理に対して、25msで割り込みを行わせる
ための割り込み信号を与えるためのものである。
また、可変条件設定回路26は、例えば市外通話
における単位通話料金、即ちタリフを任意に設定
するためのもので、デジタルスイツチ等によつて
構成される。 前記構成において、オフフツクによりフツクス
イツチ40がオンとなつた場合、リレー制御回路
50によつて接点gsが動作され、直流ループが閉
成されて電源回路15のコンデンサC1が充電さ
れる。この結果、CPU22に電源電圧VDDが供
給され、CPU22は予めROM23に格納された
処理プログラムに従つて、RAM24に対し必要
なデータの書き込み、読み出しを行いながら所定
の制御動作を実行する。この動作については後に
フローチヤートを用いて詳細に説明する。 硬貨処理部30は、硬貨選別装置31、蓄積マ
グネツト32、第1〜第4の収納マグネツト33
A〜33D、および返却マグネツト34から構成
される。 ここで、硬貨選別装置31は、投入された硬貨
が当電話機において使用が予定されている正貨で
あるか否かおよび、正貨であるとしてその金種を
判断するためのものであり、例えば硬貨の落下軌
道を挟んで対向して配置された発光素子および受
光素子からなる光センサを備えた硬貨外径識別装
置と、同じく落下軌道を挟んで対向して配置さ
れ、かつ相互に電磁的に結合した発振コイルおよ
び受信コイルからなる検知コイルを備えた硬貨材
質選別装置とによつて構成することができる。す
なわち前者は落下する硬貨が発光・受光素子間の
光路を遮る時間が当該硬貨の外径によつて異なる
ことを利用するもの、後者は例えば受信コイルに
誘導される出力電圧のピーク値が両コイル間に介
在する硬貨の材質により異なることを利用するも
のであるが、この発明の適用において、この硬貨
選別装置の構成はこれに限られるものではなく、
他の任意の選別手段を用い得るものであるから、
詳細な説明は省略する。 前記の外径および材質選別装置の選別結果によ
り、正貨か疑似貨かの判定を行い、正貨であれば
その種別に対応する選別信号がCPU22に送出
され、RAM24の一定領域にメモリされる。例
えば、使用される硬貨が100円、50円、20円、10
円の4金種であるとすれば、RAM24の特定メ
モリエリアを硬貨投入メモリとし、その下位4ビ
ツトを各金種に対応させ、100円硬貨を示す選別
信号の入力があれば上位から5番目、以下、順次
低額になるに従つてそれぞれ6番目、7番目、8
番目のビツトを「1」とするようにすれば、この
硬貨投入メモリの内容を見ることにより、どの金
種の正貨が投入されたか確認することができる。
なお、硬貨選別装置31から制御部20への信号
線に斜線を入れ、傍らに「4」の数字を付したの
は4金種についてそれぞれ選別信号送出用の信号
線が設けてあることを示したものである。なお、
前述したような投入硬貨の検知選別は、後述する
ように割り込み処理プログラムの先頭に置かれた
エツジ検出処理ステツプにおいて25ms周期で行
われる。 蓄積マグネツト32、第1〜第4に収納マグネ
ツト33A〜33D、返却マグネツト34は、そ
れぞれ後述する蓄積レバー、第1〜第4の収納レ
バー、返却レバーを動作させるもので、制御部2
0からの動作指令信号により動作される。これら
については後に第2図を用いて説明を補足する。 また、表示回路60は、例えだ周知の7セグメ
ント表示方式の表示器およびこれを制御する表示
制御回路から構成され、制御部20の制御に基づ
いて、蓄積硬貨総額から未収納通話料金を減じた
未使用硬貨、即ちクレジツトの値を表示して発呼
者に知らせる。この表示器60の構成は特に限定
されないが、消費電力の抑制の観点からは例えば
液晶表示器が好適である。 以上、実施例の公衆電話機の全体的な回路構成
を説明したが、第2図はその軌道構成の概略を示
す。 第2図において、硬化投入口100から投入さ
れた硬貨101は傾斜した選別軌道102を転動
落下しながら硬貨選別装置31による選別を受け
る。選別軌道102の下端は、図示しない返却口
へ通じているが、その途中に蓄積レバー103が
配置されている。 この蓄積レバー103は、中心線103aの回
りに回動自在に構成され、図上省略したが通常は
軌道側壁に穿設された孔からレール部103bを
軌道内に出して蓄積軌道104の入口をふさいで
いる。したがつて、通常は硬貨101はこのレー
ル部103bの上を通つて矢印Aで示すように返
却口へ返却される。これに対し、後述するように
CPU22からの動作指令信号により蓄積マグネ
ツト32が励磁された場合、アーマチユア103
cが吸引されて回動し、レール部103bが軌道
から引つ込む。このため、硬貨101は蓄積軌道
104に入る。 蓄積軌道104はそれぞれ第1〜第4の収納レ
バー105A〜105Dと、第1〜第4の返却レ
バー106A〜106Dを備えた4個の蓄積領域
104A〜104Dによつて構成される。各収納
レバー105A〜105Dおよび返却レバー10
6A〜106Dは基本的に前述した蓄積レバー1
03と同様の構成を有し、常時はそのレール部を
軌道内に出している。そこで、初めに蓄積軌道1
04に入つた硬貨101は、最上位の蓄積領域1
04Aに蓄積される。次いで蓄積軌道104に入
つた硬貨は、先に蓄積領域104Aに蓄積された
硬貨の上を通つて第2の蓄積領域104Bに入
る。 以下、順次第3、第4の硬貨が第3、第4の収
納マグネツト33A〜33Dが励磁され、収納レ
バー105A〜105Dが回動してそのレール部
が軌道から引つ込んだ場合には、各硬貨は矢印B
に示すように、図示しない金庫に収納される。ま
た返却レバー106A〜106Dについては、図
上そのレール部のみ示したが、基本的には前述し
た蓄積レバー103および収納レバー105A〜
105Dと同様の構成を有し、図上省略した返却
マグネツト34が励磁された場合、回動して前記
レール部が軌道から引つ込む。この場合、各返却
レバー106A〜106Dは連動して一斉に動作
するため、蓄積硬貨は各収納レバー105A〜1
05Dのレール部上を転動落下して矢印Fで示す
ように返却口へ導かれる。なお、前記各マグネツ
トとレバーとの具体的な構成は任意である。 動作説明 次にこの構成の装置の動作を第3図〜第8図の
フローチヤートを用いて説明する。なお、ここで
の説明は、この発明に特有な処理を流れを理解す
る上で必要な範囲に限定したものであり、CPU
を用いた制御において当然に必要とされる周知の
処理動作の詳細については省略してある。 全体動作の説明 初めに、第3図に示すメインルーチンおよび第
4図に示す割り込みルーチンについて全体的な動
作の流れを説明する。 先にも述べた通り、この実施例においては、第
3図に示すメインルーチンに対し、25msの周期
で割り込み信号が入り、第4図のルーチンが割り
込み処理される。実際に割り込みルーチンの処理
に要する時間は場合により一定ではないが、
25ms毎に処理が開始され、一連のステツプを経
て再びメインルーチンの処理に戻る動作が繰り返
される。 即ち、先ずオンフツク状態から発呼者が送受器
を外すと、前述したように接点gsが動作し、直流
ループが閉成されて電源電圧VDDの供給が可能
となる。 そこで、制御部20は所定の電源電圧VDDが
供給されると第3図のイニシヤライズ処理ステツ
プ1000を実行する。即ち、CPU22はROM
23にアクセスし、RAM24の各メモリエリア
や入出力ポート21のバツフアメモリ当をイニシ
アライズする。このイニシヤライズ処理の最終段
階で、硬貨選別装置31の動作が許可されると共
に、割り込みが許可されてタイミング回路25は
割り込み信号の送出を開始する。従つて、これ以
降CPU22は、第3図のメインルーチンの進行
状況如何にかかわらず、25ms毎に第4図の割り
込みルーチンに示される処理を1回実行する。 そこで、次にこの割り込みルーチンについてそ
の概略を説明する。 即ち、プログラムの実行が割り込み処理に移行
すると、初めにエツジ検出処理ステツプ2000
が実行される。ここでは、入出力ポート21を介
して電話機回路部10および硬貨処理部30から
入力される各入力信号をチエツクし、その結果を
示すデータをRAM24の所定のメモリエリアに
格納する。例えば課金信号受信回路12を通じて
課金信号の入力があつた場合には、課金フラグメ
モリの内容を「1」として、課金信号の到来を示
す課金フラグをセツトする。また、硬貨選別装置
31から選別信号の入力があれば、前述したよう
に硬貨投入メモリに当該硬貨の投入を示すデータ
が書き込まれる。 次にプログラムの実行はダイヤル制御処理ステ
ツプ2001に移行する。即ち、キーボード70
によつて構成された押しボタンダイヤルからの入
力があれば、それに応じて市内か市外か、また無
料や禁止の番号でないか等、ダイヤル番号種類の
判定等が行われるが、この発明の要旨には直接関
係しないので詳細な説明は省略する。 ダイヤル制御処理が終了すると、プログラムの
実行は、次いで表示処理ステツプ2002に移行
する。ここでは、前述したように表示回路60を
構成する表示器にクレジツトの額を表示させる処
理が行われるが、この発明の要旨には直接関係が
ないので、詳細な説明は省略する。 次いで、プログラムの実行は課金演算処理ステ
ツプ2003に移行する。 ここでは前記課金フラグメモリにフラグがセツ
トされているか否かをチエツクし、セツトされて
いれば、RAM24の一部に設けられた課金メモ
リの内容を1インクリメントすると共に、同じく
RAM24の一部に設けられた未収納通話料金メ
モリの内容を更新する。前記課金メモリの内容
は、前述したように課金信号が到来するごとに1
ずつ加算される一方、後述するように収納判断処
理が行われる毎に1ずつ減算される。また、未収
納通話料金メモリは、未収納の通話料金を示すデ
ータを格納するものである。従つて、その内容は
この課金演算処理ステツプ2003において1課
金毎にタリフ分ずつ加算される一方、後述するよ
うに収納処理において硬貨の収納があつた場合に
は、収納硬貨額分だけ減算される。他方、前述し
たように課金フラグがセツトされている場合に
は、クレジツトメモリの内容からタリフ分を減算
する。このクレジツトメモリはRAM24の一部
に設けられ、クレジツトを示すデータを格納する
ものである。なお、前記減算の結果、クレジツト
が0より小さくなつた場合には、RAM24の特
定エリアに設けられたフツク処理フラグメモリの
内容を「1」として、後述するフツク処理を指示
するフツク処理フラグをセツトする。 これに対し、課金フラグがセツトされていなけ
れば、プログラムの実行は直ちに次の硬貨投入処
理ステツプ2004に移行する。 この硬貨投入処理ステツプ2004において
は、後に第5図のフローチヤートを用いて詳述す
るように、前記硬貨投入メモリの内容により、硬
貨の投入をチエツクし、一定の条件の下に蓄積マ
グネツト32を動作させ、硬貨の蓄積を許可す
る。 次のタイマ処理ステツプ2005においては、
RAM24に設けられた各種タイマリクエストフ
ラグメモリの内容に応じ、フラグがセツトされて
いれば、同じくRAM24に設けられた、各タイ
マの内容を1インクリメントする。すなわち、タ
イマリクエストフラグがセツトされている間、
25ms周期でタイマの内容がインクリメントされ
るため、このタイマの内容によつて計時が行え
る。 次いで、プログラムの実行はダイヤル送出処理
ステツプ2006に移行する。ここでは、キーボ
ード70からの入力に応じ、交換機に被呼者の番
号を示すダイヤル番号を送出して通知する。この
ように割り込みルーチンを1回終了した後、プロ
グラムの実行は再びメインルーチンに戻り、中断
位置から処理が再開される。 さて、第3図に示すメインルーチンにおいて、
イニシヤライズ処理ステツプ1000が終了する
と、プログラムの実行は自己診断処理ステツプ1
001に移行する。これは、硬貨蓄積軌道に配置
された図示しない各種センサ等を用いて硬貨詰ま
り、その他の故障の有無を自己診断するものであ
るが、実際のセンサ系の出力状態の検出は前記エ
ツジ検出処理ステツプ2000において行われ、
所定のフラグメモリに診断結果を示すフラグがセ
ツトされる。従つて、ステツプ1001における
処理自体は、所定のフラグレジスタの内容をチエ
ツクすることであるが、この発明の要旨には直接
関係しないため詳細な説明は省略する。 異常がないことが確認された場合、プログラム
の実行は通話許可処理ステツプ1002に移行
し、返却レバー106A〜106Dを硬貨返却阻
止状態として硬貨を蓄積できるようにする。 従つて、ここで発呼者が硬貨を投入してダイヤ
ル操作を行い、被呼者が応答すれば通話状態に入
る。 次いで、プログラムの実行は、オンフツクか否
かの判断処理ステツプ1003に移行し、フツク
スイツチ40からの入力信号をチエツクすること
によりオフフツクの継続が確認されれば、次の収
納判断ステツプ1004に移行する。これに対
し、オンフツクが確認された場合には、ステツプ
1008に移行してフツク処理フラグをセツトし
た後、後述するフツク処理ステツプ1009に移
行する。 収納判断処理ステツプ1004においては、後
に第6図のフローチヤートを用いて詳述するよう
に、一定の条件に従つて収納すべき硬貨を決定す
る。 次いで、プログラムの実行はフツク処理フラグ
がセツトされているか否かの判断処理ステツプ1
005に移行する。フラグがセツトされていなけ
れば、次の収納処理ステツプ1006に移行す
る。 この収納処理ステツプ1006においては、後
に第7図のフローチヤートを用いて詳述するよう
に、先に収納判断処理ステツプ1004において
決定された結果に基づき、実際に硬貨の収納が行
われる。 次いでプログラムの実行はフツク処理フラグが
セツトされているか否かの判断処理ステツプ10
07に移行し、フラグがセツトされていればフツ
ク処理ステツプ1009に移行する。フラグがセ
ツトされていなければステツプ1003に戻る。
以降、通話が有効に継続される限り、ステツプ1
003からステツプ1007までの処理が繰り返
し実行される。 フツク処理ステツプ1009では、前記ダイヤ
ルパルス送出および強制切断回路14のトランジ
スタをオフすることにより、接点gsを動作状態と
したままで、800msの間だけ直流ループが切断さ
れる。これにより交換機に対しては通話の終了を
通知できると共に、電源回路はオフフツク時と同
様の状態を保持したまま、次の清算処理ステツプ
1010に移行できる。なお、この時点で交換機
は復旧するから、もはや課金信号の到来はなくな
る。 清算処理ステツプ1010においては、後に第
8図のフローチヤートを用いて説明するように、
未収納通話料金を利用者にとつての釣銭の被害が
最も少なくなるような方法で清算する蓄積硬貨の
組合せを選定する。 次いで、プログラムの実行は収納処理ステツプ
1011に移行する。ここでは前記清算処理ステ
ツプ1010において選定された組合せに従つ
て、当該組合せに該当する硬貨を収納する。プロ
グラム自体は先に述べた収納処理ステツプ100
6と同様であり、後に第7図のフローチヤートを
用いて詳細に説明する。 次にプログラムの実行は終了ステツプ1012
に移行する。ここでは、前記清算処理において決
定した最終的な返却額の所定表示時間が経過した
ことを確認し、かつ電源電圧VGMが4.5V以上に
充電されたことを確認し、更にオンフツク状態が
継続していることを確認した上で、接点gsを復旧
させると共に、返却マグネツト34を動作させて
残つた硬貨を返却口に返却する。 次に、先に述べたように、硬貨投入処理、収納
判断処理、収納処理、清算処理の各ステツプにつ
いて、第5図〜第8図のフローチヤートを用いて
詳細に説明するが、そこでの理解を容易にするた
めに、ここで、特に重要なくいつかのメモリにつ
いて次の表に掲げ、その構成についてまとめて説
明しておく。なお、これらのメモリは、先に説明
した硬貨投入メモリ、未収納通話料金メモリ、ク
レジツトメモリ等と同様に、RAM24の特定エ
リアを利用して設けられ、収納メモリ以外はそれ
ぞれ8ビツトの容量を有している。
【表】
【表】 先ず、蓄積メモリは、蓄積軌道104の各蓄積
領域にどの金種の硬貨が蓄積されているかを示す
データを格納するものである。ここでは蓄積軌道
104の蓄積容量は4枚であるから、(0)〜(3)
の4個の蓄積メモリが、それぞれ最上位から順次
最下位まで4個の蓄積領域104A〜104Dに
対応し、それぞれ蓄積されている硬貨の硬貨額を
示すデータを格納する。先に述べたように、この
電話機で使用される4種の硬貨が、100円、50円、
20円、10円の硬貨であるものとすれば、これらの
硬貨額を示すデータ、即ち16進表記で「64」(100
円)、「32」(50円)、「14」(20円)、「0A」(10円

の各データが格納される。 次に、蓄積枚数メモリは、蓄積軌道全体にどの
金種の硬貨が何枚蓄積されているかを示すデータ
を格納するものであり、(0)〜(4)の各メモリは、
それぞれ最高額硬貨(100円)から順次低額硬貨
(10円)までに対応している。即ち、蓄積メモリ
の内容を金種別に書き換えた内容となつている。 これに対し、収納枚数メモリは、蓄積硬貨のう
ち、収納すべき硬貨の枚数を金種別に示すデータ
を格納するもので、(0)〜(4)の各メモリが、そ
れぞれ最高額硬貨(100円)から順次最低額硬貨
(10円)までに対応している。 また、収納メモリはどの蓄積位置の硬貨を収納
すべきかを示すデータを格納するものである。即
ち、1バイトのメモリエリア中の最下位から4ビ
ツト目までがそれぞれ最上位から最下位までの各
蓄積領域に対応しており、当該ビツトが「1」の
場合、対応する蓄積位置の硬貨を収納すべきこと
を示す。従つて、この収納メモリの内容は、前記
収納メモリの内容に示される収納枚数を、各蓄積
領域の硬貨に割り当てたものになつている。割り
当ては例えば最上位から行われる。即ち、10円硬
貨が最下位と最上位に蓄積されている場合に、そ
の収納枚数が1枚であれば、収納メモリの最上位
の蓄積領域に対応する最下位のビツトに「1」が
書き込まれる。 硬貨投入処理 第5図は、硬貨投入処理ルーチンを示すフロー
チヤートである。この硬貨投入処理ルーチンは前
述したように、25ms周期で開始される割り込み
ルーチンにおいて、課金演算処理に引き続いて実
行される。プログラムの実行が硬貨投入処理に移
行すると、先ずステツプ2010において、新た
な正貨の投入があつたか否かの判断が行われる。
これは前記硬貨投入メモリに格納されたデータを
チエツクすることにより行われる。即ち、硬貨投
入メモリのそれぞれの金種に対応するビツトが
「1」であれば、当該金種の正貨の投入があつた
ことになる。 今、その金種自体は問わないが、正貨の投入が
確認されれば、プログラムの実行はステツプ20
11に移行し、蓄積軌道が満杯であるか否かを判
断する。これは、前記最下位に対応する蓄積メモ
リ(3)に硬貨額データが書き込まれているか否かで
判定することができる。 そして、満杯でない場合には次の蓄積マグネツ
ト処理ステツプ2012に移行し、蓄積マグネツ
ト32を動かして蓄積レバー103を軌道から引
つ込め、転動落下してくる投入硬貨101を蓄積
軌道104に導く。 このように蓄積を許可した場合には、次いで硬
貨投入演算処理ステツプ2013において、クレ
ジツトメモリおよび蓄積メモリ並びに蓄積枚数メ
モリの内容の更新が行われる。即ち、クレジツト
メモリの内容に新たに蓄積した硬貨の硬貨額を加
算すると共に、硬貨額データの書き込みがない蓄
積メモリのうちで最も上位の蓄積領域に対応する
ものに硬貨額データを書き込み、更に当該金種に
対応する蓄積枚数メモリの内容を1インクリメン
トする。 これに対し、ステツプ2010において正貨の
投入が検出されなかつた場合、およびステツプ2
011において蓄積軌道が既に満杯であつた場合
には、以降の処理を行わず直ちに硬貨投入処理ル
ーチンを終了する。前者の場合は、硬貨の追加投
入が全く無かつた場合と、投入はあつたが疑似貨
であつた場合とがあるが、この疑似貨は、蓄積レ
バー103が動作しないため、直接返却口へ返却
される。同様に蓄積軌道が満杯の場合も、投入硬
貨はそのまま返却口に返却される。 次に、収納判断処理について説明する。 収納判断処理 第6図は収納判断処理ルーチンを示すフローチ
ヤートである。この収納判断処理は、先に述べた
ように、通話の継続中において収納すべき硬貨を
決定する際に行われる。 プログラムの実行が収納判断処理に移行する
と、先ずステツプ1020において収納メモリの
内容のクリアが行われる。 次いで、ステツプ1021において新たな課金
信号の到来があつたか否かの判断を行う。この判
断は、前述した課金レジスタの内容が「0」か否
かで行う。 課金レジスタの内容が「0」でない場合、即ち
前回の収納判断から今回の収納判断処理までの間
に新たな課金信号の到来があつた場合には、次の
ステツプ1022において前記課金レジスタの内
容を「1」減算し、ステツプ1023以降の実質
的な収納判断処理を開始する。これに対し、課金
レジスタの内容が「0」である場合には、実質的
な処理には入らずに直ちにこの収納判断処理ルー
チンを終了する。 そこで、課金レジスタの内容の減算を行つた場
合、先ず最高額硬貨から順に、蓄積硬貨の有無を
チエツクすることから行われるが、はじめにステ
ツプ1023において全金種の処理が終了したか
否かを判断し、終了していなければ、ステツプ1
024において最高額硬貨に対応する蓄積枚数メ
モリ(0)から順に指定して、硬貨の有無をチエ
ツクする。 そこで、ステツプ1025において当該金種の
硬貨の蓄積があることが確認された場合には、次
のステツプ1026において、未収納通話料金を
当該硬貨額で割つて収納許可回数、即ち当該硬貨
をその回数分だけ収納しても未収納通話料金を越
えない最大限の回数を求める。 次いで、ステツプ1027において、前記回数
が「0」であるか否かを判断し、「0」であれば
直ちに収納判断処理ルーチンを終了する。例えば
はじめ未収納通話料金が10円であるのに対して、
100円硬貨の蓄積がある場合には、その100円硬貨
はまだ収納することができない。 これに対して前記収納許可回数が「0」でなけ
れば、次のステツプ1028において収納メモリ
に収納を示すデータを書き込む。即ちここでは先
ず、当該金種の硬貨の蓄積領域を蓄積メモリの内
容から確認し、その蓄積領域に対応する収納メモ
リのビツトアドレスのビツトを「1」とする。例
えば、100円硬貨が最下位に蓄積されている場合
なら、収納メモリの上位から第5ビツト目のビツ
トを「1」とする。この場合、当該金種の硬貨が
2枚以上蓄積されている場合には、より上位の硬
貨を優先することは先に述べた通りである。前記
収納許可回数が「2」以上となる場合にも最上位
優先で割り当てて行くが、タリフが最低額硬貨額
以下程度と小額であり、かつ課金信号の到来間隔
もある程度大きい場合には、通話継続中における
この収納許可回数のほぼ0か1に限られよう。 これに対し、ステツプ1025において当該金
種の硬貨の蓄積がないことが確認された場合に
は、プログラムの実行はステツプ1023に移行
し、より低額な硬貨について同様の処理を行い、
全金種についての検討が終了すれば、この収納判
断ルーチンは終了となる。従つて、この収納判断
処理を要約すれば、蓄積硬貨額中で最も高額な硬
貨については、未収納通話料金がその硬貨額を越
えていれば、当該硬貨の収納が決定されるという
ことになる。 次に、収納処理について説明する。 収納処理 第7図は収納処理ルーチンを示すフローチヤー
トである。この収納処理は先に述べたように、前
記収納判断処理もしくは、次に詳細に説明する清
算処理において収納すべき蓄積硬貨が決定され、
決定結果を示すデータが収納メモリに書き込まれ
た後に、前記データに基づいて実際に硬貨を収納
する際に行われる。 プログラムの実行が収納処理に移行すると、ス
テツプ1030において収納メモリの内容が収納
を表すものであるか否かが判断される。即ち収納
メモリの下位4ビツト中のいずれかに「1」のビ
ツトがあれば、対応する蓄積領域にある硬貨を収
納すべきであることが分る。 そこで、収納を示すデータが格納されている場
合には、引き続きステツプ1031において、収
納メモリの「1」のビツトに対応する蓄積領域の
収納マグネツトを動作させる。この結果、当該蓄
積軌道の収納レバーは軌道から引つ込み、蓄積硬
貨は金庫へ収納される。この場合、収納硬貨が2
枚以上ある場合にも、それらは同時に収納され
る。 このように硬貨を収納した場合には、次いでス
テツプ1032において収納硬貨に対応する蓄積
メモリの内容をクリアする。即ち、例えば最下位
に蓄積されていた100円硬貨を収納した場合なら、
このステツプ1032において、蓄積メモリ(3)の
内容が「64」から「00」に書き換えられる。 次いで、ステツプ1033において、未収納通
話料金から収納した硬貨の額を減算する処理を行
つた後、ステツプ1034において収納した硬貨
の金種に対応する蓄積メモリの内容を収納枚数だ
け減算する。 これに対し、通話継続中において、ステツプ1
030において収納メモリに収納を示すデータが
全く格納されていないことが確認された場合に
は、以降の処理は全く行わず、直ちに収納処理ル
ーチンを終了する。 そこで、次に清算処理について説明する。 清算処理 第8図は清算処理ルーチンを示すフローチヤー
トである。この清算処理は先に述べたように通話
終了後、即ちフツク処理ステツプ1009の終了
後に、未収納通話料金を利用者にとつて釣銭の被
害が最も少なくなるように清算する蓄積硬貨の組
合せを決定するためのものである。 プログラムの実行が清算処理に移行すると、ス
テツプ1040において未収納通話料金の端数を
最低硬貨額の単位で切り上げる処理が行われる。
即ち未収納通話料金は必ずしも最低額硬貨額の整
数倍とはならないが、実際に収納し得る金額は最
低額硬貨額が単位となるからである。具体的には
未収納通話料金を最低額硬貨額で除し、余りがあ
れば商自体に最低額硬貨樫を乗じることにより算
出できる。 次に、ステツプ1041において、未収納通話
料金を示すデータを、RAM24の特定エリアに
設けたワーキングメモリに格納したデータに基づ
いて、未収納通話料金に相当する蓄積硬貨の組合
せを選定する。 即ち先ず、最高額硬貨から順に硬貨の有無をチ
エツクすることから行うが、初めにステツプ10
42において全金種の処理が終了したか否かを判
断し、終了していなければ、ステツプ1043に
おいて最高額硬貨に対応する蓄積メモリ(0)か
ら順に指定して、硬貨の有無をチエツクする動作
に入る。 そこで、ステツプ1044において、当該金種
の硬貨が蓄積されていることが確認された場合に
は、ステツプ1045において、前記ワーキング
メモリの内容としての未収納通話料金を当該硬貨
額で割つて、収納許可回数、即ち当額硬貨をその
回数だけ収納しても未収納通話料金を越えない最
大数を求める。 しかし、実際にそれだけの蓄積がなければ現実
には収納できない。そこで、ステツプ1046に
おいて前記収納許可回数以上の蓄積枚数があるか
否かを判断する。 第1のケースとして、蓄積枚数が収納許可回数
以上であれば、ステツプ1047において、未収
納通話料金から収納許可回数分の硬貨総額を減算
し、当該金種の硬貨を収納したものとした場合に
なお残る。未収納通話料金額を算出する。 これに対し、第2のケースとして蓄積枚数が収
納許可回数を下回る場合には、ステツプ1048
において、未収納通話料金から、現実に収納でき
る枚数としての蓄積枚数分硬貨総額を減算する。 前記いずれかの減算処理の終了後、ステツプ1
049において、収納メモリに収納枚数を示すデ
ータを書き込む。即ち、第1のケースでは収納許
可回数がそのまま、第2のケースでは蓄積枚数
が、それぞれ書き込まれる。 次いでステツプ1050において前記減算の結
果、未収納通話料金が零となつたが否かが判断さ
れ、零であれば次のステツプ1051に移行する
が、零でなければステツプ1042に戻り、順次
より低額な硬貨について同様の処理を繰り返す。
なお、ステツプ1044において、当該金種の硬
貨の蓄積がないことが確認された場合には、プロ
グラムの実行は直ちにステツプ1043に移行し
てより低額な硬貨についての処理を行う。 この結果、未収納通話料金が丁度零とならない
のに全金種についての処理が一通り終了してしま
つた場合、即ち未収納通話料金に丁度対応する蓄
積硬貨の組合せが無い場合には、プログラムの実
行はステツプ1042から1052に移行し、未
収納通話料金に最低額硬貨額を加算し、加算後の
未収納通話料金について、ステツプ1041から
前記と同様の処理を繰り返す。その結果、なお未
収納通話料金に一致する金額の蓄積硬貨の組合せ
が選定できなければ、更に最低額硬貨額を加算し
て同様に繰り返す。 このようにして未収納通話料金に一致する蓄積
硬貨の組合せが選定できた場合、即ちステツプ1
050において、ワーキングメモリの内容として
のみ収納通話料金が零となつた場合、プログラム
の実行はステツプ1051に移行し、収納枚数メ
モリと蓄積メモリの内容に従つて、収納メモリに
収納データを書き込んで行く。これは、先に述べ
たように、各金種別の収納枚数を現実に蓄積メモ
リの内容で示されるように蓄積されている各硬貨
に割り当てて行く作業であり、割り当ては上位優
先で行う。 従つて、例えば蓄積されている硬貨が上位から
20円、20円、100円であれば、各蓄積メモリ(0)
〜(3)の内容はそれぞれ「14」(20円)、「14」、「64

(100円)、「00」である。これに対し、収納枚数メ
モリ(0)〜(3)の内容がそれぞれ「1」,「0」,
「1」,「0」で或る場合、即ち100円硬貨と20円硬
貨とをそれぞれ1枚ずつ収納すべき場合には、上
位から3番目の100円硬貨と、最上位の20円硬貨
を収納すべきことが決定され、2番目の20円は返
却すべきこととなる。この結果、収納メモリに
は、最下位および下位から3番目のビツトを
「1」としたデータが書き込まれる。 このようにして収納すべき蓄積硬貨の組合せが
決定され、収納メモリにその組合せを示すデータ
が書き込まれた後、プログラムの実行はステツプ
1011に移行し、先に述べた収納処理が行われ
る。 実施例の効果 以上、第1図および第2図に示した動作につい
て、第3図〜第8図のフローチヤートを用いて詳
細に説明したが、前述のことから明らかなよう
に、この実施例は次のような効果を有する。 即ち通話継続中においては未収納通話料金が蓄
積硬貨のうち最も高額な硬貨の額を越えた場合に
のみ、その硬貨を収納するようにし、また特に通
話終了後においては、未収納通話料金以上であり
かつ、当該未収納通話料金に最も近い総額となる
蓄積硬貨の組合せを選定して収納するため、利用
者の釣銭の被害を最小にすることができる。 また選定された組合せに該当する蓄積硬貨の蓄
積領域の収納レバーを一斉に動作させて各蓄積硬
貨を同時に収納することにより、迅速な清算処理
が可能で、電話機の利用率を向上させることがで
きる。 更に投入された硬貨が正貨である場合にのみ蓄
積レバー103を動作させるため、即ち正貨のみ
を蓄積軌道104に入れるようにしたため、その
後の収納処理が円滑に行える。 他の実施例 なお、前述した実施例では正貨の投入を示す選
別信号をCPUに取り込み、CPUから一定条件の
下に蓄積マグネツトに動作指令を与えて蓄積レバ
ーを動かし、蓄積を許可する構成をとつたが、前
記正貨の投入を示す選別信号を、専用の論理回路
を介して動作指令信号として蓄積マグネツトに与
えることにより、蓄積レバーを動かす構成をとつ
ても良い。その場合たとえば蓄積軌道が満杯の場
合にCPUからの信号によつて前記論理回路を構
成するゲートを開けるように構成すれば良い。 また、前述した実施例においては、常時閉状態
にある蓄積レバーを設け、正貨の投入にのみ応答
して蓄積レバーを開けて蓄積を許可する方式を用
いたが、これに限定されることなく、蓄積軌道の
入口では常時開状態としておき、蓄積軌道が満杯
でオーバーフローしない限り、投入硬貨は全て蓄
積する方式を用いても良い。その場合には、例え
ば当該硬貨が疑似貨であることをメモリに記憶し
て、その硬貨については無条件に返却するように
処理すれば良い。 更に、前述した実施例においては、利用者にと
つて釣銭の被害が最小となるように清算する方式
についてのみ説明したが、これにも限定されるも
のではなく、通話の継続中、終了後を問わず、例
えば低額硬貨優先あるいは高額硬貨優先等、任意
の収納方式に適用することが可能である。従つて
課金信号の到来に応じて先に一定の硬貨を収納
し、収納分に相当する時間の通話を許可する先収
納方式によつても良い。 また、前述した実施例では、返却レバーによつ
て各硬貨を各蓄積領域に固定すると共に、当該返
却レバーを動作させて全蓄積硬貨を返却するよう
にしたが、各硬貨の分離固定のためにはストツパ
を設け、返却はフラツパによつて行うように構成
しても良い。 更に、前述した実施例においては、第2番目以
降の硬貨は先に蓄積された硬貨の上を転動してそ
の蓄積位置に到達するように構成したが、特に金
種間で硬貨の直径に大きな差があつて円滑に落下
しない恐れがあるような場合には、第9図のよう
なガイドレバー107A〜107Dを設けること
が有効である。 第9図aにおいて、例えばガイドレバー107
Dは中心線107Daの回りに回動自在に構成さ
れ、常時は同図cに示すように錘り107Dbに
よつて矢印aに示すように付勢されて、その下端
107Dcが軌道側壁108aに穿設された孔か
ら軌道内に出ると共に、前記ガイド部107Dd
が軌道から引つ込んだ形となつている。これに対
し、ここに硬貨が入つて来た場合、硬貨はその自
重によつて錘り107Dbによる付勢に抗して下
端107Dcを押し上げる。これにより、ガイド
レバー107dは矢印aと反対方向に回動し、同
図bで示すように硬貨が収納レバー105Dのレ
ール部に達した時にはガイド部107Ddは軌道
側壁180aと108bとの間に架け渡された形
となる。これはガイドレバー107A〜107C
についても全く同様である。従つて後続の硬貨
は、先に硬貨が収納されたより上位の蓄積位置の
ガイドレバーの平坦な上面を円滑に転動落下し
て、その蓄積領域に到達することができる。ま
た、各蓄積領域の蓄積硬貨を検知確認するため、
光センサを設けても良い。 この発明の効果 以上説明したようにこの発明は、通話終了時に
未収納通話料金以上で当該未収納通話料金に最も
近い総額となる蓄積硬貨の組み合わせを選定する
選定し、選定された組合せに該当する硬貨を個列
に収納するようにしたので、利用者の釣銭の被害
が最小になるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す公衆電話機
の回路構成図、第2図は第1図の公衆電話機の硬
貨軌道の構成例を示す説明図、第3図は第1図の
公衆電話機の制御部におけるメインルーチンプロ
グラムの一例を示すフローチヤート、第4図は同
じく割り込みルーチンプログラムの一例を示すフ
ローチヤート、第5図は硬貨投入処理ルーチンプ
ログラムの一例を示すフローチヤート、第6図は
収納判断ルーチンプログラムの一例を示すフロー
チヤート、第7図は収納判断ルーチンプログラム
の一例を示すフローチヤート、第8図は清算処理
ルーチンプログラムの一例を示すフローチヤー
ト、第9図は他の軌道構成を示す説明図、第10
図はこの発明の構成を説明するためのブロツク図
である。 10……電話機回路、20……制御部、21…
…入出力ポート、22……中央処理装置、23…
…固定メモリ、24……可変メモリ、30……硬
貨処理部、31……硬貨選別装置、33A〜33
D……収納マグネツト、34……返却マグネツ
ト、104……蓄積軌道、104A〜104D…
…蓄積領域、105A〜105D……収納レバ
ー、106……返却レバー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一つの蓄積軌道に複数種の硬貨を混在して蓄
    積するようにした公衆電話機において、 投入硬貨が正貨であるか否かおよびその種類を
    選別する硬貨選別手段と、 選別後の硬貨を順次個別に蓄積する複数の蓄積
    領域と、 各蓄積領域に蓄積された硬貨の種類を記憶する
    記憶手段と、 通話終了時にこの記憶手段の内容と未収納通話
    料金とから未収納通話料金以上で当該未収納通話
    料金に最も近い総額となる蓄積硬貨の組み合わせ
    を選定する選定手段と、 前記蓄積領域の一部を構成し選定手段により選
    定された組合せに該当する硬貨を個別に収納する
    複数の硬貨収納手段とを備えたことを特徴とする
    公衆電話機。
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